Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-隠れ家-
ガルッチside
夢を見た。それも、身に覚えの無い、だが何処か見たことがあるような夢だった。
そこには、ヴァルハラと誰かが、何かを話していた。
「──────!!──────!?」
ヴァルハラ「────。」
どんな会話だったのかは分からなかったけど、恐らく僕の事で話し合っていたのだろうと思った。
そしたら急に場面が変わり、今度は6人の死体を見つめていた。両腕と剣を見ると、血に塗れているのが分かる………。
この夢は何なのか、それが僕の本当の罪なのか、全く分からなかった。
「─────!!」
「────────!!!」
「───────!?」
彼らは何を言ってるのか、全く分からない。僕は一体、何をやってしまったというのか………。いや、もしかしたら彼らは十三王神なのか?
だとしたら、僕は彼らを殺害したというのか?アタリメの言うとおり、僕は──────
「お兄ちゃん。」
ガルッチ「ハッ!」
一瞬で目が覚めた。多分深い眠りだったはずなのに、先程の声ですぐ目覚めた。やれやれ、僕はホントにロリコンだな…………。
って目の前に居るのって…………、黒絵?そういえば、何か柔らかい感触が…………。
ガルッチ「えっと、おはよう。」
黒絵「おはよう、お兄ちゃん。ど、どうかな?私の、膝枕。」
ガルッチ「(・ω・)b」
………………………ってマジかよ。いつの間にか、黒絵の膝枕で眠っていたようだ……………。確か、死神をどうにかするために、『デンジャラスゾンビガシャット』と『デンジャラスクトゥルーガシャット』に加えて、『ダークフュージョンライズ』で戦ったせいで、解除した後の疲労感が…………。
ガルッチ「ってそれより、他の皆は!?」
黒絵「大丈夫。今、休んでる。」
ガルッチ「そ、そうか………。どうやら、心配かけてしまったようだな…………。」
黒絵「死神、怖かった…………。」
ガルッチ「安心しろ。また来るとは言え、いつか倒せる日が来る。それまで僕達が強くならないと。」
黒絵「…………うん。」
お互いに笑い合うと、誰かが入ってくる気配がした。
貴利矢「よう、ガルッチ。もうお目覚めかい?」
ガルッチ「貴利矢か…………。って、そのガシャコンバグヴァイザーは何だ?」
貴利矢「Ⅳだとよ。」
ガルッチ「何のために………。」
ゼロノス『俺が説明しよう。』
うぉ!?ビックリした!?いきなり出るなよ!?
ゼロノス『そのガシャコンバグヴァイザーⅣは、お前が使ってた『デンジャラスクトゥルーガシャット』用に改造した奴だ。
死と狂気の力は危険すぎるだろうと思って作ったが、まさか渡す前に一緒に使うとはな………。』
ガルッチ「駄目なのか?」
ゼロノス『駄目とは言わんが、何より相性が良すぎる。強力な分、疲労感も半端ないし、常人なら死と狂気に蝕まれながら死んでると思うぞ!?』
ガルッチ「何そのカイザベルトみたいなやつ。」
ゼロノス『むしろ疲労感だけで済んだお前、ある意味凄いぞ。如何言う身体してるんだ。規格外通り越して化け物だぞ?』
ガルッチ「化け物は僕の褒め言葉だ。」
貴利矢「貶してる筈なのに、褒め言葉なのかよ…………。」
もう開き直ることにしました。だって転生者の殆どが、ある意味化け物じゃん。本人より上手く使いこなしてるし………。
ガルッチ「まぁ要するに、次からはこれを使えっていいたいのか?」
ゼロノス『そう言うことだ。』
ガルッチ「……………分かった。けど、もしもの時は、ゾンビとクトゥルーの両方使わせて貰うからね。」
ゼロノス『はいはい。』
『ピッ』
それにしても、Ⅰは紫と赤と黒、Ⅱは緑と赤と青、Ⅲは白と黒。んで、Ⅳは空色と紫、んで白か。Aボタンが紫とはなぁ…………。
貴利矢「まぁ、すぐ動いてもいいが、神は何かを開発してるっぽいからな。暫くは待機らしいから、ゆっくりした方がいいぜ。」
それだけ残し、貴利矢は部屋から出た。今この部屋に居るのは、僕と黒絵だけとなった。
ガルッチ「ゆっくりしてろってか……………。確かに、慌ててもあれだしな。」
黒絵「それに、お兄ちゃんと一緒にいる時間、増える。」
ガルッチ「そうか。」
しかし、この女物の教官服はなれないな…………。少しスースーするし…………。
おい、今女装したくせに何を言ってるって言った奴、後で顔面激辛麻婆豆腐だからな?
黒絵「……………ねぇ、お兄ちゃん。」
ガルッチ「?」
黒絵「愛人って、何?」
ガルッチ「!?」
いきなり何を言い出してるの!?もしかして、気になってた!?
ガルッチ「愛人、ねぇ…………。(・_・;) あまり良い意味じゃないんだけど………。」
黒絵「そう、なの?」
ガルッチ「うん………。けど、何故か知らないけど、フラン達は気にしてないんだよね。」
黒絵「……………怒らないの?」
ガルッチ「羨ましいって思われる。っていうか、1人は無意識に人の胸を触ってくるけどね。」
黒絵「…………そうなんだ。」
しかしまぁ、愛人関係の人って多いよなぁ。村正さんは仕方ない。元々恋人関係だったけど、ある事情で会えなかったし、再会したときはもう僕結婚しちゃってたしなぁ。
電達は最後までついて行くって事で、愛人関係になったが…………。問題はその他の皆だよ。
守ってからしばらくしたら、恋しちゃうってどういう事?もっといい人いるだろうに、何で僕を選ぶんかな?
ガルッチ「……………だからといって、僕は愛人を見捨てるつもりは無い。」
黒絵「なんで?」
ガルッチ「約束したからね。絶対に守るって。愛しているのなら、僕は見捨てるつもりは無いって。」
結局いつも、僕が押し負けてしまう。それだけ愛されると、流石の僕も如何すれば良いのか分からなくなってしまう。
無理に拒絶してしまえば、その人を傷付けてしまうし、悲しませる事なんて、できっこない……………。
黒絵「だったら、お兄ちゃん…………。お願いがあるけど…………。」
ガルッチ「ん?」
あれ?なんか知らないけど、変な高鳴りが………。しかも甘い空気になってるような…………。
黒絵「わ、私も………その─────」
司「お邪魔するぜ~。ガルッチ、無事か?」
っとここで司が登場。司、マジでナイスだ。
黒絵「……………。」ジトーッ
司「あれ?アタシ、お邪魔?」
黒絵「邪魔、しないで。」
【グラトニーマジシャン!】
司「え?黒絵、冗談だろ?待って、なんでそんなに怒ってるの!?」
黒絵「『暴食』!マジカルチェンジ!」
【暴食の魔術師!グラトニーマジシャン!】
えぇぇぇ……………、もしかして告白だったのか?いや、あの様子だと………当たってたようだね…………。
司「な、なんか分からないけど、とりあえずごめんって!!邪魔して悪かったって!!」
黒絵「駄目……………!絶対、許さない!!『
司「ちょ!?それは洒落にならないって!!ホントにやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
司は黒絵に逃げながら、部屋を後にした。……………ムードって、大事だね。けど、どうしよう…………。
まだ初盤だし、答えを言うのは早いかな…………。もうちょい後にした方が、良いかもしれないな。
ガルッチ「………………けど何時ぶりだろ、こんなドキドキしたのって。」
これって、僕ホントに惚れちゃったの!?いやいや、落ち着け。素数を…………違う!何を考えてんだよ───
イリヤ『告っちゃえばいいかと。』
ガルッチ「いきなりビックリするわ!!っていうか何時から!?!」
こいし『甘い空気になってきたところから。』
ガルッチ「オウフ………。」
フラン『でもまだ早いって思うなら、もう少し先でもいいんじゃないかな?』
それで良いのか、3人とも。
ルビー『愛人関係になりましたら、精力剤贈りますので~。』
ガルッチ「……………あいよ。」
『ピッ』
はぁ、なんか複雑な気持ちだよ。……………まぁ、内心僕も嫌じゃないって気持ちがあったのが、否めないけどね……………。
紫乃愛「く、黒絵さん!?落ち着いて下さい!!」
璃々「そ、そうですよ!!」
翠「と、とにかく、怒りを鎮めて下さい!!」
黒絵「退いて……………!司、当たらない!!」
……………ごめんね、黒絵。答えは、もう少し後にさせて貰うね…………?って、急いで止めなきゃ。
next episode
…………如何してこうなった。
メアリー「あなたが書いてるんでしょ。」