Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
メアリー「結局、『Criminal Girls2』にしたんだね。」
まぁそうだね。ってな訳で、『Criminal Girls2』編始まります。
episode79 半罪人がいる地獄へようこそ
-ガルッチ達の家-
士織が五河家に戻ってきた同時刻、ガルッチと英竜は、ザギ達が戦ってるダークフェアリロイド達を映像化させて見ていた。
ガルッチ「…………ホーリー・ナイトメア社か。」
英竜「一体何時、士織と精霊達のデータを…………?」
ガルッチ「分からない。けど、参ったな。今回ばかりは僕は動けそうもないな。」
英竜「確か、次のゲームに行くんだったね。」
ガルッチ「しかも単独で…………。」
本来ならホーリー・ナイトメア社に乗り込み、調査をしようと考えていたときに、ゼロノスから連絡があり、今回挑むゲームは1人用で、その中からガルッチが選ばれたのだ。
英竜「私も一緒に行きたいけど、あのホーリー・ナイトメア社の事が気になるから調査しないとね。」
ガルッチ「レイバトス、報告ありがとう。引き続き、何かあったらお姉ちゃんに頼む。」
レイバトス「はい、主の夫。」
レイバトスが去って行き、もう一度ダークフェアリロイドを見ると、少しだけ違和感を覚えた。何故か知らないが、その違和感が感じざるを得なかった。
ガルッチ「……………まさか、な。」
英竜「何が?」
ガルッチ「ううん、何でもない。」
その違和感を拭いきれないまま、ガルッチは部屋を後にしようとした。すると、英竜はガルッチに近付き、頭を撫でた。
英竜「私達に構わず、行ってこい。ガルッチ。」
ガルッチ「ああ。行ってくる。」
そうしてガルッチは、ゼロノスがいる地下に向かった。
-最深部-
ガルッチside
ダークフェアリロイドか。なんか知らないけど、どうやって士織達のデータを取ったんだ?いや、それ以前に、一体何時取られたんだ?
もし士織以外のデータも取られてるって事は、凄く嫌な予感しかしない…………。
ガルッチ「けど、あの力は不完全すぎる。『反転』の力を持たせていないのか…………?」
そう思いながら降りていると、ゼロノスと、何故かガシャコンバグヴァイザーⅡの中に入ってる黎斗がいた。
ゼロノス「どうした?考え事か?」
ガルッチ「いや、気にしないで。後黎斗、なんでそこに?」
黎斗『私も連れていけ。』
いやいや、出来ないでしょ!?
ガルッチ「ゼロノス、これは…………。」
ゼロノス「確かに一人用のゲームではあるが、抜け道がある。」
抜け道!?いやいや、そんなのあったのか!?
黎斗『人数制限があるゲームガシャットがあっても不思議ではないが、実は抜け道がある。そして、それを可能に出来るのはバグスターのみ。そしてガシャコンバグヴァイザーⅡがあれば、実質プレイヤーを増やすことが出来るというわけだ!』
ガルッチ「な、なんつう抜け道。ずっこいな。」
ゼロノス「いや、お前の方がよっぽどずっこいだろ。」
ガルッチ「なんでさ…………。」
そうは言われても、元より後天的なチートなんだけど?経験とか学習とか、それでチートになったんだからさ…………。
ゼロノス「まぁ、そう言うわけで、黎斗を連れていってやってくれ。迷惑にはならんと思う。」
ガルッチ「……………分かった。」
黎斗『再び宜しく頼むぞ、ガルッチ。』
ガルッチ「了解。」
黎斗『それと、私が作ったガシャットがある。それも持っていけ。』
そこにあったのは、『デンジャラスクトゥルー』と描かれた、やばめの気配を感じるガシャットだった。
ガルッチ「………………黎斗、まさかこれって────」
黎斗『『デンジャラスゾンビガシャット』をモデルにして、『死』のデータから、『狂気』のデータに変えたことにより誕生したガシャットだぁ。
ガルッチなら上手く扱えるだろう。』
ガルッチ「はいよ、持っていくよ。」
多分これ、クトゥルフ神話の奴が詰まってるんだろうなぁ…………。考えただけで恐ろしい。
(音声はこんな感じ。
【デンジャラスクトゥルー!】
【デンジャー!デンジャー!インセンティ・ザ・クライシス!デンジャラスクトゥルー!】)
ゼロノス「さてと、行く準備は出来てるか?念のために、伝えておく。これからお前が挑むのがこれだ。」
【Criminal Girls2!】
ガルッチ「………………何故だろう、なんか僕嫌な予感が────」
ゼロノス「このゲームは、7人の女の子を連れて─────」
ガルッチ「やっぱりか!?畜生!!!」
おいこれ絶対あれじゃん!!また愛人関係を作っちゃうフラグかよ!!如何してこうなるの!?『女祝の相』巫山戯んな!!!
ゼロノス「ま、まぁまぁそう落ち込むな。個性的な奴らだが、お前なら絶対惚れる────」
ガルッチ「惚れる惚れないの問題じゃねえんだよ!!何で僕が抜擢されるんだよ…………。」
ゼロノス「そう言うな。何だかんだ言って、結局はやってくれるじゃん。可愛い可愛い男の娘だからこそ、おそらく彼女達なら受け入れると思うんだ。」
ガルッチ「はぁ………、やれやれだぜ。」
もう、受けてしまった以上やるしかないし、何より僕が行かないと『罪王神』に会えないしな。あの場所の何処かに『罪王神』が居るはず。
絶対に見つけないと…………。
ゼロノス「それと、大きく制限させたいところだが、『破滅魔王』と名乗る奴が出て来た以上、何が起こるか分からねえし、解除しておく。」
ガルッチ「ありがとう、ゼロノス。行くぞ、黎斗。」
黎斗『ああ、神の私に任せるが良い。』
僕とガシャコンバグヴァイザーⅡに入ってる黎斗は、転送装置のところに向かい、ガシャットを差し込むのを待った。
ゼロノス「よし、行ってこい!!」
【ガッシャット!GAME START!】
-???-
『…………こえてる?』
声が聞こえた。そして僕は、気がついた。既にゲームが始まってると言う事を。
『ねぇ…………、聞こえますか?』
とりあえず、声でもかけておくか。ってか、通信機ってどこだ?
『聞こえるなら返事を────』
ガルッチ「聞こえてます。っていうか通信機ってどこ?」
『自分の胸に着けてあるでしょ!?忘れたの!?』
あ、ホントだ。ってかいつの間にか、衣装も変わってる。何処かの監視員みたいな……………って、何で僕女物着てるの!?
ガルッチ「まず聞きたいことがあるけど、何で僕女物なの?」
『私の趣味よ。』
ガルッチ「出会い頭に叩くから覚悟しとけよ?(^ω^#)」
『ハリセンは勘弁して!?仕方ないでしょ、可愛い子がここに働きたいっていうから!!』
あー、僕ってそう言う設定なんだ…………。
『って、上官である私、塔子に向かってそこまでたたけるのって、貴方だけだもんね………。言い方は生意気だけど、見た目が可愛らしいし。』
ガルッチ「おい、マジでいい加減にしろ。じゃないと無線越しにパンチかますよ?」
塔子『はいはい、可愛い子を弄るのはここまでにしましょ。』
弄ってたのか。ド畜生目。
塔子『とりあえず、通じたって事は、そっちは安全なのね。ヨミガエリと同時に、あんな事が起こるなんて想定外だったわ。お互いについてないわね。』
ガルッチ「ついてないのはこっちだよ。上官であろうあんたが、中学生の男性に欲情するって、どういう神経してるんだ。」
見ず知らずの人とのおねショタはNO THANK YOUだよ。
塔子『可愛い貴方が悪い。』
ガルッチ「よし、絶対にハリセンで強めに叩いてやるから覚悟しとけよ。」
塔子『はいはい。でも、新人で『指導教官』であることは変わりないわ。今すぐそこにいる『半罪人』を連れて、塔を登って頂戴。』
……………へ?指導教官?僕が?(°д°)
ガルッチ「………………おいゼロノス、聞いてねえぞ。」
何故僕が『教官』にならなくてはならねえんだよ畜生……………。
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