※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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BGM KINGDOM HEARTSⅡ 『Dearly Beloved』


episode104 記録王神 星空希望 告げられるtruth

-追憶の間-

 

 

ガルッチside

 

 

14人目………………?どういう事?13人じゃないって事なのか?

 

 

希望「少し、混乱させてしまったようね。ごめんなさい、ガルッチ。けど、これは貴方のためでもあるのよ。」

 

ガルッチ「僕のため?その前に、この思い出はなんなの!?」

 

希望「それは、虚王魔神になる前、つまり『神造兵器』になる前の記憶よ。」

 

ガルッチ「『神造兵器』?でも僕は、その前の記憶は全く────」

 

希望「確かに、知らないはずのも無理は無いわね。だって、貴方自身が望んで、その記憶を消しちゃったから。」

 

 

消しちゃった?しかも望んでだって?

 

 

希望「その記憶はね、全王神ヴァルハラと創造神リリスの子『アルカディア・エデン』の頃。つまり、貴方が消した思い出って事になるの。」

 

ガルッチ「そ、そんな馬鹿なことが────」

 

希望「けど現に、その涙と苦しみが証拠。思い出せば、思い出すほど、だんだん涙が出てきちゃったでしょ?」

 

 

否定できなかった。確かに、殆ど見たことないはずなのに、知らない人のはずなのに、何故か知っている気がしてならなかった。

そして、その思い出に触れた途端、涙が溢れてきた。

 

 

希望「消すことになった理由は一つ。けど、その前に真実を言わなきゃ。貴方の成すべき事、貴方の本当の力、『十三王神』の真実。」

 

ガルッチ「え?」

 

希望「心して聞いて。『十三王神』の中に、裏切り者が居たの。」

 

 

裏切り者、だって?

 

 

ガルッチ「裏切り者って事は、んじゃあ刃剣王神が『叛逆者』って言ったのって………………。」

 

希望「誰かが、そう仕組まれたって事。本当は、全部裏切り者の策略。『十三王神』を叛逆者扱いにさせ、思い通りにしようって根端さ。結果的に、上手く行くはずだった。

けど、一番の誤算は、貴方が6人も殺しちゃったって事。」

 

 

僕が、6人殺したせいで、其奴の計画が狂ったって事?

 

 

希望「残念だけど、その正体はわからない。けど、少なくとも私と同じような奴かもしれないね。

 

 

忘れ去られた『十三王神』の1人って意味で。」

 

ガルッチ「………………。」

 

希望「6人殺しただけで、其奴の計画が台無しになったけど、結局は辛い事になったしね。」

 

ガルッチ「………………どっちにしろ、殺したんだ。奪ったんだ。今更許されるもんじゃ無い。こんな思い出、今思い出させて如何するんだよ!!」

 

希望「………………貴方を、目覚めさせるため。『創造王神』としての、覚醒を。」

 

 

『創造王神』?

 

 

希望「創造王神。かつて、あらゆる全てを生み出した、伝説の始原王神で、TOAAや全王神等、様々な者達や、世界、次元等、全てを創造させた者。誰一人も、何者にも勝つことさえ、不可能の存在。」

 

ガルッチ「待って、何故そんな話を───」

 

希望「ごめんなさい、最後まで聞いて。創造王神には、幾つもの世代があった。最初の創造王神が死ぬと、二代目が現れた。けど、その二代目が好き放題やってて、全てが荒んでしまった。

そして、三代目はそれを哀れんで、二代目がやらかした傷を癒していった。

 

 

けど、結果的に早死にになってしまい、そこで創造王神としての存在は、忘れ去られた。」

 

ガルッチ「……そうか。けど、それと僕とどう言う関係が?」

 

希望「けど、忘れ去られた頃に、『闇創造王神』という存在が現れた。」

 

 

闇創造王神?聞いたことない名前だ……。

 

 

希望「『創造王神』が居なくなったことによって、其奴は癒したはずの傷を増やし、更には拡散させ、人々を絶望へと陥れてしまった。

 

 

けど、そんなとき1人の少年が立ち向かっていき、『闇創造王神』を倒した。ただの少年であったはずのこの正体は、『創造王神』の四代目だった。

 

 

そして、預言した。何時かまた、新たな『闇創造王神』が現れる。けど、それと同時に新しい『創造王神』が現れ、決着を着けるであろうと。」

 

ガルッチ「まさか、けど僕は─────」

 

希望「ええ、貴方は兵器になってしまい、その可能性は0だと思われた。創造王神になる可能性をね。」

 

ガルッチ「………………じゃあ、今は。」

 

希望「今の貴方なら、『創造王神』としての覚醒できる。記憶を取り戻し、本当の力を手にすれば、ね。

けど、驚いたなぁ。『神造兵器』でありながら、『創造王神』になって、みんなを導きこうと────」

 

ガルッチ「皆を導くなんて、出来ない。」

 

希望「………………。」

 

ガルッチ「僕に出来ることと言ったら、見守るか、助言するか、手伝うか、色々だが、皆を導くなんて、僕には無理だ。

 

 

それに、道というのは自分たちで切り開くもの。僕が、その道を切り開いて、導かせるなんて、出来やしない。せいぜい、大切なものを守り、進むべき道を妨害するのであれば、殺してでも先へ進むつもりだ。

善悪関係無しで、僕は救いたい奴を救い、殺すべき奴を殺す。」

 

希望「ガルッチ………………。」

 

 

きっと、これが僕の『Fate(運命)』なんだろう。あの時、未来を庇う真似をしなかったら、僕はここに居ることはなく、存在しない者として、この世を去っていたかもしれない。

 

 

ガルッチ「やろうとしてることは、その二代目と変わりないが、其奴とは比べたくない。奴の間違いは、その者達を見なかったこと。董卓のように、邪知暴虐なことをしてたことだ。

 

 

僕はそんなこと、絶対にしない。3度目の生を受け、旅をして、多くの友を得た。愛人だって、困るほど出来てるけど、それでもいい人達だ。」

 

希望「………………。」

 

ガルッチ「僕の願いは、様々な強敵達と戦うこと。そしてその先へと行く。越えようとするのなら、僕もその先を行く。命が尽きるまで、常に上り詰める。

 

 

そして、大切な家族達と一緒に、幸せに過ごしていきたい。セックスしてもいいし、共にゲームするのもいいし、たまに旅したり……。

強欲過ぎる願望だけど、それでも僕は──────」

 

希望「アハハハハハ!!こりゃあ参ったね。ここまで人間性のある『創造王神』になろうとする者だなんて。きっと、初代も驚いているだろうね。」

 

 

おいおい、笑うなよな。そんなに笑うことか?

 

 

希望「ごめん、笑っちゃって。けど、本当に不思議な人。大切なものを守るために、その信念を貫こうと、戦い続けるなんてね。」

 

ガルッチ「本音を言うと、怖くて逃げたいさ。何でこんな辛い人生を歩まなきゃいけないんだ?って、思っちゃうほどにね。

 

 

けれど、僕以上に苦しむ人がいるなら、そんな思いも捨てて、戦わなくちゃダメだろ?『創造王神』として覚醒したら、『闇創造王神』を倒す……か。どんだけスケールがデカいんだっての。」

 

希望「本当に、ごめんなさい。本来そう言う運命を背負わせるつもりは────」

 

ガルッチ「気にしないで。もう決めたから。運命を受け入れ、戦うって。」

 

希望「………………そっか。流石、英竜の夫であり義弟ですね。」

 

 

………………え?今なんて言った?

 

 

ガルッチ「希望、なんて言った?」

 

希望「そういえば、言ってなかったわね。こう見えても、『星空英竜』のご先祖様って事かしら。」

 

 

マジかよ。いやいやちょっと待て、初耳だぞ!?

 

 

希望「正直、あそこまで酷い仕打ちをされてたなんて、思わなかったわ。騙されていたとは言え、やったことは絶対に許せないし。」

 

ガルッチ「それは、僕も同感です。それより、この先に僕の罪があるんですか?」

 

希望「………………ええ。だけど、彼所には守り人がいるの。それに加えて、耐え難い絶望が待ってるわ。」

 

ガルッチ「………………………………僕は、知らなくてはならないんだ。僕の罪を、向き合うために。何を以て親殺ししたのか、何が暴走したのか、その真実を知るためなら、その絶望を受け入れる。」

 

希望「……絶望を受け入れる、か。なら、お願い。これからも、英竜のこと、宜しくお願いします。」

 

ガルッチ「そのつもりだ。希望。」

 

 

『アルカディア・エタンセル・エデン』か。そして、僕の役目は『闇創造王神』を倒すこと。けど今は、フラウィーと盾子を止めなければ……。

 

 

……全く思い出さなかった『罪』、親殺しの『罪』、そして、あの既視感で見えた女性の死体。流石に、もう分かる。

僕はあの日、母親を殺した。けど、何故殺さなくてはならなかったのか。

 

 

その理由を確かめるためにも、受け入れないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-断罪の間-

 

 

ある程度進むと、場所が変わった。下を見ると、ステンドグラスの床になっていて、目の前には黒髪で黒目の僕がいた。

 

 

Dガルッチ「何故思い出そうとする?」

 

ガルッチ「自分の真実を、受け入れるために。」

 

Dガルッチ「知らない方が、幸せだって事もあるぞ。」

 

ガルッチ「確かにな。けど、僕は後悔したくない。これ以上罪を、背を向いて歩くつもりはない。『遠藤宇宙』として、『アルカディア・エタンセル・エデン』として、『虚王魔神』として、『ロスト・エンド』として、『この世の全ての刃(ラーク・バスター・ガルッチ)』として、その罪を向き合う。」

 

Dガルッチ「…………そうか。」

 

 

すると、闇の僕が手にしていたのは、白色のガシャットだった。

 

 

【ジャスティスレガシー!】

 

 

Dガルッチ「ならば、尚更ここを通さないわけにもいかない!!『聖騎士』!変身!!」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

 

 

【我こそ正義!意志を貫け!ジャスティスレガシー!】

 

 

Dガルッチ「仮面ライダートゥルーファンタズム。アルトリアレガシーゲーマーLv100。この力で、お前を倒す!!」

 

 

あの服装、アルトリアだったのか。って事は、この黒と紫のガシャットって。

 

 

【オブリビオンファンタジー!】

 

 

【Let's Going Oblivion of Fantasy!Let's Going Oblivion of Fantasy!】

 

 

ガルッチ「……忘れてしまった罪、母親を殺してしまった罪、その真実も罪を背負うために、俺は戦う!!『大魔王』!変身!!」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

 

 

【忘却の騎士覚醒!オブリビオンファンタジー!】

 

 

僕の衣装も変わり、奴とは対称的に『アルトリア・オルタ』の鎧を着込んだ。

 

 

ガルッチ「これが、アルトリアオルタファンタジーゲーマーLv100って事か。まぁいい、この先を進ませて貰うぞ!!」

 

Dガルッチ「やれるものなら、やってみろ!!」

 

 

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