私の名前はリニス、使い魔です。私の主はプレシア、プレシア・テスタロッサです。私はある日突然使い魔にされました。別に使い魔にされたのが不満というわけではありません。私の役目はプレシアの娘のフェイトに魔法などの教育をすることでした。フェイトに魔法を教えるの事に付いては問題はありませんでしたフェイトは物覚えも良く理解も早い、そして最近はアルフという使い魔もできて楽しそうにしている……問題があるのはプレシアの方でした、プレシアはフェイトと話すことをほとんどしませんでした……それでもフェイトは頑張って褒めてもらう為に頑張っていました。
けど、ある日私は知ってしまいました……プレシアの秘密を私はプレシアを説得しようとしました、けどプレシアに話した瞬間プレシアの影からナニカが出てきましたそしてソレは私に向かってニヤリと笑って言いました。
『コイツはもう要らないな、そうだろプレシア……』
プレシアは何も言わない、私はプレシアに向かって話しかけようとします
(プレシアっそれから離れてっ)
けど声になって届いてはくれません
ソレはこちらを見てもっとニタリと笑います。
『お前は邪魔だ時と空間の彼方へ消え去れ』
ソレはそう言うと突然空間が裂けて、私の身体が吸い込まれます。
薄れ行く意識の中リニスは願った。
プレシアの事そしてフェイトのことそしてアルフの事を……
リニスは目を覚ました。
周りを確認する……温かい日が射しているそこはキッチンだった。なぜ?どうして?という疑問が頭をよぎる……すると『ガチャ』と音を立て扉が開いた。
「ふぁ~、腹へった」
ソコにはあくびをしている一人の男性がいた。
自然と私と目が合います……
「……え?」
男性の口から漏れた声が静かなキッチンに木霊した気がしました。
数分前
「んぁ?もう朝か……」
俺は目を擦りながら時計を見る。
げっ、まだ朝の9時かよ……もう少し寝よ……
自分の腹から「ぐぅ」と音がなる。
まてよ、俺の腹。あと少しだ……具体的には三分ちょい。
「メシ喰ってから寝るか」
俺はカップ麺が置いてある台所に向かって足を進めるとソコには裸の女が居た。
「え?」
思わず声に出してしまった。
自分でも間抜けな声だと思う。取り敢えず扉を閉める。
「だれお前?」
俺は扉を開けてこの女に問う、すると女は答えた
「ええと……私はリニスといいます。使い魔でしたが事情がありまして契約が切れたのですけどこのお屋敷の中の魔力素が濃いおかげでこうして姿を保っていられるんですが取り敢えず助けていただいてありがとうございます」
女は丁寧に礼を述べる
「使い魔?……ああ、守護獣ね……。まあいいや、取り敢えずお前服着ろ」
そういわれてリニスは初めて気が付く、自分が何も来ていない事に
「すみません、魔力が無くて服が作れないのです……」
俺は手を前にかざし魔力を集める、すると……
「コレでいいだろ」
「……え?えっ!?」
リニスの身体が光に包まれ服が出来る
「魔力をお前に譲渡しただけだ……特別な事はしていない」
リニスは驚愕した、デバイスも無しに魔力を譲渡するなんてとてもじゃないが普通ではなかった
「あっ、あの、お願いがあります」
リニスは決めた自分の主を救ってもらう事を、助けて欲しいという事を
「ん?わるい、後でいい?今腹が減ってて……」
そう言うと航は棚からカップ麺を取り出しお湯を入れソレを部屋に持っていく、それに付いて行くリニス
数分後
メシを食べ終わった航にリニスは向かい合っていた。
「で?さっきお願いがどうとか言っていたな?」
リニスは心を込めてお願いをする。その気持ちは航の心に―――
「ええと……彼方にある人を助けていただきたいんです」
「いやだ」
届かなかった。しかも即答
「お願いしますっ」
「いやいや、何で俺がそんなメンドイことしなきゃいかんの?」
「えっ?」
「せめて報酬をよこせよ」
しかしこの時リニスは払える物も、お金も持っていなかった。いきなりこの様な場所に跳ばされたのだから当然である
「何でもします、だからお願いです。プレシアを助けてください」
何でもと言われ航はリニスの体を見て唇を舐める
「何でもと言ったな」
「はい」
リニスは航の目を見て真剣に答える
「じゃあ、要求はは二つ」
「一つ、俺はある探し物をしている。それを探すのを手伝ってほしい……」
「分かりました」
「二つ、お前がその身体がほしい」
そう言われリニスは一瞬肩を震わせる
「はい……」
「契約成立だな」
「まぁ、よろしく」
――と航が手を差し出すとリニスも手を差し出す、すると一瞬周りが光る
「……は?」
「――え?」
二人とも何が起こったか理解できないようだ。しかしリニスが何かに気付く
「あっ、あの、使い魔契約がされて、その……魔力が供給されています」
「まじか……」
ダルそうに言う航。その瞬間『ぐぅ』と可愛らしい音が部屋の中に響く
「あっ、あの、これはっ」
リニスが顔を赤くさせながらなにかを言おうとする
「腹減ってんのか?食いモンはさっきの所にあるから適当に食っていいよ。行き方はわかるな?」
そう言うと航はパソコンに向かい始める
「あっ、あの、ありがとうございます」
そう言ってリニスはキッチンに向かっていった。
これが廃人である航と使い魔リニスの出会いの始まりだった。
二人の邂逅ということでした。
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