※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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BGM 原曲 フラワリングナイト 『Story』


episode110 八重樫司のPreparedness

-沈ム世界、記憶ノ欠片-

 

 

ガルッチside

 

 

司の影は、殆どが麻痺や光球を放つだけの攻撃を持っているが、そのどれもが僕達には効かなかった。

それもそうだろう。本来ならば、ダメージも麻痺も効くように仕組まれているのだが、僕や黎斗、貴利矢が介入した事により、全員強化されていて、柔な攻撃には効かなくなっているのだ。

 

 

影司「クソ!クソ!何で、何で平然としていられるんだ!?何で効かないんだ!?」

 

司「悪いけど、そんな生半可な攻撃は通用しないんだよ。先生じゃなかったら、普通に痛かったけど、先生達の指導、その敵達、色々な出来事のおかげで、あんたのような攻撃に耐えられるようになったんだよ。」

 

影司「あり得ない、そんな馬鹿な話、あり得るかよ!!」

 

司「あり得ないってこと自体が、あり得ないんだよ。現に、アタシがここにいる。」

 

ガルッチ「攻撃は終わりなら、今度はこっちから行くぞ。」

 

 

まだ攻撃途中ではあったものの、司と僕は突撃し、影の司を攻撃し始めた。

 

 

ガルッチ「ほらよっ!!」

 

影司「っ!」【HIT!】

 

司「弾丸のプレゼントだ!!」

 

影司「アガッ!?何で銃を使えるんだ!?ってか、何で海賊衣装!?コスプレでも始めたのか!?」

 

司「それを気にしちゃ、おしまいだよ。最も、今のアタシ達を相手にしたのが、運の尽きなんだよ!!」

 

 

『ズサッ!』

 

 

司「ウグッ!?」

 

ガルッチ「司!」

 

司「了解!」

 

 

司を上に飛ばした後、僕は攻撃の隙を与えないように、どんどん斬りつけていく。

 

 

マヤ「あれ、容赦ないわね。………裏切ってたら、やばかった。」

 

紫乃愛「あれを裏切れって言われたら、絶対に無理っていえる自信があります。」

 

黎斗「やめておけ。裏切ったら最後、無残な姿になるぞ。あのようにな。」

 

 

ガルッチ「『風王鉄槌・氷結(ストライク・ブリザード)』!!」

 

影司「ガァァァ!?!?」【GREAT!】【GREAT!】

 

司「砕け散れ!!」

 

 

『ズダダッ!』

 

 

影司「ッ!ア"ア"ァァァァァ!!!」

 

 

氷の突風と鉛の弾丸によって、最早影の司は瀕死状態だった。

 

 

影司「そ、そんな…………、引導を渡すどころか、あ、アタシが………?」

 

司「そういうこった。もうアタシは、アンタにはならない。」

 

 

『ファイナルウェーブ!!』

 

 

司「これで、最後だ。」

 

ガルッチ「遠慮は要らない、ぶっ放せ。自分自身を、越えろ。」

 

司「いや、どうせなら、せ、先生も………。///」

 

 

おい!?どさくさに紛れて、それを言うのか!?そこは格好よく決めろよ!?

 

 

司「そ、そもそも、ここまで来れたのって、先生のお陰だし、こんな先生じゃなかったら、ここまで強く、ならなかったし………。///」

 

黒絵「つ、司………、抜け目ない………。」

 

司「だからさ、せめて……、一緒に……。///」

 

 

『ガシッ!』

 

 

司「へ?///」

 

ガルッチ「………特別だ、付き合ってやる。///」

 

 

【ガッシューン………。ガッシャット!キメワザ!】

 

 

ガルッチ「よく狙え。」

 

司「ああ……。」

 

 

【ホープペイシャンスクリティカルフィニッシュ!!】

 

 

司&ガルッチ「「これで終わりだ!!『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)』!!」」

 

 

一緒に放ったことにより、ドレイクが放つ閃光の色とは違い、が鮮やかな青色となって、影の司に直撃した。

 

 

【改心の一発!!】

 

 

影司「ガハッ!?う、嘘だろ……?な、何なんだ?この、一撃………。」

 

司「私はもう、アンタにはならない。現世に戻って、死ぬまでバカをやってやるよ。」

 

影司「ハハッ、ハハハッ…………。後悔………、する…………ぜ………。」

 

 

BGM終了

 

 

影はそのまま消えて無くなった。

 

 

司「…………かもな。」

 

ガルッチ「ならば、悔いのない人生にするだけだ。その道が、茨の道だとしても、君が歩むところに、間違いなんてない。絶対にな。」

 

司「先生………。」

 

 

【ガッシューン………。】

 

 

ガルッチ「僕なんて、多くの道を大きく外してしまった。その結果が、地獄の人生そのものだった。けど、君なら………今度は道を踏み外さない。」

 

司「………ありがとう、先生。」

 

 

すると、司の胸から蝶が飛び出していき、黎斗が持っているブランクガシャットに宿った。

 

 

黎斗「蝶が、ガシャットに?」

 

珠月「司お姉ちゃん、綺麗………。」

 

翠「清らかな光に包まれています………。今の戦いで、何か掴んだのでしょうか?」

 

マヤ「罪を克服したって証ね。でも、何で蝶が、彼が持ってるガシャットに?」

 

黎斗「………今後、使うかもしれない力、ということか?」

 

 

その後、優里音が滅茶苦茶泣きじゃくりながら、司に抱き付いてきた。

ホントに、微笑ましいな………。不思議だな、この光景を見ると、凄く暖かく感じる………。

 

 

ガルッチ「…………お姉ちゃん。」

 

司「え?」

 

紫乃愛「先生?いきなりお姉ちゃんとか言い出して、如何しました!?」

 

ガルッチ「あ、いや………、何でもない………。///」

 

 

けど、やっぱり僕は気になる………。お姉ちゃんの前世。お姉ちゃんが苦しんだ前世って、一体………。

 

 

ガルッチ「とりあえずみんな、一旦隠れ家に戻ろう。気持ちの整理をしてから、次に進もう。」

 

紫乃愛「分かりました、先生。」

 

司「そうだな。」

 

マヤ「ちょっと待って、隠れ家?貴方そんなの持ってたの!?」

 

ガルッチ「持ってますよ?」

 

マヤ「えぇぇ………。って、それってキャンプよりも────」

 

ガルッチ「安全。」

 

マヤ「何それ………。(´・ω・`)」

 

ガルッチ「っと言っても、キャンプの中でしか使えませんけどね。」

 

マヤ「(`・ω・´)」

 

 

『バシンッ!』

 

 

マヤ「何でハリセンで叩くの!?」

 

ガルッチ「ちょっとムカついた。」

 

マヤ「酷い………、ここに来る前は『お姉ちゃん!お姉ちゃん!』って慕ってくれたのに………。」

 

ガルッチ「捏造も大概にしろ!!」

 

黒絵「マヤ、嘘は駄目。」

 

マヤ「グハッ!半罪人に嘘は駄目って言われた………、もう立ち直れない………。」

 

ガルッチ「みんな、この人置いてこう。」

 

マヤ「ちょ、冷たすぎだって~!!」

 

 

全く、何で威厳あった人が、急にポンコツになるのかな?いや、マヤの場合ポンコツ性が磨きかかってるのか。

 

 

翠「マヤさん、少し威厳を持ってください。そんなんだと、先生にもなめられますし、半罪人にも、罪人にもなめられますよ?」

 

マヤ「ゴフッ!?」【HIT!】

 

曙「翠、それ以上はオーバーキルよ。」

 

響「それにマヤは、豆腐以下のメンタルだし。」

 

マヤ「ガハッ!?」【HIT!】

 

夕立「きっとどこかで、ポンコツ性が磨かれちゃうかもっぽい。」

 

マヤ「ゴホッ!?」【GREAT!】

 

ガルッチ「おいおい、皆もうやめておけ。」

 

マヤ「が、ガルッチ…………。やっぱり、私のこと─────」

 

ガルッチ「マヤは最初っからポンコツだし、事ある事にバカなことをやりかねないし、挙げ句の果てには罪人を入れた女性だしね。」

 

マヤ「グフッ………。」バタン 【PERFECT!】

 

 

【GAMEOVER】

 

 

貴利矢「マヤが倒れた!?」

 

黎斗「この人でなしぃぃぃ!!!」

 

 

そんなこんなで、隠れ家に戻った。

 

 

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