※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode108 沈ム世界、記憶ノ欠片

-試練の塔 第946号 囚監フロア B4F-

 

 

ガルッチside

 

 

ようやく試練の塔に戻ることが出来た僕達。幾度の試練を乗り越えて、ようやくスタートラインに到達することが出来た。

 

 

マヤ「なるほどね、事情は把握したわ。それにしても、バグスターの次は、グラトニーというウルトラマン。ガルッチって、どれだけの大変な敵を生み出せるのかしら?」

 

ガルッチ「こっちだって好きで敵を作ってるわけじゃねえよ。あっちから来るんだよ。毎回毎回、こっちの苦労も考えろっての。」

 

黎斗「凄い愚痴だね………。」

 

貴利矢「一応言うけど、神。あんた俺らの敵やったからな?」

 

黎斗「ゲームを楽しませるのも、ゲームマスターの役目だ。」

 

ガルッチ「悪人なのに中立タイプだな。」

 

黎斗「だがこちらも言わせてもらうが、正宗よりはマシだぞ?」

 

「そうかな?」

 

 

んで、出会い頭に正宗。お前が来るのかよ。ちっとは空気を読め!

 

 

マヤ「檀正宗!」

 

正宗「よく帰ってきたな、ラッシュマッチレス、爆走バイク、デンジャラスゾンビ。そして半罪人達よ。」

 

ガルッチ「お出迎えどうもってか、正宗。」

 

正宗「そういうことだ。だが、残念ながら、君たちの物語は、ここで絶版だぁ………。」

 

ガルッチ「いや違う。檀正宗、君の存在価値はない。要するに、『絶版』だ。」

 

正宗「…………君が価値を決めるとでも言うのか?私こそが、世界のルール────」

 

ガルッチ「お前がルール?ハッ、愚かしすぎて反吐が出そうだ。それより、頭が高い。頭を垂れよ、雑種。」

 

マヤ「………完全にキャラが違う。」

 

黎斗「ギルガメッシュに憑依されたのかって疑うレベルだぞ、ガルッチ。」

 

 

黎斗シャラップ。それに、実際創造王神にもなってるんだし、ぶっちゃけキャラなんて適当だよ適当。

 

 

正宗「…………なるほど、そういうことか。我々にとって、恐れた事が起こったという訳か。ラッシュマッチレス、貴様…………覚醒したな?」

 

ガルッチ「今更答える必要はないな。」

 

正宗「ならば、『reset』するま───」

 

黒絵「止まれ!」

 

 

【PAUSE!】

 

 

【RESTART!】

 

 

正宗「グフォ!?」

 

 

今のは、黒絵か。しかも丁度、『仮面ライダークロニクルガシャット』と『ガシャコンバグヴァイザーⅡ』も取るなんて…………。

 

 

黒絵「お兄ちゃん、これ。」

 

司「すげぇな、ホントに。」

 

翠「これで形勢逆転です、檀正宗さん!」

 

正宗「…………確かに、『仮面ライダークロノス』には変身出来なくなったな。」

 

 

『仮面ライダークロノス』には?まだ切り札があるのか!?

 

 

璃々「何を言っているの?あなたの主戦力は『仮面ライダークロノス』って奴なんでしょ?」

 

黎斗「………ゲムデウスか。そういえば、取り込んでいたんだったな。」

 

優里音「ゲムデウス?」

 

正宗「流石デンジャラスゾンビ、その通りだ。」

 

貴利矢「畜生、まだそのウイルスがいたのか。」

 

正宗「だが、私の中にはゲムデウスだけではない。ゲムデウスXも含まれている。」

 

黎斗「何だと?」

 

 

おいおいおいおい、此奴がラスボスで良いんじゃねえの?いや、グラトニーと良い勝負かもしれん。

 

 

正宗「要するに、仮面ライダークロノスに変身出来なくとも、ゲムデウスとゲムデウスXにもなれる。つまり、君達の勝算など、皆無と言うわけだ………。」

 

 

へぇ、そうなのか。

 

 

ガルッチ「まぁどうでも良いか。」

 

全員『!?』

 

ガルッチ「要するに、あれだろ?ゲムデウスそのものを消しちゃえば良いって話だろ?」

 

正宗「何を言うかと思えば、ゲムデウスを消す?」

 

ガルッチ「そっ。けどぶっちゃけ、正宗よりも大事な事情があるんで、次行かせてもらうね。」

 

正宗「は?(°д°)」

 

黎斗「あー、そういえば彼奴が居たな。」

 

貴利矢「おいおい、ちょっと待て。本気か!?正宗ほっぽりだすって正気か?」

 

ガルッチ「いやだって、ウルトラマングラトニーがいるし。」

 

貴利矢「納得。」

 

正宗「え?待て、私より、ウルトラマングラトニーっての方が優先なのか!?」

 

ガルッチ「そうだが。」

 

正宗「(°д°)」

 

ガルッチ「ってか、眼鏡かけてるようだけど、遂に絶版ジジイにでもなったのか?」

 

 

『グサッ!』

 

 

正宗「ぜ、絶版ジジイ…………。(°д°)」

 

黎斗「もうその辺にした方が良い。先を急がなくては。」

 

マヤ「いいの?」

 

ガルッチ「しばらくはあのままだし。」

 

 

ってな訳で、僕達は絶版ジジイ(正宗)を素通りして、次の場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正宗「絶版ジジイ…………、この私が…………、ジジイだと…………。_| ̄|○ 歳的に、彼方がジジイじゃないのか!?」

 

 

-???-

 

 

次の転送装置に乗ると、まるで学校の廊下のような場所に到着した。

 

 

璃々「初めて見る場所ね………。」

 

紫乃愛「私もです。ここは、塔のどの辺りに位置するんでしょうか?」

 

マヤ「なるほど、ここは試練の終盤に位置してるわ。」

 

ガルッチ「おいおい、随分と飛んだな!?」

 

 

まさか、マヤもここを通ってきたって訳?だとしたら、近道じゃねえか。

 

 

紫乃愛「じゃ、じゃあ、ヨミガエリまであと少しなんですか!?」

 

マヤ「そうなるわね。でも、その風景には惑わされないで。そこは人間の心像風景を具現化する空間よ。

貴方たちの弱点を容赦なくついてくるから、気をつけなさい。」

 

ガルッチ「………『罪』の具現化、か。」

 

マヤ「え?」

 

ガルッチ「この様子だと、恐らく8人の『罪』が眠ってるな。言ってみれば、ここで罪を乗り越えるか、否か、試されているんだろう。」

 

 

8人、要するに7人の半罪人と、もう1人の誰かの罪が、ここで…………。

 

 

『フフッ………。』

 

 

何かの笑い声が聞こえると、そこには男性らしき人物が見えた。

 

 

璃々「う、嘘でしょ………。」

 

紫乃愛「如何して、あなたがここに?」

 

ガルッチ「………影って事か。この様子からして………。」

 

翠「ええ、どうやらコレは、私達のトラウマに当たる人物に見えるようですよ………。」

 

『貴方達のせいで私達は…………、ヨミガエリして、また悪いことをするつもり………?』

 

珠月「ち、違うもん!もう二度と、あんな事しないもん!!」

 

黒絵「私だって、もう間違えない………!」

 

『本当に、そうかな?……………………5代目創造王神。』

 

 

今度は僕か。

 

 

『お前が余計なことをしなければ、奴を闇に葬る事が出来たというのに…………。英竜を、あんな化け物に変えやがって…………!!』

 

 

英竜?要するに彼奴は、英竜の関係者って訳か。けど………。

 

 

ガルッチ「化け物が英竜を化け物と呼ぶな。貴様らのような下郎が、よっぽど化け物だ。」

 

『何だと?』

 

ガルッチ「それとも何か?君が英竜の前世を見せてくれるのか?」

 

『……………いいだろう、そこまで言うのならば、まずは7人の罪を乗り越えさせて見せろ。そうすれば、見せてやる。』

 

 

捨て台詞を吐いて、そのまま消えていった。

 

 

優里音「やっと塔に戻ったのに、またああ言うのがあるなんて!地獄の人って、如何してこうなのよ!?」

 

司「まっ、先生の言うとおり、罪を乗り越えろってことだな。」

 

ガルッチ「そうだ。大丈夫、僕が着いてる。」

 

黒絵「お兄ちゃん…………。」

 

珠月「そ、そうだよね。今はセンセーが居てくれるもんね。」

 

黒絵「クロエも、みんなとお兄ちゃんの為なら頑張れる。もう、惨めなクロエなんかじゃないもん!」

 

 

お姉ちゃんの前世、それを見るには、紫乃愛達の罪を、乗り越えさせなければ………!

 

 

紫乃愛「本当、先生の言うとおりですね。ようやく塔に戻ったのに、こんなところで立ち止まってる場合じゃありません。」

 

璃々「逆に見せてあげましょう?地獄を乗り越えた、私達の強さをね。」

 

 

璃々、それはフラグになるからやめてよね?

 

 

ノワール「璃々さん、フラグ立つからやめてよね?」

 

璃々「ちょ!?」

 

マヤ「もうフラグは立ってるけどね。」

 

璃々「(´・ω・`)」

 

 

とは言え、そろそろ進まなくては駄目だな。さて、最初は誰の罪かな?

 

 

next episode




因みに、一部のキャラは省略させていただきます。


正宗「ジジイって………。ラッシュマッチレス、君こそがジジイじゃないか!?」

ガルッチ「んなもん聞くな。歳取ろうにもとれないんだから。」

正宗「クソ、私も若返りできれば、ジジイ呼ばわりされないのに!!」

ガルッチ「そうなったら、絶版ショタになるし、深雪に犯されるぞ?」

正宗「(°д°)」
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