※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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BGM KINGDOM HEARTSⅡ Final mix 『The Other Promise』


episode105 忘却の魔騎士VS正義の聖騎士 そして、懺悔

-断罪の間-

 

 

彼は罪を背負ってる。

 

 

かつて『hunter×hunter』の世界に居る、ゴンが背負っていたものよりも、重すぎるもの。それを、何日も、何ヶ月も、何年も、何世紀にも渡って、ずっと背負い続けた罪。

 

 

普通に考えたら、気が狂ってもおかしくないほどの年月だ。だが彼は、背負い続けた。そして、何を思ったのか、その罪を捨てた。

『幸せ』を手にするために、『罪』を捨てた。

 

 

だが今、彼が忘れていた罪を向き合うために、正義を打ち破る。

 

 

Dガルッチ「『風王鉄槌(ストライク・エア)』!」

 

ガルッチ「ッ!」

 

 

目の前に暴風が巻き起こるもの、それを防ぎ、斬りかかる。

 

 

『ガキンッ!!』

 

 

Dガルッチ「何故だ……、そこまでしてあの罪を背負う必要があるのか!?その罪から逃げたいが為に、忘却の彼方に捨てたくせに!!」

 

ガルッチ「……。」

 

Dガルッチ「何も守れないくせに、真実を背け続けてたくせに、今更何になる!」

 

ガルッチ「……言いたいことは、それだけか?」

 

Dガルッチ「何?」

 

ガルッチ「『卑王鉄槌・(ヴォーティガーン・)煉獄(パーガトリー)』!」

 

 

黒炎に付与した『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)』は、そのまま斬りつけ、全てを焼き付くさんとばかりに、黒炎が相手を纏わり付いた。

 

 

Dガルッチ「ば、馬鹿な!?何だこの黒炎!?」

 

ガルッチ「何も守れない?真実を背けた?確かにそうだ。僕はあの時、逃げた。それも、忘却の彼方に………。

だがな、何時の日か思い出されるんだよ。」

 

Dガルッチ「思い出される?」

 

 

彼が投影した物は、何の変哲も無い、何の個性もない、何の能力も無い、ただの銅の剣だった。

 

 

ガルッチ「……………此奴は、転生して、初めて投影が出来た剣でさ。切れ味はなく、耐久も低く、何の役にも立たない銅の剣。数十回使えば、折れちゃうほどの脆い武器なんだ。」

 

Dガルッチ「そ、それがどうかしたのか!?」

 

ガルッチ「僕の精神も、この銅の剣と同じだった。転生しても、変わらず銅の剣で、弱かった。『兵器』と言う存在になった途端、偽りの強さ、偽りの硬さを得た。

 

 

けど、僕は今でも、この銅の剣のように…………脆く、弱かった。ただの強がっただけの、弱い剣だったんだ………………。」

 

 

止めようもない涙が、また流れ始めた。その涙は、怪我した場所にも流れ着き、血のように赤い涙が、こぼれ落ちていった。

 

 

ガルッチ「本当は、生きるのが辛い………!もう転生したくない………!こんな辛い事が起こるなら、消滅した方が、よっぽどマシだ!!!消えて無くなっちゃえばいい!!!全員僕の存在を忘れ去って欲しいよ!!!」

 

Dガルッチ「………。」

 

ガルッチ「けどっ、それでも僕はっ、色んな人に出会った………。能力のせいで、部屋から出られず、孤独で、辛い人生を送ってた子(フラン)。

 

 

生まれたときから奴隷で、色んな物を失い、それでも尚、生き続けてた子(こいし)。

 

 

信じてた親にも裏切られ、その祖父に厳しい言葉をかけられ、大事な人にも奪われ、そして殺されてしまった子(イリヤ)。

 

 

そう言う子達がっ、居たんだ。僕の方が、辛いはずなのに、こんな子が居るんだって、思うと、情けなく思っちゃうんだ………。

だから、こんな思いを捨てて、絶対に守ってみせるって決めたんだ。何度折れたっていいっ!何度倒れたっていいっ!!

 

 

だったら何度だって立ち上がってやる!!!何度だって立ち向かってやる!!!何度だって戦ってみせる!!!その子達を守るためならっ、全てを敵にしてでも戦ってやる!!!それが俺のっ、アルカディア・エタンセル・エデン(ラーク・バスター・ガルッチ)としての、覚悟だ!!!」

 

Dガルッチ「………ッ!言わせておけばっ!!!」

 

 

黒炎を振り切り、彼を襲いかかる。だが、彼は銅の剣を構え、そして振るった。すると、守り人が持っていた剣が、割れた。

 

 

Dガルッチ「何ッ!?銅の剣如きでっ!?」

 

ガルッチ「もう僕の刃は、銅の剣なんかじゃない。」

 

 

投影したはずの銅の剣が変わり、全王神が作ってくれた『天満月』へと変わった。

 

 

Dガルッチ「巫山戯るなっ………!!巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな!!!!!

 

 

 

巫山戯るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!! 」

 

 

【ガッシューン………!ガッシャット!キメワザ!】

 

 

Dガルッチ「認めてなるものかっ!!貴様のような悪!!大罪人はっ!!!我が正義の光で消してやる!!!」

 

 

守り人の悪態を見た彼は、遂にため息を漏らした。あまりにも滑稽で、哀れすぎて、どんな言葉を並べようにも、愚かな自分を見て、軽蔑するかのような目をした。

 

 

ガルッチ「お前のような正義に、悪である僕に、勝てるわけないだろ?」

 

 

【ガッシューン………!ガッシャット!キメワザ!】

 

 

ガルッチ「あんたの存在、忘却の彼方に消してあげるよ。」

 

Dガルッチ「ほざけっ!!」

 

 

【ジャスティス!!】

 

 

【オブリビオン!!】

 

 

【クリティカルスラッシュ!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dガルッチ「『約束された正義の剣(エクスカリバー・ジャスティス)』!!!」

 

ガルッチ「『過ぎ去りし忘却の剣(エクスカリバー・オブリビオン)』!!!」

 

 

光と闇の閃光がぶつかり合う。だが彼は、不思議と落ち着いていた。まるで、今まで溜まりに溜まった感情を、思いっきり吐きまくったかのように、落ち着いていた。

 

 

そして、大爆発が起こり、ステンドグラスの床が砕け散った。

 

 

BGM 変更

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチside

 

 

-エデンの家の中-

 

 

BGM KINGDOM HEARTSⅡ Final mix 『Roxas』

 

 

景色が変わった。

 

 

『お母さん、ただいま………!!』

 

『AAA………。』

 

『お、お母さん!?』

 

 

な、何だアレ?ホントに、リリスなのか!?

 

 

『如何した、エデン………ッ!』

 

 

ヴァルハラと幼い頃の僕、そして僕が目にしたのは、先程の美少女のリリスお母さんではなく、醜悪でゾンビのような姿をしていたリリスお母さんがいた………………。

 

 

『AAA………AAAaaa………、AAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!』

 

『リリス!!そんなっ!!』

 

『お母さん!!』

 

 

最早理性を失っていたのか、ヴァルハラと幼い頃の僕に襲いかかる。

 

 

『やめてっ!!お母さん!!!』

 

 

『グサッ!!!』

 

 

ガルッチ「!」

 

 

僕は見た。見てしまった。幼い僕は、投影して出てきた銅の剣で、リリスお母さんを、刺していた。幼い僕は、多分何があったかは、分からない。

けど、確かに、幼い僕は、自分の親を、狂ってしまったリリスお母さんを、殺してしまった。

 

 

『お、お母さん!!』

 

『A………Aaa………、ああ………。』

 

『り、リリス!!』

 

『そ、そんな………。ぼ、僕………。』

 

『いえ、エデン。これで………、いいのよ………………。いつか、こうなるって………………。』

 

 

そして僕は、いやでも分かってしまった。創造神リリスは、病弱で、運悪く一番酷い病に冒されてしまい、それを隠して過ごしていたのだ。

 

 

『ごめん………………なさい………………、エデン。あなたに、辛い思いをっ、させてしまって………………。』

 

『いや、いやだよ………、死んじゃイヤだよ!!』

 

『………エデン。』

 

『………何?』

 

『私は………………、貴方を産んで、よかったと、思ってるわ………………。転生した、貴方に、幸せを………………あげたくって………………、一生懸命………………頑張ったの。』

 

『ぇ………………。』

 

『例え、私を殺してしまい………………、自分を責めてしまっても………………。』

 

『いや………、いや………………。』

 

『貴方のこと、……………愛………し………………て…………………る………………。』

 

 

その言葉を最後に、リリスはこの世を去ってしまった。いや、僕が銅の剣を投影させ、咄嗟にリリスの胸に突き刺してしまった。

正当防衛とは言えど、結果的に、自分の親を………………殺してしまった事に、変わりなかった。

 

 

『リリス………………………。』

 

『ぁ………………、ぁぁぁ………………!!お母さん………………!!お母さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-断罪の間-

 

 

そして、僕は、何時か来た『神造兵器』のお誘いがあり、僕はそれに乗った。お母さんとお母さんと一緒にいた思い出を、消すために。

ヴァルハラも悲しんでいた。それでよかったのかって顔をして。その内ヴァルハラは、全てを司る者となった。

そして、僕は『虚王魔神』としての人生を歩んだ。

 

 

ガルッチ「………………理由はどうであれ、結局僕は自分の親を、お母さんを殺したって訳か。」

 

 

そう言うと、目の前には先程のゾンビのような姿をしたリリスお母さんが現れた。

 

 

リリス「aaaa………………aaaaaaa………………。」

 

ガルッチ「………お母さん。」

 

 

もう理性もないのか、僕に襲い掛かってくる。けど僕は、覚悟は出来てる。

 

 

ガルッチ「………………ごめんなさい。」

 

 

【ガッチャーン!】

 

 

【仮面ライダークロニクル………………!!】

 

 

【ガッシャット!キメワザ!】

 

 

【クリティカルサクリファイス!!】

 

 

 

『グサッ!!』

 

 

 

容赦なく、無慈悲に、僕は自分のお母さんの溝に突き刺した。

 

 

リリス「aaaaaaa………………。」

 

ガルッチ「許してくれ、お母さん………。僕は二度も、貴方を殺めてしまって………。」

 

リリス「エ………………エデン………………、なの………………?」

 

ガルッチ「………………ああ。ごめんなさい、お母さん。僕は、また貴方を………………。」

 

リリス「気にしないで、エデン。また私………………、貴方を襲おうとしてたなんて………………。」

 

ガルッチ「けど僕は、お母さんを殺めてしまった。正当防衛であっても、お母さんを殺したことには、変わりは無いんだ。

 

 

もっと僕に、力があったら、こんな思いは、しなくてよかったのに………………。」

 

リリス「………………そうだったのね。ごめんなさい、エデン。貴方に辛い思いをさせてしまって………。しかも、二度も………………。」

 

 

謝らないでくれ、お母さん………!!悪いのは、悪いのは僕だって言うのに………!!

 

 

リリス「不幸な目に遭わせて、ごめんなさい………。私は、貴方に幸せに──」

 

ガルッチ「もう謝るな!!!」

 

リリス「………。」

 

ガルッチ「僕は、僕は………!!お母さんを、殺したくなかった………!!まだまだ生きてて欲しかった!!ずっと一緒に居て欲しかった!!」

 

リリス「エデン………。」

 

ガルッチ「謝るのは、僕だよ………お母さん。ごめんなさい………、気付いてやれなくて………………、殺してしまって………………、ごめんなさい………………。

 

 

ごめんなさい………………!!」

 

リリス「………………もう、泣かないで。エデン。私も、ごめんなさい。これからも、辛い事があるかもしれない………………。

 

 

もしかしたら、もっと酷い運命が………………、待ってるかもしれない。けど私は、あの時の言葉は変わらないわ。

 

 

私は、貴方のこと、愛してる。」

 

 

………………お母さん。

 

 

ガルッチ「僕からも、言わせて。お母さん………。」

 

リリス「………………なぁに?」

 

ガルッチ「………………………………僕も、お母さんの事、永遠に愛してる。例え、姿が変わろうとも、僕が僕で無くなっても………………………………、ずっと、ずっと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんのこと、永遠に愛してるから。お母さんに出会えて、お母さんを思い出すことが出来て、お母さんに感謝を送れて、お母さんに謝ることが出来て、本当によかった。」

 

リリス「私も、私からも、本当によかった……。」

 

 

お互い涙を流し、お母さんは光と共に消えていった。もう何処にも、お母さんはいない。円環の理にも、何処にも、いない。永遠のお別れになった。

それと同時に、僕から溢れんばかりの力が漲ってきた。今の僕ならば、扱えるほどの力。絶対的な頂点に立ったかのような高揚感。

だけど、こんなので満足するわけにはいかない。もっと先を行かなければ。天元突破した、その先へ。果ての無い天辺を目指すために………………………………。

 

 

希望「遂に、手にしたのね。『創造』、『喪失』、『維持』、『原初』、『終焉』等の、絶対的な力を。」

 

ガルッチ「いや、『終焉』は、ディマイズからもらった。おそらく強化されているんだろうな。」

 

希望「ごめんなさい、貴方に辛い思いを………………………………。」

 

ガルッチ「いや、悪いのは、僕だよ。罪から逃げてしまった、僕が悪い。」

 

希望「ガルッチ…………。」

 

ガルッチ「………………お母さん、ごめんなさい。………………………………ありがとう。安らかに、眠って下さい。」

 

 

今の僕に出来ることは、此ぐらいしかなかった。そして僕は光に包まれる。もうすぐ、目覚めの時だ。

 

 

希望「ねぇ、ガルッチ。いえ、創造王神様。」

 

ガルッチ「?」

 

希望「これからも、英竜のこと、宜しくお願いできないでしょうか?」

 

ガルッチ「…………元より、そのつもりだよ。希望さん。」

 

希望「ありがとう御座います。」

 

ガルッチ「……さようなら、希望さん。お母さん。」

 

希望「ええ。さようなら。」

 

 

そうして、視界が眩しくなり、景色は真っ白となった。

 

 

sideout

 

 

BGM終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-血遊ビノ地獄-

 

 

ガルッチがまだ眠りについている頃、ガルッチの言うとおり、半罪人達が分裂してしまった。

 

 

黒絵「ハァ……、ハァ……。」

 

 

『■■■■■■!!!』

 

 

黒絵「まだ、倒れたくない…………!!まだ、お兄ちゃんの恩返しを、していない…………!!」

 

 

黒絵は限界まで来ているにも関わらず、諦めず、クリミナルと戦っていた。

 

 

『■■■■■■■■!!!』

 

 

黒絵「まだ、居るの……?そ、そんな………!!」

 

翠「黒絵さん!!」

 

黒絵「す、翠………!!」

 

 

また増援が来ていたものの、翠が来たと同時に、クリミナルは消えていった。

 

 

翠「大丈夫ですか?相当、無理をしていますが。」

 

黒絵「だ、大丈夫………!こんな、場所で、倒れたくない………!!」

 

翠「………黒絵さん、一つ良いですか?」

 

黒絵「?」

 

翠「もしかして、知っていたのですか?司さんといい、黎斗さんといい、貴利矢さんといい、貴方といい、まるで、これから起こることを、想定されてたかのような、行動がありましたが………。」

 

黒絵「…………お兄ちゃん。」

 

翠「え?」

 

黒絵「お兄ちゃんが、教えてくれた。でも、何もしないで、っていった。皆の気持ちを、一つにさせるためだって…………。」

 

翠「…………そうだったのですね。先生、目覚めてくれればいいのですが……。」

 

 

そう思っていたら、またクリミナルが現れた。

 

 

翠「…………全く、空気の読めないのですか?」

 

黒絵「クリミナル、空気読むの、下手すぎる。」

 

 

『あれ、なんかどす黒いオーラが…………。』

 

 

翠「覚悟は良いですね?」

 

黒絵「今ので、疲れがとんだ。」

 

 

『あ、オワタ。\(^o^)/』

 

 

その後、翠と黒絵を襲おうとしたクリミナルの最期は、言うまでも無いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、璃々、珠月、優里音、司と再会した黒絵と翠。そして、貴利矢と黎斗も再会した。分裂してしまったはずの絆は、ガルッチの言うとおり、強固となっていった。後は、紫乃愛だけだった……。紫乃愛はというと……。

 

 

紫乃愛「───────私がいなかったらどうなってたのよ!!実際にそうなんだから、仕方ないでしょ!!」

 

 

紫乃愛は事あるごとに、わめき散らしていた。悪いのは他人、どれでも他人。傲慢無礼な事ばかり、わめいていながら、クリミナルを抹殺していった。

 

 

紫乃愛「もう、他の人はどうでも良い。早く、貴利矢さんと黎斗さんを見つけないと…………!!」

 

 

だが、奇襲して襲ってくるクリミナルがいるのを、紫乃愛は知らなかった。あと一歩、彼女は命を────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死ね。」

 

 

『■■■!?』

 

 

いきなりの一言で、クリミナルはくたばる。それと同時に、紫乃愛は聞いたことのある声でビクッとした。

 

 

紫乃愛「こ、この声って。」

 

「おいクリミナル、うちの生徒を手を出そうだなんて、良い度胸してんな?」

 

 

『■■■■■■!?』

 

 

「へぇそうかい、あくまで紫乃愛を殺すと。」

 

紫乃愛「!? いつの間に!?」

 

「下がってろ、紫乃愛。」

 

 

【ガッシャット!キメワザ!!】

 

 

「絶望に、落ちやがれ!!」

 

 

【ディスペアクリティカルスラッシュ!!!】

 

 

『ズシャァァァァ!!!!』

 

 

黒い斬撃が、クリミナルを襲い掛かり、そのまま消滅した。そして目の前に居たのは……。

 

 

紫乃愛「せ、先生…………!!」

 

ガルッチ「……聞かせて貰ったよ。紫乃愛。それと、待たせたな。」

 

 

アルトリア・オルタの衣装を着込んだ、ガルッチだった。ガシャットの方を見ると、こう書かれていた。

 

 

『ディスペアファンタジーガシャット』

 

 

ガルッチ「……見たところ、無事でよかったよ。」

 

紫乃愛「先生。」

 

ガルッチ「けど、他人を見下すってのは、少々頂けないな。」

 

紫乃愛「だ、だって皆────」

 

ガルッチ「皆が皆、個性があって良いだろ?確かに、色々と気に入らないかもしれない。けど、彼女達だって、良いところがあるだろ?

 

 

僕なんて、自分のお母さんを殺した、最低なやつだよ。」

 

紫乃愛「先生?」

 

ガルッチ「紫乃愛、思い出したんだ。自分の罪を、自分の思い出を。最低だよ、本当に。僕自身で、消していたなんて、笑い話にもならないよ。」

 

紫乃愛「先生……。」

 

ガルッチ「けどもう、覚悟を決めた。この記憶と思い出と共に、お母さんから貰った、この力で、君達を守るって……!だから、紫乃愛。君も謝ったらどうなんだ?

 

 

本当は、認めたくなかっただけなんだろ?」

 

紫乃愛「先生………………………………。」

 

 

【ガッシューン………。】

 

 

ガシャットを抜くと、いつも通りの女物の教官服を着込んでいて、いつの間にかセミロングとなったガルッチがいた。

 

 

紫乃愛「先生、髪が………。」

 

ガルッチ「ああ、たまには、髪を解いてもいいかなって。また、サイドテールにするけど。」

 

6人「「「「「「先生!(お兄ちゃん!)」」」」」」

 

 

2人が声がする方を向くと、6人の半罪人と、貴利矢と黎斗がこちらに来ていた。

 

 

紫乃愛「み、みんな。」

 

ガルッチ「あー、皆。迷惑をかけたな。」

 

黎斗「その様子だと、何かが分かったようだ────」

 

黒絵「お兄ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

 

ガルッチ「うぉっ!?」

 

 

『ビタンッ!!』

 

 

翠「す、凄い飛び込みでした………。」

 

黒絵「よかった、お兄ちゃん………。本当に、よかった……!!」

 

ガルッチ「……すまない、黒絵、皆。辛い思いをさせちゃって。」

 

貴利矢「ガルッチ、もう良いのか?精神面も、肉体的にも。」

 

ガルッチ「ああ。それにだ。」

 

 

紫乃愛が璃々に抱き付き、お互い名前を呼び合っているのを見ながら、貴利矢と黎斗を見た。

 

 

ガルッチ「やっと、思い出したんだ。記憶を、思い出を、罪を。そして、僕は二度もお母さんを殺した。」

 

黎斗「ガルッチ………。」

 

ガルッチ「そして自分の名前も。でも、変わるつもりはない。ただ違うのは………もう僕は、『超全大王神』じゃないって事だ。」

 

貴利矢「は?んじゃあ、今は何だ?」

 

ガルッチ「今か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回から僕は、5代目『創造王神 アルカディア・エタンセル・エデン』。もとい、『創造王神

ラーク・バスター・ガルッチ』だな。」

 

 

next episode




ステータス変更&二つ名追加(名前も)


ラーク・バスター・ガルッチ(アルカディア・エタンセル・エデン)


二つ名追加:『創造王神』


ステータス 筋力:∞++++/耐久:C++/敏捷:∞++/魔力:∞/幸運:A(C-)/宝具:∞
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