Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-???-
ガルッチside
さてと。『Criminal Girls2』の世界に来たのはいいものの、ぶっちゃけ言えば、この世界は未知ばかり。知らないことが多すぎて、このままでは右往左往する可能性が高い。
念のために、聞いておかなくては………。
ガルッチ「塔子さん。」
塔子『はい?』
ガルッチ「すみませんが、あの時教えて下さった事を、もう一度教えてくれませんか?念には念を入れて、覚えたいので。」
塔子『分かったわ。何が知りたい?』
んじゃあまずは………。
ガルッチ「今、僕が居る場所は何処ですか?」
塔子『試練の塔ね。分かりやすく言うと、地獄と現世の狭間にある建物ね。』
ガルッチ「地獄かぁ。」
こことは違う地獄だけど、なんか懐かしいなぁ。ここで結構身も心もボロボロに成り果てかけていたこと思い出すよ…………。
塔子『えーっと、貴方何か地獄へ行く事したのかしら?その言い方して。』
ガルッチ「いや、気にするな。次は『半罪人』って何だ?」
塔子『簡単に言えば、悪い子ね。ただし、実際に罪を犯す前に命を落とした子達よ。』
ガルッチ「おいおい、それで罪人じゃないって…………。」
塔子『罪人の因子を持ちながらも、運良く何もしなかったおかげで、地獄行きを免れた魂。そして彼女達の運命は、貴方が握っているわ。』
なるほど、んじゃあ次だな。
ガルッチ「次はヨミガエリってやつだが、質問いいか?」
塔子『何かしら?』
ガルッチ「ヨミガエリって、転生とは違うのか?」
塔子『転生?うーん、全然違うね。っていうか、何でそんなことを?』
ガルッチ「あまり言いたくは無いが、実は僕転生者なんだ。ついでに、許される事の出来ない罪を犯してしまった転生者でもあるんだ。」
塔子『何をやったのよ一体…………。まぁいいわ。半罪人には、特別に更生の機会が与えられているの。
ガルッチ………だっけ?』
名前忘れんなよ。設定とはいえ、あんたが忘れて如何するんだっての。
ガルッチ「そうだよ。」
塔子『貴方がいる塔を登り、頂上に辿りつくことで、現世に戻れる。勿論、改心し、成長する必要もあるわ。』
ガルッチ「それでヨミガエリか。」
なるほどね。その後詳しく聞いてみると、転生とは全く違うって事が、よく分かった。
ガルッチ「んじゃあ、指導教官ってのは?」
塔子『半罪人とは言え、誰かが導かなければ、更正なんてあり得ない。その為に用意された役職が指導教官よ。』
キース教官のような、そんな感じなのかな?
塔子『まぁ、現世から派遣されたり、地獄にいる人が務めたりと、基本的には正しい心を持った人が選ばれるわ。』
おいおい、僕は不適合じゃねえか。そんな正しい心なんて持ってないぞ?
塔子『貴方の場合は、ちょっと特殊だけど、ある意味正しい心を持っていたから採用したの。』
ガルッチ「悪しき心ではないものの、こっちは正しい心なんて持ってないはずだけどなぁ………。」
塔子『そう卑下しない。これでも意外と狭き門なのよ?もっと自信を持ちなさい。』
ガルッチ「はいはい。」
とりあえず、整理してみよう。ここは試練の塔、僕にとっては知らない地獄と現世の狭間にある建物。
『半罪人』は、罪を犯す前に命を落とした者。罪人の因子を持っていながら、地獄から免れた魂を指す。
『ヨミガエリ』は、転生とは違い、改心し成長した上で頂上に辿り着くことで、現世へヨミガエリが出来る。
そして、指導教官。半罪人の更正を指導する教官。現世から派遣されたり、地獄にいる人が務めたりと様々な人が居る。
塔子『もう質問はないわね?いつもは直接説明するんだけど、今はこちらも立て込んでいるの。許して頂戴。』
ガルッチ「いや、構わない。ただ、今から話すことは、独り言だと思って聞き流して欲しい。」
塔子『独り言?』
ガルッチ「…………今回の事件、おそらくそちら側の裏切り者がいるだろうけど、目的はどうであれ、絶対やらせはしない。それに僕は、その人達を連れて、一旦地獄という場所に連れて行き、成長させるつもりだ。
例えそれが、茨の道だとしても、僕なりのやり方で、其奴らを導いて見せる。上官に逆らってでも、必ずな。」
塔子『………………可愛らしい容姿をしてるのに、意外と重い事言うのね。っていうか、登らず、地獄へ連れて行くって、正気!?』
ガルッチ「聞き流してって言っただろ…………。それに、ある程度は登るけど、そこから一旦地獄に行くつもりだ。」
塔子『……………分かったわ。そうそう、そこにいる子達が、貴方の担当よ。全員女の子だけど、ガルッチなら大丈夫よね?』
一応僕は、後ろへ振り向くと、6人…………いや、恐らく7人の女の子達がいたのを確認した。一人は恐らく冒険してるだろうけど…………。
ガルッチ「ここまで来ると、呪いしか考えられねえなぁ…………。」
塔子『しっかりしなさい。男の娘でしょ?』
ガルッチ「おい待て、今すっごく気になる用語が────」
塔子『仕方ないわね。上官であり、お姉ちゃんの私が────』
ガルッチ「塔子さん、いい加減に─────」
塔子『ごめんごめん、とにかく私が一緒に聞いてあげるから。』
全く、僕のお姉ちゃんは英竜お姉ちゃんとラルッチ姉さんの2人だけだってのに…………。まぁ先ずは、あのピンク色のロングヘアの子に聞いてみるか。
「あの、不躾な質問で、すみません。もしかして、貴方が指導教官なんですか?」
ガルッチ「新人であるが、そうだね。」
『ヴァァァァァァァァァァ!!!!』
「な、何!?」
塔子『今の声何!?』
ガルッチ「……………彼奴か。」
しかし、ガシャコンバグヴァイザーⅡとゲーマドライバーΩ、その他の物は何処だ?
『ここだぁぁぁぁぁっ!!』
『バァーン!!』
「え?何これ?っていうかなんか現れた!?」
ガルッチ「黎斗、何処に居た。」
黎斗『とある異空間のところにいた。君の物もそこにある。呼び出せば、来るだろうな。』
塔子『って、誰ですか!?』
黎斗『檀黎斗神だぁぁぁぁ!!』
ガルッチ「……………まぁ2人とも、今はスルーしてくれ。後で紹介させる。そして黎斗、今は会話の邪魔しないで。」
黎斗『あ、はい。』
ふう、いきなりだったからビックリしたよ。ホントマジで。
「そ、そうですか。でも貴方が指導教官って事は、ヨミガエリは本当なんですね!!ここに来た時は、理解できなかったんですけど、現世に戻る機会があるなんて…………。ああ~、神様は私を見捨てて居なかったのですね!」
一応僕は、神様なんだけどなぁ…………。
黎斗『神の恵みをありがたく────』
ガルッチ「シャラップ、黎斗。」
黎斗『はい。』
うーん、基本的素直そうな子だけど、何やら『傲慢』な力を感じる気がする………。
???「あ、私は『秋月紫乃愛』です。気軽にシノアと呼んでください。可愛い指導教官さん。」
ガルッチ「可愛い言うな。僕はガルッチ。ラーク・バスター・ガルッチだ。」
紫乃愛「ガルッチですね。外国の方か何かですか?」
ガルッチ「うんまぁ、そんな感じかな。ただ、生まれは日本だけど。」
紫乃愛「そうだったのですね。宜しくお願いします!」
うーん、これは本質を見極めないと厳しそうだな。次は、火ノ兄さんが被っていそうな帽子を被った子かな?
???「ご心配なく。ヨミガエリの説明は事前に受けていますよ。」
事前に受けている?もしかして、一度受けたこととか?
???「最初に言っておきますが、私は地獄そのものを信用していません。むしろ、怒りすら抱いています。ヨミガエリなどという真偽不明のプログラム。昔からあるものだと聞いていますが、イマイチ信頼がおけませんね。」
ガルッチ「んじゃあ、転生とかは?」
???「転生?それは聞いたことはないですが、本当にあるかどうかすら、疑わしいですね。むしろ会ってみたいものです。その転生した者を。」
ここに居ますよ、転生者。
ガルッチ「まるで、ヨミガエリたくないような言い方だな。」
???「ヨミガエリたいからこそ、疑ってるのですよ。どうして私が地獄に居るんだ?私も含めて、ここにいる大半がそう思ってる筈ですから。」
ガルッチ「はずどころか、普通はそういう反応だと思うけど…………。誰だって理解出来ないのは当然さ。」
???「まるで、体験したように言うんですね。」
ガルッチ「こっちも同じようなもんさ。まっ、信用できないようが、信頼ができないだろうが、今は利用させるってのも手だぞ。騙されたと思ってな。」
???「そうですか。貴方のような可愛らしい人でも、返事は期待していませんが────」
ガルッチ「おい待て、何で僕は可愛い位置づけなんだよ。」
???「見た目ですね。」
解せぬ………。
???「とにかく、舐められないようにして下さい。」
ガルッチ「安心しろ、こっちは端っから修羅場を乗り越えて来てるんだ。そういえば、名前は?」
???「失礼、忘れてました。私は『椎原翠』。今回のヨミガエリに参加する半罪人です。貴方は?」
ガルッチ「ガルッチだ、宜しく翠。」
翠「その様子だと、他の方との話も終わっていないのでしょう?出発はまだでしょうから、ここで休ませて頂きます。」
この子は、なんだろ?7つの大罪で当てはまりそうなのは、『怠惰』なのかな?
さて、次は…………。
???「責任者を出しなさい!ろくな説明もなく、いきなりこんなところに放り出すなんて………。私は有栖川の長女、『有栖川璃々』なのよ!?こんな仕打ち、許されると思ってるの!?」
あー、これ完全にあれだ。『憤怒』だこれ。ジャンヌ・オルタみたいなやつだこれ。
璃々「貴方、もしかしてここの関係者なの?」
ガルッチ「少なくともそうだな。今回君達の指導教官として任された。」
璃々「指導教官?そういえば、ここに来る前におかしな話を聞かされたわね。地獄とか半罪人がどうとか………。まぁいいわ。今すぐ責任者を呼びなさい。上に取り次ぐだけなら出来るでしょ?」
ガルッチ「あんたねぇ、そう言われても困るって。こっちは───」
璃々「この私に意見するつもり?」
ガルッチ「人の話を聞け。あのな───」
璃々「まぁいいわ、可愛い指導教官を見ることが出来ただけでも、不問としましょう。」
お前もか………!!
璃々「とはいえ、先に忠告してあげるわ。私はね、教職者というのは大嫌いなの。近付かれただけで吐き気がするわ。そうね。何なら家の力で叩き潰してあげても───」
ガルッチ「こっちも忠告するが、あまりそう言う口は慎んだ方がいい。例え家の力で叩き潰してやろうが、其奴らを虐殺するぐらい簡単だから、覚悟しとけ。」
璃々「……………確かに、なんだか怒らせたら大変なことをしそうだし、一応聞いてあげる。というか可愛すぎなのよ、あんたは。」
ガルッチ「やめろっての………。」
全く、絶対女の子として見てないだろ…………。んで、なんだかオドオドしてそうな子は…………?
「……………。」
ガルッチ「…………えーっと、先に言って良いかな?」
「…………。」コクッ
ガルッチ「僕はガルッチ、みんなの指導教官として、一緒に行動することになった。あ、此奴は後で説明する。まぁ、なんだ。しばらくは、宜しく頼む。」
「………………。」
気まずい!!なにこの子、人見知り!?
ガルッチ「えっと、人見知りなのか?」
「知ら…………ない…………。」
ガルッチ「…………そうなのか。(・_・;)」
『お呼びじゃねーんだよ。ご主人は誰とも話したくねーんだから、ヨミガエリたい奴で、勝手にしてろ。』
ガルッチ「(腹話術!?)」
『見て分かんねえのかよ。俺様のご主人、『伊瀬黒絵』のお供バロンに決まっているだろうが。』
ガルッチ「黒絵か………。」
バロン(黒絵声)『分かったら、とっとと行きやがれ。今は誰とも関わりたくねーんだよ。』
ガルッチ「…………。」
この子は心を閉ざしているな。何かの原因で、こうなったのか?少なくともこの子は、『強欲』?いや、難しいな。
んでこっちは…………。
「あー、どうして!?ずっと待ってるのに、しどーきょーかんが来ないよー!!」
ガルッチ「あの───」
「あ、最初から来ないのかも………。ミズキがうるさいから、ここに置いていったのかも………!」
ガルッチ「ねぇ───」
「やだやだー!!ミズキ、知らない場所で、独りぼっちだよー!!」
ガルッチ「…………ここにいるけど。」
この子は、『嫉妬』かな?勘だけど………。
「あ、やっと来たんだ。どうして時間に遅れたの?センセーなら、時間通りに来なくちゃいけないんだよ?
っていうか、本当にしどーきょーかんなの?ミズキのフルネームは?本物なら答えられるよね?」
ガルッチ「初対面でそれはキツいだろ。本物でも偽者でも、フルネームは答えられないだろ。いや偽者だったら、フルネーム答えると思うぞ………。」
「あー、無理なんだ!『来島珠月』って、ちゃんと名前があるのにー!!」
ガルッチ「…………初耳だ。」
珠月「やっぱり怪しい!しどーきょーかんなんて、信じないもーん!」
ガルッチ「…………まぁいいけど。(・_・;)」
あれ何かあってこうなったんだろうな………。怪しいって、そりゃ無いだろ。んで、この子は………?
「わぁー♪ここに来て、初めて男の人に会えました~♪」
ガルッチ「え?僕のこと、男だって見えるのか?サイドテールしてるのに?」
「ええ~。勿論ですよ~。」
ガルッチ「よかった…………!やっと、やっと僕を男だって見てくれる人がいた…………!!」
「私、『風戸優里音』でーす。宜しくお願いしまーす。」
っていうか、何だろこの人。喋り方が本音っぽく聞こえる。
優里音「先生が、噂の指導教官なんですか?想像したよりも、可愛いんですねー。」
ガルッチ「可愛いは避けられなかったのか。そう言うの、どうも…………。(´・ω・`)」
優里音「謙遜なんてらしくないですよ~?ここだけの話、先生と会える日を、ずっと楽しみにしていたんですから~。」
ガルッチ「どれくらい前に聞かされたんだ?」
優里音「え?んーと、ですね~………。あ、今日聞かされたばかりでした~。♪」
『ズコッ!』
ガルッチ「今日かよ………。まぁ、期待してるぞ。優里音。」
優里音「まっかせてくださ~い!及ばずながら、先生の力になりますよ~!優里音は、出来る子なんですから~!で、何時出発するんですか~?みんなの意気込みも、きいてみたいです~。」
ガルッチ「まだ一人、聞いてないんだ。それまで、待っててくれるか?」
優里音「はーい!」
うーん、恐らくあの人は、『色欲』なのかな?んで、黒絵は『暴食』…………には見えないが………。
塔子『散々な結果ね。』
ガルッチ「殆ど女の子にしか見られてないようだ………。」
黎斗『そう落ち込むな。』
塔子『まぁまぁ、可愛らしいんだから良いじゃ無いの。』
ガルッチ「そう言われてもだな─────」
「お、指導教官様のお出ましだな。」
通信をしている最中に、赤褐色をした女性が僕の目の前に現れた。この子で7人目か。
「こんなへんぴな場所で待たされたから、てっきり捨てられたかと思ったぜ。」
ガルッチ「そいつはどうも。君は?」
「『八重樫司』。其奴らと同じ、半罪人だよ。」
ツカサか。なんかその名前を聞くと、門矢士を思い出すのは、僕だけか?
ガルッチ「んで如何だった?冒険した感想は。」
司「あんたが来るのが遅かったからさ、適当に散歩してきたんだよ。廃墟巡りみたいで、楽しかったぜ?」
ガルッチ「そりゃよかったな。」
司「面白い場所が幾つかあったから、教えてやろうか?女を連れ込むには丁度良いぜ?」
ガルッチ「…………その話、後で詳しく。メモしておくから。」
塔子『ちょ!?』
黎斗『何考えてんだ………。』
司「ふーん、良いぜ。後でたっぷり聞いてやるぜ。っていうか、何書こうとするんだ?」
ガルッチ「秘密。」
司「まっ、次からは早く来いよ。私は退屈なのが大嫌いなんだ。」
ガルッチ「そりゃ悪かった。」
…………『強欲』かな?司って子。
塔子『毎回の事だけど、個性的な子が揃うわね。』
ガルッチ「安心しろ、こういうのは慣れてるから。」
塔子『まぁいいわ、本来は私が直接指導しないといけないから、特別にレクチャーしてあげる。』
ガルッチ「いや大丈夫。とある教官のおかげで、そう言うのは慣れてるから。」
塔子『そうだったのね………。でも一応言うわ。背筋を伸ばす!』
『ピシッ!』
塔子『体はふらつかせない!目は相手の口元に!唇はくの字に!』
ガルッチ「そして、心臓を捧げ────」
塔子『いやいや、何でそうなるの!?心臓を捧げなくてもいい!力は適度に抜きなさい!』
ガルッチ「うちの教官は、そうさせてたぞ?」
塔子『えぇぇぇっ……………。まぁいいわ、これで前より男前になったわね。彼女達は興味は無いように見えて、地獄に落ちたい人なんていないわ。あなたに心を開いてないだけ。』
そりゃそうだろ。最初は初対面だし、心を全開に開けてくれる人は、多くないしね。
ガルッチ「とはいえ、僕は僕なりで接するつもりだから、やれるだけやるね。」
塔子『ええ。でも慌てちゃ駄目よ。』
さてと、んじゃそろそろ出発するか。
紫乃愛「ふう……。」
ガルッチ「ところで、変なこと聞くが、僕じゃ不満があるか?」
紫乃愛「いきなりなにを言ってるんですか?可愛い可愛い先生に、不満なんてありません。」
ガルッチ「そうか。ただ、何かあったら、すぐ僕に言え。陰口も全部だ。」
紫乃愛「何故影口なのかは聞きませんが、いいですよ。」
ガルッチ「新米指導教官ではあるが、宜しく頼む。」
紫乃愛「はい。いたらないところもありますが、これから宜しくお願いします。」
ガルッチ「まぁ、時折僕の独断で行動もあるけど、そこは目を瞑ってくれ。」
『紫乃愛が仲間に加わった。』
そのテロップ、まだあったのか。んじゃ次は司だな………。
司「それにしても、いい子が揃ってるよな~。普通はハズレが何人かいるのに、このメンバーを選んだ奴って、ある意味天才だろ。」
ガルッチ「適当かな。あと見えてるぞ………。」
司「ん?あー、そっか。私が胸チラしそうになって、慌てて目をそらしたわけだ。紳士ぶらなくったっていいんだぜ~?ほーらほら、好きなだけたっぷり見てみろよ。」
ガルッチ「んじゃあ遠慮無く揉んでも────」
司「ファ!?いや揉むって、いきなりすぎるだろ!?あんた見たところ結婚してるけど、いいのかそれで!?」
ガルッチ「うちの妻結構居るけど、その中の一人なんて、普通に胸揉んでたぞ。」
司「意外とハーレム作ってた人だった…………。まぁいいけどさ。」
紫乃愛「どういう奥さんなんですか………。っていうか何人居るんですか?」
ガルッチ「後で教える。」
司「まっ、私は適当にやらせて貰うぜ。」
ガルッチ「ああ、良いぜ。」
『ズコッ!』
司「いや、そこは止めろよ。」
ガルッチ「大丈夫。ピンチになったら、其奴を虐殺────」
司「よし落ち着け、少し暴走気味のようだから、しばらくは一緒にいてやる。」
そんなこんなで、黒絵を除いた子を仲間に加えた。
後は、黒絵だけだし、声をかけるか。
黒絵「……………また来た。」
ガルッチ「少し、話をしないか?」
バロン『ご主人は誰とも関わりたくねえんだ。ヨミガエリなんて、お前らで勝手にすればいいだろ。』
ガルッチ「勝手に出来るか。特に君みたいな子はね。」
黒絵「一人で、いい………。話すのも、ヨミガエリするのもイヤ…………。」
ガルッチ「…………君の過去に何があったかは知らない。けど、僕なんて酷い過去がある。地獄の方がよっぽど楽だと思えるほどにね。」
黒絵「……………そうなの?」
ガルッチ「ああ。だから、着いてくるだけでも良い。僕が守ってやるからさ。」
黒絵「……………分かった。」
『黒絵が仲間に加わった』
よし、これで全員だな。そろそろ、出すか。
ガルッチ「もういいぞ、黎斗。」
黎斗『ようやく、神の私を召喚してくれたか。』
紫乃愛「そういえば、それはなんですか?」
璃々「凄く煩かったのですが、誰ですか?」
ガルッチ「此奴は黎斗。此奴本人は、『檀黎斗神』って自称してる。」
全員『凄くダサい…………。』
うん、皆普通の反応でよかった…………。
黎斗『ダサい言うな!!』
ガルッチ「まぁ、事実上此奴が凄いけどな。んで、黎斗が入ってるのは、ガシャコンバグヴァイザーⅡって言って、武器にもなれば、変身する事も出来るんだ。」
紫乃愛「変身…………?」
ガルッチ「もう一つのガシャコンバグヴァイザーⅡを取ってくるか。」
手を伸ばすと、何やらスキマのようなものが現れ、その中からバグヴァイザーⅡと『仮面ライダークロニクルガシャット』が出てきた。
璃々「なんですの?それ?」
ガルッチ「此奴はライダーガシャット。此奴がなければ、変身できないけどな。まぁ、例外もあるが。まぁ、よく見とけよ。」
【ガッチャーン!】
【仮面ライダークロニクル………!】
ガルッチ「『変身』!」
【ガッシャット!バグルアップ…………!】
【天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時はッ!極まれりぃぃぃぃ!】
久々だな、仮面ライダークロノスに変身するのって。
珠月「え!?センセーの姿が変わった!?」
司「へぇ、面白そうだな。なんだそれは。」
ガルッチ「この姿は、『仮面ライダークロノス』。まぁ僕には他にもなれるけどね。黎斗も変身できるが、こっちは違うベルトを使う。」
もう一度異空間を開き、中の物を取り出す。取り出したのは、黎斗が使うゲーマドライバーと、ガシャコンバグヴァイザーだった。
優里音「あれ?もう色違いもありますが、それもガシャコンバグヴァイザーってやつですか~?」
ガルッチ「そうだ。ただ此奴やこれも、んでこの変身ベルトも、僕と黎斗にしか使えないんだ。」
翠「変身ベルト?ではこれも、そのガシャコンバグヴァイザーⅡに入ってる黎斗さんのものですか?」
ガルッチ「ああ。ゲーマドライバーっていう奴だ。これは本人に出て使って貰わねば。」
黎斗『では、よっと!』
すると、もう一つ持ってるガシャコンバグヴァイザーⅡから、黄色い電子が飛び散り、それがくっついていくと、黎斗に変わった。そして僕は、黎斗にゲーマドライバーを渡す。すると、黎斗のポケットから、『プロトマイティアクションXガシャットオリジン』を取り出した。
【マイティアクションX!】
黎斗「『グレード0』!『変身』!」
【ガッシャット!】
【ガッチャーン!レベルアップ!】
【マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーン!X!】
黎斗「仮面ライダーゲンム、Lv0だ。」
珠月「ぜ、全然違う!?」
翠「変身ガシャットが違うだけで、ここまで!?」
黒絵「…………格好いい。」
ガルッチ「まぁ、僕は仮面ライダークロノスになれるけど、本当はこっちなんだよね。」
今度はゲーマドライバーΩを取り出し、ガシャコンバグヴァイザーⅡと『仮面ライダークロニクルガシャット』を戻した。
司「おいおい、どんだけ持ってんだよ。」
ガルッチ「結構多いぞ?」
クロノスを解除したと同時に、ゲーマドライバーΩをつけ、『ラッシュマッチレスガシャット』を取り出した。
【ラッシュマッチレス!】
翠「そういえば、何かが出てきてる気が…………。」
ガルッチ「エナジーアイテムだな。いずれ使う予定だから、今は答えないでおく。そんじゃ、始めるか。『兵長』!」
【ガッシャット!】
【ガッチャーン!レベルアップ!】
【一騎当千!天下無双!ラッシュラッシュマッチレス!】
紫乃愛「あの、顔が出てますよ?ゲンムとは、違うのですか?」
ガルッチ「これは気にするな。んでこれが、仮面ライダーファンタズム、Lv2。エミヤシロウフォームだ。」
優里音「エミヤシロウ~?誰ですか~?」
ガルッチ「僕の友人さ。僕が変身すると、決まって英霊の衣装に変わるんだ。例外のガシャットはあるが、基本的に、英霊達の力を借りて、戦うのが、僕の戦い方だな。」
【【ガッシューン…………。】】
まぁ、そんなわけで、僕達は動き始め、上の階に向かった。やれやれ、全くゼロノスの奴………マジで覚えてろよ…………?
(因みに黎斗は、再びガシャコンバグヴァイザーⅡに入りました。)
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