Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-隠れ家-
BGM 『やる気のないダースベイダーのテーマ』
ガルッチside
どうも、現在指導教官をやってるガルッチです。風龍さんの代わりとして言いますが、ようやく『Subterranean Electron World』がepisode100までいけました。
正直此処まで続くなんて思いませんでしたよ。これからも、どうぞよろしくお願いします。
とりあえず、話は終わって今の状況だが、翠から相談に乗って欲しい事があるようで、僕の部屋で話を聞いています。
翠「───やはり、栄養が足りないのでしょうか…………。」
ガルッチ「栄養ねぇ………。そういえば、翠は身体が弱いんだっけ?」
翠「ええ。見てください、この華奢な体を。これでは体力を付けようにもつけられません。」
ガルッチ「………確かに、パチュリーって言う魔法使いも、案外体力がないからな。よく喘息するし。
気に障るようなら謝るが、その身体でも十分需要はあると思うよ?(意味深)」
翠「何の需要ですか。とは言え、この体にコンプレックスを抱えてるんです。食の細さが要因なので、どうにかして栄養価の高い食べ物で、体重を増やしたいのですが………。」
体重を増やしたいねぇ………。けど、栄養価の高い食べ物でも、翠のような食道が細い人だとしたら、結局無意味になるしな。
翠「思い出しました。先生の協力があれば、多少の成長が見込めるかもしれません。」
ガルッチ「なんか思い付いたのか?」
翠「ええ。牢獄で読んだ書物によると、『モフモフの実』という果物があるのです。」
ガルッチ「何そのワンピースに出てくる悪魔の実のような奴。食べたら、カナヅチになりそうな気がするのは僕だけか?明らかに怪しい気がする。」
翠「とは言え、書物に書かれていただけなので、怪しいかどうかは判断出来ません。実際に見つかれば、真偽が明らかになります。書物まで出鱈目ではないことを信じましょう。」
ガルッチ「………………因みに、理想は?」
翠「理想は優里音のような体質ですが、そこまで贅沢は言えません。」
要は、ボンッキュッボンッ的な体型がいいのか。まぁまだ成長段階だし、これから大きくなるだろうけど、フランとこいしは、出会ったとき既にボンキュッボンだし、僕的に凄くそそるけどね。イリヤはそこまでないけど、それでもありっちゃありだしね。
しかし、翠がそのような体型になったら…………………。
翠「……………妄想、してません?」
ガルッチ「……………ごめん、なんか考えただけで、凄くエロく見えそうな気がしてならなくて。」
翠「……………本当に、男の子ですね。そういえば、先生も身体にコンプレックスとかありますか?」
ガルッチ「コンプレックスか。なんだかんだ言って、僕もコンプレックス抱えてるよ。
見ての通り、他の男性達とは違って、あまり筋肉はないんだ。顔も体付きからして、ある意味女性寄りだし、よく女の子と間違われるのが多いんだよね。髪に関しては、気にしてはいないが。」
翠「女装しても、あまり違和感がないですね。」
ガルッチ「ホントだよ、全く。けどフラン達は、この体に対して気に入っているようで、変えたいって思っても変えたくないっていう複雑な気持ちもあるけどね。」
翠「男の娘の運命なのでしょうか………………。」
とは言え、コンプレックスがあるのは変わりないけどね。少しでも良いから、筋肉がほしいなぁ。
翠「とにかく、今は『モフモフの実』を取ってきましょう。」
ガルッチ「うん、そうだな。んで、『モフモフの実』って此?」
翠「!?」
ガルッチ「単独で迷イノ地獄に戻って、探し回ったんだが。」
しかしまぁ、これがモフモフの実ねぇ。
ガルッチ「ちょっと待ってて。こっちも調べてみる。『
翠「な、何ですか。その禍々しい本。」
ガルッチ「大雑把に言えば、辞書のようなものだね。んで、この『モフモフの実』は………………。」
翠「………どうでした?」
ガルッチ「駄目だこりゃ。これ、悪戯用の果物だ。食べれば肥満体質になるけど、一瞬で元に戻るって書いてる。」
翠「………そうでしたか。凄く期待してたのですが、残念です。」
ガルッチ「……………けど此、薬にすれば何とかなるかも。」
翠「薬作れるのですか!?」
ガルッチ「魔法薬って奴だけど、その時の成績が高評価だったんだ。」
翠「何だか怪しげな事言ってますが、大丈夫なんですか?」
なんか疑ってるっぽいけど、結構凄いもんだよ?
ガルッチ「魔法薬っつったって、場合によっては毒薬とか媚薬にもなるし、分量とか手順を間違えれば、効果も変わっちゃうからね。
料理だと思えば、良いと思うよ。」
翠「そ、そうですか……………。先生って、何でもありなんですね。」
ガルッチ「訂正を求む。僕はそこまで何でも屋というわけじゃないよ。ホラー全般苦手だし……………。」
翠「あ、あの……………。右眼が、白くなってませんか!?」
あー、白眼になってたか。だって此ばかりは怖いのは苦手なんだよ?フレディ達は例外。ただ単に、怖い話とか、ホラー映画とか、心霊写真とか、そう言うのが苦手なんだよ……………。
ガルッチ「とりあえず、気にしないでくれ……………。」
翠「りょ、了解しました。」
とりあえず、『モフモフの実』の種を取り出したら、植えてみようか─────
『バンッ!!』
紫乃愛「先生!先生!お風呂場に誰かがいます!!」
ガルッチ「ぬぉぉぉおおおおおおおい!!!せめてタオルか何か着ろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ノワール「ガルッチ!ガルッチ!ちょっと誰なのこの子は!!そしていつの間に女の子達を連れ込んでるんですか!?!? 」
ガルッチ「ジャンヌ・オルタもタオルを巻けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!ってか、カードに戻ったんじゃないのか!?!?」
翠「え、ジャンヌって、ジャンヌ・ダルク?けど、雰囲気が違う気が……………。」
ブリュンヒルデ「お姉様ァァァァァァァァァァァァァ!!」
ノワール「イヤァァァァァァァ!!何でアンタがいるのよ!!座に帰ったんじゃないの!?」
ガルッチ「ってか、ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
─少年状況把握中─
ガルッチ「要するに、ジャンヌ・オルタは、カードに戻っても暇だったんで、僕達が隠れ家から出た後に出てきて、色々好き放題してたって事?」
ノワール「そう言うことです。」
ガルッチ「んで、風呂入ってるときに、偶然紫乃愛がお風呂に入ろうとしていたのを目撃したと。」
紫乃愛「はい。」
翠「っていうか、紫乃愛さんといい、貴方といい、先生言うとおり、せめて服を着てからにして下さい。
先生の目のやり場に困ってますから。」
幾ら何でも、全裸でこっちに来たら恥ずかしいに決まってるだろ!
ノワール「その前に、アンタは離れなさい!!」
ブリュンヒルデ「お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様───────」
紫乃愛「な、なにこの子怖すぎる。」
翠「その、先生。お姉様とばかり言ってる人を、どうにかしてくれませんか?」
ガルッチ「わ、分かってる。」
『バシンッ!』
ブリュンヒルデ「あうっ。」
『スゥー』
紫乃愛「消えた!?」
翠「ハリセンを叩いただけで!?」
ノワール「あー、とりあえずGJ。」
ガルッチ「あれぐらいしないと、帰らないしなぁ……………。」
全く、藍め。せめてブリュンヒルデの首輪繋げておけっての。
紫乃愛「結構普通に会話してますけど、貴方何者ですか!?」
ノワール「私?サーヴァント『
翠「復讐者……………、ですか。」
ガルッチ「ある戦争で契約を結んでいてね。それに、復讐者と相性が良いからね。」
ノワール「そういえば、その果物何かしら。」
翠「あ、それは────」
『パクッ!ボンッ!!』
あ、あらぁ……………………。ジャンヌ・オルタが……………………。
ノワール「な、何なのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
『ボンッ!』
翠「あ、戻った。」
ガルッチ「す、すまない。」
翠「いえ、頼んだのは私ですし……………………。」
ノワール「ガルッチ、一口食べなさい。」
ガルッチ「……………………了解。」
『パクッ! ポンッ!』
ノワール「……………………え?」
翠「こ、これは一体……。」
紫乃愛「せ、先生……?」
ガルッチ「……………………なんでさ。」
『モフモフの実』を食べたら、何故か『デンジャラス・ビーストフォーム(キャットフォーム)』になったんだけど……………………。
【デンジャー!デンジャー!《インスティンクト!》アニマル・ザ・クライシス!デンジャラスビースト!《Woooooooooooo!!!!》】
ガルッチ「しかもちゃっかり、猫の手と足着けてるって………………。」
ノワール「………………。」
翠「あの、先生。」
紫乃愛「すみませんが、先生。」
ガルッチ「(何か嫌な予感。)」
3人「「「モフらせていい((ですか))!?」」」
うん、こうなると思ったよ。しかも滅茶苦茶血走ってるし!!これがホントの『モフモフの実』?巫山戯んな畜生め!!!
ガルッチ「逃げる!!≡≡≡ヘ(*;--)ノ」
紫乃愛「あ!待ちなさい!!」
翠「待って下さい!!せめて、モフらせて下さい!!」
ノワール「逃げるなんて狡いわよ!!待ちなさい!!」
この後、黒絵と曙がやって来て、3人を滅茶苦茶お仕置きされた。んで現在。
黒絵「(*´ω`*)モフモフ-」
曙「耳、触っていい?」
ガルッチ「や、優しくしてよ?//////」
2人にモフられました。何で3人は駄目かって?あの血走った目は、どう見てもやばいことしか考えてなかっただろうし………………。
璃々「……………なにこの状況。紫乃愛は何故か裸のまま倒れてるし、痴女か何かの人も紫乃愛の上に乗ってるし、翠は伸びてるし。」
司「むしろ、先生が凄いことになってるんだが。」
時雨「羨ましい……………。」
気のせいだろうか、他の女性達がほんわか雰囲気になってるんだけど……………。見られてるこっちは、もう顔が大変なことになってる気がする……………………。
その夜。全員が寝静まった頃、一つの連絡がきた。ザギだ。
『prrrr,prrrr』
『ピッ』
ガルッチ「僕だ。」
ザギ『ガルッチか。大変なことになった。我が主が暴走した!!』
ガルッチ「……………………!!」
ザギ『すまないが、そっちのゲームを中断して、すぐに───』
お姉ちゃんが、暴走?あれ?何でここで既視感が?一瞬、目の前で女性の死体が見えた気が─────
ザギ『聞こえてるのか!?ガルッチ、すぐに───』
ガルッチ「ごめん、ザギ。……………僕、行けそうにない。」
ザギ『何故!?』
ガルッチ「今の僕が行っても、足手纏いになるだけだ。それに……………。」
ザギ『それに、何だ?』
ガルッチ「自分の真実を、突き止めなくちゃ……………。僕が、一体何をしてしまったのか…………。」
ザギ『だ、だが……………。』
ガルッチ「……………帰ったら、絶対にお姉ちゃんに謝る。止めに行かなくて、ごめんなさいって。」
ザギ『ま、待て!ガル───』
『ピッ』
…………………………………………暴走。その言葉を聞いた途端、何かが過ぎった。全く思い出さない。親殺し。暴走。そして目の前にいた女性の死体。
まさか、まさか僕、誰かを『忘れてる』のか?一番大切な、何かを、『忘れて』しまったっていうの?
ガルッチ「僕は、一体……………………。」
思い出させない。けど、何故か涙が出てくる。思い出せないというのに、今の光景を見たら、急に涙が……………………。
けど、これだけは、これだけは分かった気がする。
僕は、その誰かを、殺したんだって事を。
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