Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-深海-
影黒絵「全部、凍っちゃえ!何も、何もしなくて良いから!」
ガルッチ「させるか!『
黒絵「当たって!『
3人が居るSTAGEは、fate/Extraの世界にある『南国の深海』。かつてこの場所は、岸波士郎、白野凛、遠坂凛、ラニ=Ⅷ、そしてそのサーヴァント達が戦ったところである。
互いに友人であり好敵手であった4人は、生き残るために、必死に足掻き、足掻いて、足掻き続け、岸波と白野は、遠坂とラニを倒し、先へと進んだ。
今ここに、黒絵は自身の影を乗り越えるために、影の黒絵は自身をこれ以上進ませないために、ガルッチは黒絵を守り皆一緒にヨミガエリを果たすために、哀しく、熱い戦いが始まっていた。
影黒絵「なんで、なんで抵抗するの?もう頑張らなければ、苦しい思いを、しなくて良いのに……。なんで進もうとするの!?」
黒絵「………現世に戻っても、辛いことばかりかもしれない。けど、お兄ちゃんは、お兄ちゃんだけは、どんな辛い事があっても、ずっと立ち向かい続けていた。お兄ちゃんも、逃げたいって思ってた。
だけど、それでも頑張って突き進んでいた!どんなに辛い思いをしても、どんなに苦しい思いをしても、お兄ちゃんは皆のために戦ってきたの!!
だから、今度は黒絵が、お兄ちゃんの恩返しをする番。お兄ちゃんの為に、私はヨミガエリを果たす!!『
影黒絵「そんな、そんなこと、そんなこと、させない!!お願いだから、もう頑張らないで!!!『
ガルッチ「光り、輝け、煌めけ、その祈りをここに。我らを守れ!『
影の黒絵はステージそのものを凍らそうとするが、ガルッチの技がぶつかり、防がれてしまう。
代わりに、黒絵の放つ氷の閃光が放たれ、影の黒絵に当たろうとする。だが、ギリギリでその攻撃をよけ、複数の魔弾を放つ。
それを守ろうと、ガルッチはジャンヌの旗を立てて守る。
黒絵「お兄ちゃん!」
ガルッチ「黒絵、僕が君を守る!!君が諦めず、戦い続ける限り、何度だって守る!!
ガルッチの目の前に黄金の聖杯が現れ、黒絵と一緒に光に包まれる。疑似ではあるものの、ガルッチが生み出した聖杯は本物。だが、使用と同時に砕け散る。
その代わり、2人の魔力は倍以上に上がる。
影黒絵「やめて、ねぇ………、お願いだから………。もう、やめてよ。辛い事ばかりだよ?また壊れちゃうのよ?
黒絵は、そんなの見たくない!お願いだから!やめてよ!!」
ガルッチ「…………それでも。」
黒絵「…………黒絵達は。」
黒ガル「「先へ進まなくちゃならない!!」」
【ガッチョーン………、カミワザ!】
【ガッシューン………、ガッシャット!キメワザ!】
黒絵「行くよ、お兄ちゃん。」
ガルッチ「………ああ、一緒に。」
【ガッチャーン!】
【シンカヴァーチェ!!】
【ホープロンド!!】
【クリティカルバーストストライク!!!】
互いに手をつなぎながら飛んで、影の黒絵に突っこんでいく。影の黒絵は、複数の魔弾を飛ばし続けるも、手が震えすぎて、全く当たることなく──────
『ギュッ』
影黒絵「えっ?」
何故か黒絵とガルッチに抱き締められた。
それと同時に、元の場所に戻った。
BGM終了
-沈ム世界、記憶ノ欠片-
司「へ?」
マヤ「え?」
貴利矢「は?」
黎斗「………なるほど、なかなか面白い事してくれたな。」
3人が戻り、その光景を見た全員(黎斗は関心)滅茶苦茶呆然としていた。
影黒絵「な、何で…………。何で、抱き締めてるの…………?」
ガルッチ「………確かに、変かもしれないけど。」
黒絵「黒絵とお兄ちゃんが、決めたことだから。
貴方の言うとおり、現世に戻っても、辛い事ばかりかもしれない。もしかしたら、お兄ちゃんのような人生を待ってるかもしれない。
でも、黒絵は頑張る。もう、諦めたりしない。何度も何度も立ち向かうって、お兄ちゃんと約束した。
貴方の優しさも、理解してくれたけど、ごめんなさい。黒絵、先に行かないと………。」
影黒絵「この先が、地獄以上の苦しみが、待っていても?」
ガルッチ「僕が生きている限り、守ってみせる。」
影黒絵「……………分かった。………先生、黒絵を、お願いね。」
すると、優里音の影や司の影と違って、安らいだ顔をしながら、光の粒子と共に消えていった。
ガルッチ「…………安らかに、眠りについてくれ。影から生まれた、伊瀬黒絵。」
黒絵「………お休みなさい、『黒絵』。」
珠月「黒絵ェェェェェェ!」
黒絵「えっ?」
『ムギュゥ!』
影が消えると同時に、珠月は黒絵に抱き締め、紫乃愛達から賛美を送った。そんな時、黒絵の中から蝶が飛び、黎斗が持つガシャットの中に入っていった。
ガルッチ「お疲れ様、黒絵。よくやった。」
黒絵「えへへ、お兄ちゃんのお陰。」
マヤ「もう愛人より、兄妹で合ってるよね?(・_・;)」
貴利矢「兄妹じゃなく、義兄妹だね。最も、ガルッチは義理の姉がいるけどね。」
黎斗「………私も、考えようかな。」
貴利矢「?」
黎斗「………私と共に生きる女を探しに。」
黎斗の一言で、この場、いや今アギラ達がいる場所でも凍った。
ガルッチside
ガルッチ「……………黎斗?何つった?」
黎斗「いやだから、私と共に生きる女を探そうかなって。」
貴利矢「…………神?お前、大丈夫か?」
いやいやちょっと待て?貴利矢の言うとおり、ホントにどうした?黎斗が、嫁探し?
正宗「ちょっと待て!黎斗!?結婚でも考えているのか!?お父さん聞いてないよ!?」
マヤ「正宗!?」
ガルッチ「ってかお前、敵だろ!?何で来た!?」
正宗「マヤ、ラッシュマッチレス。君達は黙ってて!!黎斗、考え直してくれ!結婚したら、私が正真正銘のお爺ちゃんになっちゃうじゃないか!!」
ゼロノス『嫁候補って、俺未だに恋人すらいないってのに抜け駆けする気か!?』
黎斗「何を言う。神である私だって、恋人ぐらい欲しいときがある。」
貴利矢「正気か!?」
黎斗「私は何時でも正気だ。」
正宗「認めません!!他の人たちが認めても、パパは認めませんからね!?」
貴利矢「息子を散々殺しまくったあんたが言うことか!?」
おいおい、良い雰囲気が、黎斗の一言でぶっ壊れたよ。ってか、正宗は親バカかよ。流石に引いたぞ?
正宗「駄目ですからね!?結婚なんて、パパが絶対に許しません!!」
ガルッチ「黎斗が、嫁探しねぇ………。ゼロノス、どうせならそっちも探したらどうだ?」
ゼロノス『出来ることなら作りたいよ!!けどなぁ、俺と黎斗は『バグスター』だぞ!?恋人なんて出来ても、子供は─────』
クリムゾン『おーい、兄貴。俺今からデートしてくる。』
ジャック、お前いつの間に彼女作ったんだ?
クリムゾン『後そうそう、ラブホも行くかもしれねえから、帰ってくるのは、明日になるかも。』
ゼロノス『(°д°)』
ガルッチ「ジャック、一応言うけど、妊娠対策とかは─────」
クリムゾン『しねえぞ?彼女も孕む気満々っぽいし。いずれ結婚の話もするかもしれねえな。』
ガルッチ「マジかよ。」
黎斗「っというわけで、帰ったら早速嫁探しする。」
正宗「許しませんって言ったでしょう!?パパは絶対に認めませんし許しませんからね!?」
ガルッチ「………駄目だこの親ばか。」
その後、このゲームが終わると同時に、黎斗が嫁探しをするという話題が、全次元中に広まったことは、また別の話。
そしてようやく正宗が帰り、僕達は隠れ家に戻った…。
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