Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
エデンside
着いた、確か僕の遺体(?)はこの辺りに─────
こいし「お兄ちゃん!?え?何でそこに!?」
イリヤ「如何したの、ってお兄ちゃんがいるぅぅぅぅ!?!?!?どういうこと!?何でお兄ちゃんここにいるの!?」
ルビー『ま、まさか、遂に自分用のホムンクルスが出来上がったというのか?』
…………なんか盛大に混乱してるけど、スルーするか。
エデン「フランとリリカは、僕の中か?」
こいし「う、うん。」
イリヤ「いやいや、なんか平然としているようだけど、こっち混乱してるのよ!?何でお兄ちゃんそこにいるの!?」
エデン「……………後で全部、教えてあげる。先に、フランとリリカのところに行って、謝らないと…………。」
こいし「あ、謝る?」
……………待ってて、2人とも。すぐ行くから。
sidechange
-希望の泉-
フランside
どうも、フランだよ。今偽物のウルトラマンと本物のウルトラマンから逃げ続け(詳しくはリリカル・ザギのキボウノカケラーフォースティ・フュージョンアップーで。)、安全地帯の所に逃げ込めた後、後から正気に戻ったクトゥルフとクトゥグアがやって来た。
クトゥルフ「まぁ、正気に戻してくれたことは感謝するが、文句を言わせて貰うぞ。リリカ・アイモーネ。」
リリカ「『『『『な、何でしょう?』』』』」
クトゥグア「いくら何でも酷すぎないか!?一応我々は、奴に操られた人形に過ぎなかったというのに、もうちょっといい方法なかったのか!?」
クトゥルフとクトゥグアが復活したのはいいけど、どうやら助け方に対して不満を感じ、今リリカさんは2匹に色々と言われてるようです。
まぁその後、ハスターも、最初に正気に戻ったシアエガもやって来た。
ハスター「おい2人とも、それぐらいにしとけ。仮にも人間の女だぞ?」
クトゥルフ「し、しかし…………。」
クトゥグア「そうは言うが─────」
ハスター「だからもういいっての!!まぁ、彼奴が惚れるって言うのも、納得いくな。本当に怖がらないし。」
リリカ「『『『『へ?』』』』」
シアエガ「その辺にしておけ。この者は、まだ記憶が戻っておらんのだ。いや、アザトース様が言うには、『本来あるべき記憶』を持っておらんのだ。」
ハスター「あー、そういえばそうだったな………。」
クトゥグア「そもそも、彼奴がちゃんと気持ちに向き合っていれば、こうはならなかったと言うのに…………。」
クトゥルフ「やめておけ、クトゥグア。例え話しても、改竄出来るのは、彼奴だけなのだから………。」
あれ?4匹とも、リリカさんのこと知ってるの?リリカさんは首を傾げているけど………。とにかく、全ての日記の紙を手に入れたし、読んでみようっと。
『★月●日
辛い、苦しい…………。僕はただ、『心』を知りたいだけなのに…………。分かっていたとは言え、いざ言われると……………。
考えてしまう。かつて、僕の姿を怖がることも無く、話し掛けてくれた女の子を…………。とても純粋無垢で、真っ直ぐで、暖かい目で見てくれた。名前を聞くの忘れたけど、あのような子、初めてだった。
それなのに、それなのに僕は………………。
居場所が欲しい…………、こんな僕を、受け入れてくれる子がいる場所がいい…………。』
『▲月★日
…………居場所が見つかった。けど、怖かった。あの時、助けなかったら、きっと後悔していたかもしれないけど、いざ、居場所が見つかっても、恐れられ、追い出されるんじゃ無いかと、思った。
助けた子の名前は、『勝又未来』。この子は、何処か僕と似ていた。仮面を被って、誰も見せないようにしていた。
…………助けたのは良かったが、これから如何しようかと思った。居場所が見つかったとは言え、僕の存在は『異端』過ぎる。本来の僕は、『クトゥルフ神話生物』に出て来る、『ニャルラトテップ』の1人だ。そのため、皆は僕達を畏怖か恐怖、崇拝のどちらかになる。
けど僕は、受け入れてくれる子がいい。
ならば、こうするしか無い。僕の過去そのものを全て改竄するしか無い。皆を欺いてでも、受け入れてくれる子と共に、生きていきたい…………。
今後は、『ニャルラトテップ』ではなく、この世界にいる『遠藤ケンジ』の弟、『遠藤宇宙』として、未来と共に生きる。
……………もし、あの純粋無垢で、真っ直ぐで、暖かい目をした女の子と出会ったら、謝りたい。君を、呪い殺してしまって、ごめんなさい、って言いたい。何度でもいい、許されなくてもいい。僕のせいで、彼女の人生を壊してしまった…………。幸せを奪ってしまった。
もし、これを見ているのであれば……………いや無理だ。でも、言わせてくれ。
憎んでもいい、怒ってもいい。君の人生を奪ったのは、僕なんだ。本当は、君のことが、好きなんだって、最初から伝えれば、よかったのに…………。
君の幸せを奪ってしまって、君の人生を壊してしまって、君を呪い殺してしまって…………、本当に、本当に………………ごめんなさい。』
最後の最後の文章は、まるで最近書かれたものじゃ無いかって疑うほどのものだった。って、今スルーしてたけど、これって『ガルッチの日記』!?最後の日記で『勝又未来』と『遠藤ケンジ』、そして『遠藤宇宙』の名前が出てるって事は、これガルッチの日記帳じゃないの!?
じゃあ、ここに書かれてる『純粋無垢で、真っ直ぐで、暖かい目をした女の子』って、もしかして……………。
リリカ「『『『『フランさん、まだ日記帳を読んでいるのですか?』』』』」
フラン「……………。」
クトゥルフ「どうやら、分かってしまったみたいだな………。」
……………知っていたけど、まさかリリカさんにも知り合ってたなんて。しかも、リリカさんのことが好きだったなんて。
でも、ガルッチはまだ何かを隠してる…………。
途轍もない何かが…………。そう思っていたとき。
シアエガ「…………主が来た。」
リリカ「『『『『え?』』』』」
クトゥルフ「本当か、シアエガ?」
シアエガ「違いない。」
クトゥグア「だが、彼が言うには、魂を取りに………。」
ハスター「それは違う。しかもあの様子は、リリカだったか?どうやらお前に用があるようだ。あの様子は…………、恐らく謝罪。」
リリカ「『『『『ま、待ってください!一体、誰が来たのですか!?』』』』」
シアエガ「誰って、決まってるでは無いか。」
この気配、もしかして、本当に!?でも、ガルッチは彼処にいたはずじゃ…………!!そう予想していたとき、入り口から、私の知っているガルッチが現れた…………。
クトゥグア「主!!」
ハスター「ようやく、漸く帰還し、思い出してくれたのですね!!」
クトゥルフ「貴方のご帰還、お待ちしておりました!!」
シアエガ「主よ!!『アザトース様の後継者』よ!!」
リリカ「『『『『………………ガルッチさん?』』』』」
けど、やっと会えたと言うにも関わらず、リリカさんを見た途端、泣きそうな顔をしていた………。
エデン「シアエガ、クトゥルフ、クトゥグア、ハスター…………。お前達は下がれ、リリカとフランと、話をしないといけないから。」
旧支配者4匹「「「「ハッ!!」」」」
エデン「そして、済まない。お前達を苦しい目に遭わせてしまって…………。」
……………ガルッチ。
エデン「………………リリカ、今だけ変身を解いて欲しい。場所を変えて、ね?」
リリカ「『『『『はい………。』』』』」
『フュージョンオーバー!』
【STAGE SELECT!】
-真・無限の刃製-
ここって、確かガルッチの固有結界?
エデン「…………リリカ。」
リリカ「……………貴方は一体、どれだけの人を心配させたのか分かってるのですか?ただでさえ、此方の精神が参ってしまうほどだったですし。」
エデン「………………リリカ……………!!」
リリカ「…………ガルッチさん?あの、何故そんな涙声で────────」
我慢が出来なかったのか、ガルッチはリリカさんを抱きしめると同時に、泣き始めていたそれだけ、リリカさんのことを……………。
エデン「ごめんなさい……………!君の幸せを…………、奪ってしまって……………!君を、呪い殺してしまって………………!!僕のせいで……………!!僕のせいで………………!!」
リリカ「え!?あの、ちょ、ちょっと待ってください!?な、何故泣くのですか!?」
エデン「僕のせいだったんだ…………。僕があの時素直に、君のことが好きだって…………、大好きなんだって……………、そう言ってやればよかったのに……………!!それなのに、それなのに僕はっ!!結婚すると聞いて、アズリエルに嫉妬して、奪われたくなくて…………!!君を、呪い殺してしまった…………!!
僕が………、僕がちゃんと遠くで…………、幸せを祝うべきだったのに…………!!」
リリカ「待ってくださいって!!状況が読めません!!そ、それに、呪い殺したって、どういうことですか!?ま、先ず落ち着いてください!!」
あー、この様子だと泣き止むの大変そう………。しばらく落ちつくまで、数時間も掛かった。ここまで泣き続けるなんて、相当辛かったんだね…………。
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