Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-沈ム世界、記憶ノ欠片-
ガルッチside
司の影は、殆どが麻痺や光球を放つだけの攻撃を持っているが、そのどれもが僕達には効かなかった。
それもそうだろう。本来ならば、ダメージも麻痺も効くように仕組まれているのだが、僕や黎斗、貴利矢が介入した事により、全員強化されていて、柔な攻撃には効かなくなっているのだ。
影司「クソ!クソ!何で、何で平然としていられるんだ!?何で効かないんだ!?」
司「悪いけど、そんな生半可な攻撃は通用しないんだよ。先生じゃなかったら、普通に痛かったけど、先生達の指導、その敵達、色々な出来事のおかげで、あんたのような攻撃に耐えられるようになったんだよ。」
影司「あり得ない、そんな馬鹿な話、あり得るかよ!!」
司「あり得ないってこと自体が、あり得ないんだよ。現に、アタシがここにいる。」
ガルッチ「攻撃は終わりなら、今度はこっちから行くぞ。」
まだ攻撃途中ではあったものの、司と僕は突撃し、影の司を攻撃し始めた。
ガルッチ「ほらよっ!!」
影司「っ!」【HIT!】
司「弾丸のプレゼントだ!!」
影司「アガッ!?何で銃を使えるんだ!?ってか、何で海賊衣装!?コスプレでも始めたのか!?」
司「それを気にしちゃ、おしまいだよ。最も、今のアタシ達を相手にしたのが、運の尽きなんだよ!!」
『ズサッ!』
司「ウグッ!?」
ガルッチ「司!」
司「了解!」
司を上に飛ばした後、僕は攻撃の隙を与えないように、どんどん斬りつけていく。
マヤ「あれ、容赦ないわね。………裏切ってたら、やばかった。」
紫乃愛「あれを裏切れって言われたら、絶対に無理っていえる自信があります。」
黎斗「やめておけ。裏切ったら最後、無残な姿になるぞ。あのようにな。」
ガルッチ「『
影司「ガァァァ!?!?」【GREAT!】【GREAT!】
司「砕け散れ!!」
『ズダダッ!』
影司「ッ!ア"ア"ァァァァァ!!!」
氷の突風と鉛の弾丸によって、最早影の司は瀕死状態だった。
影司「そ、そんな…………、引導を渡すどころか、あ、アタシが………?」
司「そういうこった。もうアタシは、アンタにはならない。」
『ファイナルウェーブ!!』
司「これで、最後だ。」
ガルッチ「遠慮は要らない、ぶっ放せ。自分自身を、越えろ。」
司「いや、どうせなら、せ、先生も………。///」
おい!?どさくさに紛れて、それを言うのか!?そこは格好よく決めろよ!?
司「そ、そもそも、ここまで来れたのって、先生のお陰だし、こんな先生じゃなかったら、ここまで強く、ならなかったし………。///」
黒絵「つ、司………、抜け目ない………。」
司「だからさ、せめて……、一緒に……。///」
『ガシッ!』
司「へ?///」
ガルッチ「………特別だ、付き合ってやる。///」
【ガッシューン………。ガッシャット!キメワザ!】
ガルッチ「よく狙え。」
司「ああ……。」
【ホープペイシャンスクリティカルフィニッシュ!!】
司&ガルッチ「「これで終わりだ!!『
一緒に放ったことにより、ドレイクが放つ閃光の色とは違い、が鮮やかな青色となって、影の司に直撃した。
【改心の一発!!】
影司「ガハッ!?う、嘘だろ……?な、何なんだ?この、一撃………。」
司「私はもう、アンタにはならない。現世に戻って、死ぬまでバカをやってやるよ。」
影司「ハハッ、ハハハッ…………。後悔………、する…………ぜ………。」
BGM終了
影はそのまま消えて無くなった。
司「…………かもな。」
ガルッチ「ならば、悔いのない人生にするだけだ。その道が、茨の道だとしても、君が歩むところに、間違いなんてない。絶対にな。」
司「先生………。」
【ガッシューン………。】
ガルッチ「僕なんて、多くの道を大きく外してしまった。その結果が、地獄の人生そのものだった。けど、君なら………今度は道を踏み外さない。」
司「………ありがとう、先生。」
すると、司の胸から蝶が飛び出していき、黎斗が持っているブランクガシャットに宿った。
黎斗「蝶が、ガシャットに?」
珠月「司お姉ちゃん、綺麗………。」
翠「清らかな光に包まれています………。今の戦いで、何か掴んだのでしょうか?」
マヤ「罪を克服したって証ね。でも、何で蝶が、彼が持ってるガシャットに?」
黎斗「………今後、使うかもしれない力、ということか?」
その後、優里音が滅茶苦茶泣きじゃくりながら、司に抱き付いてきた。
ホントに、微笑ましいな………。不思議だな、この光景を見ると、凄く暖かく感じる………。
ガルッチ「…………お姉ちゃん。」
司「え?」
紫乃愛「先生?いきなりお姉ちゃんとか言い出して、如何しました!?」
ガルッチ「あ、いや………、何でもない………。///」
けど、やっぱり僕は気になる………。お姉ちゃんの前世。お姉ちゃんが苦しんだ前世って、一体………。
ガルッチ「とりあえずみんな、一旦隠れ家に戻ろう。気持ちの整理をしてから、次に進もう。」
紫乃愛「分かりました、先生。」
司「そうだな。」
マヤ「ちょっと待って、隠れ家?貴方そんなの持ってたの!?」
ガルッチ「持ってますよ?」
マヤ「えぇぇ………。って、それってキャンプよりも────」
ガルッチ「安全。」
マヤ「何それ………。(´・ω・`)」
ガルッチ「っと言っても、キャンプの中でしか使えませんけどね。」
マヤ「(`・ω・´)」
『バシンッ!』
マヤ「何でハリセンで叩くの!?」
ガルッチ「ちょっとムカついた。」
マヤ「酷い………、ここに来る前は『お姉ちゃん!お姉ちゃん!』って慕ってくれたのに………。」
ガルッチ「捏造も大概にしろ!!」
黒絵「マヤ、嘘は駄目。」
マヤ「グハッ!半罪人に嘘は駄目って言われた………、もう立ち直れない………。」
ガルッチ「みんな、この人置いてこう。」
マヤ「ちょ、冷たすぎだって~!!」
全く、何で威厳あった人が、急にポンコツになるのかな?いや、マヤの場合ポンコツ性が磨きかかってるのか。
翠「マヤさん、少し威厳を持ってください。そんなんだと、先生にもなめられますし、半罪人にも、罪人にもなめられますよ?」
マヤ「ゴフッ!?」【HIT!】
曙「翠、それ以上はオーバーキルよ。」
響「それにマヤは、豆腐以下のメンタルだし。」
マヤ「ガハッ!?」【HIT!】
夕立「きっとどこかで、ポンコツ性が磨かれちゃうかもっぽい。」
マヤ「ゴホッ!?」【GREAT!】
ガルッチ「おいおい、皆もうやめておけ。」
マヤ「が、ガルッチ…………。やっぱり、私のこと─────」
ガルッチ「マヤは最初っからポンコツだし、事ある事にバカなことをやりかねないし、挙げ句の果てには罪人を入れた女性だしね。」
マヤ「グフッ………。」バタン 【PERFECT!】
【GAMEOVER】
貴利矢「マヤが倒れた!?」
黎斗「この人でなしぃぃぃ!!!」
そんなこんなで、隠れ家に戻った。
next episode