※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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リリカとフランは、エデンの心像世界に入る。


その世界は、ほぼ全てが闇と狂気、邪悪しかない、汚染された世界。


そして、エデンに隠された秘密とは…………。


『異端なる闇』よ、願わくば2人の光に浄化されよ。


episode165 邪悪暗黒心像 ダーク・ザ・ワールド

-安息なる泉-

 

 

フランside

 

 

ここが、ガルッチの心像世界かな…………?降り立ったのは良いけど、ここは?

 

 

「来たのか、フラン。直に合うのは久しぶりだな、ヘラ。」

 

リリカ「………貴方は?」

 

 

あれって確か、ガイア?何でこんな所に?

 

 

ガイア「我はガイア。絶望の魔神『ディスペア・ダークネス・ガイア』と呼ばれた者だ。君のことは聞いている。リリカ・アイモーネ。

 

 

ガルッチ………、いやエデンが迷惑を掛けてしまったな。」

 

フラン「ねぇガイア、ここは一体………。」

 

ガイア「ここは、この世界の安全地帯。外は見れば分かるが、闇に包まれてる。我もどうにかしたが、手に負えんと判断し、ここに逃げ込んだんだ。

 

 

情けないものだ、友すら守れんとは…………。」

 

リリカ「あの、伺いますが、ここに住んでるんですか?」

 

ガイア「ああ。我には肉体がないからな。ただ、見た目がガルッチだったお陰で、こうして憑依し、ずっと暮らしていたわけだ。」

 

リリカ「…………。」

 

ガイア「外に行きたければ止めはしないが、これだけは伝えておく。ここみたいな安全地帯は複数存在している。目印は『光』だが、導いてくれるのは『闇の炎』だ。」

 

リリカ「闇………、ですか?」

 

 

闇の炎が、安全地帯を示してくれる…………か。

 

 

ガイア「そうだ。光は、時としてお前達に牙を向こうとするからな。去れど、闇もまた同じ。だが、正気の闇は、お前達を導く。安全地帯、またはガルッチの元への道しるべとしてな。

 

 

…………出来れば我も行きたいが、生憎足手纏いになりかねん。出来ることと言ったら、お前達が無事、ガルッチを救ってくれることを祈る事と、これを渡す事だ。」

 

 

ガイアが持っていたのは、何かの日記帳のようなものだった。新しく見えるけど、意外と古いような感じがする………。

多分リリカさんには見えないと思うから、私が持ってた方が良いかもしれない。

 

 

ガイア「リリカ、フラン。そしてヘラ。どうか、我の代わりに、ガルッチを救ってくれ…………。」

 

リリカ「……………ところで、ヘラというのは、誰なんですか?」

 

ガイア「フランの隣にいるが?」

 

 

あー、そういえばヘラも私の中に宿してたわね。たまに話しているけど、見た目ってホントに私似なんだね。髪の色と瞳の色が違うけど。

 

 

リリカ「あ、言われるまで全然気付きませんでした…………。」

 

ヘラ「私の存在って、薄くない方なんだけど…………。まぁ良いかな。初めまして、リリカさん。破滅の魔神『ルイン・ブレイク・ヘラ』と言います。」

 

リリカ「…………あの、フランさん。」

 

フラン「?」

 

リリカ「まさかとは思いますが、こいしさんも…………。」

 

ガイア「こいしにもいるぞ。殺戮の魔神『スローター・リッパー・ハデス』っていう、我が弟が。」

 

リリカ「……………こうなる理由は、これなのでは──────」

 

ガイア&ヘラ「「言いがかりだ!!」」

 

 

リリカさん、それは違うと思うよ。そもそも、3人とも力が害を為す能力だけど、使い方次第だし、3人とも私利私欲のために使ってないんだから。

というより、3人ともいい人達だよ。

 

 

それにしても、この日記帳に何が書かれてるんだろ?ちょこっと見ちゃおうっと。

 

 

 

『◯月◯日

 

 

今日、ある者からこんな事を聞いた。我々が住む世界とは異なる世界があるらしい。そして、その者達には『心』という名のものを持ってるらしい。

 

 

正直、どうやってそんなものを知ったのか不思議に思う。それに、もし我々の世界から出たらどうなるのか、あの者は知ってるはずなのに……………。

 

 

しかし、心か。我々には『肉体』と『魂』というものは持っているが、心とはなんだ?聞いたことが無い…………。

………………………一度、『アザトース』様に聞いてみるとしましょう。』

 

 

フラン「ブッ!?」

 

 

あ、アザトース!?え!?何でアザトースの名前があるの!?

 

 

リリカ「如何しました?」

 

フラン「この日記帳、アザトースの名前があったんだけど………。」

 

ヘラ「アザトース!?」

 

ガイア「アザトースって、邪神アザトースのことか!?何故この日記帳に…………?」

 

 

『◯月◆日

 

 

アザトース様から心とは何かと聞いたが知らないらしく、しかもどうやら寿命が近いらしい。

 

 

元々アザトース様というのは、称号みたいなものらしい。そして、その称号を得るものは、ランダムだが、稀に呼び出されて、その者がアザトース様の後継者となるらしい。

 

 

どうやら、アザトース様はこのような僕を、『アザトース様の後継者』と選んでくれたそうだ。それだけでなく、外の世界にも行くことを許可してくれた。

 

 

勿体ない限りだが、『心』というものを知るためだ。出来るだけマナーを覚えておかなくてはならない………。

その為には、勝手に外の世界に出たあの者に聞いて、覚えるしか無い………。』

 

 

…………何だろう、これ。しかもアザトースって、変幻自在と思ってたけど、代とかあったのこれ!?

 

 

って、次を読もうとしたけど、殆どが破られてた。えー、気になるんだけど………。

 

 

ガイア「どうやらこの先は、自分で集めるしかないようだ。恐らくだが、他の日記は『ハートレス』の誰かが持ってるに違いない。

 

 

予想だが、ボスが持っている可能性が大だな。」

 

ヘラ「でしたら、探しましょう。この日記帳の続きも気になりますし。」

 

リリカ「忘れないでください。私達の目的は、ガルッチさんを助ける事です。」

 

フラン「うん…………、そうだね。」

 

ガイア「頼んだ。我の代わりに、ガルッチを…………。」

 

 

兎に角、行動を起こすために、安全地帯の外に向かった。けど、外に出ると、砕けた大地の光景が見えた。

 

 

 

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