※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode85 CriminalBugster再び登場

-隠れ家-

 

 

黒絵とのお話も終わり、そろそろ出発しようと部屋から出たら、既に紫乃愛が仕切っていた。

 

 

紫乃愛「そろそろ出発します。忘れ物はありませんか?」

 

璃々「珠月、待ちなさい。靴紐が解けてるわよ。」

 

珠月「え?あ、うん…………。」

 

璃々「いつもの元気は如何したの?まるでひまわりが枯れたみたいじゃない。」

 

珠月「ミズキ、やっぱり役立たずなのかな………?」

 

ガルッチ「『『そんなわけ無いだろ。』』」

 

 

『ポンッ』

 

 

珠月「あ、センセー。」

 

紫乃愛「先生、黒絵さんの話が終わったのですか?」

 

ガルッチ「『『ああ。それより珠月、ホントに役立たずなら、最初から信用なんてしない。けど、役立たずじゃないって思うなら、自分に出来る行動で示せ。』』」

 

珠月「行動で?」

 

ガルッチ「『『そう。何度失敗してもいい。笑われたって良い。それでも屈する事なく、行動で示せば、いずれ報われる。

自分で得た教訓だ。覚えておけ。』』」

 

珠月「う、うん…………。」

 

司「うりうり~。」

 

優里音「司さ~ん!やめて下さ~い!」

 

翠「全く、休憩が終わっても騒がしいですね………。ところで黒絵さん、先生と何の話をしていたのですか?」

 

黒絵「秘密。」

 

 

さて、出発するとしますかね。

 

 

-第946号 囚監フロア B1F-

 

 

全員出た事を確認した僕は、隠れ家の入口の魔法陣を片付け、先へ進もうとしたが、鍵が掛かっていた。とは言え、場所はちゃんと分かってる。そう思いながら、鍵のある場所に向かい、1つ目の鍵を取った。

だが、鍵は二つ必要。もう一つ取りに行くと、スマホが落ちていた。

 

 

翠「あれは…………、スマホですね。如何してこんな場所に落ちているのでしょう?」

 

璃々「理由なんてどうでもいいわ。あれで外部と連絡できるか試しましょう。」

 

紫乃愛「じゃあ、私が調べてみますね。」

 

璃々「ちょ、ちょっと!?いきなり割り込んで来ないで頂戴!」

 

ガルッチ「『『ん?』』」

 

 

またガシャットが震えてる。今度は、スマホ?

 

 

黒絵「また?」

 

ガルッチ「『『らしいな。』』」

 

紫乃愛「あ、充電が切れてますね。これはもう使えそうにありません。」

 

ガルッチ「『『なら、このガシャットを使ってみよっか。』』」

 

 

今度はスマホを近づけると、カプセルと同じように、スマホはガシャットに吸収されていった。

 

 

璃々「何かと、便利そうね。そのガシャットってもの。」

 

ガルッチ「『『まぁ、何でなのかはこっちも分からんけどね。鍵はもうすぐだ。急ぐぞ。』』」

 

 

とは言ったものの、あっさりと鍵は手に入り、鍵が掛かっていた扉にいき、鍵を開けた。途端に扉が開いて、その先へ行こうとしたら、またクリミナルが邪魔していた。もうこれ、狙ってるだろ。

 

 

紫乃愛「見事に通せんぼうしてますね。」

 

ガルッチ「『『おいクリミナル、実は狙ってるだろ。』』」

 

翠「先生、クリミナルは喋りませんよ─────」

 

『狙ってる訳ねえだろ!』

 

全員『え?』

 

『■、■■■■!!!』

 

 

こいつ、今一瞬喋ったよね?

 

 

翠「…………聞かなかったことにしましょう。」

 

全員『そうしよう………。』

 

璃々「まぁ、怯む必要は無いわ。あんな雑魚、私が一撃で蹴散らしてあげる。」

 

紫乃愛「怪しいとは思わないんですか?強そうには見えないのに、ああして立ち塞がってるんですよ?」

 

璃々「ふふん。(´ー`) 私が居れば、罠なんて向こうから避けてくれるわ。」

 

ガルッチ「『『璃々、その考えは危ない。』』」

 

黒絵「ショット!」

 

 

『ズバンッ!』

 

 

『!?』

 

 

後ろから何かが来るのが分かったのか、黒絵は後ろに振り向き、魔法で攻撃を与えた。そこにはもう一匹のクリミナルがいた。本命のようだが、黒絵のお陰でボロボロになっていた。

 

 

黒絵「こんなんじゃ、ダメ!もっと強い魔力を…………!」

 

璃々「は、挟み撃ちですってぇぇぇぇぇ!?!?」

 

ガルッチ「『『だーから言っただろ。その考えは危ないって。後でお仕置きね、璃々。』』」

 

翠「しかし、拙いですね。私達では、クリミナルに対処出来ません。」

 

ガルッチ「『『いや、翠。それは違う。本命のクリミナルは、黒絵の魔法で痛手を負ってる。もう一撃を食らわせれば、倒せる。けど、敵は待ってくれない。珠月、黒絵のサポートして!今こそ行動を示すときだ!』』」

 

珠月「わ、分かった。」

 

司「アタシも手伝うぜ。黒絵、あまり無茶するな。一緒に合わせれば、絶対倒せる。」

 

黒絵「うん、お願い。」

 

ガルッチ「『『こっちもサポートする!』』」

 

 

【PERFECTPUZZLE!】

 

 

【What's the next stage? What's the next stage?】

 

 

ガルッチ「『『『少佐』!『融合変身(フュージョントランスフォーム)』!』』」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

【ガッチャーン!フュージョンレベルアップ!】

 

 

【青いパズル連鎖!大連鎖を目指せ!パーフェクトパズル!】

 

 

ガルッチ「『『黒絵と珠月、司は後方のクリミナル!他は囮の奴を倒せ!!とりあえず、受け取れ!!』』」

 

 

【【【【マッスル化!】】】】

 

 

【【【【【【【鋼鉄化!】】】】】】】

 

 

【【【魔力増幅!】】】

 

 

【高速化!】

 

 

紫乃愛「凄い…………、力が漲ります!」

 

珠月「よし、足手まといじゃないところ、証明してみせる!!」

 

 

前方のクリミナルは紫乃愛、翠、璃々、優里音が。後方は珠月、黒絵、司、そして僕が相手をする事になった。

みんながやられないように、『鋼鉄化メダル』を全員にあげ、珠月には『高速化メダル』で素早さを上げ、黒絵と司、翠のような魔法を使う子には『魔力増幅メダル』で魔力を上げ、その他の子には『マッスル化メダル』で攻撃力を上げた。

 

 

『■■■■■■■!!!!!』

 

珠月「させない!」

 

 

『ガキンッ!』

 

 

ガルッチ「『『その武装、外して貰おう!』』」

 

 

『バラバラッ!』

 

 

『!?』

 

珠月「今よ!」

 

司「そらよっ!」

 

黒絵「ショット!!」

 

 

『ズバンッ!!』

 

 

『■■■■■■■■!!!!!』

 

 

よし、後方は終わった。後は前方のクリミナルだけ!

 

 

『親方ァァァァァァァァァァ!!!!』

 

璃々「貴方、喋れるなら、最初から喋りなさい!!!」

 

 

『ドスッ!』

 

 

紫乃愛「ホント、そうですね!!」

 

 

『ザクッ!』

 

 

翠「そこ、ツッコむところですか?」

 

 

『ズダンッ!』

 

 

優里音「これでトドメっ!!」

 

 

『ズサッ!!』

 

 

『グギャァァァァァァァァァァ!!!!!!』

 

 

おう、こっちも倒れたか。その後……………。

 

 

優里音「わぁ、2人とも凄~い!♪ 普通に倒せちゃったのね~!♪」

 

司「やれば出来るって事だろ?珠月も凄いが、黒絵の攻撃は凄かったな。」

 

珠月「え、えへへへへへ~。」

 

バロン『ご主人の手に掛かれば、これぐらいの敵はちょちょいのちょいだぜ。』

 

 

まぁエナジーアイテムで、強化したとは言え、囮のクリミナルを相手にしていたとき、黒絵の判断は凄かったな。

 

 

翠「私としては、もっと早く戦って欲しかったです。」

 

璃々「なんの不満があるの?ああして立派に戦ったんだから、良いじゃない。」

 

翠「決意の問題です。私達はヨミガエリの為に戦っているのですから。ですが、黒絵さんの判断は、私でも読めませんでした。」

 

ガルッチ「『『翠、確かに決意の問題でも、黒絵と珠月はちゃんと戦った。始まったばかりだし、僕みたいに戦い慣れてない子だって居る。その為の仲間だ。』』」

 

 

【ガッシューン………。】

 

 

ガルッチ「『『君の考えはどんなものなのかは聞かないでおく。けど、仲間を信頼し合えなければ、どんな敵にも敵いっこない。

今は素直に褒めておいてくれ。』』」

 

紫乃愛「そうですよ。何事も無く終わったのですから、それで良いと思いませんか?」

 

翠「だと良いのですが…………。」

 

 

まぁ、そろそろ黎斗を呼び出すか。

 

 

黎斗『この先、何かがいるぞ。君達、気を引き締めて行くぞ。』

 

 

…………強敵のバグスターの気配を感じる。ソルティバグスターと同じような奴か。そう思いながら先を進む。

 

 

 

 

 

 

…………が、また扉が閉まってる。

 

 

紫乃愛「また通せんぼですね。」

 

翠「今度はボタンも見当たりません。どうやって開けば良いのでしょうか?」

 

 

っとそこで璃々が前に出た。

 

 

璃々「もう一つの方法を試せばいいだけよ。こうして、思いっきり押せば─────」

 

ガルッチ「『『おい馬鹿!無闇に触れたら──────』』」

 

 

璃々が思いっきり押した瞬間、警報がなり始めた。あーあ、だから言ったのに…………。

 

 

璃々「な、なな、何事よ!?」

 

ガルッチ「『『だから言ったのに…………。』』」

 

黎斗「璃々、また罰が増えたな。」

 

 

って、出るのが早いよ黎斗。

 

 

『緊急警報ヲ発令!緊急警報ヲ発令!

 

 

罪人、アルイハ未確認生命体ガ、"少女庭園"二侵入シマシタ!全指導教官及ビ職員ハ、下層ノ保護ヲ放棄シ、警備二当タッテクダサイ!

半罪人、非戦闘員ハ、緊急対処マニュアル、マタハ指導教官ノ指示二従イ、安全ナ区画二避難シテクダサイ!!

ヨミガエリシステムヲ含メタ全システムハ、セーブモードデ起動シテイマス!管理者ガ正常化スルマデノ間、転移装置─────』

 

 

紫乃愛「な、何が起こったんですか!?」

 

璃々「私に聞かれても分からないわよ!!普通に扉を押しただけじゃない!!」

 

ガルッチ「『『待て!さっきの放送で流された"少女庭園"って所に、何者かが侵入したようだ!其奴が何かをしようとしてる!!』』」

 

翠「あのメッセージからして、罪人とやらの仕業でしょうね。あと、未確認生命体とは一体………。」

 

ガルッチ「『『チッ、あの未確認生命体の正体が分かった!』』」

 

翠「何だったのですか?」

 

ガルッチ「『『大軍のバグスター。その中に、死んだはずの『檀正宗』も生きてやがる!!』』」

 

黎斗「何だと!?」

 

優里音「檀………正宗?」

 

紫乃愛「何者なのですか?その人。」

 

ガルッチ「『『檀正宗。幻夢コーポレーションの元社長で、生き物達の命を商品としか考えない、屑以下の奴だ。

この荒れようからして、おそらく罪人って奴と、正宗の奴の仕業だろうな。』』」

 

司「んで結果、システムが破壊されたってわけか。」

 

翠「少なくとも完全ではないでしょうが、切羽した状況には違いありませんね。」

 

璃々「待って、今さっき、ヨミガエリシステムの停止と言ったわよね…………?」

 

優里音「あっ!」

 

 

クソ!あの屑野郎!!これまでの復讐か!!

 

 

璃々「試練の結果に関係なく、もう現世には戻れないの………?私達、ここに置いてきぼり?

 

冗談じゃないわ!!そんな話が納得出来るわけないじゃない!!」

 

ガルッチ「『『あークソ!璃々、離れろ!!』』」

 

 

【Knockout Fighter!】

 

 

【The strongest fist!"Round1" Rock & Fire!The strongest fist! "Round1" Rock & Fire!】

 

 

もう一度行くぞ!

 

 

ガルッチ「『『『少佐』!『融合変身(フュージョントランスフォーム)』!!』』」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

【ガッチャーン!フュージョンレベルアップ!】

 

 

【赤い拳強さ!最強を目指せ!ノックアウトファイター!】

 

 

紫乃愛「ちょっと!?先生!?」

 

ガルッチ「オラァァァァァァ!!!!!!」

 

 

『ズバゴンッ!!』

 

 

完全に閉まっていた扉は砕け散ると、また警報が流れた。

 

 

『第946号囚監フロア隔壁ヘノ破壊ヲ確認!第946号囚監フロア隔壁ヘノ破壊ヲ確認!』

 

黎斗「ガルッチ、下がれ!!」

 

 

『シュパッ!』

 

 

ガルッチ「チィ!!」

 

 

今の攻撃、このクリミナルか!?ん?黄色の粒子?

 

 

『ハーッ!ハッハッハッーーーーーー!!!!罪人は地獄送りだー!半罪人は監獄送りだー!どちらでも無い奴は、俺様のオモチャだー!』

 

優里音「なんだか強そうなのが出てきました~!?」

 

璃々「システムが破壊されても、こういうところの立ち直りは早いのね………。」

 

ガルッチ「『『雑種!そこを退け!!今すぐ"少女庭園"という場所にいかなければならないんだ!!』』」

 

『むぅ?臭うぜ………。青臭い半罪人とは違う、掃き溜めの下にあるドブみたいにくせぇ臭いだ!!テメェらは半罪人か?それとも彼奴らか?あー面倒くせぇ!まとめて叩き潰してくれる!!ウォォォォォォ!!!!!!』

 

 

姿が変わった!?此奴、既にバグスターに感染しやがってたのか!!

 

 

黒絵「バグスター…………。」

 

黎斗「どうやら先ずは、私とガルッチの出番だな。」

 

 

【マイティアクションX!】

 

 

黎斗「『グレード1』!『変身』!」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

【レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!】

 

 

今の僕は冷静になれない。だから邪魔する奴は、滅多打ちだ!!

 

 

『活キノイイ奴ラダナ!!コノ俺様ガ魂ゴトミンチニシテヤルヨ!!!■■■■■■■■■■■■■!!!!!』

 

ガルッチ「『『だったらその前に、テメェを滅多打ちにしてやらぁ!!』』」

 

黎斗「コンティニューしてでも、クリアする!!」

 

黒絵「わ、私も…………戦う!!」

 

 

黒絵!?そのガシャットは、『セブンシンカレクイエム』!?

 

 

ガルッチ「黒絵、此奴は─────」

 

黒絵「分かってる………。けど、何もしないよりはマシ。だから!」

 

 

【セブンシンカレクイエム!】

 

 

そのボタンを押すと同時に、一本のガシャットが飛び出し、そのガシャットを手にした。そして、『セブンシンカレクイエムガシャット』は僕の手元に戻った。

 

 

【グラトニーマジシャン!】

 

 

黎斗「何ッ!?」

 

黒絵「『暴食』!マジカルチェンジ!!」

 

 

【暴食の魔術師!グラトニーマジシャン!】(タドルファンタジー音)

 

 

もう一度押すと、黒絵の衣装が変わり、囚人の服から兎のような格好へと変わった。ま、マジかよ………。

 

 

黒絵「私の魔法で、貴方を食らう!」

 

『面白イ、ヤッテミロ!!』

 

 

今ここに、黒絵との共闘した戦いが幕を開けた。

 

 

next episode




グラトニーマジシャンガシャット


使用者:伊瀬黒江


暴食の大罪を持った魔法使い『マーリン』(七つの大罪)の能力『無限(インフィニティー)』を持っている。
その為、黒絵との相性が良く、常に最大火力で攻撃することが出来る。
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