Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-第946号 囚監フロア B3F-
ガルッチside
はぁ、ようやくメンタルが回復した。ホントにもう、こっちは初めておしおきをしたってのに、そんな連続でやってなんて言われたら、メンタル壊れるっての。
というか、こう言うことに関してのメンタルは豆腐より脆いんだから…………。
紫乃愛「もう大丈夫ですか?」
ガルッチ「ああ、どうにかね………。」
司「それにしても、威勢の良い割には、案外脆いんだな。豆腐みたいに。」
ガルッチ「いや、豆腐より脆いけど。っていうか、そうなった原因は、司だからね?」
司「あれは悪かった。」
優里音「でも~、凄かったですよ~。おしおきをしてくれたのか、なんだかやる気が漲ってきた気がしま~す。」
璃々「た、確かに……………ね。けど、先生。少し良いかしら?」
ん?璃々がなんか睨みつけてるけど、どうかしたのかな?
璃々「翠と黒絵、珠月には、マッサージをしてあげていたそうだけど。どういう事かしら?」
ガルッチ「あー、そこか。」
璃々「特に黒絵ですよ!少し肌がツルツルになってるけど、何をしたの!?」
ガルッチ「ただのマッサージ。あの子は見たところ、過去に辛い出来事があったようでね。それに、なんだか……………。」
璃々「なんだか?」
ガルッチ「いや、何でもない。まぁ、不満があるなら、次からマッサージやっても良いぞ。」
塔子『おしおきの後にマッサージって、普通駄目じゃないの?』
ガルッチ「気にするな、これでもお節介なんだしさ。それに『飴と鞭』の使いどころもあるしね。っとまぁ、そろそろ行くよ。皆。」
そう言い、僕達はキャンプを後にした。そしてある程度進むと、扉が閉まってるところに到着した。
璃々は先に扉のところに行き、押したり引いたり、色々な事をしてきたが、ビクともしなかった。とりあえず黎斗に相談…………、ってあれ?いない………?
璃々「駄目ね、押しても引いても開かないわね。如何すれば良いのかしら?」
『カチッ』
璃々「カチッ?」
何かのスイッチを押す音が聞こえると、いきなり扉が開いた。おそらくどこかのスイッチが起動して、ここの扉が開いたと思うが、一体誰が…………?
黎斗「遅かったではないか、諸君。」
紫乃愛「黎斗さん。」
璃々「ちょ、どうやって開いたの!?」
黎斗「ガルッチがメンタル回復している間、私もこの場所を確認していたが、こっち側にスイッチがあったのでな。それで押してみたら、扉が開いたというわけだ。」
ガルッチ「そうだったのか。とりあえず黎斗、どうだった?この場所を確認して。」
黎斗「ああ。神の私からして、ここから先何かが蠢いてる気がする。それに、バグスターの気配も。」
バグスター?この世界にバグスターが?
珠月「黎斗センセー、バグスターってなぁに?」
黎斗「バグスターというのは、人間にも感染することができるコンピューターウイルスだ。良性バグスターもいれば、悪性バグスターもいる。」
翠「人間にも感染できるコンピューターウイルスですか。」
ガルッチ「黎斗もバグスターだが、前も言ったが僕の仲間だ。けど、この先バグスターがいるって事は……………。」
黎斗「…………胸騒ぎがするな。とにかく、進んでみるとするか。」
黎斗の言うとおり、僕達は進んでいくと、何やら禍々しさを感じる魔物が、行く手を阻んでいた。
『■■■■…………!』
璃々「な、ななななな、何なのよあれ!?」
珠月「こ、怖い………!怖いよ、センセー!」
優里音「わ、私に聞かれても…………。あ!もしかしたら、地獄の原住民とか?」
ガルッチ「いや、違う。それは無い。」
璃々「あんな化け物染みた地獄の原住民とか、何処に居るのよ!?地獄ならもっと…………、もっと………………?」
ガルッチ「おい、まさか……………。」
璃々「地獄ゥゥゥゥゥゥ!?!?!?」
今更か!?この人今更気付きましたよ!?普通に考えたら……………いや、普通に考えても、ここが地獄だなんて考えられないだろうなぁ。
優里音「い、今更気づいたの!?あそこに放り出される前に、説明されたじゃなーい!」
璃々「意味不明だったから、聞き流してただけ!私は悪くないわ!」
ガルッチ「いや、駄目でしょ。滅茶苦茶重要そうなこと聞き流したら駄目でしょ。」
紫乃愛「大声で出さないで下さい!刺激して襲われたら如何するんですか!?」
塔子『まずいわね。そこはまだ、クリミナルが現れる場所じゃないのに………。』
クリミナル?この世界で言う、魔物って奴か。
塔子『歪んだ罪人の魂よ。もう人間の意志はないわ。要は貴方達の敵って訳。もしもやられたら、その時点でヨミガエリはできなくなるから、注意して。』
璃々「さらっと怖いこと言わないで頂戴!!」
ガルッチ「つまり、この子達が死んだらGAMEOVERって訳か………。」
黒絵「え…………!?」
珠月「そ、そんなのやだよ…………!」
けど、バグスターは一体何処に?
『■■■■■■…………!!』
優里音「ねぇ、あのクリミナルって子、なんだか黄色い粒子が見えるんだけど…………。」
塔子『黄色い粒子?クリミナルにそんな特徴は無いはず………。』
『■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!』
姿が変わって、人型のロボットに?まさかあのクリミナル、バグスターに感染されてる!?
司「へぇ、面白い事になってるなぁ。」
黎斗「バグスターユニオンか。これは私とガルッチの出番だな。Lv1で行くぞ。」
ガルッチ「ちょっと待ってね。…………皆、よく聞いて。今から僕と黎斗は、彼奴を相手にして、クリミナルとバグスターを分離する。分離したら、すぐクリミナルを倒して!」
璃々「わ、私には無理よ!!!」
ガルッチ「馬鹿言うな!戦わなければ、生きて帰れないんだ!ヨミガエリたいなら、今一致団結して、クリミナルを叩き潰せ!いいな!!」
翠「…………先生の言うとおりです。ですが、そのバグスターユニオンってのは、先生方に任せます。」
ガルッチ「任せろ。クリミナルが出たら、すぐに叩き潰せ!!行くぞ。」
黎斗「ああ。」
黎斗はゲーマドライバーを付け『プロトマイティアクションXガシャット』を、僕はゲーマドライバーΩを付け『ラッシュマッチレスガシャット』を持ち、起動する。
【マイティアクションX!】
【ラッシュマッチレス!】
黎斗「『グレード1』!」
ガルッチ「『二等兵』!」
「「『変身』!」」
【【ガッシャット!】】
【【レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!】】
紫乃愛「え…………?」
璃々「先生はともかく……………。」
優里音「黎斗さん、なんですかその格好!?」
あー、そういえば黎斗のLv1はゆるキャラだったな。すっかり忘れてた。
ガルッチ「仮面ライダーゲンム。Lv1。あの姿ではあるが、バグスターユニオンにとって、最も効果的な姿だ。んで、僕のは戦国時代にいる歩兵だけど、ゲンムと同様だ。まぁ、見てなって。」
【ガシャコンブレイカー!】
【ガシャコンスピア!】
そういえば、何気にガシャコンスピアを使用するのは初めてだな。基本的に、剣で攻めてるけど、この姿のときだけ、この武器なのかな?まぁいいか、今はバグスターユニオンを倒す方を優先しよう。
『■■■■■■■■■■■!!!!!!!』
黎斗「コンティニューしてでも、クリアする!」
ガルッチ「Let's start the party!!」
いきなり襲ってくるユニオンだが、双方に避け、攻撃を仕掛ける。黎斗はハンマーモードにして、ユニオンを叩いていて、僕はスピアモードで、突いていた。無論、一突き10回ほど突いてる。
『■■■■■■!?』【HIT!】【HIT!】
黎斗「ヴァーーーーーハッハッハ!!!頭が高いぞ、貴様ァ!頭を垂れるがいい!!」
ガルッチ「すげぇテンション高いなぁ、黎斗。っと、エナジーアイテム取るか。」
っと、多分この巻物が、アイテムボックスかな?とりあえずとってっと。
【高速化!】
巻物取ったらすぐに高速化か。まぁ、壊すより早いけど、こっちがより運を絡んでしまう気がする。
まぁ、Lv1限定だし、気にしないでおこう。
黎斗「ガルッチ、そっちに来るぞ!!」
ガルッチ「了解!さぁ、ついてこれるか?」
バグスターユニオンからしたら、僕が複数見えているだろう。けど、無理は無い。こちらの敏捷性と高速化メダルを掛け合わせた事で、より分身しているように見えるようになってるからだ。
まぁ、もう一つのアイテム取るけどね!
【分身!】
『■■■■■■■!?』
ガルッチ「そらよっと!」
『■■■■■■■!?!?!?』【HIT!】【HIT!】【HIT!】【HIT!】
璃々「す、凄い……………。」
紫乃愛「戦い慣れて、いたんですね…………。」
そろそろ蹌踉けてきたようだな。決めるか。
【ガッシューン………。】
ガルッチ「黎斗!下がれ!」
黎斗「キメワザか。いいだろう。」
ガシャコンスピアに差し込んでっと。
【ガッシャット!キメワザ!】
【ラッシュクリティカルフィニッシュ!】
ガルッチ「…………一歩音超え、二歩無間、三歩絶槍!『無明百段突き』!!!」
『ドスッ!』
璃々「……………百といった割に、一突きだけ──────」
『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』【GREAT!】×100
優里音「って割には、ちゃんと100回当たってましたけど!?」
翠「見えませんでしたが、確かに、百回突いてました…………。ですが、同時に100回突くなんて、出来るのでしょうか………………?」
黎斗「7人とも、クリミナルとバグスターが分裂するぞ。戦う準備をしとけ。」
キメワザが決まったことにより、バグスターとクリミナルが分裂した。
「クソ、この化け物と融合すれば、クリミナルバグスターユニオンが生まれる筈だというのに、良くも邪魔してくれたな!!」
黎斗「ソルティバグスターか…………。」
ガルッチ「バグスター……………。」
そういえば、パラドが何か言ってたな。様子がおかしいとかなんとか…………。
ソルティ「邪魔してくれた礼だ。お前達を塩漬けにしてやる!」
ガルッチ「塩漬けするなら、大根でも漬けておけ!『兵長』!」
黎斗「こちらも…………!『グレード2』!」
【ガッチャーン!レベルアップ!】
【マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーン!X!】
【一騎当千!天下無双!ラッシュラッシュマッチレス!】
ソルティ「何だ?其奴はともかく、貴様は何者だ!?」
ガルッチ「仮面ライダーファンタズム。Lv2、エミヤシロウフォームだ。そして、『ボーイズライザー』!」
今度はボーイズライザーを呼び出し、二つのカプセルを呼び出す。
【ガッチョーン…………。】
ガルッチ「融合!」
司波達也のカプセルを起動させて、装填ナックルに入れる。
ガルッチ「アイ、ゴー!」
今なってるエミヤシロウのカプセルを起動させて、装填ナックルに入れる。そして、そのナックルを持ち、スキャンする。
ガルッチ「ヒア、ウィー、ゴー!!」
『フュージョンライズ!』
ガルッチ「掴むぜ、希望!『
【ガッチャーン!フュージョンレベルアップ!】
【一騎当千!天下無双!ラッシュラッシュマッチレス!】
『司波達也!エミヤシロウ!ボーイズライズ!マジックアーチャー!』
半分は司波達也の学生服、もう半分はエミヤシロウの赤原礼装を着込んだ服装に変わっていた。
ガルッチ「『『Lv2.5。マジックアーチャーだ。ソルティバグスター、我らの攻撃を受けきれるか?』』」
ソルティ「ふ、巫山戯た格好を…………!テメェなんか…………、テメェなんか怖かねえ!!野郎ブッ殺シテヤラァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
さぁ、第弐ラウンドだ!!
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