※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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因みに、最初の部分は一緒ですが、此方はもし、切り捨てていたらの話になります。


OblivionEND さようなら、みんな

-ガルッチ達の家-

 

 

ガルッチside

 

 

『Criminal Girls2』をクリアした後、僕は明日斗と共にアギラの部屋に行くと、誰かが捕まっていた。その正体は、両儀零と呼ばれる少女で、『何でも屋』というところの商人をやっているそうだ。

 

 

その商人からこう言われた。

 

 

零「おや、僕だけでなく、周りの人達無関係とは?では、貴男の愛人も妻達も、もう他人ですか?信用出来ないなら、もう離婚してしまえば良いのですよ。」

 

 

その後、僕にとって残酷な映像が流された。そして…………。

 

 

零「こうなるのが嫌なら、彼女達を護る事を優先しなさい。そして何より、自己嫌悪は最もやってはなりません。妻達も愛人達も、誰一人頼りにしてない証拠になりますよ。改善させようとしなかった周りも問題ですが、とにかくそういうのはもうやめた方が良いですよ?貴男の元から離れさせたら、さっき見せた偽の映像通りになりますよ。」

 

 

こんな事も言われた。何も言えなかった。殆ど正論と言っても過言じゃなかった。その後、僕はお姉ちゃんの面会するために、フラン達を連れてザギの世界に行き、途中でリリカの様子を見てきた。何でも、ある禁断のカードを使ったことにより、入院する事になったようだ。

そして、出会い頭にこう言われた。

 

 

リリカ「とんだダメダメです。正真正銘完全にして完璧なる浮気ですね。私も言えた事ではありませんが、ハーレム体質なんて呪いですよ呪い。どうしてそんなに浮気をするんですか?一人にしなさい一人に。

後、ザギさんから聞きましたが、一人で何でも抱え込むようですね。おいおい、妻も愛人達も信用しちゃいねぇのですか?それだけ浮気をするなら当然ですよね。自業自得です。

 

 

私の事を怨んでくれても構いませんが、愛人も妻もこれ以上増やすのやめた方が良いですよ?全員幸せに出来ると思ってるようですが、多く居る分悲しむ人が増えますよ?全員慰められますか?出来るとしても、全員が納得してくれますか?最後に、私はそんな女誑(おんなたら)したる貴男の事は好きか嫌いかと言われると、『嫌い』です。」

 

 

殆ど説教とも言えるほどの正論を並べられ、更にはフラン達の事も言われた。何も言えない。言い返す言葉も無かった。その後は、お姉ちゃんの面会に行こうと考えたが、2人の事を考え、取りやめにして帰った………。

会わす顔すら、無かったかもしれない…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それっきりなのか、最近僕は部屋に籠もることが多くなってしまった。けど、今更僕は如何しろと、そればっかりしか考えていなかった………。

 

 

けど、今思えば、殆ど僕のせいで巻き込んでしまった事が多い。どんな時でも、常にみんな、僕と一緒だった。もうこれ以上迷惑をかけられない。

本当は、僕だってこうしたくない……………。でも、でも今は……………。

 

 

……………決めた。もう僕は、この世界にいる必要はない。ううん、この世にいる必要なんてない。でも、いずれみんなは探し回るだろう。

どっちにしろ、犠牲になるのは、僕一人で十分だ。他の皆は………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-両儀零の家-

 

 

『カランカラン………』

 

 

零「おや、珍しいですね。まさか貴男自身から来ていただけるとは思いませんでした。創造王神────」

 

ガルッチ「其奴はもういい。そんな呼称、今の僕には不要だ。」

 

零「不要と?なかなか面白いこと言うんですね。それで、ここに来たと言うことは、何か依頼でも?対価も必要ですよ?」

 

 

対価、か。

 

 

ガルッチ「安心しろ。お前にとって、簡単すぎる依頼だ。だが、その分報酬も豪華だ。まっ、報酬に関しては、此方の事情が終わったら、渡すつもりだし。」

 

零「豪華、と言いますと、さぞやいい品物でしょうね。」

 

ガルッチ「ああ。まず、依頼だが…………。」

 

 

僕はすぐさま、右手にある指輪と、左手にある指輪を外し、零の目の前に差し出した。

 

 

零「結婚指輪………、ですか?」

 

ガルッチ「これを、この住宅地に送り届ければいい。それだけだ。」

 

零「………………少し、お待ちを。この指輪は、確か…………。」

 

ガルッチ「そうだ。そして、その指輪を外し、彼女達に送り届ける。この意味、分かるか?」

 

零「………………………ガルッチさん、貴男正気ですか?まさか、切り捨てたとか言わないですよね?流石に、エイプリルフールは早すぎ────」

 

ガルッチ「因みに報酬だが、『創造王神』の力と称号を、両儀零。君に託すと言うこと。」

 

零「本気ですか!?たかが指輪を送り届けるだけで、そんな破格すぎる報酬は流石に駄目です!!」

 

 

先ほどの商売口ではなく、まるで心配するかのような目をしている。

 

 

ガルッチ「そういえば、答えがまだだったね。覚えてるか?あの家に去り際に、こう言っただろ?『周りの人達無関係とは?では、貴男の愛人も妻達も、もう他人ですか?』って。」

 

零「…………。」

 

ガルッチ「答えは、そうだ。もうこの指輪を外した時点で、もう赤の他人だ。彼女たちがどうなろうが、もう僕は知ったこっちゃ無い。」

 

零「ッ!」

 

ガルッチ「…………君とリリカという少女に言われて、やっと決断できたよ。俺には、もう何も要らない。一人で抱え込むぐらいなら、彼女達は必要ないってね。」

 

零「……………それでいいんですか?彼女達には、何も言われないんですか!?」

 

ガルッチ「言われるわけないよ。」

 

零「何故っ!?」

 

ガルッチ「だって、皆が寝静まった後で忘却呪文を唱え、記憶修正させておいたんだ。彼処にいるのは、本当の『ガルッチ』。彼なら、みんなを守れるって確信できるしね。彼女達の夫にさせたって事だ。

 

 

だからこそ、断言できる。もう彼女達は、赤の他人だってね。」

 

 

零は、僕の言い分に絶句している。それもそうだろう、平然とこんな事言えるなんて、正気じゃ無い。けど、これが唯一のベスト。殺すよりマシな方法。

 

 

ガルッチ「僕はもう疲れたんだ。人を殺めるのも、誰かを助けるのも、大切なものを守るのも、全部………。安心しろ、結婚指輪を送っちゃえば、これで僕の存在も抹消したことになるしね。」

 

零「じゃあ、あの偽の映像のようになってもいいと!?」

 

ガルッチ「何故必死になる?僕の答えは、もう聞いただろ?それに、僕自身が大切なものを壊すより、百倍増しだ………。仮に彼女らが僕を思い出したところで、その時既に、何処の世界にもいない世界にいるさ。

 

 

彼女達は、もう指輪を外した時点で、赤の他人。其奴らに犯されようが、奴隷されようが、もう僕は守りやしないし助けやしない。」

 

零「…………それが本心ですか?貴方は自分の心にまで嘘をつくつもりですか?」

 

ガルッチ「……………。」

 

零「やっぱり、未練があるのですね。今ならまだ間に合う。一度お引き取りお願い────」

 

ガルッチ「そもそも僕に、本心なんてない。この選択を選んだ時点で、もう戻らないって決めたから。偽り続けた自分の末路なんて、どれが本心なのかさえ、知らないさ。」

 

零「……………。」

 

ガルッチ「兎に角、この依頼は受けて貰う。その家にいる彼女達に渡すだけで、任務達成だ。その後は、此方の事情が終わり次第、報酬も渡す。」

 

 

立ち去ろうとすると、矢文のようなものが飛んで来るも、それを掴む。

 

 

零「……………最終警告です。もし本気で見捨てるつもりでしたら、僕が其奴らを殺します。イヤでしたら、これを────」

 

 

『ジャキン!』

 

 

あまりにもしつこいため、僕は零の首筋に剣を突き出す。

 

 

ガルッチ「その警告、もう僕の中で絶版とさせていただいた。殺したければ、殺せばいい。」

 

 

『スチャッ』

 

 

ガルッチ「言ったろ、もうフラン達は赤の他人だと。あんたが如何したいかなんて、もう知ったこっちゃ無い。それとも何か?証拠として僕が其れを口にして、依頼でもしてあげようか?」

 

零「ガルッチさん、貴男って人は…………!!」

 

ガルッチ「事の発端はそっちだ、馬鹿商人。おかげでこっちは何もかもグチャグチャ、結果忘却呪文を使ってこうすることになったんだ。

 

 

真の本心を持ってるから敢えて言うけど、貴様とリリカの言い分で、こっちはやりたくも無い選択を選ばざるを得なかったんだぞ!!自業自得?ああそうさ、自業自得さ。だからどうしたって言うんだ!?今更生き方変えるつもりはねえんだよ!!

 

 

テメェら雑種共の言い分なんかで、知ったような口を聞くな!!!こっちからしたら、俺は迷惑極まりないんだ!!!好きなように生かせろってんだ!!!

 

 

…………以上だ。もう一度来るが、その時は事が終わってる時だろうな。んじゃ、ばい。」

 

 

僕はそのまま扉を開け、店から出る。あーすっきりした。言いたいこと言えて、ホントにスッキリしたよ。

 

 

イフ『ガルッチ、流石にあれは…………。』

 

ガルッチ「イフ、僕だってこうしたくは無かったんだ。それに、何も付き合う必要はないと思うぞ?」

 

イフ『そうかもしれんが、ここまで来た以上、今更付き合わないなんてことはしない。最後までお供する。』

 

ガルッチ「ハァ、勝手にしろ………。」

 

アムール『それで、我が主。どうやって江ノ島盾子とフラウィーのところに行くのだ?最早戻れぬ以上、手は無いはず───』

 

ガルッチ「いや、そもそもだが、何故正面玄関から入る必要がある?」

 

ルシファー『どういうことだ?』

 

フェネクス『…………まさか。』

 

ガルッチ「ああ、そのまさかさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-Undertaleの世界-

 

 

『チュドーッ!!』

 

 

盾子「来たっぽいね。」

 

フラウィー「そのようだね、そろそろソウルを取り込んで────」

 

ガルッチ「よう、お二人さん。」

 

フラウィー「はやっ!?」

 

盾子「…………ちょっと待って、あんた一人?」

 

ガルッチ「一人?3匹だ、使い魔もいれて。」

 

フラウィー「いやいや、そうじゃなくてだね?」

 

 

? なんだ此奴ら。いきなり如何した?

 

 

盾子「使い魔じゃなくて、あんたの家族達は如何したの?」

 

ガルッチ「あー、そういうことね。置いてきた。というか、愛人も、友人も、何もかも、あっちに捨ててきた。」

 

フラウィー「おいおい、冗談にも程があるよ?」

 

ガルッチ「冗談じゃ無いんだけど。」

 

盾子「いやだって、ガルッチじゃん。いつも大切なものを守るとかほざいてばかりじゃん。其れを、捨てたって?」

 

ガルッチ「うん、そうだよ。」

 

盾子「……………ねぇ、本気で一人で来たの?試しに助けてって呼んだら?」

 

フラウィー「そうそう、案外助けに─────」

 

ガルッチ「マジで一人。その証拠に、指輪を外してきたよ。」

 

盾子「……………え?」

 

フラウィー「ふぁ?」

 

 

おいおい、何を呆けてるんだ?見れば分かるだろう普通…………。

 

 

盾子「……………ちょっと待って、フラウィーと話してくる。」

 

ガルッチ「?」

 

 

sidechange

 

 

盾子side

 

 

ちょっとちょっと?流石の私も絶望的に分かんないんだけど?どういうこと?あのガルッチが、あろう事か、家族も何もかも捨てたって?

 

 

( 盾子「ねぇねぇ、どう思う?なんかすっごく真実味があるんだけど。」

 

フラウィー「いやいや、あのガルッチだよ?絶対何か裏があるって。」

 

盾子「けど、よくよく見たけど、彼奴指輪無いよ?」

 

フラウィー「そんな馬鹿な。まさか愛想尽かされて、離婚とかあり得るんじゃ無い?」

 

盾子「いや、ガルッチがあんな事を言うって事は、あっちが愛想を尽かしたって奴じゃ無い?」

 

フラウィー「ガルッチが?いやいやそんな夢物語みたいな事あるわけが………。」

 

盾子「私もそう思いたいけど、何彼奴?本気で捨てたの?」

 

フラウィー「……………ちょこっと、揺さぶりかけてみる?」

 

盾子「そうしよう。」 )

 

 

少し揺さぶれば、真実も分かるかもしれない。試してみるか。

 

 

盾子「ねぇねぇ、ホントに一人で来たの?」

 

ガルッチ「最初から言ってるだろ。」

 

フラウィー「へぇ、そうなんだ。じゃあさ、この映像を見てみる?」

 

 

その映像は、ガルッチの妻達や愛人達がキモオタ男にレイプされている光景。流石の彼奴も怒り狂って─────

 

 

ガルッチ「…………で?」

 

盾子「は?」

 

フラウィー「いやいや、何で無関心なの!?」

 

ガルッチ「だって、赤の他人だし。」

 

 

ハァァァァァァァァァァァァ!?!?!?!?!?今なんて言った!?赤の他人!?赤の他人って言ったの!?そんな馬鹿な話があるの?!

 

 

フラウィー「おい待てよ!?何で平然としていられるの!?あれ、君の妻達と愛人達だよ!?キモオタ男に犯されてるんだよ!?それなのに、何も思わないわけ!?」

 

ガルッチ「うん。」

 

盾子「あり得ない……………、こんな映像をみせられても、何とも思わないなんて………………。」

 

ガルッチ「あり得ないなんて事はあり得ない。現にこうやって平然としていられるのが、証拠だけど。」

 

 

……………映像消したけど、ホントの此奴は動揺しまくってる。けどなに?記憶を読み取ったけど、此奴の言うとおり、彼女達に何かしたのか?

 

 

ガルッチ「何でそんな大げさに驚くわけ?現に僕は見捨てたんだよ?もうフラン達は赤の他人。知ったこっちゃ無いんだよ。」

 

盾子「……………。」

 

フラウィー「…………赤の他人。」

 

ガルッチ「それより、ちゃっちゃっと始めないのか?こっちは殺す気で来たんだけど。何でこっちの心配するわけ?」

 

 

何だろ、本心は動揺しているのに、もうその本心すら嘘をついてるし、何が一体如何し……………!?

 

 

嘘でしょ!?彼奴、自分自身を『洗脳』させて、本心そのものを拒絶させていたの!?そこまでして、こっちに来たって訳!?

 

 

盾子「…………フラウィー。」

 

フラウィー「あーもー、分かったよ。やればいいんでしょ?やれば。ここまでやる気が出ないなんて初めてだよ………。」

 

ガルッチ「何でそんなに不満そうなんだよ………。」

 

 

sidechange

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチside

 

 

そして僕は、江ノ島盾子とフラウィーと戦い、勝利まで導いた。けど、何故か素直に喜べなかった。

 

 

ガルッチ「…………何でだろ、倒した筈なのに。」

 

フラウィー「まだ…………、分からないの……………?」

 

ガルッチ「貴様!?」

 

フラウィー「正直言って、滅茶苦茶だったよ。君の戦い方。何あれ、使い魔を使って撹乱させながら、自分は攻撃?前の君の戦い方の方が似合ってたのに、あんなの期待外れだよ。」

 

ガルッチ「何が言いたい。」

 

フラウィー「あまりにも滑稽すぎて、呆れてるの。一人で戦ってさ、脳味噌腐ってんの?仲間達と協力して、僕達を倒すのが趣旨なのに…………、こうもあっさりと切り捨てて、ここに来るなんてさ。そっちが勝ったからいいけど、今後また敵が来たら────」

 

ガルッチ「今度なんて無い。」

 

フラウィー「は?」

 

ガルッチ「もう守る気にもならねえよ。今回で、僕はもう世界を守らないことにしたんだ。結局、盾子も生きているけど、もう殺しはしないさ。」

 

 

そうして僕は、この場を去ろうとする。少なくとも彼奴らは、もう異変を起こさない。ならば、それで十分だろ。

 

 

フラウィー「…………ホントに君は、それでいいの?」

 

ガルッチ「……………いいさ。本来僕は、この世にいてはならない存在。忘れられるべき存在だから、用事を済ませたら、さっさと皆のいない世界へ行くつもり。誰からも声をかけられず、誰からも見てくれる者がいない世界に、行くつもり。それに、彼女達が僕がいなくなっても、きっと幸せに過ごしてくれるしね。

 

 

ってことで、じゃあな。フラウィー。」

 

 

そして今度こそ、僕はこの場を去った。さてと、そんじゃ創造王神の力もDISK化させて、零に押し付けるか。

 

 

因みに来た方法は、空間を壊して来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-両儀零の家-

 

 

『カランカラン………。』

 

 

零「いらっしゃっ…………、ってガルッチさんですか。」

 

ガルッチ「ああ。終わらせてきた。こっちの事情をな。」

 

零「そうですか。」

 

 

指輪があるってことは、まだ送ってなかったのか………。まぁ、別にいいけどさ。

 

 

ガルッチ「…………一応、報酬も用意しておいた。この袋の中に入ってるが、依頼をクリアしない限りはあかない仕組みになってる。もう僕は、創造王神なんかじゃ無いしね。」

 

零「……………考え直す気は、無いんですか?」

 

ガルッチ「……………もう無いな。それに、この世界を立ち去った際には、僕の中にある思い出全てが消える仕組みにしたんだ。そうすれば、完全にフラン達は赤の他人。そして、皆僕がいたことも忘れる。」

 

零「……………皆?」

 

ガルッチ「皆。平行世界の全員含めて、だ。」

 

零「……………失望しましたよ、貴方にはホントに。」

 

ガルッチ「それは嬉しいものだな。失望するなら、最初から期待しなければいい話さ。僕を期待した、君が悪い。」

 

 

あー、怒ってるなこれ。まぁ、どうせ他人になるんだ。僕には関係ないけどね。

 

 

ガルッチ「さてと、その結婚指輪を頼んだよ。別に自分のものにしてもいいし、売ってもいいし。フラン達の事も、如何したいかも、勝手にしてくれ。

 

 

まぁ、本音を言えば、ちゃんと幸せにしろよ。」

 

 

そう言い捨てて、家から出ようとする…………。

 

 

零「責任転嫁も、いい加減に─────」

 

ガルッチ「『絶対服従せよ(インペリオ・マキシマ)』!!」

 

零「!?」

 

 

…………すまない、零。出来ればこんな事したくは無かったが、こうでもしないと………。

 

 

ガルッチ「指輪、頼んだ。今日から君が、第5代目創造王神だ。」

 

 

それだけ言い残して、僕は今度こそ立ち去った。

 

 

アムール『強引すぎないか?』

 

ガルッチ「あれでいいんだ。もう僕は、後戻りするつもりは無い。いや、いくらでもあったが、あのときの僕は、これが最善の道だった。フラン達を切り捨てたのも……………。」

 

ルシファー『しかし、我が主よ。何故彼女だけに嘘ついたのですか?本当は、忘れることさえ、出来ないのでは?』

 

ガルッチ「……………もう、いいんだ。僕がいたって、この罪は消えるなんて出来ないし、それだけ…………フラン達の愛よりも勝っていたってことなんだろうな…………。

 

 

使い魔達もご苦労だった。もうこれ以上、僕にいる必要はない。」

 

アムール『いや、我は貴方が必要だ。』

 

フェネクス『私もだ。帰る場所も無い以上、君に付き合うしか無い。』

 

ルシファー『元より我は、神から追放された身。そして貴様は、家族も名誉も捨てた身。ならば、それを見届けるのも、我の役目だ。』

 

イフ『私も、最期までお供する。ガルッチ。』

 

ガルッチ「………………………分かったよ。全く、ホントにしょうが無い使い魔達とイフだな………。だったら、最期まで付き合って貰うぞ。途中でやめたとか言っても、聞かないからな?」

 

 

……………まぁでも、これでいいんだろうな。フラン、こいし、イリヤ、未来、英竜お姉ちゃん、藍、士織、夜神、アギラ、ザギ。皆……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチ「さようなら、みんな…………。」

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「ねぇねぇ、こいしちゃん、イリヤちゃん。私達宛の荷物だって。」

 

イリヤ「私達宛?なんだろう………。」

 

 

その中を開けると、綺麗な指輪が4つほどあった。

 

 

こいし「何これ、指輪かな?」

 

イリヤ「すっごく綺麗………。これお兄ちゃんに見せてみる?」

 

こいし「そうだね!フランちゃんもそうする?」

 

フラン「……………。」

 

こいし「フランちゃん?何で泣いているの?」

 

フラン「え?あ、あれ…………?何でだろ……………?この指輪を見たら、何だか……………。」

 

イリヤ「?」

 

フラン「ごめん、ちょっと一人にさせて?ね?」

 

 

こいしとイリヤは、元気よく頷き、部屋から出て行った。そしてフランは、深紅色のガーネットの宝石が付いた指輪を手に取りながら見てみる。そして、何を思ったのか、外に出て行く。

 

 

辺りは夜、それも星も月も綺麗に見えるほどの快晴だった。フランは空を見上げると、そこには青い月の周りに、多数の流れ星が見えた。それをずっと見ていると、音声が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やぁ、フラン。この指輪を受け取ったということは、恐らく僕はこの世にいないだろうね。

 

 

まずは、謝らせてくれ。勝手に君達の記憶から僕を抹消させ、代わりに子ガルを僕にさせてしまってごめん。でも、それだけ僕は、ここにはいられなかったんだ。

 

 

別に、フラン達に愛想を尽かしたわけじゃ無い。って言っても、こんなの言い訳だもんね。結局僕は、誰にも相談できず、本気で信じることが出来ず、こんなことになってしまった。

 

 

僕はどうしよもない馬鹿だった。迷惑極まりなく……………、殺人鬼で、何も信じることの出来なかった……………、最低最悪な夫だったよ…………。

 

 

多分これを聞き終わったら、君は僕のことを忘れると思う。本当にごめんなさい、フランドール・スカーレット。こんな、勝手極まりない夫で、本当にごめんなさい……………。

 

 

こんな形になったけど、君と、こいし、イリヤ、未来、英竜お姉ちゃん達と、離婚させていただきます…………。けど、これだけは、言わせて貰うね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はずっと、君達のこと愛している。特にフラン、君だけは……………、他の誰よりも、愛しているから…………。君と出会えて、よかった。

 

 

ありがとう、フラン。そして、さようなら……………。』

 

 

その声を聞いたとき、フランは涙を抑えきれなかった。そして、ガルッチによって記憶修正されたはずの記憶が戻り、後悔した。もう何処にも、ガルッチはいない。気付いてやればよかったと、後悔していた。

 

 

フラン「お兄ちゃん……………、私こそ………………ごめんなさい……………。」

 

 

そして、決意する。もう二度と、悲しい思いにしないために、家族を守るために、ガルッチの意志を受け継ぎ、フランは涙を拭いて、家に戻った。

 

 

その時のフランの翼は、ガルッチのように、大きく、青い翼を広げていた。

 

 

フラン「我、忘れ去れし元夫の意志を受け継ぐ者。どうか、力をお貸し下さい。贖罪『蒼月の懺悔詩~Universal Nemesis』!」

 

 

今のフランの右眼には、ガルッチのように蒼く澄んだ色に変わっていった。フランは、永遠に忘れないだろう。例え、万人の者が、ガルッチのことを忘れ去れていようと、フランだけは忘れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「見てて、お兄ちゃん。絶対、皆を幸せにするから。」

 

 

MaryBadEND




MaryBadEND テーマ曲 『just be friends -piano version- 櫻井vocal』
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