地の分を意識して書きましたがやはりわかり難いなどと思いましたら言っていただけると有難いです。
説明不足でしたが、なのはとフェイトは友達になっています。
これからもわかり易い描写を心がけて行きたいと思います。
暗い部屋でタバコを燻らせながらパソコンをいじっているとカナカが航に話しかけた。
航はやっていたゲームを中断してカナカの話に耳を傾ける。
「ねえ、今日じゃなかった? リニスが遊びに行くのって?」
「そうだっけか?」
「そうだよ。航、少しはリニスに迷惑かけてるんだから少しくらいゆっくりしてもらっても良いんじゃない?」
「そういえばそうだな……いくら渡せばいいんだ?」
「私が知る訳ないじゃん」
カナカが偉そうに言うアホな事を言う。
「一応女性がの設定だろそれくらい知らないのかよ……」
「マスターこそ遊びまくってるじゃん」
「そうだな」
机を開けて金を取り出し封筒にいくらか入れ、部屋を出る。
航が部屋を出てリビングに行くとリニスはもう出かける準備をしていた。
「おうリニス、もう行くのか?」
「ええ、夕方には帰りますので」
「いや、夕飯は適当に済ませるから遊んでこいよ。それに、ほいこれも少ないけど持って行け」
マスターが茶封筒を渡してくる。
中身を覗くと結構な額のお金が入っていた。
「こんなに貰えませんよ」
「いいから。貰ってけって、女の買い物は何かと出費があるからな」
「……ありがとうございます。それでは行ってきます」
リニスは航にぺこりと頭を下げ館を出て行った。
リニスはシャマルと約束した集合場所に向かう。
お昼を少し過ぎた時間帯だが駅前にはいまだに沢山の人が居る。
リニスは集合場所にシャマルが居ないか探す。
えーと、約束の場所に……居た、シャマルさんだ。時計を確認するがまだ集合時間の十五分前。
足早に向かうとシャマルさんも、こちらに気がついたのか手を振ってきます。
「お待たせしました」
「いえ、私も今来たとこなのよ~」
「それでは、行きますか。今日はどこに行くんですか?」
「ええとね、ショッピングや映画とか見て回りたいなって」
言われてみて私はマスターに渡された服しか持っていなかった。
興味が無いと言えば嘘になるが……。
「いいですね、新しい服。それじゃあ行きますか」
早速ついた服屋さんで洋服を物色する。
「あら、リニスさんはこれとか良いんじゃないかしら?」
私に洋服を見せる。
「そうですかね、少し派手な気がしますが。これとかシャマルさんに合いそうですね」
シャマルさんに合いそうな服を持ってくる。思いのほか好評で喜んでくれた。
今日買ったのは。洋服上下と上着一着だけだった。レジを出て外をのんびりと歩く。
「うわー、可愛いわ。ありがとう」
紙袋を笑顔で抱いてシャマルさんは言った。
「そう言って頂けて嬉しいです。次は何をしましょう」
「あれをやって見たいんだけど……」
そういって指差すのは結構大きな筐体。漫画で読んだことがある、プリクラを撮る機械だ。
シャマルさんはとてもやって見たそうにあの機械を見ている。正直興味が無いと言えば嘘になる。でも正直恥かしい。
別にかまわないと旨を伝える。するとシャマルさんに引っ張られて中に入ってしまった。お金を二人で入れる。
機械音の女性の声がこれからやる事を指示してきた。思いのほかシャマルさんはノリノリだ。
「ほら、リニスさん、リニスさん。いえ~い☆」
真似をしろという意味だろう。ああ、もうやけくそです。
私も一緒になってピースサイン顔の横にを作る。
「い、いえーい☆」
カシャっと音がする。
「もう一枚いきますよ」
二枚目が撮られる。今度はお互い近づいて。シャッター音が鳴る。
その後も数度ポーズを撮った。
「なんか恥かしいですね……」
デコレーションされた写真を切りながら話す。シャマルさんはすごく楽しそうだった。
「そうかしら。私は楽しかったですよ」
「いえ、私も楽しかったですけど。何分、こんな写真を撮るのは初めてでしたので……」
頬をかきながら答える。
「できた!!はいリニスさん」
シャマルさんから渡される二つの写真。やはり少しこそばゆい。シャマルさんはケータイに張っていた。
次は入ったのはぬいぐるみショップ。色々なキャラクターたちがいる。
「きゃー、これ可愛い」
シャマルさんはクマのぬいぐるみに抱きついている。私も色々なぬいぐるみを見る。
あ、このぬいぐるみはマスターに似てますね。
ほっぺたの赤いネズミのぬいぐるみ、右手には酒瓶を持っている。
名前を見ると『あるチュウ』と書いてあった。
「これ、うちの子が好きなやつなんです」
シャマルさんが持っているウサギ。
名前を確認すると『のろいウサギ』と書いてあった。
ほかにも幾つかのぬいぐるみを物色しながら買うものを決めていく。
シャマルは『のろいウサギ』を買い、リニスは『あるチュウ』を買った。
ショッピングの後は映画を見ました。なかなか面白い作品でした。主人公は四十歳の建築家の男性。
仕事は出来るが、女性や結婚に対して嫌悪感を持っていて、マスターにそっくりの皮肉屋だ。
その主人公は高級マンションに一人暮らし、一人きりで食事をして買い物をするという、気ままな独身生活を楽しんでいたが、ある日倒れてしまったところをOLに助けられてしまうところから始まる。
そんな恋愛映画だった。
映画を見終わり、前回の喫茶店に行く道のりに人だかりが出来ていた。人だかりの中に居る一人の男性に話を伺う。
「なにがあったんですか?」
「俺はその場に居たわけじゃないがどうやら変質者が捕まったらしい」
「変質者ですか……」
シャマルさんも顔をしかめる。
「怖いねぇ」
男は方をすくめて言う。リニスはその場で礼を良い離れ、目的地の喫茶店に向かった。
「最近は物騒ですね」
喫茶店で注文したメニューが来た時、開口一番にリニスは言った。
紅茶を口に含める。シャマルさんもココアのカップを口につける。
「そうね……ちょっと心配だわ、家にも小さい子が居るから……」
「のろいウサギが大好きな子でしたよね?」
「あー、その子は心配ないんでけどもう一人の子がね……優しすぎるのがたまに傷って感じなの、誰でも信じてついて行きそうで……」
「大変そうですね。家の人もそれだけ純粋で居てくれたら嬉しいんですけどね……はぁ……」
積もる話も少なくは無く、それから数時間は話していた。リニスが気づいたときには空はうっすらと暗く日は傾いていたていた。
もう少しで夏になるが日も落ちると流石に肌寒くなってきて、リニスは腕を抱く。
リニスが横を向くとシャマルも少し寒そうにしていた。
「今日は楽しかったわ、ありがとうございます。リニスさん」
「ええこっちも色々な体験できて楽しかったです」
「ただいま帰りました」
リニスが帰宅するが屋敷の中は静かで妙に思い、航の居るであろう部屋に向かう。
そこには忙しそうにしている航がいた。
「あのー、マスター?」
「なんだ、帰ってたのか。お疲れ~」
帰るとマスターが何かやってた。
「何してるんですかマスター?」
「いや、このふざけた現実を社会に訴えようと」
「はぁ……変な事しないで下さいよマスター」
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