Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-セイクリッドフォース・ザギ・マィティベース 演習場-
ガルッチside
ザギ「ガルッチ、いくら何でも迷いすぎだろ…………。」
ガルッチ「仕方ないだろ。ここに来るのは初めてだし、まるで試練の塔か迷イノ地獄か何かと思っちゃうよ。」
ザギ「なんだそこ、ガルッチがいた場所だったのか?」
ガルッチ「そんな感じ。」
しかしまぁ、滅茶苦茶広いな。ここでザギとリリカが戦っていたのか………。まぁ、その分此奴らを使うのには、持って来いの奴だな。
ザギ「それはそうとして、リリカの勝利条件、厳しくないか?そっちの方が楽なように感じるが。」
ガルッチ「いや、あのフュージョンライズを使うから、ぶっちゃけ言えば、リリカの方が有利だ。どんな攻撃でも、致命傷だし。」
ザギ「どんな、攻撃でも?待て、少し聞くが、それって………。」
ガルッチ「『球磨川禊』。此奴のカプセルと、もう一つを使う。どちらも最弱。だが、此奴は全ての攻撃を見切ることが出来て、蓄積ダメージを与え続ける事が出来るカプセルだ。此奴を扱うのは初めてだし、どこまで持つのかやら…………。」
おそらく、どのフュージョンライズの中でも最弱の位置に立ちやすい奴かもしれない。けども、今の僕にはピッタリの奴かもしれない。全てを見切りつつ、全力全開の攻撃を与える。
代わりに、体力、攻撃、防御が最弱になるけど、これ以上のフュージョンはないかもしれない。
ザギ「とんでもないフュージョン………?そういえば、右眼どうした?」
ガルッチ「あ、これ?」
ザギ「前までは右眼あったはずだ。怪我でもしたのか?」
ガルッチ「…………そういえば、友人達や校長以外の人に言うのは初めてかな?実はこれ、ある戦いで失明したんだ。」
ザギ「失明!?だが、私が出会ったときはあっただろ!?」
ガルッチ「あれは義眼。今義眼は鎖骨あたりに付けてるけど、使わないときはネックレスに擬態しているんだ。」
ザギ「なんと…………。では今まで、ずっと義眼で過ごしていたって言うのか!?」
ガルッチ「そういうこと。今の右眼は神話スタンドの居所だけど、OFFにしたら見え無くなっちゃってね。
別に治す必要はないから。」
ザギ「そ、そうか…………。」
ザギと話をしている内に、リリカも到着した。
リリカ「ガルッチさん、待ちましたか?」
ガルッチ「大丈夫、こっちも迷ってた。ここ迷路にも程があるだろ………。」
リリカ「そうですか?それより、右眼────」
ガルッチ「ある戦いで、失明していたんだ。ずっと義眼で過ごしていたが、創造王神の力が覚醒し、右眼が神話スタンド姿になって、今はOFF状態だから見えないんだ。」
リリカ「なるほど………。それはともかく、私の勝利条件は、貴男に致命傷を負わせるって言いましたけど、どういうことですか?」
ガルッチ「それは、フュージョンしたときに教える。まぁいやでも分かると思うよ?」
リリカ「分かりました。」
そして、僕とリリカは、定位置に付き、ザギは巻き込まれないように離れたところで見ることになった。
ザギ「んじゃあ確認するが、リリカの勝利条件は、ガルッチに致命傷を負わせること。そして、ガルッチの勝利条件は、リリカを気絶させること。
それでいいんだな、ガルッチ。」
ガルッチ「ああ、それでいい。んじゃ、始めるか。」
リリカ「ええ。」
リリカがガールズリングを取り出すと同時に、僕もボーイズライザーを取り出す。あの2枚のカードは、恐らく………。
リリカ「アスナさん!」
『結城明日奈!』
アスナとアルトリアって訳か。けど、やることは変わりない!
ガルッチ「『融合』!」
僕は急いで、『球磨川禊』を起動させ、ナックルに入れる。
リリカ「アルトリアさん!」
『アルトリア・ペンドラゴン!』
ガルッチ「『アイ、ゴー』!!」
次に、もう一つの最弱のカプセルを起動させ、ナックルに入れる。そのまま持ち、スキャンする。
ガルッチ「『ヒア、ウィー、ゴー』!!」
『フュージョンライズ!!』
リリカ「…………そのスケルトン、一体。」
「よう、初めましてかな?一応言っておくが、俺は手加減する気はさらさらねぇからな。」
アルトリア「………気を付けた方がいいですよ、リリカ。どうやら、あのスケルトンとあの少年から、危険な力を感じます。」
禊「『やだなぁ。』『僕は最弱なんだけど。』」
アスナ「凄く弱い力を感じるけど、異質な気が………。油断しないで、リリカさん。」
リリカ「ええ。」
「ガルッチ、やるからには、分かってるだろうな?」
ガルッチ「無論だ。行くぞ、リリカ。」
リリカ「はい!『光り輝く聖剣の力、お借りします』!!」
ガルッチ「覆せ!最弱!!」
リリカはガールズリングを掲げ、僕はボーイズライザーを突き出して、トリガーを引いた。
『フュージョンアップ!!』
『フュージョンガールズ!!ランベントエクスカリバー!!』
『サンズ!球磨川禊!ボーイズライズ!フィクションヴァニア!!』
リリカ「『『閃光の聖剣に────って、ちょ!?』』」
リリカの融合が終わり,決め台詞を言うとしたら,此方の攻撃を始めたらしく、リリカはそれを避けていた。
ザギ「お、おいガルッチ!!決め台詞を言ってる最中に、攻撃するか!?」
ガルッチ「『『悪いけど、これはサンズに文句言ってくれ!どうやら此奴、初撃で最大の攻撃を仕掛けるらしいからさ!!』』」
リリカ「『『何ですかそれ!?卑怯にも程があるでしょ!?』』」
それには同感。リリカが避けきったと同時に、僕の融合も終わった。その姿は、上半身が青いジャケットを着込んでいて、下半身は学校用のズボンをはいているという、どう見てもミスマッチ感が半端なかった。
んじゃ、サンズの台詞を言った後に始めるか。
リリカ「『『全く………、それじゃあ改めて。閃光の聖剣にて、闇を払う!!』』」
ガルッチ「『『it's a beautiful day outside.
birds are singing,flowers are blooming……,
on days like these, girls like you………,
Should be burning in hell!』』」
今ここに、僕とリリカにとっての最悪な戦いが始まった.
next episode
新たなフュージョンライズ
『Sans』(Undertale)×『球磨川禊』(めだかボックス)=『フィクションヴァニア』(覆せ!最弱!)
どこに打ち込まれても致命傷と言われるほどのひ弱な禊と、体力攻撃防御に加えて1という最弱同士のフュージョンで、あらゆるフュージョンの中でも1番弱すぎるフュージョン。
が、サンズには全ての攻撃を見切る力があり、どんな攻撃でも必ず避けることが出来る。そして、攻撃時にはどれだけ防御しても必ず1ダメージが通り、しかも当たり続けるとその分のダメージが蓄積されていく。
仮に致命傷を負っても、禊のスキル『過負荷『
実際ガルッチも、このフュージョンを使うのは拒んでいたが、ある決断の為にこれを選んだらしい。