※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode9 全王神の先祖

-ピーチ城-

 

 

ガルッチside

 

 

あの黒い光が見えたが、あの様子だとベヒーモスのところにいったのかな?

 

 

未来「それにしても、キノコカップ決勝戦の時の本音凄かったなぁ。」

 

英竜「確かに、私達の力を遥かに超えてた。全王神様ですら、抑えきれないほどだ。」

 

 

本音か。確かに凄かったけど、何故だろう?何処かで見た気がする………。

 

 

未来「ガルッチ?どうかしたの?」

 

ガルッチ「いや、ちょっと考え事さ。」

 

英竜「本音の事か?」

 

ガルッチ「うん。あの力、自然の力を感じたけど、あの力は尋常じゃない。一度間違えれば、大厄災を起こしてもおかしくないほどの力さ。

しかも、あの力……………有り得ないかもしれないけど…………。ちょっと待て?」

 

 

今思えば、母さんの名前は無かった。けど、虚王魔神だと伝えた全王神には名前があった。確か未来は、僕の前に現れた全王神は『多重存在』だと言ってた。

でも僕にはそうは思えなかった。ホントに目の前に死んでいったかのような、そんな感じがした。

だとしたら、あの遺跡にあった神々の名前は一体…………?

 

 

英竜「ガルッチ?」

 

ガルッチ「………ラチがあかない。こうなったら、此奴を使うか。『魔蝕篇帙(エーイーリー)』!」

 

未来「いつ見ても、ホントに禍々しい本だね………。紫と黒って………。」

 

 

もし、僕が知ってる母さんと、僕が出会った全王神とは違う存在だとしたら、辻褄が合わない。それじゃあ僕は、いつ『虚王魔神』になったのか、分からなくなって……………。

……………………何だって?

 

 

ガルッチ「…………どういう事だ!?」

 

英竜「ガルッチ?一体何が────」

 

ガルッチ「それじゃあ僕は、それだけの歳を取ってることになるじゃないか!!」

 

未来「あの、ガルッチ?如何したの?」

 

ガルッチ「……………実在していた。」

 

未来「?」

 

ガルッチ「全王神『ヴァルハラ・ゼウス・セラフィム・ケテル・アスガルド』、この人は実在していたんだ!」

 

未来「何だって!?」

 

英竜「ちょっと待って、ガルッチ。全王神様には、名前が───」

 

ガルッチ「それがどうも引っかかってたんだ。そして調べて分かった…………。この人は、初代全王神なんだよ!!」

 

未来英竜「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!」」

 

 

つまり僕は、その初代の息子になる。だが辻褄が合わない。初代全王神ならば、その人が僕の父親か母親のどっちかになる。でも今は、今の全王神。つまり母さんが、僕の母親。何故そうなったのか?

その答えには、『魔蝕編帙(エーイーリー)』に載っていた。

 

 

『───(前略)───自身の息子を殺したことには神々でも有名で、ヴァルハラ自体も悔やんでいた。その為、次の世代にこう伝えた。

『我が息子、虚王魔神は再び、人間として生活している。しかしいずれ、自分が何者なのかを知ることだろう。その事は、いずれ僕が伝える。伝え終わったら、今度こそ消える。代わりに、まだ見ぬ全王神達に、息子を託す。』

そう伝えた後、息を引き取った。』

 

 

要するに、初代の遺言を聞いて、新たな全王神達は僕を見守ってた事になるのか…………。なんだよそれ、んじゃあ母さんはずっと、初代の遺言を…………。

 

 

ガルッチ「全く、本当の親は、初代全王神だったなんて…………。」

 

未来「って事は、今の全王神様は、一体何代目なの?」

 

英竜「寧ろ、ガルッチ自身が、初代全王神の息子…………っていうより、それだけ長く生きてる事になるな。」

 

ガルッチ「どんだけ波瀾万丈な人生を送って生きているんだ?一体………。」

 

英竜「というより、波瀾万丈な人生を送ってるにもかかわらず、幸運Eじゃないのが不思議だけど。」

 

ガルッチ「いやぶっちゃけ、Jランク、百歩譲ってFランクでも不思議じゃ無いけどね………。でも、Aランク、悪く見積もってC-ランクなのは、多分決意なのかな?まぁ、C-は多分『女祝の相』が原因だろうけど…………。」

 

英竜「なんか見知らぬ女性の人が、家の前に居たのはそれが原因か。ヘラには相談したか?」

 

ガルッチ「したよ!したにも関わらず、効果が薄いんだよ!?ヘラの顔も『( ゚д゚)ポカーン』ってするほどだよ!?」

 

未来「…………別の意味で、幸運Eランクだね。」

 

 

全くだよホントに。

 

 

未来「それじゃあ、本音の自然の力は、元は全王神様の先祖が?」

 

ガルッチ「どうだろう。ただこれだけ言えることは、全王神という存在が誕生したのは、一つの次元が誕生したときだけ。他は不明なんだ。」

 

未来「そっか…………。」

 

英竜「此が終わったら、一度調べた方が良いかもしれないな。」

 

 

『魔蝕編帙(エーイーリー)』を閉じた途端、フラン達がこっちに戻ってきたのが分かった。どうやらその様子だと、勝ったようだ。

さて、勝ちに行こうかな。ミックススポーツに!!

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

 

ⅩⅢside

 

 

どうやら、あっちも終わったようっすね。そろそろ動くとするかな。

 

 

ⅩⅢ「パラド、グラファイト。行くぞ。先回りして、スターカップに行こう。」

 

パラド「ようやく戦えるのか。心が踊るぜ!」

 

グラファイト「時間いっぱい鍛えたんだ。絶対優勝するぞ!」

 

 

優勝は、俺らが貰う。覚悟してもらうっすよ。

 

 

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