Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-前哨基地-
リリカに対しての想いを葛藤しながら、数日間も前哨基地で保護されてたエデン。いつの間にか朝沙美や杏奈、誠、そしてその部下達に気に入られたり弄られたり(主にリリカに関する事)等と過ごしていた。
だが、その日々に終わりを迎えようとしていた。
朝沙美「…………ガルッチさん、リリカさん。」
エデン「?」
リリカ「どうかなさいました?」
朝沙美「……………落ち着いて聞いて下さい。私達のボスから、ある命令が下されました。『ワールド・フロンティアを、滅ぼせ』。というのが来ました。」
エデン「!?」
リリカ「なっ!?」
遂に朝沙美のボスから、命令を下されることとなった。それだけではない、その他のエリアの前哨基地でも同じ命令が下されていた。
エデン「まさか、その命令を受諾したわけじゃ────」
朝沙美「……………。」
エデン「…………嘘だろ。貴方はそれでいいんですか!?」
朝沙美「分かっています…………、貴方が言いたいことはよく分かります。…………ですが、私には仲間を見捨てる事は出来ませんし、その友人の期待を、裏切る訳にはいかないのです………。
皆さんも苦々しい思いをしていますが、裏切ればどうなるのか…………。恐ろしくて、従わざるを得ないのです。
私も説得しようとしましたが、結果は先延ばしだけで、命令は絶対………。」
リリカ「…………。」
朝沙美「いずれ此方にも、視察する者が来るのも、時間の問題です。その間、あなた方はここから離れた方が賢明です。」
エデン「…………分かった。」
リリカ「ガルッチさん!?いいのですか!?」
エデン「今ここで待ってたら、苦戦する可能性がある。それに、リリカはマスターがいない以上、何時消滅してもおかしくないんだし。」
リリカ「あ…………。」
エデン「忘れるなよ…………。因みにだが、僕をマスターにするのは無理だ。理由は聞くな。」
リリカは首を傾げるも、それ以上は聞かなかった。すると………。
「朝沙美殿、一番早い馬を用意しました。」
朝沙美「ありがとう。下がって。」
「ハッ!ガルッチ殿、リリカ殿、短い間でしたが、お世話になりました………。」
エデン「………戦いたくはないが、やむを得ないしな。こっちこそ、ありがとう。」
朝沙美「こっちです。」
-前哨基地 前-
エデンとリリカは、朝沙美達に見送られながら一番早い馬に乗った。前はエデンで、後ろはリリカが捕まる形となった。
杏奈「ガルッチさん、次出会うときは、戦場で………。」
誠「俺達の敵ではあるが、楽しかったぜ!」
『本当に、ありがとう御座いました!!』
朝沙美「………あの───」
エデン「何も言わないで、朝沙美さん。いずれ、戦場で会うことになります。加減無しで、貴方方を倒すので………。それまでは、また。掴まってろ、リリカ!」
リリカ「はい!!」
そして、2人は朝沙美達がいる前哨基地を後にし、フラン達が待ってる基地に向かった。
-道中-
エデンside
おー、早い早い!スレイプニル並みに早いなこれ!?これならすぐにつきそうだ!!
リリカ「は、早くないですか!?」
エデン「確かに!並みの馬じゃ、こうはいかなさそうだな!!これならすぐに────」
リリカ「って、また木が───」
エデン「よっと!!」
流石に二度喰らってたまるかっての!!って、また木…………ん?何でここまで木が目の前に現れるんだ?
エデン「なぁ、何か結界でも張られているのか?」
リリカ「分かりませんが、目の前に現れる木々は、恐らく魔力で作られたと思われます。」
エデン「幻の可能性は?」
リリカ「高いですね。」
エデン「なら、ここは突っ切るのみ!!」
『バッ!』
そのまま木にぶつかろうとすると、すり抜けていき、気が付くとフラン達がいる基地に到着した。
しかもご丁寧に馬もいなかった。
エデン「突っ切ったら帰れるって凄いな………。」
リリカ「時間はかかりましたが、ようやくですね。早くこの事を皆さんに伝えないと。」
エデン「そうだった。急ごう!」
アスト『あー、ところでさ、俺の存在忘れてなかったか?』
あ、ごめんアスト。すっかり忘れてた。
アスト『おい………。』
-プププエリア ファンタジアの基地-
『ガチャッ!』
エデン「皆!遅くなってごめ────」
3人「「「ウニャー!!!」」」
『ガツンッ!』
ゴフゥッ!?フラン達の体当たりが……………!?
エデン「い、今のでゲージが瀕死に………。」
フラン「何でリリカさんに惚れちゃうのよ!一体何がどうなったらそうなっちゃうのよ!!」
こいし「そうよ!今までそんなことなかったのに、急に如何しちゃったの!?」
イリヤ「いくら何でも酷すぎるよ!?ねぇ、ホントに何でなの!?」
アキ「待って待って3人とも!!落ち着いてください!!」
ルビー『ストップ!ガルッチさんの体力は0ですよ!?』
エデン「」チーン 【GAME OVER】
ルビー『ホントに0になった!?』
エデン「っていうブラックジョークはこの辺にして、今はそれどころじゃない。」
フラン「どう言う事!?」
エデン「朝沙美から聞いた情報だと、『ワールド・フロンティアを滅ぼせ』っていう命令が下されたんだ。」
アキ「なんだって!?」
その後、僕とリリカは詳しく教えると、メサイアとカービィからこう言う情報がきた。どうやらエネミー・ヴィランズと悪役連合からも、ワールド・フロンティアに対して宣戦布告を叩きつけたのだ。
フラン「お兄ちゃん、これは…………。」
エデン「…………メサイア、カービィ。他のファンタジアの戦士達に通信を繋げて。奴らの宣戦布告、買ってやろうじゃんか。」
メサイア「分かった。」
ってな訳で、メサイアとカービィは、他のファンタジアの戦士達に繋げて改めて自己紹介した後、本題に入り、団結力を高めた。
そして、リリカのマスターに関しては、カービィがやることになったが、何故か魔力に関しては僕がやることに………。
いやなんでさ……………。
カービィ「───告げる。
汝の身は我の下に、我が命運は汝の剣に。聖杯のよるべに従い、この意、この理に従うのなら、我に従え。ならばこの命運、汝が剣に預けよう。」
リリカ「セイバーリリカ、その誓いを受けます。
これより、貴方を我が主として認めましょう。カービィさん。」
とりあえず、カービィの右腕に令呪が宿したのを確認した。見たところ、6つの翼の中心にオーブリングらしき物が描かれていた。
そしてその夜………、いつも通り屋上にて月を見上げようとすると、誰かがいることを察し、だが夜空を見上げながら声をかけた。
エデン「そこにいるんだろ、『新生ⅩⅢ機関』。その様子からして、リーダーなんだろ?」
「やはり見破られたか、虚王魔神。いや、今は創造王神だな。」
エデン「…………僕を知ってるってことは、アンタが『十三王神』の関係者で合ってるか?それとも、希望と同じ『忘れ去られた十三王神』の1人か?」
「ご名答。言うなれば、私は『虚無王神』だった者だ。」
虚無王神………、か。
エデン「何のためにノーバディとなり、ゼムナスを裏切ってまで、『新生ⅩⅢ機関』を作った?」
「…………我が愛しき者の仇。その為に、全てを滅ぼす。」
エデン「愛しき者?」
「…………貴様には何も分かるまい。私にとって、唯一の愛した人が、神々にうっかり殺してしまい、単なる事故だったと言われたこの気持ちを!!」
エデン「…………うっかりねぇ。だからこそ、全てを滅ぼす事を考えたのか。」
「そうだ!!その為に、エネミー・ヴィランズと悪役連合、転生者連合と手を組み、手始めにこの世界を滅ぼすことにしたのだ。」
…………八つ当たりだな、これは。復讐は何も産まないなんて、綺麗事を言えるほど、僕は出来てない。
僕は復讐をするなら、最後の最後までやり遂げる。終わって虚しくなると分かっていても、中途半端でやめるつもりなんてない。
エデン「ならば、僕は全てを守ろう。お前が全てを滅ぼすのならば、僕は全てを守る。お前がやろうとすることは、僕が、いや僕達が止めよう。
宣戦布告だ、『虚無王神』。」
「…………そうか。だが互いに準備期間がある。終わり次第、襲撃しよう。それと、今の私の名は『ギャラクシー』だ。
では、また会おう。アルカディア・エタンセル・エデン。」
……………不愉快だが、懐かしい名前だ。敵であるお前が、その名前を呼んでくれるとは、思ってもみなかったな。
さて……………。
『ピッ』
エデン「アギラ、少しいいか?頼みがあるんだが─────」
こっちもこっちで、戦力を増やすか。怪獣娘と、ベリアル率いる者達を呼んで、奴らに対抗できる手段も考えないと。
後は、キーブレードを使える者も呼ばなくては………。
さぁ、始めようか。転生者連合、エネミー・ヴィランズ、悪役連合、新生ⅩⅢ機関。
『Chronicle wars』の開幕と行こうじゃあないか。
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