※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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BGM fate/Extra 『6回戦サーヴァント戦』


episode113 伊瀬黒絵のDetermination

-深海-

 

 

影黒絵「全部、凍っちゃえ!何も、何もしなくて良いから!」

 

ガルッチ「させるか!『炎王鉄槌(ストライク・ブレイズ)』!」

 

黒絵「当たって!『砲撃(ファイア)』!」

 

 

3人が居るSTAGEは、fate/Extraの世界にある『南国の深海』。かつてこの場所は、岸波士郎、白野凛、遠坂凛、ラニ=Ⅷ、そしてそのサーヴァント達が戦ったところである。

互いに友人であり好敵手であった4人は、生き残るために、必死に足掻き、足掻いて、足掻き続け、岸波と白野は、遠坂とラニを倒し、先へと進んだ。

今ここに、黒絵は自身の影を乗り越えるために、影の黒絵は自身をこれ以上進ませないために、ガルッチは黒絵を守り皆一緒にヨミガエリを果たすために、哀しく、熱い戦いが始まっていた。

 

 

影黒絵「なんで、なんで抵抗するの?もう頑張らなければ、苦しい思いを、しなくて良いのに……。なんで進もうとするの!?」

 

黒絵「………現世に戻っても、辛いことばかりかもしれない。けど、お兄ちゃんは、お兄ちゃんだけは、どんな辛い事があっても、ずっと立ち向かい続けていた。お兄ちゃんも、逃げたいって思ってた。

 

 

だけど、それでも頑張って突き進んでいた!どんなに辛い思いをしても、どんなに苦しい思いをしても、お兄ちゃんは皆のために戦ってきたの!!

 

 

だから、今度は黒絵が、お兄ちゃんの恩返しをする番。お兄ちゃんの為に、私はヨミガエリを果たす!!『永劫神力雪華凍風・閃光(エターナルフォースブリザード・スパーク)』!!」

 

影黒絵「そんな、そんなこと、そんなこと、させない!!お願いだから、もう頑張らないで!!!『怠惰の凍土世界(スロース・ブリザードワールド)』!!!」

 

ガルッチ「光り、輝け、煌めけ、その祈りをここに。我らを守れ!『我が七つの神はここにありて(リュミノジテ・ヴェルチュ・エテルネッル)』!」

 

 

影の黒絵はステージそのものを凍らそうとするが、ガルッチの技がぶつかり、防がれてしまう。

代わりに、黒絵の放つ氷の閃光が放たれ、影の黒絵に当たろうとする。だが、ギリギリでその攻撃をよけ、複数の魔弾を放つ。

それを守ろうと、ガルッチはジャンヌの旗を立てて守る。

 

 

黒絵「お兄ちゃん!」

 

ガルッチ「黒絵、僕が君を守る!!君が諦めず、戦い続ける限り、何度だって守る!!疑似宝具(イマジナリー・ファンタズム)展開!『白き聖杯よ、謳え(ソング・オブ・グレイル)』!」

 

 

ガルッチの目の前に黄金の聖杯が現れ、黒絵と一緒に光に包まれる。疑似ではあるものの、ガルッチが生み出した聖杯は本物。だが、使用と同時に砕け散る。

その代わり、2人の魔力は倍以上に上がる。

 

 

影黒絵「やめて、ねぇ………、お願いだから………。もう、やめてよ。辛い事ばかりだよ?また壊れちゃうのよ?

黒絵は、そんなの見たくない!お願いだから!やめてよ!!」

 

ガルッチ「…………それでも。」

 

黒絵「…………黒絵達は。」

 

黒ガル「「先へ進まなくちゃならない!!」」

 

 

【ガッチョーン………、カミワザ!】

 

 

【ガッシューン………、ガッシャット!キメワザ!】

 

 

黒絵「行くよ、お兄ちゃん。」

 

ガルッチ「………ああ、一緒に。」

 

 

【ガッチャーン!】

 

 

【シンカヴァーチェ!!】

 

 

【ホープロンド!!】

 

 

【クリティカルバーストストライク!!!】

 

 

互いに手をつなぎながら飛んで、影の黒絵に突っこんでいく。影の黒絵は、複数の魔弾を飛ばし続けるも、手が震えすぎて、全く当たることなく──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ギュッ』

 

 

影黒絵「えっ?」

 

 

何故か黒絵とガルッチに抱き締められた。

それと同時に、元の場所に戻った。

 

 

BGM終了

 

 

-沈ム世界、記憶ノ欠片-

 

 

司「へ?」

 

マヤ「え?」

 

貴利矢「は?」

 

黎斗「………なるほど、なかなか面白い事してくれたな。」

 

 

3人が戻り、その光景を見た全員(黎斗は関心)滅茶苦茶呆然としていた。

 

 

影黒絵「な、何で…………。何で、抱き締めてるの…………?」

 

ガルッチ「………確かに、変かもしれないけど。」

 

黒絵「黒絵とお兄ちゃんが、決めたことだから。

 

 

貴方の言うとおり、現世に戻っても、辛い事ばかりかもしれない。もしかしたら、お兄ちゃんのような人生を待ってるかもしれない。

でも、黒絵は頑張る。もう、諦めたりしない。何度も何度も立ち向かうって、お兄ちゃんと約束した。

 

 

貴方の優しさも、理解してくれたけど、ごめんなさい。黒絵、先に行かないと………。」

 

影黒絵「この先が、地獄以上の苦しみが、待っていても?」

 

ガルッチ「僕が生きている限り、守ってみせる。」

 

影黒絵「……………分かった。………先生、黒絵を、お願いね。」

 

 

すると、優里音の影や司の影と違って、安らいだ顔をしながら、光の粒子と共に消えていった。

 

 

ガルッチ「…………安らかに、眠りについてくれ。影から生まれた、伊瀬黒絵。」

 

黒絵「………お休みなさい、『黒絵』。」

 

珠月「黒絵ェェェェェェ!」

 

黒絵「えっ?」

 

 

『ムギュゥ!』

 

 

影が消えると同時に、珠月は黒絵に抱き締め、紫乃愛達から賛美を送った。そんな時、黒絵の中から蝶が飛び、黎斗が持つガシャットの中に入っていった。

 

 

ガルッチ「お疲れ様、黒絵。よくやった。」

 

黒絵「えへへ、お兄ちゃんのお陰。」

 

マヤ「もう愛人より、兄妹で合ってるよね?(・_・;)」

 

貴利矢「兄妹じゃなく、義兄妹だね。最も、ガルッチは義理の姉がいるけどね。」

 

黎斗「………私も、考えようかな。」

 

貴利矢「?」

 

黎斗「………私と共に生きる女を探しに。」

 

 

黎斗の一言で、この場、いや今アギラ達がいる場所でも凍った。

 

 

ガルッチside

 

 

ガルッチ「……………黎斗?何つった?」

 

黎斗「いやだから、私と共に生きる女を探そうかなって。」

 

貴利矢「…………神?お前、大丈夫か?」

 

 

いやいやちょっと待て?貴利矢の言うとおり、ホントにどうした?黎斗が、嫁探し?

 

 

正宗「ちょっと待て!黎斗!?結婚でも考えているのか!?お父さん聞いてないよ!?」

 

マヤ「正宗!?」

 

ガルッチ「ってかお前、敵だろ!?何で来た!?」

 

正宗「マヤ、ラッシュマッチレス。君達は黙ってて!!黎斗、考え直してくれ!結婚したら、私が正真正銘のお爺ちゃんになっちゃうじゃないか!!」

 

ゼロノス『嫁候補って、俺未だに恋人すらいないってのに抜け駆けする気か!?』

 

黎斗「何を言う。神である私だって、恋人ぐらい欲しいときがある。」

 

貴利矢「正気か!?」

 

黎斗「私は何時でも正気だ。」

 

正宗「認めません!!他の人たちが認めても、パパは認めませんからね!?」

 

貴利矢「息子を散々殺しまくったあんたが言うことか!?」

 

 

おいおい、良い雰囲気が、黎斗の一言でぶっ壊れたよ。ってか、正宗は親バカかよ。流石に引いたぞ?

 

 

正宗「駄目ですからね!?結婚なんて、パパが絶対に許しません!!」

 

ガルッチ「黎斗が、嫁探しねぇ………。ゼロノス、どうせならそっちも探したらどうだ?」

 

ゼロノス『出来ることなら作りたいよ!!けどなぁ、俺と黎斗は『バグスター』だぞ!?恋人なんて出来ても、子供は─────』

 

クリムゾン『おーい、兄貴。俺今からデートしてくる。』

 

 

ジャック、お前いつの間に彼女作ったんだ?

 

 

クリムゾン『後そうそう、ラブホも行くかもしれねえから、帰ってくるのは、明日になるかも。』

 

ゼロノス『(°д°)』

 

ガルッチ「ジャック、一応言うけど、妊娠対策とかは─────」

 

クリムゾン『しねえぞ?彼女も孕む気満々っぽいし。いずれ結婚の話もするかもしれねえな。』

 

ガルッチ「マジかよ。」

 

黎斗「っというわけで、帰ったら早速嫁探しする。」

 

正宗「許しませんって言ったでしょう!?パパは絶対に認めませんし許しませんからね!?」

 

ガルッチ「………駄目だこの親ばか。」

 

 

その後、このゲームが終わると同時に、黎斗が嫁探しをするという話題が、全次元中に広まったことは、また別の話。

 

 

そしてようやく正宗が帰り、僕達は隠れ家に戻った…。

 

 

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