※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode88 『死』と『狂気』のFusion

-隠れ家-

 

 

黎斗side

 

 

参ったな。どうもガルッチは、フラン達と離れているせいか、情緒不安定になりかけているな。

ある程度抑え込んではいるものの、何時爆発してもおかしくないな…………。

ようやく序幕をクリアしたというのに、何処かで狂ったら大変なことになりそうだ…………。

 

 

『ピッ』

 

 

黎斗「ゼロノス、聞こえるか。」

 

ゼロノス『黎斗か。どうした?』

 

黎斗「ガルッチの事だが、少しずつ情緒不安定になりかけている。やはりフラン達と離すのは危険だったのではないのか?」

 

ゼロノス『依存しているからな、彼奴。その分ガルッチの弱点に成り得る。むしろ、ガルッチの弱点は『戦いで仲間を失う恐怖』なのだろう。

もし失えば、彼は発狂するのが目に見える以上、やはり黎斗を入れて正解やもしれないな。』

 

黎斗「少しだけ話をさせるってのはどうだ?」

 

ゼロノス『そうしたいのは山々だが、困ったことに何処かへ行ってしまった。あまり無茶してくれなければ良いのだが…………。』

 

 

まぁその分、『デンジャラスクトゥルーガシャット』を使用したとき、強大な力を得るのが事実だが、もし『デンジャラスゾンビガシャット』を使用したら、どうなるのか………。

正直想像も出来んな、死と狂気の融合化した姿なんて、聞いたことが無い。

 

 

黎斗「また連絡する。定期的に報告ぐらいはしておく。」

 

ゼロノス『ああ、頼んだぞ。』

 

 

『ピッ』

 

 

【デンジャラスゾンビ………!】

 

 

…………まさか、ガルッチも扱えたとしたら。いや、あまり考えたくはない。

出来れば、このガシャットを使用することがないように、祈るしかないか。下手したら【GAMEOVER】になるかもしれない………。

 

 

sideChange

 

 

 

ガルッチside

 

 

司「んで、どうだ?気持ちいいか?」

 

ガルッチ「ああ、凄く…………。」

 

司「全く先生も仕方ないなぁ、いきなりこんな事お願いするから、アタシもビックリしたぜ。」

 

紫乃愛「……………あの、司さん?先生は何をしてるのですか?」

 

司「何って、決まってるだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『膝枕』してあげてんの。」

 

 

まぁこうなった原因は、極度の疲労に加えてフラン達と一緒にいないのか、一種の禁断症状が現れる寸前まで追い込まれていたので、こうなりました………。

自覚ぐらいあったのかって?ありますよ、そりゃ勿論。でもバレないためにも、こうして『ポーカーフェイス』しないと、士気が下がっちゃうじゃん。

 

 

紫乃愛「まぁ、先生も戦っていますし、そこは仕方ありませんよね。…………ところで、璃々さんまだグッタリしてるんですか?」

 

ガルッチ「あー、うん。見たところ、まだイってるね…………。」

 

司「彼所までやるか、普通。(・_・;)」

 

 

仕方ないだろ。多分オシオキはないだろうと思っているだろうけど、僕は根に持つタイプだよ?

とりあえず、罠にはまった分と、静止したにも関わらず行動した分を合わせて、最初よりも3倍のおしおきをしたけど…………。

 

 

ガルッチ「まさか、璃々もMだったとは………。」

 

紫乃愛「貴方がそうさせただけでしょう…………。(・_・;)」

 

璃々「あっ、あうぅ……………。///♡♡」ビクッ

 

司「けど、その分マッサージもしたんだろ?」

 

ガルッチ「まぁね。っていうか、そのせいなのかな?凄い喘ぎ声が聞こえた気がしたんだけど。やっぱり、魔力で生み出したローションはまずかったか?」

 

紫乃愛「明らかにそれが原因じゃないですか!?」

 

司「ちょっと待て、そういえば黒絵もしたようだけど、まさかそれ使って─────」

 

ガルッチ「使ったけど?」

 

司「マジかよ………。」

 

 

いやそんなに驚くこと?僕マッサージするときは、常に水の魔力を手に宿してやってるけど、フラン達凄く気持ちよさそうだったよ?

 

 

黒絵「……………膝枕。私も、したい。」

 

紫乃愛「黒絵さん!ちょうどよかった、聞きたいことがあるけど、良いですか?」

 

黒絵「あ…………。」

 

バロン『ご主人に、なんか用があるのかよ。』

 

紫乃愛「確か前に、先生にマッサージされていましたよね?如何だったのですか?」

 

バロン『そりゃご主人、気持ちよさそうだったぜ。』

 

司「……………それだけ?」

 

黒絵「……………。」コクッ

 

 

黒絵もしたけど、璃々みたいなことは起こらないだろ。ただ、黒絵が纏う魔力が、僕が出す魔力と調和しているようだけど、もしかして璃々にはそういう魔力を帯びてないとか?

 

 

司「どうなってんだ…………。」

 

ガルッチ「あまり考えない方が良いと思うよ………。」

 

紫乃愛「元の原因先生でしょ!?」

 

翠「少し騒がしいですが、何か…………。って、何故司さんが先生の膝枕になってるんですか?あと、何故璃々さんがあのような淫らな姿に?」

 

ガルッチ「璃々に関しては、この前のおしおきした後マッサージしてる最中にああなった。んでこっちは、僕のメンタル的な意味で……………。」

 

 

というかフラン達がいないって言うのがなぁ…………、今の僕にはフラン達が欲しい…………。というか声が……………。

 

 

『BGM 緋色月下 狂咲ノ絶』

 

 

翠「あの、先生。その腕時計から………。」

 

 

この曲、もしや!!

 

 

『ガバッ!ピッ』

 

 

フラン『ヤッホー、お兄ちゃん!上手く進めてる?』

 

ガルッチ「フラン!」

 

司「フラン?」

 

翠「………人の名前のようですけど、もしかして、彼女がフランなのでしょうか?」

 

紫乃愛「見たところ、幼い女の子に見えますけど…………。一体どう言う関係が?」

 

フラン『ゼロノスから連絡あったけど、お兄ちゃん疲れてるんだって?』

 

ガルッチ「お蔭様でね…………。」

 

フラン『って、その人達が、今お兄ちゃんと一緒にいる────』

 

紫乃愛「紫乃愛です。」

 

翠「…………翠です。」

 

黒絵「…………黒絵。」

 

司「司だよ。アンタは?」

 

フラン『フランドール・スカーレット。フランって呼んで。』

 

紫乃愛「じゃあお聞きしますけど、フランさんと先生と、どういった関係なんですか?」

 

フラガル「『夫婦だよ?二夫多妻だけど。』」

 

司「ファ!?」

 

黒絵「!?」

 

翠「え!?」

 

紫乃愛「はい!?」

 

 

あー、そういえば知らなかったっぽいね。

 

 

翠「一夫多妻はともかく、二夫多妻ってどういう事ですか!?先生、あのどういう事ですか!?」

 

ガルッチ「OKOK、少し落ち着け翠。いつもの冷静じゃないぞ。」

 

璃々「二夫多妻!?貴方どれだけの女と付き合ってるのよ!?っていうか夫でどういう事!?」

 

ガルッチ「(復活早!?)」

 

フラン『うーんっとね、私にこいしちゃん、イリヤちゃん、未来お兄ちゃん、──────』

 

ガルッチ「フラン、どうせなら写真持ってきた方がいいんじゃ………。」

 

フラン『そうだね。愛人も含めちゃうと、懲りないし。』

 

司「先生、意外とプレイボーイだった…………!?」

 

ガルッチ「愛人の話は聞かないでくれ。僕もそれにはどうしよもないから………。」

 

 

暫くすると、フランから家族が写った写真が届いた。

 

 

紫乃愛「多いですね…………。あ、この人も女性ですか?」

 

ガルッチ「あ、それ男。」

 

司「男!?どう見ても女にしか見えないじゃないか!?」

 

フラン『よく言われるよ。女装が普段着だから。』

 

璃々「それって、ただの変態─────」

 

 

『ジャキンッ!』

 

 

璃々「ヒッ!?」

 

ガルッチ「璃々、あまり僕の家族を侮辱するな。馬鹿にされると、僕でも冷静になれずに殺っちゃうから。

絶対に、僕の家族を侮辱するなよ。いいな。」

 

璃々「ひゃ、ひゃい………。」

 

 

『チョロロロロ………。』

 

 

あ、やべ。怖がらせすぎて、失禁させてしまった…………。けど仕方ないだろ!?いきなり酷いこと言っちゃったら、僕でも冷静になれないよ!!

 

 

フラン『お兄ちゃん、少し落ち着いて。ね?』

 

ガルッチ「ごめん、こればかりはどうもね…………。」

 

フラン『分かってる。それより、絶対に生きて帰ってね。聞いたところ、檀正宗が生き返ったって聞いたから。』

 

ガルッチ「無論、無事に帰ってやる。メンタルはともかく、ここでGAMEOVERになるつもりは絶対にない。」

 

フラン『だと思った。私、信じてるよ。』

 

 

『ピッ』

 

 

はぁ、フランの声聞いたらまだ頑張れる気がする。ん?なんか裾を引っ張る感覚が………ってもしや。

 

 

黒絵「…………。」ムゥ

 

司「嫉妬していたようだな。」

 

ガルッチ「なんか、ごめん。黒絵。」

 

翠「しかし、こればかりは驚きました。先生って、男性の人も結婚していたとは思いませんでした。」

 

ガルッチ「そこっ!?もっと驚くことあるだろ!?」

 

璃々「いや、普通同性との結婚なんて、聞いたことないわよ。何をどうしたらそうなって────」

 

黒絵「お兄ちゃん、もしかして…………お兄ちゃんが言っていた、仮面を被った子って…………。」

 

ガルッチ「…………『勝又未来』。今は『門矢未来』だけど、未来と出会わなかったら、皆には会わなかったかもしれないね。

 

 

言わば、未来こそが、僕の人生を変えた人だね。色々な意味でね。」

 

黒絵「そう、だったんだね…………。」

 

翠「…………もしかして、黒絵さんと先生だけの秘密の話ですか?」

 

紫乃愛「何それ狡い…………。」

 

司「…………なぁ、その話、もっと詳しく─────」

 

ガルッチ「よし、そろそろ出発するか!!」

 

璃々「に、逃げましたね。」

 

 

というか、黒絵の顔膨らませてるのか、凄く可愛いって思ってしまった………。けど、これから起こる事なぞ、僕を含めた全員は知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-迷イノ地獄-

 

 

とりあえず皆で出たのはいいものの、何故だろ?凄く重い気配がする。いや、それ以前に、『死』の気配が…………。

 

 

珠月「あ、この花綺麗だなぁ………。」

 

黎斗「待て、珠月。」

 

珠月「?」

 

璃々「黎斗さん?ただの花ですけど、どうかしたのですか?」

 

ガルッチ「…………そう言うことか。確か、この花は罪人の蝶の涙を吸って成長する奴だったな。

名付けるとしたら、『過ギ去リシ刻ノ花』かな。」

 

翠「どうやって分かったのですか?」

 

黎斗「君達、マヤが言っていたことを思い出せ。」

 

優里音「……………あ!確かに、触れない方が良いかもしれませんね。」

 

珠月「ご、ごめん…………。綺麗だったから、つい…………。」

 

ガルッチ「いや、そのお陰で、この森は危険だって事が分かったんだし。今すぐ────────後ろに下がれ!!」

 

 

『ガキンッ!』

 

 

全員『先生!(お兄ちゃん!!)(ガルッチ!!!)』

 

 

刹那と言うべきか。常人なら怯えるほどの殺意が僕を襲って来るも、腕を使って防いだ。どうやら此奴が、『死神』のようだ。

 

 

司「畜生、見るだけで震えてきやがった………!」

 

珠月「あんなの、勝てるわけがない……………!勝てるわけがないよ…………!!」

 

黒絵「お兄ちゃん…………、逃げて…………!!」

 

ガルッチ「死神……………、覚悟は出来てんだろうなぁ…………!!」

 

『貴様に、勝てるとでも…………?』

 

ガルッチ「負けるつもりなんて……………、ねえんだよ!!!」

 

 

『ボフッ!』

 

 

一度距離を置くために、死神に蹴りを入れて後ろに下げた。

 

 

『少しは楽しめそうだ…………。』

 

 

しかしどうしよう。少なくとも此奴は、まともに戦っても厳しいかも知れない。しかも、7人の半罪人を守る以上、どうにかしてやらないと……………。

……………………やってみるか、アレを。

 

 

ガルッチ「黎斗、『デンジャラスゾンビガシャット』を貸してくれ。」

 

黎斗「なっ!?正気か!?」

 

ガルッチ「今のところは正気だが、これからは『狂気』に成り果てる。守れるんだったら、何だって使ってやる!!『ボーイズライザー』!!!」

 

 

そういえば、メモ書きがあったが、どうやら邪悪な力も持っているようだ。ならば、使ってやる!

 

 

黎斗「使うなら約束しろ、絶対に生きて帰ってこい!!」

 

ガルッチ「ああ。」

 

 

そう言い、『デンジャラスゾンビガシャット』を受け取り、ボーイズライザーを手に取った。

 

 

【デンジャラスゾンビ…………!】

 

 

ガルッチ「行くぞ………!」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

【デンジャラスクトゥルー…………!】

 

 

【ガッシャット!】

 

 

ガルッチ「『セフィロス』!」

 

 

セフィロスのカプセルを起動し、装填ナックルに入れる。

 

 

ガルッチ「『大魔王バーン』!!」

 

 

同じく、ダイの大冒険の大魔王バーンのカプセルを起動させ、装填ナックルに入れる。そして、そのナックルを持ち、スキャンする。

 

 

『ダークボーイズライズ!!!』

 

 

先程聞こえた声よりも、おぞましい声が聞こえた。それと同時に、ゲーマドライバーΩから黒と紫色の煙が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチ「これで、エンドマークだ!『バーサグ化』!『狂融合変身(マッドフュージョントランスフォーム)』!!!」

 

 

【ガッチャーン!!マッドネスフュージョンレベルアップ!!!】

 

 

【デ・デンジャラスゾンビ!デ・デンジャラスゾンビ!】

 

 

【ア ガッチャ!デンジャー!デンジャー!インセンティ・ザ・クライシス!デンジャラスクトゥルー!】

 

 

『セフィロス!大魔王バーン!ダークネスライズ!!カイザーノヴァ!!!!』

 

 

ガルッチ「『『ヴォォォォォォォア"ア"ア"アアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』」

 

 

黒と紫の霧がこれでもかと放出しながら僕に纏わり付き、そして晴れた際には、やばい姿になっていた。

半分は大魔王バーンの服、もう半分はセフィロスの服。何ら変わりは無かったが、足元を見ると、ゾンビの腕がうじゃうじゃと湧いており、背中には無数の触手達が湧き出てる。

更に髪を見ると、半分は『アクアマリン』という本来の僕の髪の色だが、もう半分は白く染まっていた。

何で分かるかって?自分の体ぐらい変化するのが分かるよ。しっかし、クトゥルフ神話生物達の力を借りる事になるとは、やばいな。

 

 

黎斗「…………なんと、おぞましく、美しいんだ!」

 

紫乃愛「あ、あれが、先生なのですか!?」

 

ガルッチ「『『死神、覚悟は良いか?今のボクハ、仮面ライダーファンタズム。ダブルデンジャラスクトゥルフゾンビゲーマーLvXX。カイザーノヴァフォームだ。『死』と『狂気』の力を以て、今ここで狂い踊ってやろう!!』』」

 

『…………面白い、思わぬところで強敵がいるとはな。こい、死者に成り切れぬ生者よ!その死にきれぬ命を刈り取ってやろう!!』

 

ガルッチ「『『■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!』』」

 

 

今ここに、死神と狂おしき死の幻想の戦いが始まった。

 

 

next episode




原作と大きな違い


珠月が花に触れなかった(というか、静止しなかったら、原作通りにクリミナルが出現してから、死神が登場する。)
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