※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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この話は、プロトガルッチとダークルシフェル、そして新たな仲間達がある世界に行き着いた話です。


episode90 Prototypeの意志

-東京 スカイツリー-

 

 

プロトガルッチside

 

 

次の世界は、これまた普通の世界だな………。

 

 

ベロニカ「ねぇ、ここって何処なの?」

 

プロトガルッチ「日本でいう東京だな。君達からしたら、見たこと無い世界だが、この世界の彼らが、君達を生み出した創造主が住む世界だ。」

 

ダークルシフェル「へぇ、創造主が住んでる世界ねぇ………。」

 

プロトガルッチ「まぁ、そこでコスプレする奴も住んでいるし、僕達の格好を見たら、コスプレだと思われるだろうね。」

 

ジェイソン「僕も?」

 

プロトガルッチ「間違われるだろうね。」

 

 

しかし、旅の途中でジェイソンと再会出来たのはよかった。どうやらガルッチ達と共に、ゼクスを倒した後までの記憶を持っていたし、まだ仮面ライダーゲンムの姿になれるようだ。一応僕とダークルシフェル、ベロニカの力で魔改造して、ウルトラマン級の奴でも戦えるようにした。

 

 

ジェイソン「日本に来るなんて、僕達初めてだよ。ガルッチは違うの?」

 

プロトガルッチ「うん、一度この世界に来た覚えがある。」

 

ダークルシフェル「でも、ここに復讐する奴って居るの?」

 

ベロニカ「っていうか、復讐する奴って誰なのよ。先ず何者なの?」

 

 

何者なのかってか。確かに、名前が分からないが、1つだけその手掛かりがある。その証拠を、皆に見せた。

 

 

プロトガルッチ「此奴が、手掛かりだ………。」

 

ジェイソン「刃の破片?」

 

ダークルシフェル「これだけじゃ分からないよ?」

 

プロトガルッチ「まぁな。けど、一見見たらただの破片だが、どうもこれは、聞いたことの無い成分で出来た武器の破片だったらしい。

今は破片と化したせいで、鉄のような成分に変わったけど、あの時は彼女を殺せるぐらい、充分な力を持っていた……………。」

 

 

これのせいで、フランは………………。守り切れなかった自分が憎い、フランを殺した其奴が憎い、それだけ僕は、其奴を許せなかった…………。

 

 

プロトガルッチ「殺したって帰ってこないのは、分かってる。けど、復讐しないと、収まる気がしない…………。」

 

ジェイソン「…………分かった上で、復讐するって事?」

 

プロトガルッチ「うん。其奴に家族がいようが、恋人がいようが関係ない。其奴が僕に復讐するなら、こっちも迎え撃つまで。僕だって大切なものを奪われたんだ。

其奴の気持ちなんざ、知ったことか。」

 

ベロニカ「ガルッチ…………。」

 

ダークルシフェル「それだけその子のことが好きだって事が、よく分かるよ。」

 

プロトガルッチ「本当なら、こんな復讐劇に付き合う必要はなかったけど、僕一人でも、限界も感じていたし、何より………………寂しくて辛かったし。」

 

ダークルシフェル「?」

 

プロトガルッチ「あ、いや何でもない…………。」

 

 

あーもー、バカバカ!いきなりなにを言ってんだ!?さっきからおかしいって!!やっぱりルシフェルと出会ったせいなのか、少しおかしくなってる気がする…………。

いやいや、僕だって限界もあっただろ。こんなの普通、普通だって…………いうのに…………。

 

 

『ギュッ』

 

 

プロトガルッチ「!?」

 

ダークルシフェル「大丈夫?何だか凄く、泣きそうな顔をしていたよ?」

 

プロトガルッチ「……………ホントにごめん、毎度毎度。」

 

ダークルシフェル「気にしなくてもいいよ。けど、感情なんてなくなればいいなんて考えは、私は反対よ。」

 

プロトガルッチ「え?」

 

ダークルシフェル「触れてみて、分かったの。私やベロニカちゃん、そしてジェイソンさんと一緒にいるうちに、押し殺してた感情が溢れかえろうとしてたんだよね。

でも、貴方はあくまで復讐劇に付き合う期間までの間と思い、それを無理なく押し殺してたけど、限界に達する前に、いっそ感情さえなくなれば、ってそう思ってたんでしょ?」

 

プロトガルッチ「……………。」

 

ダークルシフェル「そんなの、私がさせない。感情が無くなっちゃったら、その子と再会しても、喜ぶ事も、泣くことも、何もかも出来なくなっちゃうんだよ?

そんなことになったら、私が悲しい気持ちになっちゃうよ……………。」

 

ベロニカ「っていうか、それだけその子のこと思ってるなら、ちゃんと感情持ってなきゃ駄目だよ?」

 

ジェイソン「…………僕の知ってるガルッチも、どんな時でもちゃんと感情を持っている。君のフランの為にと思ってるなら、感情をもって。」

 

 

……………情けないな。そういえば、こうやって仲間と一緒に笑い合ったりしていたっけ。随分前だったせいで、すっかり忘れ果てていたかと思っていたけど、どうやら未だに忘れてなかったようだ。

いやもしかしたら、あちらの僕と出会ったお陰で、僅かながら思い出したのかもしれないな。久しく忘れていたはずの、温もり…………。本当に─────

 

 

プロトガルッチ「? なんだアレ?」

 

ダークルシフェル「どうかしたの?」

 

プロトガルッチ「今あっちで、爆発が見えた気が……………。」

 

ベロニカ「爆発って、あっちで何かあったの?」

 

ジェイソン「テロ?にしては異質な気が……………。」

 

ダークルシフェル「……………英竜!?」

 

ジェイソン「英竜って、今あっちのガルッチの奥さんだっけ?この世界に来てるの?」

 

ダークルシフェル「分かんないけど、多分そう!でも、何であんな事を……………?」

 

プロトガルッチ「………………………復讐?」

 

ベロニカ「復讐って、貴方みたいに!?」

 

 

どういう事、いくら彼奴でもこんな横暴は見過ごせないはず…………。それとも、出られない事情とかがあるのか!?

けど、流石に他の人を襲うなんて事は……………。

 

 

プロトガルッチ「………………マジかよ。」

 

ベロニカ「如何したの!?何が見えたのよ!!」

 

プロトガルッチ「……………………………………無実な人間も、襲ってる。」

 

ダークルシフェル「あの英竜が!?」

 

ジェイソン「一体……………、一体何があったって言うの!?」

 

ダークルシフェル「こんなの、こんなの私が知ってる英竜じゃない!!」

 

ベロニカ「ど、如何するの!?ルシフェルが言うには、その英竜ってやばい奴なんでしょ!?何か方法はないの!?」

 

 

そもそも、あの人はそこまで残虐な事をしないはずなのに、何故今となって襲撃してきたんだ!?

ともかく、その人達を安全な場所に連れて行かせないと…………!

 

 

プロトガルッチ「ルシフェル。」

 

ダークルシフェル「分かってる!ガルちゃんのお陰で強化してくれたスペースビーストを使って、襲われてる人達を救わせないと!!『対超獣スペースビースト』!!」

 

 

『対超獣スペースビースト』。ルシフェルは運のいいことに、あらゆる超獣達のデータが残っており、戦闘データを集め、僕が魔改造を重ねて行くうちに、やられればやられる分、そのほかのスペースビースト達が強くなる仕組みになってる。

そして、メリオダスの能力『全反撃(フルカウンター)』にも搭載していて、他のスペースビーストが亡くなると、ルシフェルを含めたスペースビーストにカウンターが付与される。全滅すると、ルシフェルのカウンターが炸裂し、どんな超獣でも返り討ちが出来るようになっている。

因みに、『全反撃(フルカウンター)』は単純な物理攻撃も適用できるようにしている。

運がいいことに、その英竜と超獣達には気づかれていなかったようだ。どうやら何かしらの繋がりとかの言う奴が、繋がったままだって事を、忘れてるらしい。

一応、一方的に技術を得てるようだから、今のところ問題はないらしいけど、最悪繋がりそのものを遮断するつもりだ。

 

 

ダークルシフェル「皆、お願い!英竜達が襲ってる人間達を避難させて!!」

 

『彼女らが…………?』

 

イズマエル『我が主よ、我々イズマエル軍は如何したら?』

 

ダークルシフェル「出来るだけでいい、奴らを足止めして!!」

 

イズマエル『了解。ですがいずれ、あなた方の存在を気付くはずです。今の内に次の次元へ、お渡り下さい。』

 

プロトガルッチ「……………すまない、お前達を失わせる事に。」

 

ゼロ『気にしないで下さい。どちらにしても、ルシフェル様が生きていらっしゃる限り、私達は会えますので。』

 

ダークガルベロス『お前ら!!人間共を助けるぞ!!』

 

『『『『うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』』』』

 

イズマエル『では、皆さん。お達者で…………。』

 

 

スペースビースト達は、英竜達が襲ってる場所に向かった。

 

 

プロトガルッチ「皆、急ごう。手を繋いで。…………我、世界無き者の亡霊、最愛の者を奪った輩を復讐する怨霊。次の世界を飛び交う為に、時空の狭間へ向かう。『ディメンションジャンプ』!!」

 

 

スペースビースト達の無事を祈りながら、僕達は次の世界に向かった。

本当に、ごめん。スペースビーストの皆。君達の想いを、無駄にはしないから……………!!見つけないと、復讐する奴を……………!その名前を!!

 

 

next episode




エイリアンマンさん、ホントにすみません。


とりあえずプロトガルッチの手で魔改造されたスペースビースト達と戦うシーンも入れておいて下さい…………。m(_ _)m
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