※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode115 来島珠月のsin

-沈ム世界、記憶ノ欠片-

 

 

ガルッチside

 

 

とりあえず休憩が終わり、隠れ家から出た僕達。今クリアしたのは、司、優里音、黒絵の3人。次は誰だろうと思いながら、先へと進んだ。

 

 

珠月「ねぇ、先生。」

 

ガルッチ「?」

 

珠月「司お姉ちゃんや優里音お姉ちゃん、黒絵の影達が、ある程度話した後、決まってあのガシャットが出てきてるよね。」

 

ガルッチ「『セブンシンカレクイエムガシャット』か。それがどうかしたの?」

 

珠月「そのガシャット、何処で手に入ったの?」

 

 

何処って言われてもねぇ………。

 

 

ガルッチ「少なくとも、僕は知らないんだ。流石の黎斗も作ってないし、地獄に居た頃の僕は、いつの間にか『セブンヴァーチェロンドガシャット』と一緒にあったんだ。

 

 

何のために、僕の手元にあったのかは分からなかったし、どうしてここで使うことになったのか、未だに分からないんだ。」

 

璃々「ですが、必ず何か意味があるはずです。それらが出てきて、貴方に使わせる理由が。」

 

ガルッチ「そう言うものなのかな?」

 

貴利矢「まぁ、それは良いとして、そろそろ影が現れるポイントに着くぞ。」

 

 

貴利矢の言うとおり、先へと進むと、2つの影が現れた。そのうち1つが、珠月だというのが分かり、その隣が、恐らくお婆ちゃんであるのがわかった。

どうやら今度は、珠月の罪のようだ。

 

 

祖母『ここがお婆ちゃんの家だよ。自分の家だと思って、くつろいで頂戴ね?』

 

珠月『……………おかーさんとおとーさんは?』

 

祖母『お仕事だよ。今頃は汗水垂らしながら、珠月を心配してるんじゃないだろうかね。』

 

珠月『そう…………なんだ…………。』

 

祖母『きっとすぐに戻るよ。珠月みたいな可愛い子を、置いていくはずがないだろう?』

 

珠月『わーい!(^O^) ミズキ、今日からこんな広いお家に住めるんだー! 自分のお部屋もあるんだよね!?お婆ちゃん、早く案内してして~!』

 

祖母『慌てないの。お婆ちゃんのお家でもあるんだから、決まりもきちんと守るんだよ?』

 

 

その後、2つの影は姿を消した。

 

 

ガルッチ「お婆ちゃん、か。………元気かな?」

 

珠月「先生って、お婆ちゃんいたの?」

 

紫乃愛「どれだけ家族いるんですか…………?」

 

ガルッチ「案外複雑なものだよ?それでも聞く?」

 

紫乃愛「…………やめておきます。」

 

貴利矢「此奴の家族構成、俺も見たけどさ、相当複雑過ぎた。こんな家族構成見た事ねえよ。」

 

黎斗「転生者とも結婚してるしな………。」

 

 

そこは気にしないで欲しかった………。少しテンション下がるも、先に進む。するとまた、珠月と珠月のお婆ちゃんの影が現れた。

 

 

祖母『珠月、そこに座りなさい。

 

 

先生から聞いたよ。クラスのお友達に怪我させられたんだって?前にもお婆ちゃんの知らないところで怪我してたけど、同じ子にされたの?まさか、イジメじゃないだろうね?

 

 

お婆ちゃんからお願いしたけど、お友達を選びなさい。あと、お部屋の片づけしなかったけど………。』

 

 

珠月『違う!珠月が勝手に転んだだけだもん!みんなと一緒に遊んでただけ!イジメじゃないもん!

 

 

お婆ちゃんは余計な事しないで!あれしろ、これしろって、いつもうるさいの!』

 

祖母『珠月………。』

 

 

そして再び消える。どうも、珠月のお婆ちゃんは、珠月のこと心配で心配でたまらなかったようだ。

 

 

ガルッチ「けど、何でそんなに心配していたのかな…………。」

 

マヤ「何か意味があるのかな?」

 

珠月「分からない…………、あの時のミズキは、余計なことして欲しくなかったし。」

 

 

色々と考察していると、また次の影が……………って。

 

 

『『■■■■■■■■■■!!!!!』』

 

ガルッチ「………空気読め。」

 

珠月「邪魔しないで!!」

 

 

『シグナルバイク!シフトカー!』

 

 

珠月「『嫉妬』!『変身』!」

 

 

『ライダー! エンヴィー!!』

 

 

珠月「ミズキは、先に進まなきゃいけないの!!こんなところで、立ち止まるわけには、いかないんだ!!」

 

 

『必殺!フルスロットル!』

 

 

珠月「『嫉妬・乱れ牡丹』!!」

 

 

あ、あらぁ………、瞬殺しちゃったよ。ん?元の影に戻った?

 

 

『産むんじゃなかった…………。』

 

 

え?どういうこと?産むんじゃなかったって、一体?

 

 

珠月「先生!先に…………、先生?」

 

ガルッチ「あ、ごめん。進もっか。」

 

 

あの影が言ってた意味って、一体何だったんだ?その疑問が拭えないまま、先へ進めると、再び珠月とお婆ちゃんの影が現れた。よく出るなぁ………。

 

 

祖母『もうこれで5回目だよ。どうしてお婆ちゃんとの約束を守ってくれないの?暗くなる前に帰る、お掃除は交代する、夕ご飯は一緒に作る。

 

 

お婆ちゃん、難しいこといったかい?』

 

珠月『やれば良いんでしょ、やれば。ミズキはお手伝いさんじゃないのに、いっつも小言ばっかり。』

 

祖母『珠月にはね、何でも出来る子に育って欲しいのよ。そしたら、もしもの時に安心でしょう?

 

 

お婆ちゃんも、急に家を空けることがあるの。その時は、親戚の人にお願いするかもしれないけど────』

 

珠月『…………やっぱりそうだったんだ。お婆ちゃんも、ミズキが邪魔なんだ!おとーさんもおかーさんと同じように、捨てるつもりなんだ!!』

 

 

珠月、それは違う。捨てるとは絶対に違う。お婆ちゃんは、珠月のこと心配で───

 

 

珠月『だからミズキに、あれしろこれしろってイジワルしたんだ!ミズキが出来ないと知ってたから!!』

 

祖母『ち、違うんだよ!お婆ちゃんは、もしもの時に────』

 

珠月『お婆ちゃんなんて嫌い!大っ嫌い!どっかにいなくなっちゃえば良いんだ!!』

 

 

すると、珠月の影は向こうへ行ってしまい、その祖母の影は、消えてなくなった。

 

 

ガルッチ「…………珠月、ごめん。」

 

珠月「?」

 

ガルッチ「流石の僕も、弁解のしようが…………。さすがに、あんまりだよ………。こんなの………。」

 

珠月「先生………。」

 

ガルッチ「疑うなら、好きに疑ってくれ。これは、どう弁解すればいいのか、全く…………。いや、僕もまた、あの時まで、信じ切ることが、出来なかったんだ…………。」

 

珠月「先生を疑うつもりなんてないよ。先生のこと、色々と知らないけど、隠れ家にいたとき、料理のお手伝いしてくれたでしょ?」

 

ガルッチ「そういえば、そうだったね……。けど流石に、あの麻婆豆腐に手を出した事には、驚いたよ。」

 

珠月「あれは、ホントに死んじゃうかと思った…………。手を出しちゃ駄目って言ってたけど、あの時のミズキ、全然聞かずに、味見しちゃったら…………。」

 

ガルッチ「ホントに悪かった。」

 

マヤ「私も食べたけど、何あの辛さ!?尋常じゃないよ!?舌壊れてるんじゃないの!?」

 

ガルッチ「『超究極天元突破麻婆豆腐攻撃(アルティメットマーボーアタック)』!!」

 

 

『ベチャッ!』

 

 

マヤ「■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!」

 

 

今回のマヤ

 

ガルッチの麻婆豆腐にぶつけられて、悶絶死

 

 

ガルッチ「麻婆に手を出した、君が悪い。」

 

マヤ「私の扱いって、一体…………。」

 

黎斗「…………九条────」

 

貴利矢「自分は食わないからな!?」

 

ノワール「っていうか、いつの間に出したのそれ…………。」

 

ガルッチ「ご都合主義だ。」

 

 

とりあえず、マヤを引きずりながら進むと、遂に影の珠月が現れた。

 

 

影珠月「結局、最後は捨てられるんだよね。おとーさんもおかーさんだけじゃなくて、お婆ちゃんにも………。誰かを信じたって無駄なんだよ。

 

 

今さら現世に戻って如何するの?また誰かに裏切られるだけだよ?」

 

珠月「そ、そんなことはない!ミズキはもう良い子になったもん!!」

 

影珠月「だから何なの?おとーさんとおかーさんは、良い子だった珠月を捨てたよね?」

 

 

…………もしかして、あの2人って珠月の?!

 

 

珠月「そ、それは…………。」

 

影珠月「何にも変わらないよ。これからもずっと、珠月はみんなに裏切られるの。お婆ちゃんもいなくなって、色んな大人に振り回されて、色んな事をされて、最後に気付くの。

 

 

誰かを信じるだけ、無駄だって。」

 

珠月「そんなことないよ!いい人だっているもん!!ミズキはここで出会えたんだもん!!」

 

影珠月「同じだよ!現世に戻るため、ミズキを利用して────」

 

ガルッチ「少し黙れよ、貴様。」

 

珠月「先生………。」

 

 

此奴の言い分は、ある意味合ってるけど、珠月を利用するだと?仲間である珠月を?

 

 

影珠月「貴方が黙ってよ。ミズキを利用して利用しまくってるくせに、よくもまあ堂々と言えるね。」

 

ガルッチ「それを言うんだったら、珠月だって現世に戻るために、みんなを利用してる。ギブアンドテークって奴だ。

ヨミガエリを果たすためには、みんなと協力して行かなければならない場所だ。僕は裏切り行為は絶対に許さないが、珠月だってそうだったんだ。

 

 

『信じる』って言う気持ちがなかったから、皆を疑ってたんだ。」

 

 

すると、『セブンシンカレクイエムガシャット』がまた出て来る。それを押すと、クローバーの髪飾りが現れた。

『懐疑』、それが珠月の罪だった………。

 

 

珠月「これって、お婆ちゃんの………。」

 

影珠月「わー、なつかしーい!お婆ちゃんが、お婆ちゃんのおかーさんにもらったものだよね~。

 

 

ご利益があるからって押し付けられたけど、古くさいから放っておいたんだ。ミズキを捨てるつもりだったのにね。」

 

珠月「言ってない。そんなこと、一言も言ってない!」

 

影珠月「何だって?」

 

珠月「お婆ちゃんは捨てるなんて言わなかった。それなのに、珠月が早とちりして………。」

 

影珠月「ミズキはいらない子なんだよ─────」

 

ガルッチ「それは違うぞ!!勝手なことを言って、勝手なことを口にするな!!」

 

珠月「先生………。」

 

 

珠月を見捨てるつもりなら、最初からこんな事しない。璃々だって、一緒にいることなんて、絶対になかった。

 

 

珠月「お婆ちゃんは厳しかったけど、優しい人だったもん!大切にしてくれたもん!おとーさんとおかーさんとは違うもん!!

 

 

お婆ちゃんを馬鹿にするな!!珠月は、珠月はっ!!お婆ちゃんが大好きなんだ!!!」

 

 

その一言で、珠月が持ってたクローバーの髪飾りから、2つの光球が現れ、右手には翼がついた車、そして腰には…………って!?

 

 

ガルッチ「ベルトさん!?」

 

ベルトさん『ん?おや、これはこれは、久しぶりではないかガルッチ君。って、私生き返ってる?』

 

珠月「うわっ!?ベルトさんが、喋った!?」

 

ベルトさん『おっと、驚かせてすまなかった。まぁ、私のことは、ベルトさんとでも呼んでくれ。可愛いお嬢さん。』

 

 

おいおい、まさかのベルトさん復活かい。

 

 

ベルトさん『それより、自分自身と戦ってるんだね。』

 

珠月「う、うん。」

 

ベルトさん『OK。ならば、私を使いたまえ。』

 

珠月「………分かった。」

 

影珠月「………全く、いきなり何だと思ったけど、ただのベルトね。ミズキ、またお婆ちゃんに捨てられたら如何するの?辛い想いをするだけだよ?今度こそ、誰もいなくなるんだよ?」

 

珠月「誰かに辛い想いをさせるより、ずっといい。いつか珠月を好きになってくれる人と出会える。

 

 

先生や璃々お姉ちゃん、ここにいる人みたいに。

 

 

だから信じる!この先にある道には、たくさんの好きがあるって!!ベルトさん、『ひとっ走り付き合って』!!」

 

ベルトさん『フフッ、その台詞………。懐かしいな。『OK!START YOUR ENGINE』!』

 

ガルッチ「行くぞ、珠月!」

 

 

【ホープレガシー!】

 

 

【セブンヴァーチェロンド!】

 

 

ガルッチ「『大神』!」

 

 

【【シャイニングガッシャット!!】】

 

 

珠月「『慈愛』!」

 

ガル月「「『変身』!!」」

 

 

【ガッチャーン!】

 

 

【レベルアップ!】

 

 

【巡る歴史!希望の騎士!ホープレガシー!】

 

 

【ア ガッチャ!ミカエル!ウリエル!ラファエル!ハニエル!ザドギエル!メタトロン!ガブリエル!エンジェル!ロンドを奏でろ!七つの美徳!セブンヴァーチェロンド!】

 

 

『DRIVE! TYPE CHARITY!』←音声トライドロンと同じ

 

 

さて、珠月の衣装は……………っておい!?反英霊のってか僕の養子であり、イリヤのサーヴァントの『ジャック・ザ・リッパー』じゃん!?

しかも、『メデゥーサ・リリィ』の力も含まれてるし!?

 

 

珠月「仮面ライダーエンヴィー、タイプチャリティー!ここに参上!!」

 

影珠月「きっと分かってくれるって…………、お友達になってくれると思ったのに………。ミズキは、珠月にも捨てられるの?

 

 

もう誰もいない………!ミズキはずっと一人ぼっち………!!誰にも大切にして貰えないんだ………!!

 

 

ミズキを、ミズキヲ、捨テナイデェェェェェェェェェェェ!!!!」

 

 

!? この気配、まさか!?

 

 

黎斗「マホロアソウル………、まさかその影に融合とは…………。」

 

ガルッチ「…………珠月。」

 

影珠月「A"A"A"A"aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

最早、珠月の原型が全くなく、その姿は『マホロアソウル』そのもの…………いや。

 

 

ガルッチ「マルクソウル、お前も宿っていたのか!!」

 

 

マホロアソウルの後ろには、マルクソウルらしき翼が見えた。どうやら珠月の影は、『マホロアソウル』と『マルクソウル』と融合してしまい、あのような姿になったと言うことか。

 

 

黒絵「お兄ちゃん!珠月!黒絵も手伝う!!」

 

 

【クワッドガッシャット!】

 

 

黒絵「『暴食』、『節制』、『怠惰』、『勇気』!!『超変身』!!」

 

 

【ガッチャーン!マザルアップ!!】

 

 

【暴食の罪、魔導士!節制の美徳、僧侶!怠惰の罪、黒魔道!勇気の美徳、白魔道!罪と美徳の融合!シンカヴァーチェセージ!】

 

 

ガルッチ「黒絵、珠月。無茶だけはするなよ!」

 

珠月「うん!璃々お姉ちゃん、見てて。絶対に、勝ってみせるから!!」

 

黒絵「分かった、お兄ちゃん!」

 

影珠月「U"U"………UAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

止めてやる、止めてやるから、もう疑わないで…………。珠月。

 

 

next episode




仮面ライダーエンヴィー タイプチャリティー


変身者:来島珠月


『シフトカーエンヴィー』の能力に加えて、反英霊の切り裂きジャックこと『ジャック・ザ・リッパー』と『メデゥーサ・リリィ』の能力と宝具を得る。
変身するときは、ドライブドライバーことベルトさんを使う。

衣装は『ジャック・ザ・リッパー』になるようで、黒絵より露出が高い……。
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