※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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優里音の罪に関しては、カット。因みに変身したのはこちら。


ラストサキュバス


キバキュバス2世(サキュバスとヴァンパイアの子)


変身者:風戸優里音


色欲のホムンクルスの『ラスト』と『七つの大罪』に出てくる『ゴウセル』の能力が使える。



仮面ライダーサキュバス ピュアエンプレスモード


ラストサキュバスの能力に加えて、反英霊『カーミラ』と『エリザベート・バートリ』の能力も加わってるため、『鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)』、『幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)』が使える。


が、優里音本人は、カーミラの宝具を使うことは嫌がっている。


服装は、エリザベート寄り。


っとまあ、こんな感じです。


episode112 伊瀬黒絵のsin

-沈ム世界、記憶ノ欠片-

 

 

ガルッチside

 

 

とりあえず、司と優里音の罪は乗り越えた。次は、恐らく………。黒絵だな。

 

 

黒絵「お兄ちゃん………。」

 

ガルッチ「………大丈夫、黒絵なら乗り越えられる。僕が一緒に居るから。」

 

黒絵「うん。」

 

マヤ「………もう端から見たら、兄妹ね。」

 

 

一応言うけど、兄妹居るからね?ケンジとか、ミストとか、姉さん(ラルッチ)とか、兄さん(ルッチ)とか。

 

 

司「……やっぱり、黒絵には勝てないのかな?」

 

翠「何かと、過去の境遇も似通ったところもありますしね。一度隠れ家で、先生の過去の話を聞いたところ、生まれた頃から誰も見てくれなかったようですし。」

 

珠月「先生も、辛かったんだね…………。」

 

紫乃愛「とにかく、先を急ぎましょう。」

 

黎斗「………貴利矢、ガルッチと黒絵を見てどう思う?」

 

貴利矢「………愛人、ってよりは、兄妹………だよな?」

 

黎斗「やっぱりそうだろうな…………………。」

 

 

なんか皆色々なこと言ってるけど、そんなに兄妹に見えるのかな?そう思いながら、先を進んでいくと、影が現れた。今度は、黒絵のようだ。

 

 

『凄いわ!また100点を取ったのね!』

 

『この前の全国模試じゃ1位だったし、やっぱりウチの子は天才だな。』

 

 

ガルッチ「あ。」

 

 

これあれだ。親バカって奴だな、これ。

 

 

『ご近所でも評判だもの。この前の三者面談では、神童なんて言われたのよ。子供なんて必要ないと思ってたけど、考えを改めなきゃいけないわね。

他の子より早く物書きを覚えたんだもの。』

 

 

そうでもなかった。ってか、子供なんて必要ないって、ひでぇなおい。

 

 

『俺も鼻が高いよ。ほら、前から欲しがってた人形だ。大切にするんだぞ。』

 

黒絵『………ありがとう、パパ。』

 

 

それが、バロンか。黒絵のお父さんからの贈り物だったのか………。

 

 

『全くもう、お父さんは勉強と関係ないものを買うんだから。黒絵が不真面目になったら如何するの?』

 

『ウチの黒絵なら、平気だよ。』

 

『それもそうね。有名な学習塾からお誘いが来てるから、明日の休日は一緒に行きましょう?

 

 

ああ、黒絵は私達の自慢の子よ。もっともっと勉強して、出来る子になってちょうだい!』

 

 

…………影は消えた。

 

 

ガルッチ「………褒めるのはいいけど、過大評価入れすぎだろ。確かに凄いけど、それが後にプレッシャーをかけるっていうのに……。まぁ、黎斗の場合は、自画自賛だしな。」

 

黎斗「ハッハッハ、神の才能を崇めるが良い!!」

 

貴利矢「いややかましいな、神。」

 

マヤ「黎斗の場合って、傲慢過ぎるけどね………。」

 

ガルッチ「けど、そのお陰で、このガシャット等があるからね。」

 

 

そう言いながら話していると、また影が現れた。今度は、黒絵とその母親の影だった。

 

 

黒絵の母『如何したの、黒絵?成績が下がってるじゃない。この前の模試は30位だったし、塾の先生も飲み込みが悪いって心配してたわよ?

 

 

何か悩みでもあるの?このままじゃ、ご近所の噂になっちゃうわ。』

 

黒絵『………難しくなったから。』

 

黒絵の母『もう、黒絵ったら冗談が上手なんだから。

 

 

貴方は天才なの。将来は誰にも真似できないような偉業を達成しちゃうのよ?こんな勉強で躓かないわ。』

 

 

………けど、天才でも限界がある。この親、全く気付いていない………。

 

 

黒絵の母『そうだわ!もっと勉強の時間を増やしましょう!お母さんが有名な家庭教師の先生を呼んであげる!そしたら、あっという間に成績も戻るわ!』

 

 

ガルッチ「…………そんなことしても、戻るわけじゃないのに。」

 

黒絵「………ママ、私を見てくれない。」

 

 

黒絵『でも───』

 

黒絵の母『黒絵はただ勉強していればいいの。他のことは、全部お母さんに任せておきなさい。』

 

黒絵『………ママの、為なら………。』

 

 

また影が消えたが、僕には少しいやな気持ちだった。

 

 

ガルッチ「………何も、勉強だけすれば良いって訳じゃないのに。黒絵だって、たまには遊びたいって思っていただろうに………。」

 

翠「先生って、子供とか居るんですか?」

 

ガルッチ「うん。基本的には自由に遊ばせてたり、鍛錬を手伝ったり、色々やってたけど、レアって子だけは、少し厳しく鍛えてたんだ。

結果的に、追い出させざるお得なくなったしね………。」

 

紫乃愛「そんな!何で追い出して────」

 

ガルッチ「僕だって、追い出したくなかった。けど、あの光景を見て、気付いたんだ。レアの苦しみを、全く理解していなかったって。」

 

璃々「でも追い出すのは酷でしょ?」

 

ガルッチ「こっちの法では重罪だったんだ。最悪死刑だって、あり得た…………。」

 

司「死刑って、何を如何したらそうなるんだよ!?いくら何でも酷いって!!」

 

ガルッチ「………だから僕は、必死で庇って庇って庇い続けた。せめてでも、償いとして…………。けどレアは、庇ってる僕を、止めさせた。

悪いのは、僕だったのに……………、レアは死刑から免れたものの、代わりに追放された………。」

 

マヤ「ガルッチ…………。」

 

ガルッチ「ごめん、先を進もう………。」

 

 

この子の母は、全く見てくれなかった………。そう思いながら先を進むと、影が現れた。今度は、黒絵の母親と父親だった。

 

 

黒絵の母『貴方がしっかりしないからでしょう!?見てよ、このテスト!クラスの平均点以下じゃない!!』

 

黒絵の父『黒絵の教育は君に一任してるだろ!?如何して俺が責められなくちゃいけないんだ!?』

 

黒絵の母『だから言ってるのよ!!貴方が協力してくれないから、黒絵の才能が埋もれてるんじゃない!!

 

 

黒絵は天才なの!トップ以外はあり得ないのよ!!だからこうして、私が一生懸命やってるんじゃない!!』

 

 

ガルッチ「…………違う。何で、何で黒絵を『見て』くれないんだ。」

 

曙「フェイカー………。」

 

 

黒絵の父『俺には仕事があるんだよ!!気楽にパートしてる君とは違うんだ!!』

 

黒絵の母『気楽にですって!?娘が落ち零れるかどうかの話なのに、私のことを責めるつもり!?

 

 

元々子供なんて要らなかったんだから…………、あの子は天才じゃなきゃいけないの!!普通の子なんて必要ないわ!!』

 

 

それだけ言い残し、影は消えた。

 

 

紫乃愛「普通の子なんて必要ないなんて、酷いこと言いますね。」

 

黒絵「…………お兄ちゃん。」

 

ガルッチ「天才とか、普通とか関係ない。子を優しく、時に厳しく、そうやって育てるのが親じゃないのか?何で、何で黒絵を見なかったんだ…………。」

 

珠月「先生、大丈夫?」

 

ガルッチ「………珠月、僕は大丈夫。心配してごめん。」

 

貴利矢「おい、とりあえず此奴を飲め。」

 

 

貴利矢から渡された物は、僕のお気に入りの『ファンタ ブラッドオレンジ味』だった。

 

 

ガルッチ「ありがとう、貴利矢。」

 

マヤ「いつの間に!?」

 

貴利矢「隠れ家から持ってきた。」

 

黎斗「炭酸抜けてないよな?」

 

貴利矢「まだそんなに時間たってないし、大丈夫だ。」

 

ガルッチ「やっぱ、うまいな。ブラッドオレンジ。」

 

 

とりあえず、ファンタ飲んで、一旦落ち着くことが出来た。

 

 

ガルッチ「多分次が最後だ。黒絵、覚悟はいい?」

 

黒絵「うん。辛いけど、お兄ちゃんと一緒なら、私は頑張る。」

 

ガルッチ「そうか。んじゃあ、行くぞ。」

 

 

ファンタを飲み干した後、ペットボトルを消滅させ、最後のエリアに到着した。そこに居た影は、黒絵だった。

 

 

黒絵『また、点数下がってる………。』

 

バロン『ご主人は気にするなよ。今回のテストは難しくしたって、先生が言ったんだろうが。』

 

黒絵『でも、分からない事が増えてる………。黒絵は、天才じゃなきゃいけないのに………。』

 

バロン『んじゃ、明日から頭を切り替えて猛特訓だな。

 

 

ご主人なら出来るって。この俺様が見守ってやるから、分からないところを重点的に復習し───』

 

 

『パリンッ!』

 

 

何かが割れる音が聞こえ、振り向くと黒絵の両親が喧嘩していた。

 

 

黒絵の父『いい加減にしろよ!!何でもかんでも、俺に責任を押しつけるな!!』

 

黒絵の母『だったら、話し合いに参加しなさいよ!!黒絵が天才じゃなくなったら、貴方のせいなんだから!!』

 

 

ガルッチ「………。」

 

黒絵「パパ………、ママ………。」

 

 

黒絵『まだ頑張れる………、まだ頑張れる………、まだ頑張れる………、まだ頑張れる………、まだ頑張れる………、まだ頑張れる………、まだ頑張れる………─────』

 

 

………黒絵は、母親の期待を答えるために、何度も自己暗示を繰り返していた。自分が壊れてしまっても、母親の期待を答えようとしていた…………。

 

 

黒絵『もっと、もっと勉強しなくちゃ…………。パパとママの為に、頑張らなくちゃ………。』

 

 

そして、黒絵の影が現れた。

 

 

影黒絵「天才なんていない。黒絵はただの凡人。記憶力が他の子よりいいだけで、他に秀でた部分なんてない。」

 

黒絵「…………。」

 

影黒絵「トップに留まるには、勉強しかないのに、パパとママの期待を裏切って、あんな点数を取るなんて………。」

 

 

司や優里音の時と同じように、『セブンシンカレクイエムガシャット』が飛び出し、そのスイッチを押すと、解答用紙が目の前に現れた。

 

 

黒絵「………それって、確か。」

 

影黒絵「全ての元凶………、黒絵が死んだ理由………。最初の問題が解けなくて、いくら考えても分からなくて、そのままチャイムが鳴った。

最後に回せばよかったのに、あの時の黒絵は、頭が真っ白で、ギリギリで、満点を取ることしか考えなくて………。

 

 

そこで、壊れちゃった………。」

 

黒絵「………うん、そうだね。」

 

影黒絵「黒絵はまだ覚えてる。ピチョン、ピチョンって、バケツの中に溜まった"もうやだ"が、一気にあふれた感覚を………。

 

貴方は地獄に落ちたけど、黒絵は違う。こうして死んで、全てから解放された。ここならもう、頑張らなくて良い………、地獄にあるどんな苦しみも、現実よりはずっといい─────」

 

黒絵「……………確かにね。」

 

影黒絵「貴方はよくやった。また頑張る必要なんてない。」

 

黒絵「けど、ごめんなさい。」

 

影黒絵「え?」

 

黒絵「黒絵は、死なない。死ぬわけには、いかない………!」

 

 

すると、解答用紙が光に包まれ、黒絵の腰には、ゲーマドライバーの色違いがつけられていた。そして、黒絵が持ってた『グラトニーマジシャンガシャット』も光り、『ガシャットギアデュアル』に変わった。いや、4つに分かれてるから、『ガシャットギアクワッド』かな?

 

 

黒絵「確かに、生きるのは怖い。頑張るのは、もっと怖い。でも、死ぬのは………もっともっと怖い。」

 

影黒絵「嘘。あれ以上に怖いものなんてない。」

 

黒絵「ある。だって、お兄ちゃんが………、『ガルッチお兄ちゃん』が、悲しむから………。翠も、優里音も、珠月も、司も、璃々も、紫乃愛も、曙達も、黎斗先生も、貴利矢先生も………。パパとママもきっと……。」

 

マヤ「あれ?私、はぶられてない?」

 

黒絵「だから死ねない!黒絵は、どんなに辛くても、苦しくても、悲しくても、お兄ちゃん達のために、絶対に生きる!!」

 

影黒絵「そんなことしても、パパとママは振り向かないのに………。」

 

黒絵「そうかもしれない。けど、黒絵は何もしてない!だから、もう一度、ううん、何度でも頑張る!!」

 

ガルッチ「黒絵………。」

 

影黒絵「黒絵がおかしくなった…………。また同じ事の繰り返しになるのに、また壊れたんだ………。

 

 

直さなきゃ…………!また辛い思いをする前に、黒絵が直さなきゃ!!」

 

黒絵「お兄ちゃん!一緒に、一緒に戦って!!」

 

ガルッチ「ああ、勿論だ!!」

 

 

【ホープレガシー!】

 

 

【セブンヴァーチェロンド!】

 

 

ガルッチ「『大神』!」

 

 

【【シャイニングガッシャット!!】】

 

 

黒絵「『暴食』、『節制』………。そして、『怠惰』、『勇気』!」

 

 

【クワッドガッシャット!】

 

 

ガルッチ&黒絵「「『超変身』!!」」

 

 

【【ガッチャーン!】】

 

 

【レベルアップ!】

 

 

【マザルアップ!】

 

 

【巡る歴史!希望の騎士!ホープレガシー!】

 

 

【ア ガッチャ!ミカエル!ウリエル!ラファエル!ハニエル!ザドギエル!メタトロン!ガブリエル!エンジェル!ロンドを奏でろ!七つの美徳!セブンヴァーチェロンド!】

 

 

【暴食の罪、魔導士!節制の美徳、僧侶!怠惰の罪、黒魔道!勇気の美徳、白魔道!罪と美徳の融合!シンカヴァーチェセージ!】

 

 

黒絵の衣装が変わり、なんと僕の友人であり王である英霊『ギルガメッシュ』のキャスターバージョンの衣装を着込んでいた。

けど、『シェヘラザード』の力、イリヤの力も感じた。ってか、『ニトリクス』も!?どんだけ力が備わってんだ!?

いやいや、それはいい。とにかく、行くか。

 

 

ガルッチ「行くよ、黒絵。」

 

黒絵「うん。もう一度、頑張ってみる!!黒絵を、乗り越えるために!!」

 

影黒絵「そんなこと、させない!!」

 

 

【STAGE SELECT!】

 

 

影黒絵「もう辛い思いをさせないから、もう頑張らなくても良いから、お願いだから、もう頑張らないで!!」

 

 

next episode




グラトニーマジシャン→仮面ライダーマジシャン


シンカヴァーチェセージゲーマーLv175


変身者:伊瀬黒絵


グラトニーマジシャンの能力に加えて、怠惰のホムンクルス『スロース』と『七つの大罪』に出てくる『キング』の『災厄(ディザスター)』の能力が扱える。
それだけでなく、英雄王『ギルガメッシュ』のキャスターと、『シェヘラザード』、『ニトリクス』、そしてプリヤ世界の『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』の宝具を使用することが出来る。
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