Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-アシサキ前線基地-
破滅魔王ガルベル討伐と巨大津波から救ってから翌日、ガルッチ達はホタルがいるアシサキ前線基地のところまで来た。
そこには、ホタルとアオリ、そして謎のイカ老人がいた。
「ほうほう、君達がか。ホタルとアオリから聞いとる。未来、フラン、夜神、こいし。そしてその仲間達、ようやってくれたな。」
ガルッチ「あの、貴方は?」
「む?もしやお主…………。」
ホタル「お爺ちゃん、そろそろ話してもええか?」
「いいぞ、ホタル。」
ホタル「ほんなら言うけど、この人はアタシとアオリちゃんのお爺ちゃん。アタリメ司令。ただそれはこの世界の表向きやな。」
ガルッチ「表向きって言う事は、もしかして…………。」
ホタル「せやな。ガルッチの察するとおり、本当の顔があるんや。」
全王神「本当の顔って、一体?」
全王神は首を傾げる。他の皆も首を傾げた。
「改めて自己紹介といこうかの。儂はアタリメ、『未知王神 アタリメ・アンコニュ』じゃ。」
未来「え!?」
全王神「初代全王神と一緒にいた十三王神の!?」
ホタル「ほんで、ウチらがその子孫ってわけ。」
ガルッチside
まさかの未知王神か。確かに僕的に、この世界のことは完全に未知だったしなぁ。
ガルッチ「一つ良いか、アタリメさん。他の『十三王神』から聞いたけど、虚王魔神だった頃の僕は、全員殺したっていうのがあったんだが…………。」
アタリメ「訂正を求む。お主は『十三王神』全員は殺せてはおらぬ。少なくともお主は、『フレディがいる幻想郷』にて、『浄王神チルノ・レガシー』にあっておるんじゃろ?」
ガルッチ「まぁ、確かに。」
アタリメ「死んだのは、『刃剣王神』、『自然王神』、『天候王神』、『鋼鉄王神』、『時空王神』、『罪王神』の6人じゃ。」
ガルッチ「え"!?」
ちょっと待て、一体全体どういう事!?全員殺したと思ったら、実際には生きてる『十三王神』も居るってのか!?
アタリメ「結構動揺しとるな。」
ガルッチ「そりゃそうだろ!?覚えては居ないとは言え、何でそう言い切れるの!?」
アタリメ「儂を誰だと心得ておる?とは言え、流石に6人殺されるのは想定外じゃったがな。本当なら、修行のようなものじゃったが。」
修行?っていうかどういう事?
アタリメ「…………時空王神の使い、ギルガメッシュから言われたのじゃろう?」
ガルッチ「……………確か、僕は『神造兵器』なんだっけ?」
全員『え?』
あ、そういえば皆一緒にいるって事忘れてた。
フラン「お兄ちゃん、それどういう事?」
英竜「というかガルッチ、今『神造兵器』って言ったのか?」
アタリメ「……………そろそろ言うべきかな。お主が何者かを。本来お主は、『13の世界』を救いながら、『十三王神』を探すのじゃが…………、一部の真実を語った方がよさそうじゃな。」
すると、アタリメさんはベンチに座り、語り始めた。
アタリメ「先ずお主の過去じゃが、文字通り転生してきた。『虚王魔神』としてな。じゃが、ただの転生ではない。ある者と戦うための『神造兵器』としての生じゃ。」
ガルッチ「ある者?」
アタリメ「そう。初代様もそのことにも考えておった。いずれあらゆる全てに、大いなる大厄災をもたらす者が現れるだろうと。」
そういえば、ガルベルの奴も何か言い残していたな。『いずれ我が主は、全てを滅ぼす。』とか。
アタリメ「何か、心当たりな事があったか?」
ガルッチ「一つ。破滅魔王ガルベルが言ってた、『あのお方』が────」
ホタル「なんやて!?」
アオリ「お爺ちゃん、これって…………。」
アタリメ「……………ガルッチ、これから言う事をよく聞け。他の者もだ。」
なんだなんだ?滅茶苦茶深刻そうな目をしてるけど。
タコワサ「オイ、皆。オ腹空イタゾ!」
アタリメ「ちょっとまっとれ。いいか、いずれガルッチは単独で其奴と戦わなくてはならぬ日が来る。寿命もその戦いの日に調節されてる。」
ガルッチ「じゃあ、この『不老不死の呪い』は。」
アタリメ「………………その戦いに来るまでの、カウントダウンというわけだ。呪いの感染者には、普通の不老不死じゃが、オリジナルはその為のやつじゃ。」
カウントダウン……………、いずれは死ななくてはならないという事か。その為の、『死神』の正位置か。
フラン「じゃあ、お兄ちゃんが死ぬのは…………。」
未来「転生したときから……………?」
英竜「そんな、あり得ない……………。全王神様、嘘ですよね?」
全王神「……………初代様の考えは分からないけど、少なくとも私は、こんな目に遭って欲しくなかった。ガルちゃんが兵器なんて、信じたくなかった。」
こいし「そんな……………、そんなことって……………。」
ガルッチ「……………僕がすべき事は、其奴を亡き者にすればいいのか?」
全員『!?』
アタリメ「亡き者では駄目だ。奴はいずれ、何処かの次元で復活する。方法はただ一つ。永遠の終わりを、迎えさせる事じゃ。」
永遠の終わりを、か。『終焉』の力と関係しているようだけど、多分ただ『終焉』を迎えさせるのは無理かもしれない。
ガルッチ「皆、言いたいことは分かるけど、こっちは受け止めざるを得ないんだ。」
イリヤ「何で、何でなの!?お兄ちゃん、その日に死んじゃうんだよ!?いいのそれで!!!!」
ガルッチ「……………僕だって、ずっと生きたいさ。けど、其奴が居る限り、みんなを不安にさせるぐらいなら、この命使ってやるさ。」
未来「ガルッチ……………。」
ガルッチ「安心しろ。僕はその日までの間、ずっと一緒に居てやる。アタリメさん、他の『十三王神』って、何処に居るのですか?」
アタリメ「まぁ、分かるのは…………。『罪王神』は、『Criminal Girls2』の世界じゃな。おそらくそのガシャットがあるはずじゃ。それと『空間王神』は『GO Vacation』の世界。後は、ガシャットの導きのみだじゃ。」
なるほど、そういえば『GO Vacation』のガシャットは、既にクリア済みだった気がするな。『Criminal Girls2』のガシャットは、まだっぽいし、ストーリー進めながら探した方がいいかもな。
アタリメ「まぁ、あくまで1つの真実。お主ら、そして今代の全王神様。どうか、ガルッチを宜しく頼む。」
そうして、未知王神の話が終わり、ホテルに戻っていった。
sideChange
-???-
Ⅰside
はぁ、何とか落ち着いた。まさか此奴、『創造王神』だとは思わなかったな。これは私ですら考えられなかった。
Ⅴ「ようやく来たか。」
Ⅰ「済まない、迷惑をかけた。」
Ⅴ「全く、お前が居ない間大変だったのだぞ?ⅦとⅩⅢが裏切った。」
Ⅰ「マジで?」
Ⅴ「マジだ。」
あらま………。倒されるってオチではなく、裏切りだとは、思ってもみなかった。
Ⅴ「如何するのだ?もう流石に数を減らすわけにはいかない。」
Ⅰ「…………仕方ない。破壊した惑星を放棄し、ここに集結させよう。」
Ⅴ「放棄するって、正気か!?」
Ⅰ「このままやっては、奴らに負けるのがオチだろ?いずれ奴らもここを嗅ぎつける。ならばこちらも待ち、返り討ちする。しかも相手は、創造王神とその仲間。」
Ⅴ「おい、その創造王神って誰なんだ!?というか何者なんだ!?」
何者なのか、か。
Ⅰ「あの男は、生まれてきたときからずっと、『世界』と『次元』を作り続けてきた、伝説の始原大神なんだ。」
next episode