Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-試練の塔 第946号 囚監フロア B4F-
ガルッチside
ようやく試練の塔に戻ることが出来た僕達。幾度の試練を乗り越えて、ようやくスタートラインに到達することが出来た。
マヤ「なるほどね、事情は把握したわ。それにしても、バグスターの次は、グラトニーというウルトラマン。ガルッチって、どれだけの大変な敵を生み出せるのかしら?」
ガルッチ「こっちだって好きで敵を作ってるわけじゃねえよ。あっちから来るんだよ。毎回毎回、こっちの苦労も考えろっての。」
黎斗「凄い愚痴だね………。」
貴利矢「一応言うけど、神。あんた俺らの敵やったからな?」
黎斗「ゲームを楽しませるのも、ゲームマスターの役目だ。」
ガルッチ「悪人なのに中立タイプだな。」
黎斗「だがこちらも言わせてもらうが、正宗よりはマシだぞ?」
「そうかな?」
んで、出会い頭に正宗。お前が来るのかよ。ちっとは空気を読め!
マヤ「檀正宗!」
正宗「よく帰ってきたな、ラッシュマッチレス、爆走バイク、デンジャラスゾンビ。そして半罪人達よ。」
ガルッチ「お出迎えどうもってか、正宗。」
正宗「そういうことだ。だが、残念ながら、君たちの物語は、ここで絶版だぁ………。」
ガルッチ「いや違う。檀正宗、君の存在価値はない。要するに、『絶版』だ。」
正宗「…………君が価値を決めるとでも言うのか?私こそが、世界のルール────」
ガルッチ「お前がルール?ハッ、愚かしすぎて反吐が出そうだ。それより、頭が高い。頭を垂れよ、雑種。」
マヤ「………完全にキャラが違う。」
黎斗「ギルガメッシュに憑依されたのかって疑うレベルだぞ、ガルッチ。」
黎斗シャラップ。それに、実際創造王神にもなってるんだし、ぶっちゃけキャラなんて適当だよ適当。
正宗「…………なるほど、そういうことか。我々にとって、恐れた事が起こったという訳か。ラッシュマッチレス、貴様…………覚醒したな?」
ガルッチ「今更答える必要はないな。」
正宗「ならば、『reset』するま───」
黒絵「止まれ!」
【PAUSE!】
【RESTART!】
正宗「グフォ!?」
今のは、黒絵か。しかも丁度、『仮面ライダークロニクルガシャット』と『ガシャコンバグヴァイザーⅡ』も取るなんて…………。
黒絵「お兄ちゃん、これ。」
司「すげぇな、ホントに。」
翠「これで形勢逆転です、檀正宗さん!」
正宗「…………確かに、『仮面ライダークロノス』には変身出来なくなったな。」
『仮面ライダークロノス』には?まだ切り札があるのか!?
璃々「何を言っているの?あなたの主戦力は『仮面ライダークロノス』って奴なんでしょ?」
黎斗「………ゲムデウスか。そういえば、取り込んでいたんだったな。」
優里音「ゲムデウス?」
正宗「流石デンジャラスゾンビ、その通りだ。」
貴利矢「畜生、まだそのウイルスがいたのか。」
正宗「だが、私の中にはゲムデウスだけではない。ゲムデウスXも含まれている。」
黎斗「何だと?」
おいおいおいおい、此奴がラスボスで良いんじゃねえの?いや、グラトニーと良い勝負かもしれん。
正宗「要するに、仮面ライダークロノスに変身出来なくとも、ゲムデウスとゲムデウスXにもなれる。つまり、君達の勝算など、皆無と言うわけだ………。」
へぇ、そうなのか。
ガルッチ「まぁどうでも良いか。」
全員『!?』
ガルッチ「要するに、あれだろ?ゲムデウスそのものを消しちゃえば良いって話だろ?」
正宗「何を言うかと思えば、ゲムデウスを消す?」
ガルッチ「そっ。けどぶっちゃけ、正宗よりも大事な事情があるんで、次行かせてもらうね。」
正宗「は?(°д°)」
黎斗「あー、そういえば彼奴が居たな。」
貴利矢「おいおい、ちょっと待て。本気か!?正宗ほっぽりだすって正気か?」
ガルッチ「いやだって、ウルトラマングラトニーがいるし。」
貴利矢「納得。」
正宗「え?待て、私より、ウルトラマングラトニーっての方が優先なのか!?」
ガルッチ「そうだが。」
正宗「(°д°)」
ガルッチ「ってか、眼鏡かけてるようだけど、遂に絶版ジジイにでもなったのか?」
『グサッ!』
正宗「ぜ、絶版ジジイ…………。(°д°)」
黎斗「もうその辺にした方が良い。先を急がなくては。」
マヤ「いいの?」
ガルッチ「しばらくはあのままだし。」
ってな訳で、僕達は
正宗「絶版ジジイ…………、この私が…………、ジジイだと…………。_| ̄|○ 歳的に、彼方がジジイじゃないのか!?」
-???-
次の転送装置に乗ると、まるで学校の廊下のような場所に到着した。
璃々「初めて見る場所ね………。」
紫乃愛「私もです。ここは、塔のどの辺りに位置するんでしょうか?」
マヤ「なるほど、ここは試練の終盤に位置してるわ。」
ガルッチ「おいおい、随分と飛んだな!?」
まさか、マヤもここを通ってきたって訳?だとしたら、近道じゃねえか。
紫乃愛「じゃ、じゃあ、ヨミガエリまであと少しなんですか!?」
マヤ「そうなるわね。でも、その風景には惑わされないで。そこは人間の心像風景を具現化する空間よ。
貴方たちの弱点を容赦なくついてくるから、気をつけなさい。」
ガルッチ「………『罪』の具現化、か。」
マヤ「え?」
ガルッチ「この様子だと、恐らく8人の『罪』が眠ってるな。言ってみれば、ここで罪を乗り越えるか、否か、試されているんだろう。」
8人、要するに7人の半罪人と、もう1人の誰かの罪が、ここで…………。
『フフッ………。』
何かの笑い声が聞こえると、そこには男性らしき人物が見えた。
璃々「う、嘘でしょ………。」
紫乃愛「如何して、あなたがここに?」
ガルッチ「………影って事か。この様子からして………。」
翠「ええ、どうやらコレは、私達のトラウマに当たる人物に見えるようですよ………。」
『貴方達のせいで私達は…………、ヨミガエリして、また悪いことをするつもり………?』
珠月「ち、違うもん!もう二度と、あんな事しないもん!!」
黒絵「私だって、もう間違えない………!」
『本当に、そうかな?……………………5代目創造王神。』
今度は僕か。
『お前が余計なことをしなければ、奴を闇に葬る事が出来たというのに…………。英竜を、あんな化け物に変えやがって…………!!』
英竜?要するに彼奴は、英竜の関係者って訳か。けど………。
ガルッチ「化け物が英竜を化け物と呼ぶな。貴様らのような下郎が、よっぽど化け物だ。」
『何だと?』
ガルッチ「それとも何か?君が英竜の前世を見せてくれるのか?」
『……………いいだろう、そこまで言うのならば、まずは7人の罪を乗り越えさせて見せろ。そうすれば、見せてやる。』
捨て台詞を吐いて、そのまま消えていった。
優里音「やっと塔に戻ったのに、またああ言うのがあるなんて!地獄の人って、如何してこうなのよ!?」
司「まっ、先生の言うとおり、罪を乗り越えろってことだな。」
ガルッチ「そうだ。大丈夫、僕が着いてる。」
黒絵「お兄ちゃん…………。」
珠月「そ、そうだよね。今はセンセーが居てくれるもんね。」
黒絵「クロエも、みんなとお兄ちゃんの為なら頑張れる。もう、惨めなクロエなんかじゃないもん!」
お姉ちゃんの前世、それを見るには、紫乃愛達の罪を、乗り越えさせなければ………!
紫乃愛「本当、先生の言うとおりですね。ようやく塔に戻ったのに、こんなところで立ち止まってる場合じゃありません。」
璃々「逆に見せてあげましょう?地獄を乗り越えた、私達の強さをね。」
璃々、それはフラグになるからやめてよね?
ノワール「璃々さん、フラグ立つからやめてよね?」
璃々「ちょ!?」
マヤ「もうフラグは立ってるけどね。」
璃々「(´・ω・`)」
とは言え、そろそろ進まなくては駄目だな。さて、最初は誰の罪かな?
next episode
因みに、一部のキャラは省略させていただきます。
正宗「ジジイって………。ラッシュマッチレス、君こそがジジイじゃないか!?」
ガルッチ「んなもん聞くな。歳取ろうにもとれないんだから。」
正宗「クソ、私も若返りできれば、ジジイ呼ばわりされないのに!!」
ガルッチ「そうなったら、絶版ショタになるし、深雪に犯されるぞ?」
正宗「(°д°)」