※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode2 13個のガシャット

-ガルッチ達の家 地下-

 

 

ガルッチside

 

 

────アマゾンアルファに襲われてから数日後

 

 

未来「ねぇ、何でゼロノスは、僕達を地下まで呼び出したんだろ?」

 

本音「それ以前に、ゼロちゃんはいつの間に地下作ったのかな?」

 

レティシア「しかしガルッチ、奴を信用して良いのか?私は今一度信用出来ん。というか、一部はあまり信用してないぞ。」

 

ガルッチ「大丈夫。少なくとも、今のゼロノスは信用できる。というか、信用してないなら、利用しろ。」

 

イリヤ「お兄ちゃん、それはそれで酷だと思うけど。仮にもお兄ちゃん、彼奴と議論する仲でしょ?主にアールグレイの。」

 

英竜「というか1週間ほど議論するって…………。」

 

夜神「これは私達でも真似できないと思います。」

 

藍「真似はやめておいた方がいいよ。」

 

 

むしろ真似をするメリットがあるのかどうか。

そう思いながら、僕達は地下の最深部のところまで降りていった。そこには、何かしらの画面と、13個のガシャット、そして何かしらの装置に座っているゼロノスがいた。

 

 

ゼロノス「よう、待ってたぜ。」

 

ガルッチ「解析の結果は如何だった?」

 

ゼロノス「ああ、調べた結果。どうやら此奴は、『Undertale』に行くための鍵のような奴だって事が分かった。」

 

全員『鍵?』

 

ゼロノス「以前英竜が送ったエンペラ部隊が大敗したのを知ってるか?俺の推測だが、どうやら強大な結界を張っているようで、その中に入れば、強制的に弱体化させられる仕組みになってるんだ。

そして、このガシャット。呼称となるが、『ゲーマーガシャットキー』って奴だが、あの結界を解除させる仕組みを持ってる。」

 

 

あれが鍵って、何故に鍵なんだろうか。見たところ、鍵とは言えないような物なんだけど、っていうか何で仁という男が持っていたのか不思議に思うんだが。

 

 

ゼロノス「だが、実のところこのガシャットは不完全。その機能を持つには、このガシャットのゲームをクリアしなくちゃならないって事だ。」

 

鈴美「ゲームを?」

 

ゼロノス「そうだ。例えばだ。この『マリオスポーツMIX』のクリア条件は、『ミックススポーツをクリアし、かつキングベヒーモスの討伐』すること。そうすれば、鍵の機能が手に入る。」

 

ガルッチ「んじゃあさ、その装置は?」

 

ゼロノス「此奴か?」

 

 

その装置は、何かを差し込むかのようなものがあり、その隣にはワープ装置らしきものが見えた。

 

 

ゼロノス「今回このガシャットキーの機能を取り戻す為の装置だ。まさか、ただゲームしてクリア出来れば機能が手に入ると思ってないか?」

 

ガルッチ以外全員『え?違うの?』

 

ゼロガル「「まさかの全員一致!?」」

 

未来「え?ガルッチは違うの!?」

 

ガルッチ「いや、あのね?よく考えてみて。このガシャット、機能手に入れるにはただゲーム機でゲームをクリアしたところで、その機能は手に入らないんだ。」

 

英竜「え?じゃあ如何………………ちょっと待って。まさかっ!」

 

ゼロノス「察しが良くて助かるぜ、英竜。つまり、『リアル』で『ゲーム』をクリアする事。そうすれば、鍵の機能が手に入るって訳だ。」

 

ガルッチ以外全員『リアルゲームだって!?』

 

 

というか思うけど、未来達一応リアルゲームやってたからね?

 

 

簪「じゃあ、この装置って………………。」

 

ゼロノス「『リアルゲーム装置』と言うべきだな。ちなみに、ガシャット以外にも、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機のソフト全般も対応してるぞ。」

 

ガルッチ「…………此どっかで聞いた気がするな。」

 

未来「じゃあ、鍵の機能を手に入れるには………。」

 

ゼロノス「お前達がゲームの世界に行って、その条件をクリアする事。」

 

ガルッチ「簡単に言ってくれるな。んじゃあ、『GAMEOVER』になったら、エグゼイドみたいに?」

 

ゼロノス「『死ぬ』。」

 

全員『出来るかァァァァァァァァァァァ!!!!!』

 

ゼロノス「お前ら…………、あのなぁ?今更命かけてる戦いにきて、このゲームで死ぬのは御免ってどういうこっちゃな。」

 

ガルッチ「事情が違うんだよ!!リアルで死ぬのはまだ良いが、ゲームで死ぬのって、ある意味恥ずかしいだろ!?」

 

ゼロノス「あ、そう言うこと?」

 

深雪「あんさんね!?他人事かもしれないけど、ウチらに取っちゃ大問題─────」

 

クリムゾン「安心しろ、こんな時のために、対策もちゃんとしてる。じゃなきゃゼロノスはこうは言わないぜ?」

 

 

対策って言ったって、一体どうやって?みんなも不思議がりながら、ジャックの話を聞いた。

 

 

クリムゾン「確かに、命にコンティニューは出来ない。それはゲームでも同じだ。だが、転生でコンティニュー出来るのと同じように、此方もコンティニューも出来る。

ようは、リアルゲームにも『コンティニュー回数』の機能も付けておいたんだ。」

 

フラン「そうなの!?」

 

クリムゾン「ただ、ゲームで死ぬ回数は決められてる。『99回』、それがお前達に与えられたライフだ。」

 

こいし「何故に?」

 

クリムゾン「これ以上増やしたら、生きてる有り難みが無くなるだろ?そもそも、一人に『99回』にするわけにもいかねえし。」

 

本音「あ、コンティニューは共同なんだね。」

 

クリムゾン「一応言うが、今からやるゲームでライフを使うのは、ベヒーモス戦、キングベヒーモス戦。この二つだ。」

 

 

おいおい、随分とノーマルだな。

 

 

ゼロノス「まぁ、スポーツだったら、何も命を使う訳じゃ無いからな。負けたら負けたで、もう一回挑むことは出来る。だが、ベヒーモス戦とキングベヒーモス戦は違う。こっちは命懸けの戦いだ。全滅すれば『GAMEOVER』。ライフが一つ減る事になる。」

 

英竜「むう、一つ聞くけど良いか?」

 

ゼロノス「?」

 

英竜「ゲーム世界に居る間は、制限とかあるか?例えば、攻撃系の技は使えないとか。」

 

ゼロノス「良い質問だ。制限はある。基本的に、チートは無効化させて貰う。ただし、あくまで転生した特典のチートなだけで、独自で得たチートならば問題なく使える。例えば、ガルッチが基本的に使ってる『投影』とか、『擬似宝具』とかが例だ。ただし、使える宝具は『対人宝具』と『対軍宝具』にさせて貰うぞ。」

 

 

まぁそれは妥当か。うっかり対城宝具以上の宝具使ったら、悲惨な事になりかねないし、何よりヤバいからね。というか、そうでもせんと、何でもありのルールに………。まぁ、僕の固有結界を使わなければ問題ないけどね。

 

 

ゼロノス「さて、簡単な説明は以上だ。詳しい事は、後々説明する。それじゃ、テストプレイ元、最初の鍵の機能を手に入れるぞ。皆、そのワープ装置の上に乗ってくれ。」

 

 

僕らはそのワープ装置の上に立ち、ゼロノスとジャックの方を向いた。

 

 

ゼロノス「よし、健闘を祈るぞ!」

 

 

【マリオスポーツミックス!!】

 

 

ゼロノス「セット!」

 

 

【ガシャット!!】

 

 

すると、ワープ装置が起動し、一瞬で視界が真っ白になっていった。

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

 

クリムゾンside

 

 

クリムゾン「行ったようだな。」

 

ゼロノス「ああ。…………しかし、俺は変わったな。今まであの三人共の宿敵だったはずなのに、今となっては、共に戦う仲間として関わってる。

これも、彼奴らと一緒に生活していったせいなのか?」

 

クリムゾン「かもな。」

 

ゼロノス「というか、お前も随分と変わってないか?あの時はそんな殺伐とした性格じゃ無いだろ?」

 

 

元の原因はテメェだ、兄貴。だがまあ、変わるきっかけになったのは、ガルッチと共に過ごしたことかな?

滅茶苦茶腹減ってたとこを、彼奴は見つけ、何処かの宿屋に泊まり、そこで飯とかくれたんだっけ?しかも酷い怪我も、治してたし。にもかかわらず、俺は彼奴を殺そうとした。けど何故だろうな、俺には殺せなかった。いや、初めて殺すことが出来なかった気がする。

いつもティポタのためだけに、俺は『守る』ために殺し続けていた。彼奴が話し掛けて、不貞な野郎だったら殺そうと思った。

実際彼奴は、ティポタに出会い、話し掛けようとした。だが、驚いたことに、此奴には不純な思いが全くなかった。

 

 

そしていつの間にか、友人として接していた。妹が殺されたことも、彼奴は積極的に手伝ってくれた。正直、ここまでしてくれるなんて思ってもみなかった………。

妹が居なくなった俺に、『一緒に旅に出ないか?』って言われたんだっけ?

だが、彼奴を共犯者にさせるわけにもいかないし、俺がやった事は誰だって許されなかった。俺は誘いに断り、別れを告げ、妹を生き返らせるために、俺の命を犠牲にして生き返らせ、ギルサンダーに頼んで亡くなった。

今思えば、ガルッチと居たからこそ、なのかもな。

 

 

ゼロノス「ガルド?」

 

クリムゾン「彼奴には、ホントに返しきれない恩を貰っちまったな。」

 

ゼロノス「?」

 

クリムゾン「何でもねぇ。ちょっと久々に、外の空気を吸ってくるぜ。」

 

ゼロノス「気を付けろよ。」

 

 

分かってる。心配するな、兄貴。実際俺は、バグスターでありながら、サーヴァント。今度こそ、『間違い』を犯さない。

 

 

next episode




-始原の城-


ってな訳で、次回は『マリオスポーツMIX編』に入ります。


でも終わったら、次はどれにしようかなぁ………。基本ゲーム系で書きたいけどけど…………。この先心配になってきた………。
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