※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode172 禁じられた武器

-始原の城-

 

 

風龍(作者)side

 

 

はぁ、結局見つからなかった…………。禁術の書でもあるかと思ったが、どこもガルッチと『傷跡』に関する話が見つからなかった…………。

そもそも、あの『傷跡』から狂気の気配を感じ取ったし、何なのだあれ?

 

 

メアリー「風龍さん、この本何?」

 

風龍「何でも、どの世界の中でも1番危険かつ強すぎる武器が載っている本なんだ。しかもご丁寧に、素材と作り方も載ってたんだ。特に此見て。」

 

 

メアリーに見せたのは、『闇に満ちし虚樹の魔剣』と『光に満ちし生命樹の聖剣』の二つだった。

 

 

『闇に満ちし虚樹の魔剣』は、『邪悪樹の剣(クリフォト・ソード)』の上位互換で、両方とも悪魔の翼で、色合いも深紅色と漆黒で決まってる。

刃部分は、作り方次第では片刃にも変えられるが、色は血の色になるらしい。そして纏うオーラは黒く、全てを闇に飲み込ませるほどの力を宿しているらしい。

それを扱えるのは、『歪な闇の血』を持つ者とその者に認めた者のみ。

 

 

素材はこれまた見たことないもので、『ワールドオリハルコン』、『邪悪樹の枝』、『アザトースの触手』、そして『歪な闇の血』の4つだった。やばいだろ………、しかも『歪な闇の血』を持って居そうなのって、ガルッチ以外居ないんだぜ?

 

 

対して『光に満ちし生命樹の聖剣』は、『生命樹の剣(セフィロトソード)』の上位互換で、両方とも天使の翼で、色合いも空色と純白で決まっている。

刃部分は、どうやら両刃で、色は空色らしい。そして、纏うオーラは白く、『闇に満ちし虚樹の魔剣』とは対照的に、覆い尽くす闇を打ち払うほどの力を宿しているらしい。ただ、その力は闇と同じように、全てを消し去る力もあるようだ。

それを扱えるのは、『純粋な光の髪の毛』を持つ者とその者に認めた者のみ。

 

 

素材は、『ワールドオリハルコン』、『生命樹の枝』、『全て遠き理想郷(アヴァロン)』、そして『純粋な光の髪の毛』の4つ。恐らく此は、リリカなのかな?

 

 

メアリー「…………やばいね、これ。しかも作る場所も決められてる。」

 

風龍「うん。これは僕でも聞いたことの無いものなんだけど、『幻の鍛冶場』っていう場所じゃないと、この本に載ってる武器を作れない仕様らしい。しかも此、手順もあるし、『光に満ちし生命樹の聖剣』を作るのなら、『光の書/日天の魔道書』。『闇に満ちし虚樹の魔剣』を作るのなら、『闇の書/夜天の魔道書』が必要になってくるようなんだ。

 

 

現状では、この2つが最強の禁じられた武器なんだけど……………。」

 

メアリー「けど?」

 

風龍「どうやら此、まだ続きがあるらしいんだけど、ページが破られてて分からないんだ。ただ、名前だけは残ってたんだ。その名前っていうのが…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『無に満ちし忘却の剣』って言う武器なんだけど…………。」

 

 

sidechange

 

 

-深遠なる闇の道-

 

 

エデンside

 

 

どうも、エデンです。まぁ未だにガルッチって呼ばれてるけど………。今、隠れる場所を探すために、色々な巨影から逃げています。

というか、攻撃が効かないって、面倒だな!?しかも逃げるしか無いって………!!

 

 

エデン「あーもー、逃げゲーって、『逃走中』以来だぞ!?」

 

リリカ「やったことあるんですか!?」

 

エデン「あるよ!逃走成功すれば、賞金が貰え、自首すれば逃げた分のお金を獲得。けどハンター達に捕まったら『GAME OVER』になるけど、ルールによっては復活も出来る。それが『逃走中』だ。

 

 

最も、やったのはいいけど、毎回毎回逃げ続けるって言うのが、癪に障るんだよね。」

 

クトゥルフ「お喋りとは随分余裕ですね!?今巨影から逃げてるんですよ!?」

 

クトゥグア「何で我々が逃げなければならないんですか!?」

 

リリカ「それがこのゲームのルールですから!!」

 

ハスター「此、『クリア条件』ありますか!?」

 

リリカ「恐らく、私を殺そうとしているガルッチさんを見つければ、クリアになるのかと!」

 

シアエガ「主、自慢のスキルで何とかしてください!!」

 

エデン「無茶ぶり言うな!!それに、この先真っ直ぐ行けば、恐らく…………!!」

 

リリカ「分かるのですか!?」

 

エデン「分かるも何も、あの野郎は僕だ!!多分彼奴は、『ゴジラの魂』を手にして、リリカに復讐するつもりだ!!

 

 

というか、あれが僕だとか吐き気がする!!今ならギルガメッシュの気持ちが分かるかも!!」

 

フラン「それはいいけどガルッチ、一体何処まで続いているの!?」

 

エデン「そう言われても、1光年マラソンだと思えばいいと思うよ此!!」

 

全員『鬼畜過ぎるって!!!』

 

 

それだけ厳重だったんだよ!!というか最初からそう言うガシャットを使わなければの話だろうが!!!

罰としてはいいかもだけど、今は嫌すぎるだろ!!

 

 

エデン「仕方ない、皆!!ちゃんと固まってよ!!最速の力を使う!『融合』!!」

 

 

『DCコミックス』に出てくるヒーロー、『フラッシュ』のカプセルを起動し、ナックルに装着する。

まぁ、次に使うカプセルは、もう決まってるけど。

 

 

エデン「『アイゴー』!」

 

 

今度は『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のカプセルを起動し、ナックルに装着する。後は此をスキャン!!

 

 

エデン「『ヒア、ウィー、ゴー』!!」

 

 

『フュージョンライズ!!』

 

 

リリカ「ちょ!?フラッシュさんにソニックさんの融合って、まさか!?」

 

エデン「しっかり捕まってろよ!!『疾れ、最速』!!」

 

 

『フラッシュ!ソニック・ザ・ヘッジホッグ!ボーイズライズ!光速のスピードスター!!』

 

 

此に耐えきれるのは、精々1分。それまでに、何とか到着しないと!!

 

 

エデン「『『光速で飛ばすぞ!!』』」

 

フラン「ちょ─────」

 

旧支配者4匹「「「「ある─────────」」」」

 

リリカ「待っ──────────」

 

 

『ビュン!!』

 

 

まぁ、使った結果だが、其奴が居る場所に到着して巨影が居なくなったのはいいが、やっぱり速さが原因で皆仲良く壁に『ゲキトツロボッツ』してしまいました…………。

その後皆に、『今後そのフュージョンライズ使うな』と言われました…………。もう使わん、絶対に。使うことがあったら、それこそパラシュートが欲しいよ。

 

 

-最後の泉-

 

 

エデン「もうガシャットは起動しないのか?」

 

リリカ「ええ。それだけ近いので、恐らくは………。」

 

旧支配者4匹『酷い目に遭った…………。』

 

エデン「ごめん、ホントにごめん。」

 

フラン「此は弁解しようが無いよ………。」

 

エデン「弁解は必要ないから、うん。」

 

ヘラ「でも、この先が…………。」

 

 

…………彼奴は今何をしてるかは分からないけど、もう既に『ゴジラの魂』を手に入れてるはず…………。

そして、僕達を待ってるはずだ……………。

 

 

リリカ「…………ガルッチさん。」

 

エデン「?」

 

リリカ「止められますか?自分を。」

 

エデン「…………現状は、無理だろう。止めるとしても、最早殺すほか無いし、何より自我を持ってしまった。

 

 

『オルタ』としての側面が。しかもだ、『Undertale』の世界では、それぞれ『ソウル』を持ってるだろ?」

 

リリカ「ええ。」

 

エデン「彼奴のソウルは『絶望』。恐らくリリカ、君の力でも弾かれるかもしれない。とことん闇に浸かりすぎて、『絶望』を破壊しない限り、どうにもならないかも…………。」

 

リリカ「……………そういえば、貴方からソウルを感じないのですが、もしかして。」

 

エデン「元々、ノーバディに近い存在だしね。心も無かったし、仕方ないよ。現状は、追い出すのが良いかも知れない。」

 

リリカ「そうですか…………。」

 

エデン「……………リリカ、助けてくれてなんだけど、あの野郎は僕に任せてくれないか?」

 

リリカ「え?何故─────」

 

エデン「忘れてるだろうけど、僕のスキルには『ネガ・ストーリー』がある。僕が持ってるなら、彼奴も持っていてもおかしくない。要するに、君が持ってる転生特典を剥ぎ取られる可能性がある。

 

 

下手をすれば……………、君は……………。」

 

リリカ「?」

 

エデン「ホントに僕は、厄介事しか起きないよな………。けど、罪滅ぼしだけでも、アズリエルの代わりに、僕が守る。」

 

リリカ「………。」

 

エデン「…………今更過ぎるかもしれないけど、僕は君が好きだった。例え君が結婚しても、僕は諦めきれない程だ。だって、『ニャルラトテップ』だった僕を、初めて話し掛けてくれた人で、初めて恋心を抱かせた人だから………。

 

 

自分がやらかした罪は、必ず償う。この身を闇に染めてでも、君という光を守る。」

 

リリカ「…………それだと、貴方が救われないじゃないですか。」

 

エデン「…………救われなくて、当然だ。僕は大勢の者を騙し、殺してきたんだ。いずれ僕は、ある戦いを最期に、死ぬ身だ。

消される覚悟は、既に出来てる。けど、ちょっとだけ心残りがあるけどね。」

 

リリカ「…………大方予想できますが、無理ですからね?女誑しの貴方と。」

 

エデン「……………まぁね。でもまぁ、謝ることが出来た。今はそれだけでいい。」

 

ハスター「!? 付き合うのですか!?」

 

リリガル「「誰も言ってない!!」」

 

ハスター「し、失礼しました………。(NTRを期待してたけど………。)」

 

エデン「おいハスター、聞こえてるぞ。人妻に手を出すほど、落ちぶれてねえからな?」

 

リリカ「…………流石に其れに手を出していたら、『ガールズリング』ごと叩きつけていますしね。」

 

 

おいおい、鈍器で使うな鈍器で。

 

 

エデン「…………ごめん、あのハスター。ああみえて人妻萌えなんだ。他の奴らも性癖はあるんだが、こういうのは思い出したくなかった…………。」

 

リリカ「円卓の騎士か何かですか?」

 

エデン「僕が聞きたい。思えば、『ニャルラトテップ』時代の僕の友人って、ろくな奴がいなかったなぁ……………。NTRしたことある奴とか(ハスター「Σ( ̄□ ̄)!?」)、熟女萌えの奴とか(シアエガ「Σ(・□・;)」)、触手で色んな女を孕ませたいと言った奴とか(クトゥルフ「ちょ、主!?」)、極めつきは、催眠させて肉体改造させたいと考えた奴とか(クトゥグア「( ; ロ)゚ ゚」)。

 

 

こんな性癖だけは、思い出したくなかった…………。」

 

リリカ「ご、ご愁傷様です。(・_・;)」

 

旧支配者4匹「「「「ま、待ってください主!!我々は─────」」」」

 

エデン「あ"?否定させねえぞ?」

 

旧支配者4匹「「「「(´・ω・`)」」」」

 

 

……………威厳ねえなぁ、こりゃ。

 

 

エデン「……………やれやれ。」

 

リリカ「……………そろそろ行きましょう。貴方に関しては、この後じっくり話しますので。」

 

エデン「そうしてくれ。説教でも何でも聞く。けど今は、あの野郎をどうにかするのが先だな。フラン、ヘラ。行くよ。クトゥルフ達も!!」

 

フラン「了解!」

 

 

そうして、最後の安全地帯を抜けると、どこに繋がっているのかと思えるほどの大きく深い穴が目の前にあった。

僕達はその中に飛び込み、最下層の所まで行った。そこには、もう一人の僕が、『ゴジラの魂』を持っているのがいた。

 

 

「……………来たか。忌々しいリリカと、本物のエデン。」

 

 

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