Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-光の国-
ガルッチside
ガルッチ「あー、駄目だ。なかなか完全同時に100回斬ることが出来ない………。」
どうも、来るべき戦いに備え、100回完全同時に斬ろうと、滅茶苦茶特訓しているガルッチです。というか全然上手く行く傾向が見あたらないなぁ………。
…………剣に迷いがあるとか?仮にそうだとしたら、一体なんの迷いがあるんだ?
ガルッチ「…………それさえ分かればなぁ。」
僕は溜息をつきながら帰ろうとしていた。
ガルッチ「ッ!」
今何か殺意が!?……………って、消えた?何だ今のは?でも何か僕を襲おうとしてるのは確かだな。念には念を入れて、
でも、今の殺意は人ならざるものの殺意だった気がする。しかも、今まで相手をしてきた奴らより、殺意というよりは獲物を見つけたかのようなものだった気がする。だが、其奴は何処に?
それに、誰かに覗かれてる気が──────
『■■■■■■■■■■!!!!!!』
ガルッチ「ハッ!」
何かが襲ってくるのを察知した僕は、そのまま回し蹴りをすると、そこには人間とはかけ離れた怪人の姿をした奴が居た。
とは言え、脚で攻撃をしたのか、上半身と下半身が別たれてしまい、まるで氷のように溶けていき、跡形も無く消えていった。
…………………って!
ガルッチ「死ぬの早くね!?そこはもうちょい踏ん張れよ!?」
結局何に襲われたのか分からぬまま、帰ろうとした。
「ほう、回し蹴りで倒せるとは凄いんだな。」
今度は男性の渋い声が聞こえた。今日は厄日かな?なんかよく絡まれる気がするな………。
ガルッチ「今度は何です?こっち帰って夕食作らなきゃならないんですけど?」
「まぁまぁ、そう硬いことを言うな。ちょっと聞きたいことがある。」
あーもー、時間ねぇってのに……………いや、あのベルト…………何だ?
「あんた、ガルッチで合ってるか?」
ガルッチ「…………質問を質問で返すのは無粋だが、何が目的だ?」
「ほう?その様子からして、当たってるようだな。何、簡単さ。『お前を殺せ』って、あのお方に命令されてるんでね。」
ガルッチ「おい。聞くだけで何で殺されないと駄目なの。こっち急いでるって言ってるよね?」
「関係ない、あのお方の命令は絶対なんでね。まっ、運が無かったと思って、死んでくれ。だがまぁ、名乗りは必要だな。」
ガルッチ「おいこら人の話を─────」
「俺は鷹山仁。またの名を、『仮面ライダー』────」
こっちも何かを言おうとした途端、其奴はベルトのドライバー部分を捻った。
『ALPHA』
「『アマゾン』。」
ガルッチ「ッ!?」
突然赤色のオーラが爆発し、その男、鷹山仁と名乗る男は、『仮面ライダーアマゾン』と似た姿へと変わった。
此奴の目、どうやら本気というかこっちが本命のようだ。
ガルッチ「なる程、だったら仕方ない。先ほどの無礼は謝る。代わりに、こっちも本気で殺す。」
幾らアマゾンとは言えど、此奴を使えば如何することも出来ないだろう。
【ガッチャーン!】
アルファ「?」
【仮面ライダークロニクル………!】
ガルッチ「今こそ、審判の時!『変身』!」
【ガッチョーン!バグルアップ……!天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時はッ!極まれりぃぃぃぃ!】
まぁ実際、バグスターに犯されないんだし、心配ないんだがね。
アルファ「ほう、面白い格好だな。それが今時の仮面ライダーって奴か。」
ガルッチ「面白いのはこっからだ。時よ止まれ。」
【ポーズ…………!】
さてと、登場して早々悪いが、くたばって貰うぞ。
【ガッチャーン!】
ガルッチ「まぁ、あのお方って奴は、大体察してはいるが、馬鹿だな此奴。まだまだ生き足りないだろうに………。まぁ、悪く思うなよ。」
【キメワザ!クリティカルジャッジメント!!】
僕は何のためらいもなく、仁と名乗る男を撃ちまくり、ついでながら踵落としも決めた。
ガルッチ「そして時は動き出す。」
【リスタート!】
アルファ「くぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?」
あ、変身が解かれただけで、死んでいなかったか。へぇ、最近の人って凄いなぁ………。
仁「なっ、何て奴だ…………。」
ガルッチ「まぁ生きていたことに関しては凄いな。此食らったら、即GAMEOVERなんだけ………………ん?」
何だ?このガシャット?13個もあるな。
仁「あっ!!しまった!!」
ん?なんか動揺して…………はっはーん、鳴る程ねぇ…………。(愉悦顔)
ガルッチ「貰っとくぞ。」
【ポーズ…………。】
さてと、さっさと家に帰るか。しかしこのガシャット、何なんだろうな…………?『マリオスポーツMIX』とか『Go Vacation』とか色々なゲームの絵柄があるガシャットだけど、何を示しているのだろうか?
まぁ、兎に角帰ってゼロノスに聞いてみるほかないな。もしかしたら分かるかも。
-ガルッチ達の家-
ガルッチ「ってな訳だが、頼めるか?」
ゼロノス『いやまぁ、やってやるけど、何処から手に入れた?』
ガルッチ「僕を襲ってきた奴からとってきた。」
ゼロノス『そ、そうかい。まぁ13個もあるから、解析の時間が掛かると思うから、気長に待ってくれ。』
ガルッチ「了解、んじゃあ僕夕食作ってくる。」
さてと、時間は掛かりそうだなぁ。とりあえず、作った後にさっきの敵を調べるか。
──夕食後………。
ガルッチ「仮面ライダーアマゾンアルファ…………、か。」
鳴る程、つまり彼奴は違うベクトルの『仮面ライダーアマゾン』だって事か。…………全てのアマゾンを狩り尽くす、ねぇ。
まるで衛宮切嗣みたいなものだね。
英竜「何調べてるの?」
ガルッチ「あ、お姉ちゃん。今僕を襲った仮面ライダーを調べていたところなんだ。」
英竜「え!?大丈夫だったの!?」
ガルッチ「返り討ちしたよ。けど、ガシャットの方に気を取られたから、仕留め損なっちゃった。」
英竜「無事なら、それはそれでいいけど。それよりどうする?相手はフラウィーだし、何か対策とかがあれば良いんだが………。」
ガルッチ「…………せめて、『セーブ』と『ロード』の能力を喪失させる方法があれば…………。」
それ以前に、その世界に入る方法を見つければ良いんだけど、如何すれば良いんだ?それよりは、何で13個のガシャットを持っていたんだろう?何かの意味合いとかあるのか?
士「仮面ライダーアマゾンアルファ、ねぇ。」
ガルッチ「うぉ!?士いつの間に!?」
士「ようガルッチ、久し振りだな。っていうか、お前眼鏡掛けるんだ…………。」
ガルッチ「まぁね。って言っても、僕には必要ないけど、お姉ちゃんの頼みだしね。」
士「そこまで英竜のこと好きなんかよ。」
英竜「それより、アマゾンアルファの事知ってるのか?」
士「…………いや、実は其奴の存在を知ったのは最近だ。オメガはまだ良いが、此奴は最近だ。」
ガルッチ「マジで?っていうか、オメガ?」
士「ああ。アマゾンオメガは、『仮面ライダーアマゾンズ』の主人公で、フランと同じ外の世界を知らないまま育った『アマゾン』なんだ。」
ガルッチ「『アマゾン』?其奴はどんな奴だ?」
士「野座間製薬が研究していた、ウイルス程の大きさの人工細胞が人間大にまで成長した人工生命体で、其奴らは動物の姿をしていて、その能力を扱っている奴らさ。
んで、倒す方法は、赤く明滅する心臓のような核を体のどこかに持っていて、これを破壊されるか、肉体を真っ二つにされるなどの決定的な損傷をすると倒せる。」
ガルッチ「…………あれ、アマゾンだったんか。」
士「ん?出くわしたのか?」
ガルッチ「うん。買い物の帰りに、なんか人ならざるものの殺意を感じてね。んで、襲ってきたとこで回し蹴りしたら、真っ二つに裂かれて、くたばって消滅したんだが。」
っておい、何でジト目してんだよ士。仕方ねえだろ、戦車も綺麗に真っ二つに斬れるほどの脚とかしてんだからさ。
士「お前って、とことん規格外だな。」
ガルッチ「うっさい、元世界の破壊者。だが、あのアルファが言うには、どうやらあのお方、つまりフラウィーか盾子、又は新生ⅩⅢ機関の誰かに依頼されたんだと思うんだ。あのアマゾンは知らないけど。」
士「鳴る程ねぇ…………。まぁ、お前は強い以上狙われるのは必然か。」
ガルッチ「あーもー、これじゃあオチオチ隠居すら出来ないじゃん。」
士「まだ隠居の事考えてたのか。」
ガルッチ「もう何万年も生きてるんだよ?仕方ねえだろ。」
英竜「やれやれ…………。兎に角今は、ゼロノスの解析を待つしか無いね。」
まぁ、そうなるわな。っていうか今更だけど、あのガシャット…………、何でゲーム名なんだろうか………?
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1期ed ハルトマンの妖怪少女アレンジ曲『胎児の夢 ~Soul Undertone』