※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode130 罪王神 縁理聖美

-第Ⅹ層 管理者ノ領域-

 

 

戦いが終わり、しばらくしていると、ようやく塔の復旧が終わったらしく、皆は管理者ノ領域の5階に集まった。

 

 

エンリ「皆、お疲れ様!そして、キース、カオスフレディ、貴利矢、オンスロートちゃん、黎斗、明日斗、ガルッチ。地獄を守ってくれて、本当にありがとう。」

 

ガルッチ「いや、こっちこそ巻き込んでしまってすまなかった。」

 

アズラエル『やれやれ、最後の最後で、俺が足手纏いになるなんてなぁ…………。』

 

マヤ「事の発端は、私のせいよ。私のせいで、皆を巻き込んでしまったから………。」

 

ガルッチ「マヤ、貴方は悪くありません。ただ、やり方が間違いだったんです。貴方の志は、間違いなんかじゃないですから。」

 

マヤ「ガルッチ………。」

 

エンリ「創造王神様は、本当に優しいね。でも、やっぱり…………。」

 

 

エンリは少し心配そうな目で、ガルッチを見ていた。

 

 

紫乃愛「そういえば、前に先生が、エンリのことを罪王神って呼んでいたけど、もしかして………。」

 

エンリ「………そういえば、名乗ってなかったね。ううん、事情が事情だったから、ここで改めて言わせて貰うよ。

 

 

私はエンリ。またの名を、『罪王神』縁理聖美。あらゆる罪を観測する『十三王神』の1人よ。ガルッチに殺されたけど、今はこの塔の管理者として復活してるの。」

 

ガルッチ「あの時は、ホントに申し訳ない。」

 

エンリ「そんな顔しないで、おかげでここまで来たんだし。」

 

キース「十三王神、か。もしやガルッチ、この者を探していたというのか?」

 

ガルッチ「そうなるね。」

 

エンリ「まぁでも、堅く言うのはここまで。ガルッチ、貴方はよくやってくれた。他は貴利矢達がやったけど、何はともあれ、クリアしたことには変わりないわ。だから、これ受け取って。」

 

 

エンリが手渡ししたのは、『Criminal Girls2』と描かれたガシャットロフィーだった。

 

 

【GAME CLEAR!CONGRATULATIONS!】

 

 

エンリ「お疲れ様、だね。」

 

ガルッチ「まぁメタイ話、今回の物語が一番長かった気がする。」

 

明日斗「メタイなホントに………。」

 

貴利矢「まぁそれはいいんだが………、本来このゲーム『一人用』だよな?帰るときどうすりゃいいんだ?」

 

黎斗「安心したまえ、ちゃんと全員帰れるようにしてある。キースとカオスフレディに関しては、バグヴァイザーⅡの中にいて貰うが。」

 

キース「まぁ、それが妥当だろうな………。」

 

 

そんなわけで、キースとカオスフレディは、それぞれのバグヴァイザーⅡの中に入る。そしてその2つは、ガルッチが召喚した異空間の中に入れる。

 

 

エンリ「まぁ、これで物語は終わって、5人とも帰っちゃうけど…………、私のお願い聞いてくれるかな?」

 

貴利矢「お願い?」

 

エンリ「今回のことで、私は変わることが出来た。多分、今までの管理者より、上手くやっていけると思う。

 

 

けど、完璧には程遠い。ううん、不完全だからこそ、より良いシステムとして、この塔をよくしていきたい。

 

 

だからね、ガルッチ達も、たまにでいいから、皆さえよければ、試練の塔を一緒に管理して欲しいの。」

 

ガルッチ「いきなりだな………。」

 

黒絵「黒絵達が?」

 

司「おいおい、それ本気で言ってるのか?先生達はともかく、私らは元半罪人なんだぞ?」

 

マヤ「その心配はないわ。実は私、元半罪人なの。」

 

ガルッチ「ふぁ!?」

 

 

ガルッチside

 

 

マヤが、元半罪人!?それってマジで?!

 

 

マヤ「まぁ、今まで言わなかったからね。」

 

エンリ「エンリが求めるものは、正しくあろうとする意思と、誰かを思いやる心。そして、管理者と対等に接してくれる人。

 

 

皆は全ての条件を満たしてる。だから、お願いしたいんだ。」

 

ガルッチ「そうだな………。黎斗とかは如何する?」

 

黎斗「決まってる。私も手伝おう、神の才能が必要であるならば、手を貸してやらんでも無い。」

 

明日斗「俺は、ちょっと無理かな?提督見習いの仕事とかもあるしさ。」

 

貴利矢「俺はいいぜ、その話乗ってやる。」

 

オンスロート『私は、止めておく。』

 

エンリ「んじゃあ…………、ガルッチの答えは?」

 

 

僕の答えは、もう決まってる。

 

 

ガルッチ「僕も、その案に乗ろう。たまにだけど、ここに来て色々とやってみる。他の皆にも頼みながら、ね。」

 

紫乃愛「先生。」

 

ガルッチ「それまでは、暫しのお別れかな?」

 

エンリ「………分かった。それじゃあ、貴方の世界に戻させてあげるね。SinCodeCast:Gate()!」

 

 

すると、僕達の足元に魔法陣が現れ、黎斗、貴利矢、明日斗、オンスロートは姿を消した。そして、僕も元の世界に帰ろうとしたとき。

 

 

エンリ「そうそう、ガルッチ。一つ伝えておくことがあるの。」

 

ガルッチ「伝えたいこと?」

 

エンリ「そろそろ、貴方にとって決断の時が来るよ。貴方自身の運命を変える、最大の決断。もしこのままにしたら、貴方は今度こそ壊れるか、後悔することになるよ。」

 

 

運命を変える、最大の決断?

 

 

ガルッチ「エンリ、それってどう言う─────」

 

エンリ「いずれ分かるわ。貴方の決断が変わり次第、もしかしたら来てくれるって、期待しているから。それまでは、バイバイ。」

 

 

それだけ伝えられ、僕は元の世界に戻っていった。あの言葉の意味は、一体何だろう………。そう思いながら…………。

 

 

 

 

next episode




ってな訳で、ようやく『Criminal Girls2』編が終わりました。そして次のゲームに行きたいですが、後日談に入ります。


まぁ、その2つはBadENDになりますが………。
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