※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode87 地獄にlet's go

-第946号 囚監フロア B1F-

 

 

ガルッチside

 

 

塔子(今後はマヤ)「ごめんなさい、本当は罪人を"少女庭園"に入れたの私です。管理人があまりにも理不尽だったので私が仕切ろうとおもって…………。」

 

ガルッチ「『『お前が犯人かよ。ってかそこまで言ってどうすんだよ。』』」

 

 

まさか、罪人を入れたのが塔子さんことマヤさんだったとは。まぁ、理由を聞いて納得した。この人もまた、僕と似たような考えを持ってた人だって事。

 

 

マヤ「でも、これだけは信じて。バグスターとか、檀正宗とかは、本当に知らないし、想定外なのよ。」

 

紫乃愛「…………だそうですが、先生。」

 

ガルッチ「『『まぁ、マヤさんだって、あの野郎が来るなんて思っちゃいなかっただろうし、信じるけどね。』』」

 

璃々「ちょっと待ちなさい。先生、何故私達が地獄に行かなきゃならないのよ!」

 

ガルッチ「『『何故って?決まってるだろ?みんな初対面だし、ギスギスした関係である以上、檀正宗に挑むのは無謀すぎる。仮に頂上に行って、ヨミガエリしようにも、更正したとは程遠い。

そのために、僕は独断で皆を地獄に行って、更正しながら修行し、交流を深めようって言うのが根端だ。』』」

 

マヤ「それはいいのだけれど、地獄に行く方法知ってるの?」

 

 

…………………………そういえば、全然知らなかったな。ここの世界の地獄とか、聞いたことないな。

 

 

マヤ「幸い、地獄のところは侵略されてないわ。クリミナルも沢山居るのは否めないけど、少なくともここよりはマシだと思う。」

 

璃々「ちょ、何をするの!?」

 

マヤ「皆、私が時間稼ぎをする。その間、強くなって………!」

 

 

その途端、マヤ以外の足元には、魔法陣が描かれていた。

 

 

ガルッチ「『『マヤさん!?何を!?』』」

 

マヤ「ガルッチ、黎斗。お願い。その子達を、絶対に守ってあげて。」

 

ガルッチ「『『それは一体どう言う────』』」

 

「見つけたぞ、ラッシュマッチレス…………!」

 

 

この声、聞いた事がある…………。

 

 

マヤ「何者!?」

 

ガルッチ「『『檀正宗…………!貴様、どうやって生き返った!!』』」

 

正宗「どうやって、だと?無論決まっている。あのお方が生き返らせてくれたのだよ。」

 

 

その姿は、以前着ていたと思われるスーツを着込んでいるが、何かが強化されているのが、いやでも理解してしまった。

 

 

正宗「それに、今の私は檀正宗などではない…………。『時間魔王 檀正宗』だぁ…………。」

 

黎斗「まずい、此奴の力、前よりも強化されてる…………!おい、まだか!!」

 

マヤ「やってる!!」

 

正宗「本来なら時を超えて、君の存在を絶版にさせたいところだが…………。今の私はっ!非常に機嫌が良い!!

故にこの場で、君達を今ここで絶版にしてやる!!」

 

 

【ガッチャーン!】

 

 

【仮面ライダークロニクルXXX!】

 

 

トリプルX!?

 

 

正宗「『変身』────」

 

マヤ「Cord:teleport!」

 

 

変身すると同時に、魔法陣から光の粒子が現れ、一人ずつ消えていく。

 

 

【バグルマックス…………!】

 

 

【次元を超えろライダー!刻めクロニクル!今こそ時はッ!

極まれりぃぃぃ!!!! 】

 

 

最後に僕が消える寸前に見た姿は、正宗の仮面ライダークロノスの姿と、黎斗がいうゲムデウスの姿と、融合したクロノスの姿をしていた…………。

 

 

sideChange

 

 

 

正宗side

 

 

消えたか。いや、移されたと言う事か。どうやらこの子娘、私がやろうとしたことを妨害したようだな…………。

 

 

マヤ「………………!」

 

正宗「さて、まずは君からといこうか?」

 

マヤ「Cord:teleport!」

 

 

鬼ごっこするつもりかな?いいだろう、つきやってやる。その後は絶版にしてやろう。今の私は、『仮面ライダークロノス ゲムデウスXクロニクルゲーマーLvXXX』だ。

時間を巻き戻して小娘を消すのもいいが、ここは敢えて付き合ってやるのも手か。

 

 

正宗「既にバグスターは、地獄に送った。あちこちにバグスターウイルスに感染したクリミナルが、彼らに襲い掛かってくるだろう……………。」

 

 

奴らさえ消せば、私は世界のルールとなる…………。

 

 

【SKIP!】

 

 

sideChange

 

 

-地獄-

 

 

 

ガルッチside

 

 

いてて、マヤの奴…………。何で到着した後に落下して地面にぶつからなきゃならないんだ畜生…………。

兎に角、みんな無事か確かめないと…………。

 

 

ガルッチ「『『みんな無事か?』』」

 

 

『シーン』

 

 

……………………………返事がない?まさか、はぐれた!?

 

 

黎斗「ガルッチ、私達はここだぁ…………。」

 

ガルッチ「『『ん?』』」

 

 

声がする方に向くと、何故か木の枝に引っかかって宙ぶらりん状態の黎斗達がいた。僕だけ地面にぶつかったんかよ…………。

 

 

黒絵「お、お兄ちゃん………………。助けて……………。」

 

ガルッチ「『『これ、どうすりゃ良いんだ?』』」

 

エミヤ『ふむ、これは別のフュージョンでなくては助けられんな。』

 

達也『いや待て、彼なら手伝ってくれるのではないか?召喚だけで。』

 

エミヤ『彼、か?しかし彼は………。』

 

達也『少なくともこれしかない。ガルッチ、『アストルフォ』を召喚してくれ。』

 

 

これって、召喚できるの?と、兎に角やってみるか。

 

 

ガルッチ「『『『アストルフォ』!』』」

 

 

アストルフォのカプセルを起動させ、装着ナックルにセット。そして、そのままスキャン!

 

 

ガルッチ「『『『召喚(サモン)』!』』」

 

 

『アストルフォ!』

 

 

すると、僕と同じ男の娘のアストルフォが目の前に現れた。

 

 

アストルフォ「よっと!ヤッホー、ガルッチ!」

 

ガルッチ「『『ヤッホーって、とりあえず頼みがあるけどいいか?』』」

 

アストルフォ「大丈夫大丈夫、話を聞いた限り、あの人達を下ろせば良いんでしょ?だったら、木を切って────」

 

ガルッチ「『『違ぁぁぁぁぁう!!『この世ならざる幻獣(ヒポグリフ)』を使って、助けてやれって言ってんの!!木を切っちゃ怪我しちゃうだろ!?』』」

 

アストルフォ「はいはーい!」

 

 

 

─数分後─

 

 

 

紫乃愛「それにしても、便利ですね。その道具って、変身だけじゃなく、召喚も出来るなんて。」

 

ガルッチ「『『いや、『召喚』に関しては、僕も初めて知ったんだが、ヒカリの奴………これどう言う仕組みしてんだよ…………。』』」

 

 

次『フレディがいる幻想郷』に行くときは、ヒカリに会って聞いてみようかな?

 

 

アストルフォ「ガルッチ~、撫でて撫でて~!」

 

ガルッチ「『『犬か何かかよ。というか、僕より身長高いのに…………。』』」

 

司「でもする先生であった。っていうか、この子本当に男なのか?これでも十分女に見えるけどな。」

 

ガルッチ「『『否定が出来ないってのが、あれなんだがな……………。』』」

 

 

そして満足したのか、アストルフォはカプセルに戻っていった。

 

 

黒絵「…………。」グイグイ

 

ガルッチ「『『黒絵?』』」

 

黒絵「………私も、なでなでして……………。」

 

 

羨ましかったのか…………。まぁ、撫でますけど………。

 

 

璃々「なんか、随分と心を開いていますね。先生限定で。」

 

翠「しかも、『お兄ちゃん』って呼んでましたよね。」

 

紫乃愛「ってそれより、ここ何処ですか!?」

 

黎斗「地獄、だろうな。あのマヤと呼ぶ者が、この辺りに移したようだ。」

 

珠月「地獄…………。」

 

璃々「ホントに、地獄なのね…………。未だに信じられないわ…………。」

 

司「そういえば、黒絵は随分と落ち着いてるな。ここが地獄だってのに。」

 

翠「今は撫でられていますけど、木に引っかかってた時も、至って冷静でしたね。どういう事でしょうか…………。」

 

 

そろそろ、伝えた方が良いかな?っと思って黒絵を見た。

 

 

黒絵「大丈夫…………。けど、お兄ちゃんが…………言って。」

 

 

んじゃ、伝えようか。

 

 

ガルッチ「『『実は黒絵には、僕が事前に教えておいたんだ。』』」

 

翠「だからですか…………。」

 

 

『Prrrr,Prrrr』

 

 

ん?通信かな?

 

 

マヤ『よかった。今度はすぐに繋がったわね。』

 

ガルッチ「『『マヤ!?無事か!?』』」

 

マヤ『何とかね。予想以上に、檀正宗って奴は強敵ね。今罪人が、バグスターと交戦してるけど、劣勢状態ね。』

 

 

相手が悪すぎだろ。生き物VSウイルスだよ?下手したら感染して敵に回っちゃうじゃねえか。

 

 

マヤ『まぁ今は、逃げながらこうして通信を繋げてるわ。とりあえず皆、無事で良いのね?』

 

ガルッチ「『『ああ。僕と黎斗含め、全員無事だ。』』」

 

マヤ『よかった。兎に角、正宗が来ない間、聞きたいことがあるなら言って。地獄に来るの、初めてだと思うし。』

 

 

そうだった。ここの地獄は初めて来たし、何よりこの世界の知識は全くないしね。聞いてみるか。

 

 

ガルッチ「『『んじゃあ早速だが、ここは地獄であってるよね?』』」

 

マヤ『ええ。正式には『迷イノ地獄』。ヨミガエリに失敗した半罪人が落ちる場所よ。指導教官の貴方には縁の無い場所だったけど、貴方の意志に尊重して、その場所に行かせたわ。これでよかったよね?』

 

ガルッチ「『『ああ。感謝してる。けど、塔に戻る方法ある?』』」

 

マヤ『あるわよ。戻れる方法は、ちゃんとあるから。』

 

 

そっか、なかったらどうしようかと思ってたよ。

 

 

マヤ『他に聞きたいことある?』

 

ガルッチ「『『んじゃあ、あちこちにいる蝶達は?』』」

 

マヤ『半罪人の成れの果てよ。』

 

 

え"?マジで?レイス(霊)的な感じ!?

 

 

マヤ『地獄で死に至ると、あの蝶へと変じて、長い期間を彷徨う事になるの。現世に戻ろうと空を舞い、自分が犯した罪を、夢で繰り返し見るだけの存在…………。その度に記憶を含んだ涙を流し、次第にどうしてその夢を見るのかを忘れて、その果てに魂が完全に消滅してしまう。』

 

 

……………聞くだけで、哀しくなるな。

 

 

マヤ『間違っても触らないように。相手の苦しみや悲しみが伝わって、正気を保てなくなるわよ………。』

 

ガルッチ「『『………………そうか。』』」

 

マヤ『ちょっと待って、振りじゃないから、ホントに触らないでよ?』

 

 

そこは気を付けるって。まぁ確かに、この話を聞いたら、凄く後悔したよ。転生者の僕からしたら、滅茶苦茶重要な注意事項だし、触れないように気をつけなきゃ。

 

 

マヤ『他にある?』

 

ガルッチ「『『んじゃあ最後に聞くけど、注意するべきは何だ?』』」

 

マヤ『そうね。地獄には、あの手この手で揺さぶりをかける人が居るわ。"元"半罪人もいれば、罪人も。きっと、希望に満ちた人間が妬ましいんでしょうね。』

 

 

何それ。パルシィがいたら、喜びそうな気がするんだけど気のせいかな?

 

 

マヤ『でも、これだけは頭に叩き込んでおきなさい。『"死神"には近付かないで』。』

 

ガルッチ「『『死神か…………。』』」

 

マヤ『ええ。アレは一種の執行人でね。人間の命を強制的に刈り取る力があるの。地獄にいても、適応する罪人もいるし、そこの人数を増やしすぎる訳にもいかない。』

 

ガルッチ「『『難儀だな、それ。』』」

 

マヤ『誰の案かは知らないけどね。以前のヨミガエリから存在してて、誰が作ったのかは分からないのよ。

間違っても戦おうとしないでね。下手すると、貴方も地獄に引きずり込まれるわよ。』

 

ガルッチ「『『地獄にいるのに、地獄に引きずり込まれるって………。洒落にならんな。』』」

 

 

しかし死神かぁ。そういえば、僕の親友アルファスも、死神の資格で合格したんだっけ。彼奴が死神って、不思議とあってるしな。大鎌持ってるし。

 

 

マヤ『そろそろ限界ね。いいガルッチ、正宗の考えでは、地獄にもバグスターに感染したクリミナルもいてもおかしくないわ。

絶対に強くなって塔に戻ってきて頂戴。私も、正宗を引きつけながら逃げるから。』

 

ガルッチ「『『分かった。無事を祈る、マヤ。』』」

 

マヤ『貴方もね。』

 

 

『ピッ』

 

 

ガルッチ「『『っと言うわけだ。どうやら地獄にも、バグスターがいる可能性もあるようだし、その時は僕と黎斗も戦う。』』」

 

珠月「でも、罪人は如何する────」

 

ガルッチ「『『珠月、その話はさっきも言ったはずだ。其奴が僕を裏切らない限り、僕は全員連れて行く。というよりかは、全員ヨミガエリさせるつもりだ。更正しながら、だけどね。』』」

 

司「それはちょっと甘い気がするんだけどなぁ。」

 

ガルッチ「『『何とでも言え。甘い考えで、全員救えるって事を、この世に証明してやるよ。

 

 

 

 

とは言え、今回の出来事で、僕も最近冷静に居られないことが多くなってきてる気がする。今から魔法陣書くから、離れてて。』』」

 

黎斗「その前に、いい加減フュージョン解除した方が良いのでは無いか?さすがの君も、疲れてるだろ。」

 

エミヤ『黎斗の言うとおりだ。体力には問題はないだろうが、無茶な事したせいで、疲弊してるはずだ。ここは大人しく解除してくれ。』

 

ガルッチ「『『……………分かった。』』」

 

 

『フュージョンオーバー!』

 

 

はぁ、エミヤの言うとおり、確かに体が重い気がする。確かに、長期間使用はつらいな。相性は良くても、これだけ使ったら結構キツい…………。

 

そう思いながら、僕は魔法陣を描いた。そして…………。

 

 

ガルッチ「『Пространство обороны совершенства, Жемчужной реки защитить каждую катастрофу.(万全の守りの空間よ、あらゆる厄災を守りたまえ。)』『プロテゴ・マキシマ(最大の防御よ)』。」

 

 

隠れ家の入り口を作り、更には檀正宗ですら侵入できない程の魔法防御を張った。どれくらい効くのかは分からないが、念のためにかけておかなくては…………。

 

 

ガルッチ「皆、もう入って良いぞ。しばらく僕も休憩に入るから………。」

 

 

あー、駄目だ…………。こんなことなら、フラン達がいてくれれば…………。一体、どれくらい持てるのか…………。

 

 

next episode




原作と大きな違い


マヤ、檀正宗を逃がすために、地獄へ送る。かわりに、囮となって、連絡をする

罪人はいるものの、ガルッチの説得で、そこまでギスギスしてはいない

今後黒絵も、バグスターとの戦いに参戦
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