Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-東京 スカイツリー-
プロトガルッチside
次の世界は、これまた普通の世界だな………。
ベロニカ「ねぇ、ここって何処なの?」
プロトガルッチ「日本でいう東京だな。君達からしたら、見たこと無い世界だが、この世界の彼らが、君達を生み出した創造主が住む世界だ。」
ダークルシフェル「へぇ、創造主が住んでる世界ねぇ………。」
プロトガルッチ「まぁ、そこでコスプレする奴も住んでいるし、僕達の格好を見たら、コスプレだと思われるだろうね。」
ジェイソン「僕も?」
プロトガルッチ「間違われるだろうね。」
しかし、旅の途中でジェイソンと再会出来たのはよかった。どうやらガルッチ達と共に、ゼクスを倒した後までの記憶を持っていたし、まだ仮面ライダーゲンムの姿になれるようだ。一応僕とダークルシフェル、ベロニカの力で魔改造して、ウルトラマン級の奴でも戦えるようにした。
ジェイソン「日本に来るなんて、僕達初めてだよ。ガルッチは違うの?」
プロトガルッチ「うん、一度この世界に来た覚えがある。」
ダークルシフェル「でも、ここに復讐する奴って居るの?」
ベロニカ「っていうか、復讐する奴って誰なのよ。先ず何者なの?」
何者なのかってか。確かに、名前が分からないが、1つだけその手掛かりがある。その証拠を、皆に見せた。
プロトガルッチ「此奴が、手掛かりだ………。」
ジェイソン「刃の破片?」
ダークルシフェル「これだけじゃ分からないよ?」
プロトガルッチ「まぁな。けど、一見見たらただの破片だが、どうもこれは、聞いたことの無い成分で出来た武器の破片だったらしい。
今は破片と化したせいで、鉄のような成分に変わったけど、あの時は彼女を殺せるぐらい、充分な力を持っていた……………。」
これのせいで、フランは………………。守り切れなかった自分が憎い、フランを殺した其奴が憎い、それだけ僕は、其奴を許せなかった…………。
プロトガルッチ「殺したって帰ってこないのは、分かってる。けど、復讐しないと、収まる気がしない…………。」
ジェイソン「…………分かった上で、復讐するって事?」
プロトガルッチ「うん。其奴に家族がいようが、恋人がいようが関係ない。其奴が僕に復讐するなら、こっちも迎え撃つまで。僕だって大切なものを奪われたんだ。
其奴の気持ちなんざ、知ったことか。」
ベロニカ「ガルッチ…………。」
ダークルシフェル「それだけその子のことが好きだって事が、よく分かるよ。」
プロトガルッチ「本当なら、こんな復讐劇に付き合う必要はなかったけど、僕一人でも、限界も感じていたし、何より………………寂しくて辛かったし。」
ダークルシフェル「?」
プロトガルッチ「あ、いや何でもない…………。」
あーもー、バカバカ!いきなりなにを言ってんだ!?さっきからおかしいって!!やっぱりルシフェルと出会ったせいなのか、少しおかしくなってる気がする…………。
いやいや、僕だって限界もあっただろ。こんなの普通、普通だって…………いうのに…………。
『ギュッ』
プロトガルッチ「!?」
ダークルシフェル「大丈夫?何だか凄く、泣きそうな顔をしていたよ?」
プロトガルッチ「……………ホントにごめん、毎度毎度。」
ダークルシフェル「気にしなくてもいいよ。けど、感情なんてなくなればいいなんて考えは、私は反対よ。」
プロトガルッチ「え?」
ダークルシフェル「触れてみて、分かったの。私やベロニカちゃん、そしてジェイソンさんと一緒にいるうちに、押し殺してた感情が溢れかえろうとしてたんだよね。
でも、貴方はあくまで復讐劇に付き合う期間までの間と思い、それを無理なく押し殺してたけど、限界に達する前に、いっそ感情さえなくなれば、ってそう思ってたんでしょ?」
プロトガルッチ「……………。」
ダークルシフェル「そんなの、私がさせない。感情が無くなっちゃったら、その子と再会しても、喜ぶ事も、泣くことも、何もかも出来なくなっちゃうんだよ?
そんなことになったら、私が悲しい気持ちになっちゃうよ……………。」
ベロニカ「っていうか、それだけその子のこと思ってるなら、ちゃんと感情持ってなきゃ駄目だよ?」
ジェイソン「…………僕の知ってるガルッチも、どんな時でもちゃんと感情を持っている。君のフランの為にと思ってるなら、感情をもって。」
……………情けないな。そういえば、こうやって仲間と一緒に笑い合ったりしていたっけ。随分前だったせいで、すっかり忘れ果てていたかと思っていたけど、どうやら未だに忘れてなかったようだ。
いやもしかしたら、あちらの僕と出会ったお陰で、僅かながら思い出したのかもしれないな。久しく忘れていたはずの、温もり…………。本当に─────
プロトガルッチ「? なんだアレ?」
ダークルシフェル「どうかしたの?」
プロトガルッチ「今あっちで、爆発が見えた気が……………。」
ベロニカ「爆発って、あっちで何かあったの?」
ジェイソン「テロ?にしては異質な気が……………。」
ダークルシフェル「……………英竜!?」
ジェイソン「英竜って、今あっちのガルッチの奥さんだっけ?この世界に来てるの?」
ダークルシフェル「分かんないけど、多分そう!でも、何であんな事を……………?」
プロトガルッチ「………………………復讐?」
ベロニカ「復讐って、貴方みたいに!?」
どういう事、いくら彼奴でもこんな横暴は見過ごせないはず…………。それとも、出られない事情とかがあるのか!?
けど、流石に他の人を襲うなんて事は……………。
プロトガルッチ「………………マジかよ。」
ベロニカ「如何したの!?何が見えたのよ!!」
プロトガルッチ「……………………………………無実な人間も、襲ってる。」
ダークルシフェル「あの英竜が!?」
ジェイソン「一体……………、一体何があったって言うの!?」
ダークルシフェル「こんなの、こんなの私が知ってる英竜じゃない!!」
ベロニカ「ど、如何するの!?ルシフェルが言うには、その英竜ってやばい奴なんでしょ!?何か方法はないの!?」
そもそも、あの人はそこまで残虐な事をしないはずなのに、何故今となって襲撃してきたんだ!?
ともかく、その人達を安全な場所に連れて行かせないと…………!
プロトガルッチ「ルシフェル。」
ダークルシフェル「分かってる!ガルちゃんのお陰で強化してくれたスペースビーストを使って、襲われてる人達を救わせないと!!『対超獣スペースビースト』!!」
『対超獣スペースビースト』。ルシフェルは運のいいことに、あらゆる超獣達のデータが残っており、戦闘データを集め、僕が魔改造を重ねて行くうちに、やられればやられる分、そのほかのスペースビースト達が強くなる仕組みになってる。
そして、メリオダスの能力『
因みに、『
運がいいことに、その英竜と超獣達には気づかれていなかったようだ。どうやら何かしらの繋がりとかの言う奴が、繋がったままだって事を、忘れてるらしい。
一応、一方的に技術を得てるようだから、今のところ問題はないらしいけど、最悪繋がりそのものを遮断するつもりだ。
ダークルシフェル「皆、お願い!英竜達が襲ってる人間達を避難させて!!」
『彼女らが…………?』
イズマエル『我が主よ、我々イズマエル軍は如何したら?』
ダークルシフェル「出来るだけでいい、奴らを足止めして!!」
イズマエル『了解。ですがいずれ、あなた方の存在を気付くはずです。今の内に次の次元へ、お渡り下さい。』
プロトガルッチ「……………すまない、お前達を失わせる事に。」
ゼロ『気にしないで下さい。どちらにしても、ルシフェル様が生きていらっしゃる限り、私達は会えますので。』
ダークガルベロス『お前ら!!人間共を助けるぞ!!』
『『『『うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』』』』
イズマエル『では、皆さん。お達者で…………。』
スペースビースト達は、英竜達が襲ってる場所に向かった。
プロトガルッチ「皆、急ごう。手を繋いで。…………我、世界無き者の亡霊、最愛の者を奪った輩を復讐する怨霊。次の世界を飛び交う為に、時空の狭間へ向かう。『ディメンションジャンプ』!!」
スペースビースト達の無事を祈りながら、僕達は次の世界に向かった。
本当に、ごめん。スペースビーストの皆。君達の想いを、無駄にはしないから……………!!見つけないと、復讐する奴を……………!その名前を!!
next episode
エイリアンマンさん、ホントにすみません。
とりあえずプロトガルッチの手で魔改造されたスペースビースト達と戦うシーンも入れておいて下さい…………。m(_ _)m