Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-空の原点-
エデン「『『全く…………、予想以上に苦戦を強いられてるな…………。』』」
零「『『ここまで長期戦は…………、体力的に厳しいですね…………。』』」
エデンと零との戦いは、誰もが想像した以上に長期戦と化していた。零がビルドに変身したのか、多少の体力も強化されたものの、途中から逆転、エデンが劣勢と成り果てていた。
零「『『驚きましたよ…………、闇創造王神との戦いに、使ったはずの力を、長期戦まで持ち込めたんですから……………。』』」
エデン「『『ああ……………。青ざめたよ…………、その人が負けた理由が…………、納得いく……………。けど…………、チェックが甘かったな……………!』』」
零「『『?』』」
エデン「『『…………これを見ている者よ、しかと見るがいい…………。君が創造王神を超えるように……………………。
俺も、その先を超えよう!!』』」
エデンの周囲から、これほどのないほどの魔力が溢れかえっていた。恐らくこれを見ている者には感じられないほどの魔力が、エデンから解き放たれていたのだ。
エデン「『『我に認められし、二人の王。いや、あらゆる全てを司る二人の王よ。どうか………、力を、お貸し下さい!!!』』」
-???-
風龍side
「!?な、なんだ!? エデンの力が…………、一体!?」
風龍「…………彼の力、見くびっては駄目ですよ。」
「風龍………、いつの間に。」
風龍「色々とあるんですよ。」
ガルッチ、いずれそれを使うと思ったよ。
風龍「彼にだって切り札があります。それも、闇創造王神とは計り知れないほど、そして、過去や未来、平行世界の最強が束になっても、超えるほどの…………。
初代全王神ヴァルハラ、TOAA。もしこの二人が、融合したら、どうなると思う?」
「ヴァルハラ?しかし彼は、闇創造王神には勝てないはずじゃ──────」
風龍「ああ、勝てないさ。本気じゃないならな。」
「?」
風龍「まっ、それでもみんな共通して絶対勝てないのが、ギャグの塊なんだけどね。」
「風龍、お前は一体……………。」
風龍「……………ただの『異次元の人間』さ。エイリアンマンさんと同じように、僕もまた、作者として、ガルッチ達を見守る者さ。
さぁ、始まるぞ。ガルッチの、覚醒した姿。」
-空の原点-
エデンside
【ガッチョーン………。ガッシューン………。】
とりあえず、このゲーマドライバーΩを外しておこう………。多分このフュージョンには耐えられないはず……………。
エデン「『『力を、貸してくれ!『融合』!!!』』」
まずは『ヴァルハラ』を起動させ、ナックルに入れる。
エデン「『『『アイ、ゴー』!!』』」
次に『TOAA』のカプセルを起動させ、ナックルに入れる。そして、それらをスキャンする。
エデン「『『ヒア、ウィ、ゴォォォォォ!!!!!』』」
『ファイナルフュージョンライズ!!!!!』
エデン「『『ヤァッ!!!』』」
『ヴァルハラ!!!TOAA!!!
我、全てを司る王の名の下に!!!!』
ボーイズライザーから虹色の光が現れ、『アックスカリバー』と似たようなものが形として現れた。
両刃があり、剣にもなれば、両刃斧にもなり、その斧の先端にはカプセルを入れられるような形状があった。
ヴァルハラのカプセルがナックルから飛び出し、そのカプセルを先端に差し込んだ。
『ヴァルハラ!!!』
零「『『い、一体その力は…………!!』』」
エデン「『『創造王神の名の下に、全王神ヴァルハラ。TOAA。全身全霊の力、解放して貰う!!
零!!!しかと見よ!!これが、僕が歩んだ軌跡!!『この世の全ての刃』となった、我が生涯!!!
何度も地獄を体験し、幾度の絶望を味わい続け、多くの大罪を背負い続け、それでもなお戦い続けた男、『ラーク・バスター・ガルッチ』の軌跡だ!!!!
変えるぜ!!!運命!!』』」
『Eins!!』
鐘の音が鳴り響き、虹色の羽根が舞い上がっている。
エデン「『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』」
『ファイナルボーイズライズ!!!エターナル・オブ・ザ・オールゴッド!!』
零「『『な、何だ?!何この力?!見たことない!!!』』」
虹色の粒子が放たれると、僕の衣装が変わった。衣装的には、天空シリーズの色が虹色になっていて、背中には大きな虹色の翼と、それに見合うかのような色のマントが装飾されていた。
髪の色も、それに合わせてあった。
TOAA『……………待っていたぞ、我々を使ってくれるのを。』
ヴァルハラ『ガルッチ、その力は────』
エデン「『『(分かってる。3分以内に片付ける。)』』」
TOAA『………五代目創造王神よ、最弱に見せつけてやれ。修羅場をくぐり抜けた、お前の力を。』
無論だ、TOAA。
エデン「『『行くぞ、闇創造王神を倒した英雄よ。そのフュージョンの時間は、十分か?』』」
零「『『そっちこそ、残り時間で決めてやる!!』』」
sideout
BGM 『ムゲン魂のテーマ』
エデンはすぐさま逆手持ちをし、零に近づき攻撃を仕掛ける。だがそれを避け、今度は零の攻撃が始まった。
しかし、当たる直前、零は吹き飛ばされた。避けたときから、既にエデンの攻撃が当たっていたのだ。
『多重次元屈折現象』を使い、平行の自分が回避した場所を何回も斬りかかっていたのだ。
零「『『早っ!?』』」
エデン「『『まだまだだ!!』』」
吹き飛ばされた零を追いかけるエデンは、そのまま攻撃を続ける。だが、零もやられっぱなしではなかった。
カウンターと言わんばかりに、特大の攻撃を放つ。そのまま回避はしたものの、ダメージを負ってしまった。
零「『『負けて、なるものか!!!』』」
エデン「『『全く、ホントに最弱とは思えないな。アンリマユか何かかこれ…………。』』」
体制を立て直し、順手持ちに変え、『アックスモード』に変えた。そのまま突進し、大きく斬りかかる。
零「『『!?』』」
エデン「『『オラァァァァァァァァァ!!!!!』』」
今度は振り上げて、もう一度ダメージを負わせる。
零「『『負けるかぁぁぁぁぁ!!!』』」
『ブシャァァァ!!』
エデン「『『チッ!だったら!』』」
『Eins!!Zwei!!』
エデン「『『『ツヴァイ・ゼルレッチ』!!!』』」
振り落とすと同時に、零の後ろにも斧の残像が現れ、そのまま叩き切った。
エデン「『『『神速・閃光斬』!!!』』」
多数の技を使いながら、零を再び劣勢へと戻した。
-???-
風龍side
「(°д°)」
風龍「こ、こりゃやばいな…………。ここまで、動けたなんて……………。」
うん、これは想像以上かもしれない…………。多分TOAAも、ポカーンとして見ているに違いない………。
「ふ、風龍。これが、エデンの?」
風龍「ええ、これがガルッチの力。ですが、あのフュージョンの事ですが、最終形態だと思ってませんか?」
「え?」
風龍「あれでも、中間形態です。」
「何ィィィィィィィィィ!!!!!!!!」
風龍「もう一人、認められない限り、真の黒幕を倒せないかもしれませんからね。」
「真の黒幕?風龍、君はそれを知ってるのか!?」
風龍「ええ。ですが、現状は教えられません。ただ、言うなれば、彼の者こそが、闇創造王神を生み出した愚か者、と言うべきでしょう。
それでは、神皇帝様。」
まぁ、彼を認めるには、相当骨が折れるぞ、ガルッチ。それに認められたら…………、まぁそれはガルッチ次第だな。
風龍「そうだろ?闇創造王神。」
闇創造王神「バレてたか。やっぱり、君にはどうもバレちゃうみたいだね。」
風龍「そりゃあそうさ。でも、さすがにその姿は駄目だろ?もしガルッチが困惑したら如何する?」
闇創造王神「大丈夫、彼と僕とは別人。雰囲気も違うから、大丈夫だよ。」
風龍「いや、そうだが…………。まぁいいか。」
闇創造王神「それじゃ僕は、あの城に戻ってる。じゃあね。」
闇創造王神は、僕の目の前から消えた。やれやれ、あっちもあっちで、大変だろうな。
sideout
-空の原点-
零とエデンは、お互いに攻撃している内に、ついに限界を迎えようとしていた。
零「『『はぁ…………、はぁ……………。』』」
エデン「『『そろそろ、3分になりそうか…………。』』」
零「『『だったら、これで決める!!!』』」
エデン「『『フィニッシュは、必殺技で…………!!』』」
『解放せよ!!時空最強の技!!』
『Eins!!Zwei!!Drei!!!』
零の両腕が赤く光り、エデンは3回ほどかざした後に剣に持ち替え、構えていた。勝負は、一瞬だった。
零「『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』』」
エデン「『『輝け、これが我が軌跡!!『
BGM終了
-旅館 外-
言峰「…………両者、引き分け。」
これを見ていた皆は、今までかつてないほどのずっこけをかました。何しろエデンと零は、お互いの技に直撃していて、そのまま倒れ込んだのだ。
零「ひ、引き分けって…………。」
エデン「うへぇぇぇ…………、しんどい…………。これリリカと戦ったら、同じ結果になりそうな気がする…………。」
零「…………一つ、いいですか?」
エデン「?」
零「何故、ムテキガシャット使わなかったんですか?それがあったら、この勝負は、貴方が勝ったはずです…………。」
エデン「……………次元が違うの。多分今まで通り使ったら、『ゲーマドライバーΩ』と『アルティメットムテキガシャット』は、ぶっ壊れると思うからね……………。どっちにしろ、引き分けにしか持ち込めなかった……………。」
零「そうですか…………。」
エデン「それに、だ……………。よかったのか、そのフュージョン使って。」
零「どう言う、意味ですか?」
エデン「今の戦いで、そのフュージョンの能力を『覚え』ちゃった。再現しようと思えば、そうする事も、出来ちゃうかもしれない…………。」
零「!?」
エデン「冗談、冗談だよ。覚えたからって、技量不足で再現し辛いし、何より理不尽極まりないしね……………。」
零「驚かさないでください……………。」
エデン「まぁ、闇創造王神に勝った理由は、納得したよ…………。そりゃあんな力使ったら、流石に同情するわ、其奴に…………。」
零「貴方が使ったら、多分終わってましたね。」
エデン「使わん。君の切り札は、君のものだし、僕の切り札は、僕自身で決める。真の切り札は、まだ持ってるからね。」
零「あれより!?」
エデン「……………まあね。と、とりあえず、『歌』で癒すか。」
零「歌で?」
エデンは、さとりとこいしが歌っていた曲『夢一夜』を歌い始めた。その歌は、とても綺麗で、癒されるかのような歌声を放っていた。
が、零はすぐさま異変を感じ、体を調べると、今まで受けた傷が治っていた。癒されるのではなく、本当に『癒し』ていて、エデンの傷も治っていった。
エデン「………ふぅ。使ってみたが、案外強力だな。この『神話スタンド』。」
零「え?あれが!?」
エデン「そう。実はこの右眼の虹色の瞳、スタンドなんだ。『エモーショナル・シング』、それがスタンド名ってわけ。」
零「それが、ですか…………。」
エデン「…………さて、立てるか?今日はもう少し泊まり込みした方がいいかもしれない。お互い、あの戦いで疲労感半端ないしね………。詫びとして、なんか作ってあげよっか?」
零「いいんですか!?」
エデン「勿論だ。これでも料理結構してるしね。和洋食中華等々、色々作れるぞ。殆ど繊細だけど。」
そうして、エデンと零は旅館に戻り、フラン達はそれに追いかけた。
言峰「……………出来れば、決まって欲しかったなぁ。」
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