※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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本来ならば、璃々に続いて紫乃愛で最後にしたかったのですが、翠のところで最後にさせていただきます。


ご了承お願いします。


episode118 椎原翠のsin そしてガルッチのhatred

-沈ム世界、記憶ノ欠片-

 

 

ガルッチside

 

 

はぁ、結局女体化した原因は不明。しかも、珠月と黒絵に弱点さらされる。そして久しぶりの受け。

でも気持ち良かったなぁ…………。

 

 

ガルッチ「さて、あと3人だが、こっからは気を引き締めておかなければ────」

 

翠「あ、あの…………。先生………。」

 

ガルッチ「ん?如何した、翠。」

 

翠「………いえ、何でも無いです…………。」

 

ガルッチ「………何か皆に言えない事情とか?」

 

翠「……………そんな、感じです。」

 

ガルッチ「…………後で、聞くことにするよ。」

 

 

翠があんなに真剣な顔をするなんて、初めて見た。それだけ、重大な話があるって言うことなのか…………。

 

 

貴利矢「ところでさ、女体化の原因はどうなった?」

 

ガルッチ「原因不明。ただ、僕の勘だと、もう起こらないと思うんだ。」

 

貴利矢「ホントかよ?あまり勘だけ頼るのも、どうかと思うぜ?」

 

ガルッチ「そう言われても、何でああなったのかは分かんないんだ。バグスターに感染したわけでもなさそうだし。」

 

黎斗「ふむ、私の勘だと、あの怒りのせいでは無いのか?影の珠月と戦ってたときに。」

 

 

あれが原因!?いやいや、そんな馬鹿な事があるわけないだろ?でも、あれだけしか思い当たらないけど、ホントにあれが原因なのか!?

 

 

マヤ「こ、考察はいいから、影が来るわよ。」

 

ガルッチ「何でビクビクしてんだよ………。」

 

マヤ「その原因貴方だからね!?女の子でもボロボロにされたんだから!!もう私には、妄想のガルちゃんしかいないのかな…………。」

 

ガルッチ「お前の妄想の中の僕は何が起こってんだよ!?」

 

 

だが、マヤの言うとおり、影が現れる。それは、二つの影。一つは翠の影で、もう一つは………恐らく翠の父親かな?

 

 

翠の父親『翠、お前は私の誇りだ。その体のせいで不自由させたが、それにも負けず、よくぞ健全な精神を育んだな。』

 

翠『両親のおかげですよ。仕事が忙しいのに、こうして毎日、見舞いに来てくれるじゃないですか。』

 

翠の父親『父親として当然の義務だからな。…………今日は母さんが大掃除で忙しいからな………。』

 

翠『師走でもないのに、珍しいですね。』

 

翠の父親『実はお前の担当医と話をしたが、近い内に退院出来るらしい。しかも、いずれは通院の必要もなくなるらしい。』

 

翠『…………本当ですか?』

 

翠の父親『嘘をついて如何なる?ここが病室で無ければ、私はお前を抱えて踊りたいほどだ。時期に普通の子供と同じように暮らせる。そしたら、同世代の友達も出来るようになる。』

 

翠『…………友達、ですか。』

 

翠の父親『良くも悪くも、自分に刺激を与え、一回り大きくさせてくれる存在だ。この世界で生きる上で欠かせない存在だ。

 

 

学校に通い、友を作れ。そして、かけがえのない、大切な人を見つけるんだ。』

 

 

それだけ伝えた後、影は消えていった。

 

 

翠「…………父さん。」

 

ガルッチ「かけがえのない大切な人………、か。翠の父さん、いい人だね。…………やれやれ、そういえば親父も、『お前にとって、かけがえのない、大切で、絶対に守りたい奴を探せ。』っとか言われたな。

 

 

親父のくせに、こう言うのだけは、ちゃんと覚えさせてるとか…………。」

 

 

まぁ、そのお陰で、こうやって大切だと思える人を見つけてるんだけどね。あの親父に感謝するのが否めないけど、でも事実だし…………。

 

 

珠月「お父さん嫌いなの?」

 

ガルッチ「…………前話したかもだけど、両親は僕と兄さんと一緒に売ろうとしてたんだ。それ以降、親父の事が憎いほど嫌いなんだ。」

 

翠「そうでしたね………。」

 

黎斗「私のパパなんて、20回以上も殺されてるんだよ?」

 

貴利矢「そういえば、そうだったな…………。」

 

ガルッチ「いや正宗は、親以前の問題だろ。普通息子殺すか?」

 

黎斗「君が言うことか。親殺しもしてるだろ。」

 

ガルッチ「そうでした………。」

 

 

そんなやりとりしていると、次の影が出てきた。今度は複数いるようだ。

 

 

『お前、キモいんだよ!』

 

『そうだそうだ!いちいち大人ぶりやがって、俺らをバカにしてんのかよ!!』

 

 

ガルッチ「開始早々悪口かよ!?」

 

貴利矢「怒りを通り越して、驚きかよ。」

 

 

いや流石に僕も驚くけど、開始早々悪口って、マジでビックリしたっての!?

 

 

翠『以前からこのしゃべり方です。私は集団で批難する方に合わせるつもりもないので、ご了承下さい。』

 

『何だよ、しょっちゅう保健室でずる休みしてるくせによー。』

 

翠『………………低俗ですね。』

 

 

すると、翠の影が何処かへ行ってしまう。少しは翠の事情も察しろっての。いや、この頃の子供に向かってもしょうが無いか。言っても、理解してくれる子って、いるのかどうかすら、分からないし…………。

 

 

『お、おい!逃げるなよ!!話はまだ終わってないぞ!!』

 

『男子って、ホントにバカだよねー。』

 

『でも、翠ちゃんも悪いよねー。あんなに挑発しちゃって……………、私達も関わらないようにしようよ。』

 

『さんせーい、あんなのとトラブルに巻き込まれたくないもんね。』

 

 

そして影達は消え…………あれ?何これ?あの場面、何かにてる気がする………。いや、どっかの歌で…………。

 

 

ガルッチ「…………『三年B組のサナエさんは、ちょっと変わった性格の女の子でした。♪

 

 

彼女は見えないものが見えるといって、気持ち悪がられてしまっていました。♪

 

 

いつしかサナエさんは避けられるようになり、遂にはいじめられるように、なって、しまっていたのです。♪』」

 

翠「先生?いきなり如何したのですか?」

 

ガルッチ「あ、なんかあの場面で、凄く似ていたような気がして………。つい、歌っちゃってさ。」

 

紫乃愛「何て言う歌なんですか?」

 

ガルッチ「『サナエさん』っていう歌。」

 

司「え"?あの都市伝説の!?」

 

優里音「歌とかあったのですか!?」

 

ガルッチ「こっちの世界ではね。けど、歌ってみたら、ホントに似てた………。」

 

璃々「今思いましたけど、歌上手なんですね。」

 

ガルッチ「これでもね。兎に角、次に行こう。」

 

 

そして次の場面、いや、最後の場面に到着した。ってか、早!?早くね!?4つかと思ったら、3つかよ!

 

 

翠『貴方に質問があります。私の財布を、どこに隠したのですか?』

 

『あー、あれってお前のだったのかよ。道理でばい菌だらけだと思ったぜ。』

 

翠『そんなことは聞いてません。あの財布を何処に隠したんですか?』

 

『あー、悪い。焼却炉に持っていったわ。』

 

 

黎斗「おいガルッチ、分かってると思うが────」

 

ガルッチ「分かってる…………、分かってるけど……………!」

 

 

『ポタッ………、ポタッ………。』

 

 

怒りを抑えるのに必死だったのか、両手から血が流れているのに気がつかなかった。

 

 

翠『なん…………ですって!?』

 

『だってよ、見るからに汚くて病気を移しそうだったろ?あんなの放置してられないって。

 

 

いわゆる、消毒って奴。俺ってほら、地球に優しい男だから。』

 

 

ガルッチ「……………ッ!」

 

貴利矢「お、おいおい!?今度は口から!?」

 

紫乃愛「だ、大丈夫なんですか!?」

 

 

『おいおい、肩を震わせて如何したんだよ?もしかして、泣いちゃうのか?泣いちゃいますかー?』

 

翠『……………知っていますか?あの財布は、私の父が退院祝いに送ってくれたものなんですよ。

 

 

無骨で、仕事一辺倒の父が、私のために女物の財布を、見繕ってくれたんですよ。外見に見合う人間になれるようにと。』

 

『な、何だよ?先生に言い付けるつもりか?』

 

翠『いいえ、そんなことはしませんよ。まずは財布がどうなったのか、確認するのが先決です。

 

 

全ては、その後から…………。』

 

 

………………2つの影は消えた。

 

 

ガルッチ「……………俺の弱点分野だな。しかも、なるほどな。翠の罪は、僕がやっている『復讐』と言う訳か。」

 

翠「せ、先生…………。」

 

ガルッチ「分かってる、分かっていても、あんなの……………僕からしたら、復讐以外何も出来ない!!」

 

 

『ブンッ!ガツンッ!』

 

 

マヤ「ガフッ!?」

 

ガルッチ「ん?あ、ごめん!?これはわざとじゃ無い!わざとじゃ無いから!!」

 

マヤ「知ってる…………、それは、知ってるから………。」イタタ

 

 

やっば、怒りのあまりマヤにぶつけちゃった。でも仕方ないじゃん!!あんなの怒らない方がよっぽどおかしいよ!!

そう思っていたら、翠の影が現れた。

 

 

影翠「今思えば、これが切っ掛けでしたね。私はこの一件で、半罪人になったのでしょう。」

 

翠「…………影の、私。」

 

影翠「ですが、あり得ないとは思えませんか?この私と違って、貴方は事を為す前に死んだのです。」

 

翠「半罪人とはそう言うものです。罪人とは違い、現世に戻れるチャンスがあるのですよ。」

 

影翠「チャンス?ハッ、笑わせてくれますね。私の行為は、真に罰せられる事ですか?理不尽な暴力に対して、相応の報いを受けさせただけです。

 

 

私が地獄に落ちると言うのなら、彼らはどうなるんですか?彼らこそが、真の罪人ではありませんか。

 

 

暴力を振るった自覚もなく、学校を卒業し、のうのうと人生を謳歌するでしょう。……………例え私が壊れたとしても。

 

 

そんなことを許して良いわけが無い!!私の怒りがっ!苦しみはっ!失ったものは!?一体何処にいくというのですか!?」

 

 

…………何も言えない。確かに、彼らは翠に対して虐めた。それ以外、何も出て来ない。……………待てよ?もし、お姉ちゃんが前世の世界にいたということは……………。

 

 

『復讐』の為に?翠と同じように?

 

 

珠月「先生、ガシャットが。」

 

ガルッチ「………ああ。」

 

 

【セブンシンカレクイエム!】

 

 

ガシャットから光球が飛び出し、翠の目の前に近づくと、血塗れの制服が現れた。

 

 

翠「これはまた、随分懐かしいものが、出て来ましたね。」

 

ガルッチ「実は、モフモフの実を探してる途中で見つけて、ガシャットに入れてたんだ。けどまさか、翠の罪の奴だったとは………。」

 

影翠「私が正義を成した証拠ですね。あの非道な連中は報いを受け、社会的な制裁を受けたのです!」

 

 

社会的な制裁?これがだと?

 

 

翠「ですが、貴方の手は、先生のように血が付いてます……………。もう元には戻れない…………、その罪は一生背負わなければいけません………。」

 

影翠「それ自体がおかしいと思いませんか?過度な正当防衛で、何故地獄に落ちなければならないのですか?」

 

ガルッチ「……………それは、おまえが思ってる正義が、間違ってるからだ。」

 

影翠「何ですって?」

 

ガルッチ「正義を成した?社会的な制裁?過度な正当防衛?これでもし正義の味方だと思ってるなら、鼻で嗤ってやるよ。

 

 

これを見せる前までは、同情しようかと思ったが、これを見せて正義だと言うのなら、幻滅だな。失望しまくりだ。」

 

影翠「………そう言う貴方こそ、私と同じように、正義の鉄槌を下しているんでしょう?」

 

ガルッチ「いや、お前とは違い、僕は僕自身で、復讐してる。正義だろうが、悪だろうが、俺は其奴らを殺している。」

 

影翠「…………それじゃあまるで、殺人鬼そのものでは無いですか!」

 

ガルッチ「ああ、そうさ。否定はしないさ。だって僕には、正義とか持ち合わせてない。復讐には、憎悪と憤怒、他もあるだろうけど、正義なんて必要ない。僕はそうやって、殺していった。復讐するなら、徹底的に、命その物を奪い取った。

 

 

中には、無残な姿に変わり果てるまでやった奴もいたさ。其奴が手を出すのが悪い。そして僕の罪は、其奴を殺したと言うこと。それだけで十分。僕はそうやって割り切ってた。」

 

マヤ「…………ガルちゃん。」

 

ガルッチ「僕がやったことは、絶対に正しくなんて無い。けど、間違ってもいないんだ。それでも正義を持って制裁するほど、僕はバカじゃ無い。」

 

翠「…………確かに、先生の言うとおりです。貴方の行為は、間違いではありません。ですが、正しくもありません。」

 

影翠「っ!」

 

翠「家族は彼の行為を知っていたのでしょうか?周りの人は?私は無関係な人に責任を負わせていないのでしょうか?

 

 

正しいからと言って、何をしても許される訳でも無いのです。免罪符になるわけでも無いのです。

 

 

私の怒りは正当でした。それでも彼らと同じ場所に落ちては、何の意味も無いのですよ。」

 

ガルッチ「復讐からは何も生まれない。かつて誰かがそう言っていたが、僕は復讐を続けた。無駄だと分かっていても、生半可な復讐ではなく、最後の最後まで復讐すると誓った。

 

 

誰かを守るためなら、全てを切り裂く刃となって、気に入らない奴、憎い奴、平然としている屑な奴、全てを殺すと。」

 

 

すると、『セブンシンカレクイエムガシャット』から、また光球が現れ、僕の手元に来ると、またガシャットが出てきた。

そこには、こう書かれていた。

 

 

『アヴェンジャーマッチレスガシャット』

 

 

ガルッチ「………復讐者の僕に相応しいガシャットって、訳か。」

 

 

翠が何かを話をしていながら、僕はお姉ちゃんの事を思った。

 

 

もしお姉ちゃんが、今でも彼等の事を憎んでいるとしたら?奴等がやったことは、絶対に許されることでは無い。けど、そこまでして復讐するべき事なのだろうか?

本当は、あの親父や母さんと同じように、こんな事をしたくなかったはず。もしそうだとしたら、そうだとしたら……………。

 

 

いずれにしても、お姉ちゃんは、其奴らに憎み、苦しみ、恨み、怒りを持っていたに違いない。ならば、僕がやるべき事は、一つしか無い。

そう思い決意すると、翠の話が終わろうとしていた。

 

 

翠「────地獄の采配には、納得しかねる部分もあります。

 

 

ですが、今の私は皆と一緒にヨミガエリしたい!!

 

 

在り来たりだからこそ、重みがあるのです!!陳腐だからこそ、正しい側面があるのです!!」

 

 

すると、今度は翠が持ってた血塗れの制服が光り出し、赤い手をしたウィザードライバーは、黄色く染まり、人差し指には、ダイヤのように輝く指輪を付けていた。

 

 

影翠「なんてバカな事を…………。これは貴方に与えられたチャンスであり、使命なのに!!

 

 

その誤った認識を正してあげましょう!!」

 

ガルッチ「お前の復讐なんて、正せる訳が無いだろ。」

 

 

【アヴェンジャーマッチレス!】

 

 

翠「行きますよ、先生!」

 

 

『DRIVER ON! PLEASE!』

 

 

『シャバドゥビタッチヘンシ~ン!シャバドゥビタッチヘンシ~ン!』

 

 

ガルッチ「『復讐者』!」

 

翠「『希望』!」

 

ガル翠「「『変身』!!」」

 

 

【ガッシャット!】

 

 

『HOPE INFINITY! PLEASE!』

 

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

 

 

【全てを憎め!復讐に燃えろ!アヴェンジャーマッチレス!】

 

 

『ヒースイフードー!ボーザバビュードゴーーン!!』

 

 

僕の衣装は、どうやら『この世の全ての悪(アンリマユ)』のようで、翠の衣装は、マーリンのようだ。

能力も『マーリン』かと思ったら、どうやら『メディア』、『ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス』も加わってるようだ。

 

 

ガルッチ「復讐の始まりだ。」

 

翠「さぁ、SHOWTIMEです。」

 

 

next episode




スロースリング→仮面ライダースロース ホープインフィニティースタイル


変身者:椎原翠


スロースリングの能力に加えて、『マーリン』、『メディア』、『ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス』の能力と宝具が使えるようになる。



アヴェンジャーマッチレスLv-2


変身者:ガルッチ


変身するには『アヴェンジャーマッチレスガシャット』が必要で、変身するとレベルが-1から始まり、-2になると『この世の全ての悪(アンリマユ)』の衣装に変わり、ゲンムLv0の触れた相手のレベルを下げ続ける効果に加えて、『泥』というものも操れるようになる。
最弱のレベルになってるが、ガルッチの強さも加わってるため、ぶっちゃけ強い…………はず。



メアリー「遂にマイナスLv来ちゃったよ………。」

ダンブルドア「(-ω-;)」
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