※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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…………何時かこうなると思ってたが、こうも早く起こるとは。


けど、これを救えるのはリリカだけ。けど一体、ガルッチは何(・)処(・)から来たんだ?



7期op 禁忌降臨庭園セイレム主題歌 『清廉なるHeretics』


GAME9 『エデンの正体』
episode164 フランの覚悟


-精神隔離施設-

 

 

精神隔離施設とは、異常すぎる精神を持ったものが集まる施設で、ある意味牢獄のような場所である。

現在エデンは、その最深部のところで隔離されていた。それだけでなく、多重な結界、厳重な守り等があって、入るのも出るのも一苦労な部屋だった。一応、外から覗くことは出来るらしい。

 

 

こいし「お兄ちゃん……………。」

 

イリヤ「そんな…………、お兄ちゃんがなんで…………、こんなことに…………。」

 

ルビー『流石の私でも、こんなガルッチさんは見たことありません…………。』

 

 

今覗いているのは、こいし、イリヤの2人とルビー。フランはというと、出来るだけ覗かないようにしていた。

 

 

フラン「…………………………。」

 

こいし「フランちゃん……………。」

 

フラン「ごめん、今は1人にして……………。」

 

 

 

フランside

 

 

 

お兄ちゃんが倒れた。そんな話が、マダラさんって言う人から聞いた。嘘だと思いたかった。だって、お兄ちゃんは……………、お兄ちゃんは……………、どんな状況でも頑張って来た人だもん……………。

なのに、なんで……………なんでお兄ちゃんが、こんな施設に入れられるの…………?なんでお兄ちゃんばっかり、こんな目に遭うの…………?

 

 

見なきゃいけないのに…………、見たくない………。お兄ちゃんが苦しむ姿なんて…………、見たくない…………。

もしお兄ちゃんが、本当に死んじゃったら?もし、お兄ちゃんがずっとこの施設に入れられたままだったら…………?

 

 

私……………、私……………!!

 

 

ヴォルデモート「フランドールか?」

 

フラン「あ、ヴォルデモート…………。」

 

ザギ「フラン、大丈夫か?随分と辛そうな顔をしているぞ?」

 

フラン「……………。」

 

リリカ「ガルッチさんは、この先ですか?」

 

フラン「……………うん。」

 

リリカ「…………本当に、こんな施設に入れられたんですね。一体、何が…………?」

 

フラン「お医者さんが言うには、お兄ちゃんは今、何かに犯されてるらしいの…………。途轍もない邪悪で、狂気的な、何かと…………。そのせいか、お兄ちゃんの精神も、魂も……………穢されてるらしいの……………。」

 

ザギ「……………ウルトラマンモンスターよりもか?」

 

フラン「……………多分、ザギが思っている以上に邪悪だと思う。どんな奴なのかは分からないけど、その存在は、邪神アザトースとゴジラと重なり合わせたような、感じって、言ってた。」

 

ザギ「ムゥ…………、恐らくガルッチ殿のことだ。奴に潜む何かは、私やお姉様を軽く越えているはず…………。にもかかわらず、リリカだけが救えるというのは……………。

 

 

フラン、何か聞かされて……………?」

 

フラン「……………ごめん、これ以上は……………。」

 

 

これ以上は耐えられない……………。お兄ちゃんの話をしようとすると、苦しくて……………、怖くて…………。

もしこれで、お兄ちゃんが二度と目を覚まさなかったら………………。

 

 

ダンブルドア「フラン……。」

 

フラン「ダンブルドアさん………?」

 

ダンブルドア「ガルッチの荷物から、このようなものが…………。」

 

 

ダンブルドアさんが手にしていたのは、お兄ちゃんがよく使ってたガシャットだった。けど、絵柄は『忘れない思い出』と描かれたものだった。

 

 

その隣には、ガシャットに差し込むようなものと、見たことないものだった。けど、これは多分お兄ちゃんが作ったものなんだって言うのは分かった。

 

 

フラン「でも、なんで私に?」

 

ダンブルドア「この器具に、紙があっての。しかもこれ、君にあげるものじゃったらしい………。

 

 

しかも、この紙の内容に、1人で見て欲しいものもあるらしい。詳しいことは、この紙で記されているようじゃ。」

 

フラン「…………。」

 

ダンブルドア「一度、一人っきりの場所で見てみるかい?」

 

フラン「……………うん。」

 

 

ダンブルドアさんは私の頭に乗せると、『姿くらまし』をし、着いた場所は………、お兄ちゃんがかつて住んでいた世界『End of The World』であり、よくお兄ちゃんが使っていた『孤独の岬』だった。

 

 

-孤独の岬- -黄昏ノ刻-

 

 

見終わったら来るからのと伝えたダンブルドアさんは、そのまま何処かへ行ってしまった。そういえば、お兄ちゃんは時々、この岬に来ていたけど、何を考えていたのかな?

 

 

私達かな?自分のこと?愛人達のこと?お兄様やお姉様、さとりさんのこと?未来お兄ちゃん?英竜お姉ちゃん達?それとも…………?

 

 

いつもならこんなに考えないはずなのに、お兄ちゃんがああなったのか、不思議とそう言うのが、頭に浮かんできた。

本当にお兄ちゃん、何を考えていたんだろう…………。

 

 

 

…………何やってるんだろ、私。お兄ちゃんがああなっているのに、こいしちゃんとイリヤちゃんは見ているだけど、リリカはお兄ちゃんを助けようとしてるのに…………私だけこんな場所にいるなんて…………。

分かってるよ、それぐらい………。けど、何も出来ないよ…………。

 

 

…………そういえば、このガシャット。一体何が記録されているんだろ?

 

 

フラン「えーっと、これを押してから、かな?」

 

 

【メモリーズ!】

 

 

メモリーズ?まぁ確かに、思い出だから分かるけど………。それを、この差し込む奴に入れるんかな?

 

 

【ガッシャット!】

 

 

すると、装置が起動した。そこから青い光が放たれ、目の前にはお兄ちゃんがいた。

 

 

フラン「お、お兄ちゃん!?」

 

 

じゃないよね………。だってこれ、データだと思うし………。そういえば、お兄ちゃんは何を見せたかったのかな?

 

 

エデン『えーっと、これでちゃんと映ってるんだよね…………?』

 

『はい、ちゃんと映ってます。』

 

エデン『よかった…………。映ってなかったら、如何しようかと思ってたけど…………。じゃあ早速…………。

 

 

フラン、1人で見てるかい?これを見ているって事は、多分未来の僕はそういう事態に陥ってしまったってことなんだろうね。』

 

フラン「……………お兄ちゃん。」

 

エデン『先ずは、この記録は自動で見れるようにしてあるんだ。勿論、この記録を見るには、フランが起動してくれた事と、もう一つはフランが孤独の岬に居ることだけ。

 

 

それでこの記録を覗けるからね。』

 

 

なんだ、お兄ちゃん…………最初からそんなことしてたんだ…………。わざわざ自分でやらなくても…………、ちゃんとしてくれたんだ…………。

 

 

エデン『さてと、本題に入らせて貰うけど…………、ごめん。フラン。』

 

 

え?お兄ちゃん?

 

 

エデン『僕、未来でああなったのは、ちゃんとした理由があったんだ。正直、自分でも信じられないとは思うけど、でも、納得できる部分もあったし…………。

 

 

本当なら、謝るべきなのは、フランだけじゃ無いけど、打ち明ける勇気がなかったから、それでフランだけに、って感じになったんだ…………。実は、僕は─────────』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………お兄ちゃんが喋り終わったけど、私はショックだった。お兄ちゃんは最初(遠藤宇宙の頃)から、皆に嘘(・)ついていたんだ………。それも、とんでもない嘘をついて………。

 

知らなかった…………。ううん、知りたくなかった……………。だって、お兄ちゃんが……………そんな嘘をつくなんて、信じたくなかった…………!

 

 

エデン『多分フランは、僕が言ってたことなんて、信じないだろうけど、これが僕の本当の真実なんだ…………。

 

 

この映像を撮り終えたら、僕はこの記憶を抹消させる。だから、お願いがあるんだ。

 

 

もし僕が、僕の中にいる化け物。いや、名付けるなら『アザトース・ゴジラ』というものに、僕の精神、魂を滅ぼされたら……………、きっと皆を滅ぼそうとするだろう………。

だから、もしそうなったら………………、僕を殺してくれ。』

 

フラン「!!」

 

エデン『けど、多分風龍さんは見抜いているだろうな。あの人作者だし、何処かで気付くはず…………。

 

対策もしてるだろうから、今のところは、こう言う頼み事は無しにはなるだろうけど、念のために頭に入れておいてくれ…………。

 

 

ただ、もし…………、もし…………だけど…………。』

 

フラン「何?何なの!?言って!言ってよお兄ちゃん!!」

 

エデン『…………こんな、嘘つきな僕だと分かっても………………、ずっと、ずっと見て欲しいんだ…………。こいしやイリヤ、未来、お姉ちゃん。ううん、他の愛人達よりも、1番愛している君だけに、見て欲しいんだ…………。

 

 

そして、刻が来るまで……………僕と傍に居て欲しい…………。だから…………、だから…………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン…………。僕を、僕のような奴を、『助けて』。』

 

 

……………映像が終わり、ガシャットは勝手に外れた。

 

 

お兄ちゃんは、私を助けてって言った。こんな私を、頼りにしてくれた。なのに私は、何馬鹿なことをやってるんだろ………。

 

 

私には、リリカみたいに救う力はない。(けどそれが如何したの?)

 

 

私は、お兄ちゃんの状態を背けた。(けどお兄ちゃんは、助けを求めてる。)

 

 

ダンブルドア「見終わったようじゃな。」

 

フラン「ダンブルドアさん、お兄ちゃんの元に連れてって下さい!」

 

ダンブルドア「あい分かった。」

 

 

決めた。この先、何があっても、私は最期までお兄ちゃんの傍に居る。お兄ちゃんの妻じゃ無くなってもいい、皆を敵に回してもいい!!

 

 

お兄ちゃんを救えるなら、私は最期まで、お兄ちゃんだけの味方になる!!

 

 

 

-精神隔離施設-

 

 

私とダンブルドアさんがこの施設に戻ると、皆が私をみた。まだ始まってないみたい。

 

 

こいし「フランちゃん!」

 

フラン「皆、まだ始まってないの?」

 

ヴォルデモート「始めようにも、困ったことに奴の『心像世界』に行けない。リリカも、我々も頑張ったが、どうも…………。」

 

 

どうやらお兄ちゃんは、何かしらの守りが張られていて、リリカでも『時空の賢者』達でも突破できなかったようね。

 

 

ダンブルドア「じゃが、突破口はある。それは、フラン、こいし、イリヤの3人の内の誰かならば、あの守りを破れる。」

 

イリヤ「私とこいしちゃん、そしてフランちゃんが?」

 

リリカ「1人だけ、ですか?」

 

ダンブルドア「どうやら、そう言うことらしい。じゃから実質、救えるのは、リリカと、もう一人と言うわけじゃ。」

 

こいし「でも…………、でも私達には───────」

 

フラン「だったら私が行く!!」

 

 

私は力強く、はっきりと、皆の前で宣言した。お兄ちゃんは私を助けを求めてる。苦しいと叫んでる。

だったら、私も行かなくて、何がお兄ちゃんの妻よ!!

 

 

こいし「フランちゃん…………。」

 

フラン「こいしちゃん、イリヤちゃん。ここで待ってて。必ず、リリカと一緒に、お兄ちゃんを助ける。」

 

リリカ「フランさん…………、貴女…………。」

 

フラン「リリカさん、一緒にお兄ちゃん。ううん、ガルッチを助けよう!」

 

ダンブルドア「じゃが、実際救えるのはリリカだけ─────」

 

フラン「そんなの関係ない!!ガルッチが私を助けを求めるなら、私も戦う!!リリカさんみたいに力は無くたって、この思いは、誰にも負けない!!例えガルッチが、リリカさんのことを思っても!!!」

 

リリカ「え!?///」

 

ザギ「なっ!?」

 

 

何か爆弾投下しちゃったけど、関係ない!!兎に角、リリカさんを連れて、ガルッチが居る部屋の前に立った。

 

 

ダンブルドア「……………はぁ、何を見たのか分からんが…………、頼んだぞ。2人とも。」

 

 

ダンブルドアさんが、その隣にあるモニターに、パスワードを入れると、扉は開き、安らかに眠ってるガルッチがいた…………。

 

 

けど、彼を守ってるかのように、紫色のバリアが張られていて、とてもじゃないけど入れないのがわかる。

 

 

ダンブルドア「そうじゃ、リリカ。忘れ物じゃ。」

 

 

一方で、ダンブルドアさんはリリカさんに1枚のカードを送った。そこには、『アクア』と描かれたカードだった。

 

 

ダンブルドア「風龍が作った『フュージョンガールズカード』じゃ。恐らくそれが、ガルッチを救う手助けになるじゃろう。最も、これから行くのは、ガルッチの『心像世界』。ゼアノートがいう『ハートレス』がうじゃうじゃいるじゃろう。

 

 

じゃが、倒す方法は『キーブレード』のみ。じゃが残念なことに、フランには────」

 

フラン「持ってるけど。」

 

 

ダンブルドアさんが離してる最中に、私はキーブレードを呼び出した。形状はレーヴァテインのようだけど、先端の右側には、私の翼があった。

そして炎のようなチェーンに、私の翼をモチーフにしたキーホルダーがあった。

 

 

ダンブルドア「…………まぁよい。兎に角リリカ、ハートレスが襲ってきたら、それを使った『フュージョンアップ』を使い、キーブレードで倒してくれ。

 

 

頼んだぞ。」

 

リリフラ「「はい!!」」

 

 

私はすぐさま、キーブレードを振るい、ガルッチの守りを破壊したら、割れ目が現れ、私とリリカさんは、その中へ入っていった。

 

 

待ってて、ガルッチ。絶対、絶対助けるからね!!

 

 

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7期ed 無間の鐘 ~ Infinite Nightmare/ラストリモート/ハルトマンの妖怪少女
『胎児の夢 Sole Undertone』
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