Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ーワールド・フロンティア セントラルエリアー
ガルッチside
あれから、数日たっているにもかかわらず、未だに仕留めきれてない。多くのキャラを殺していたのに、死んだ様子が一度もない…………。
このナイフの破片でできた剣だけじゃ、力不足だというのか…………⁉
キャラ「はぁ…………、はぁ…………、コンティニュー…………1865回目…………!無駄だと、なんべん言えば、分かる!!」
ガルッチ「んなもん………、コンティニュー出来なくなるまで、何度でも!!」
キャラ「…………へぇ、………この数を………見てもか?」
キャラの手のひらを見ると、そこには多くの赤いハートが無数に存在していた………。なんだ、その数?
キャラ「これはね………、私を復活させてくれた時にもらった『ソウル』なんだ。」
ガルッチ「…………何?誰から⁉」
キャラ「誰だって?それは勿論、『プレイヤー』達。もっと言えば、Genocideルートに導いた『プレイヤー』達のことさ。」
ガルッチ「…………!」
キャラ「そして、今も増え続けている。『プレイヤー』たちが、私を復活させてくれる限り、『死ぬ』ことは絶対にない。
永遠に『死ぬ』ことがない!!不死身の私が、殺せるとでも思ったのか!!」
…………何だと⁉このソウルが、全部…………!プレイヤーって奴から⁉
ガルッチ「…………………クソ!」
キャラ「残念だったな、ガルッチ。君には、私を殺せるほどの力なんてない。けどせめてもの慈悲だ、妻のところに送って───────」
「『デリート ソウル』!」
キャラ「⁉ ソウルが⁉」
え?あんなにあったソウルが、一瞬で消滅⁉しかも、この声何処かで…………。
「ガルちゃん、ここにいたんだね。」
「ひどいじゃないか、ガルッチ。君だけキャラと戦ってるなんて。」
「ホントに、アンタは無茶しすぎなの!っていうか、一人で戦わないでよ!」
「ガルッチ……、僕たちを置いて戦おうとするな………。」
ガルッチ「……………え?」
嘘だろ?なんで…………、何で…………君たちがここに……………?
明日斗オルタ、ベロニカ………、ジェイソン……………、…………………ルシフェル。
sidechange
ーコロシアム 闘技場ー
エデンside
BGM 『garan-no-dou』
……失敗したかな?図体デカくしたせいで、お姉ちゃんの攻撃が避けにくい。触手で攻撃しているが、動きが遅すぎる…………。
やっぱり久々すぎて、この身体じゃあどうにもならないか!
英竜「『『その身体に戻ったのは、失敗だったんじゃないか?』』」
………いや、確かこの能力があったはず!
エデン『行け!我が肉体から切り離されし獣『スペースビースト』!!英竜お姉ちゃんを襲え!!』
結構種類多いな。中には、あのイズマエルもいるのかよ。改めて思うけど、『外なる神』達って、スペースビーストを生み出せるんだな。
って、なんか見たことないスペースビーストもいる。ゴジラ寄りだけど、イズマエルに近い奴なのかな?
英竜「『『スペースビースト⁉ホントに扱えたっていうのか⁉』』」
エデン『いや、ぶっつけ本番だったんだ。負けるわけには、行かないんでね!!』
っとと、他の怪獣娘がいたな。だったら!!
エデン『スペースビースト!!怪獣娘を倒せ!!』
エンペラ「なっ⁉」
英竜「『『スペースビーストに構うな!!狙うはガルッチだ!』』」
これは、まずいな………!最も、この身体になったこと自体が久々だから鈍すぎる…………。ならば、火力重視に!!
エデン『………喰らえ!!』
英竜「『『無駄だ!!』』」
放射線流を英竜に放ったものの、効く様子が全くない………!けど、けど負けるわけにはいかないんだ!!!
アギラ「まずい、何か来る!!」
エンペラ「全員、防げ!!」
エデン『おおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
今度は体内放射も始まり、他の怪獣娘達を吹き飛ばした。その代わり、肉体が破損し始め、そこからスペースビースト達が生まれてくる。
英竜「『『火力が上がってる⁉しかも、スペースビースト達も増え始めた!』』」
エデン『………負けない…………、負けてなるものか………!全魔力、霊力………大解放!!この一撃を………、解き放つ!!
『
その叫びはこの世のものとは思えないほどの大絶叫で、英竜の守りもすべて打ち砕こうとするぐらいだった。
その負担は耐えきれなくなってしまい、遂に
最早全身から大量の血が噴き出していて、ほぼ満身創痍の状態に陥っていた。
英竜「『『………勝負あったな。』』」
エデン「…………まだだ。」
英竜「『『それだけの重傷を負ってるにも関わらず、か?』』」
エデン「…………そうだ。…………僕には、全力で…………戦うつもりは………、毛頭ない…………。
『全身全霊』で…………、この命が………………尽きるまで………………!!最期まで………………、最期まで!!!」
叫ぶと同時に、また血が流れ落ちる。でも、まだ見える…………。まだ、流れゆく血を感じる………。まだ、血のにおいがする………。まだ、お姉ちゃんたちの声が聞こえる…………。血の味も、ちゃんとする……………!
エデン「あの時…………、言ったよね?お姉ちゃん。『鞘がなくなれば、全も、無も、虚も、何もかも斬り裂く『刃』と化す』って。」
英竜「『『…………まさか、本気で⁉』』」
エデン「……………『終焉』!!」
眼の色が虹色に染まる。お姉ちゃんを見ようとするが、怪獣娘達が戻り、お姉ちゃんを守りだした。
けど関係ない、断つのは気。それを斬るのみ!!それを斬るものは、生半可な物ではだめだ…………!
それなら、この大量の血を代価に、武器を作る!!
エデン「…………『
その詠唱と共に、僕の中から尋常じゃないほどの闇が溢れかえった。それに合わせるかのように、僕の血が噴き出してくる。
アギラ「あんな血を出したら、いくらガルッチさんでも!!」
ベリアル「あの野郎、勝負に出る気か⁉」
エンペラ「主、念のために。」
英竜「『『そうしよう。』』」
お姉ちゃんは別のフュージョンライズに変わるときは、僕の血は全て無くなった。すぐさま手を突き出すと、多くの血が手元に集まり、形を成していく。そして、剣の形となったと同時に、それを掴み、自分の全てを込めて完成させた。
エデン「………………
英竜「『『…………それが、お前が作り上げた剣か………!』』」
その剣、いや刀というべき姿は、持ち手は両方とも悪魔の翼で、色合いも深紅色と漆黒。刃の部分は血の色のような深紅色に染まっていた。
極め付きに、その刃から溢れんばかりの闇のオーラが出している。
英竜「『『来い!!その剣で、私を倒してみろ!!』』」
エデン「…………………一歩音超え───────」
アギラ「三段突き?でも、あの態勢は………。」
エデン「───────二歩無間───────!!」
ここが、最後───────!!怪獣娘達が先手を打とうと突撃する。けど、咄嗟に『門の創造』を使い、お姉ちゃんの目の前まですり抜けた。
エデン「───────三歩絶刀!」
この一撃で、決める!!!
英竜「『『終わりだ!!』』」
エデン「『
斬りつけると同時に、お姉ちゃんが持つ武器で防ごうとするが、軽々と真っ二つになり、そのまま当たった。
怪獣娘達『主!!』
英竜「…………私でも、君の罪を、止められなかった………か。」
エデン「…………ごめん、お姉ちゃん………。」
お姉ちゃんはそのまま倒れ込み、気を失った。軽傷ではあるけど、勝つには十分のものだった。
『しょ……………、勝者、ガルッチ!!闇の部優勝者は、ガルッチだ!!これにより、リリカとガルッチとの決闘が、確実になりました!!!』
『その前に、優勝したガルッチさんにインタビューしようかと思います!!』
インタビューかよ………、もう限界なんだけどな…………。
『ガルッチさん、疲れが溜まってるのは分かってますが、聞いてもよろしいでしょうか?』
エデン「…………1つだけで、頼む。」
『では、あの姿は、一体何だったのですか?』
エデン「…………あれが、『ごめんなさい』の、理由の一つ。本当の、姿だよ………。もっと言えば、僕は『外なる神』の、一人であり、『アザトース様の後継者』って、ことだ……………。」
『アザトースの、後継者?それは一体………?』
その質問を最後に、そのまま倒れた。
まぁ、当たり前か…………。全部の血を、使い切ったんだし…………ね………。あれ……………?なんか………、リリカが、目の前に………。
リ……………リ……………………カ……………………………。
BGM終了
ー???ー
気が付くと、僕は血だまりの世界にいた。一度周りを見渡すと、殆ど死体が横たわっていた。この場所、知っている。狂った僕が住んでいた世界だ………。
エデン「…………皆。」
…………僕は、弱かった。どうしよもなく、弱かった…………。それが、この結末だ………。僕のせいで、皆を殺めてしまった………。
たとえ平行世界であっても…………、僕が殺したことには、変わりない…………!
きっと、リリカも零も………!
握りしめようとすると、右手に何かを持っていることに気づき、一度見てみると、お姉ちゃんを倒すために創造し、投影した、見たことない武器があった。
けど、これを見た瞬間、頭の中から何かが聞こえた。
そして………。
『どうだ?美しいだろう?君の為の世界だ。』
忌々しい声が聞こえた。恐らく、どんな奴よりも、一番耳障りで、我慢できない、そして、この世から抹消したい程憎い奴の声が、聞こえた。
エデン「第一声はそれか。『キャラ』。」
『へぇ、もうガルッチって呼んでくれないんだ。』
その姿は、未だに僕だが、目の色は赤く光っていた。両手は血にまみれていて、服装はボロボロに変わっていた。
エデン「御託はなしだ。」
【ディスペアファンタジー!】
《b》【セブンシンカレクイエム!!】
【Let's Going despair Fantasy!Let's Going despair Fantasy!】
エデン「………闇戦術Lv175!『変身』!!」
【【ダークネスガッシャット!!】】
【ガッチャーン!ダークレベルアップ!】
【絶望の騎士目覚めよ!ディスペアファンタジー!】
【ア ガッチャ!プライド!グリード!ラスト!ラース!エンヴィー!グラトニー!スロウス!ブレイク!レクイエム奏でろ、七つの大罪!セブンシンカレクイエム!!】
…………この闇と罪を背負い、貴様を殺す。もう誰も、手出しはさせない!!
sideout
ー医務室ー
リリカ「…………今度は、失血で倒れたのですか。」
一方で、エデンはそのまま医務室に運び込まれていき、大量の血液を注入している最中だった。
零「………リリカさん、エデン様の正体を、ご存じだったのですか?」
リリカ「……ええ。ガルッチさんが、全部教えてくれました。自分が『アザトースの後継者』だということと、怪獣王『ゴジラ』だということも。」
未来「…………何で、何でガルッチは教えてくれなかったんだ………!」
フラン「教えたくても、拒絶するのが怖かったと思うよ。」
皆はフランの方に向く。そしてフランは、エデンの方を向いた。
フラン「あんな姿をしたら、怖がるのは当然だった。私も怖かった、あれがガルッチだなんて、思わなかったんだしね。」
こいし「お兄ちゃん………。」
イリヤ「だからって、だからって黙ってるなんて………!」
英竜「…………。」
「助けに行かないのか?」
また扉が開く。今度は、殺生院キアラと戦ってたロードが入ってきた。
未来「助けるって、如何いうことですか?」
ロード「文字通りの意味だ。今彼の意識は、平行世界に連れていかれた。」
フラン「平行世界ってことは………!」
リリカ「あの、ガルッチさんが狂ってしまった世界………ですね?」
ロード「そうだ。今彼は、一人でキャラと戦ってる。自分の闇と罪を背負ってな。」
それを聞いた皆は驚愕した。ロードは話を続ける。
ロード「フラン、こいし、イリヤ、未来、英竜、リリカ。彼を救えるのは、お前たちだけだ。」
未来「なんで、僕達なんですか?」
ロード「決まってる。ガルッチの繋がりが強いからだ。リリカは、彼が醜い姿であっても受け入れてくれた者。未来は、彼にとっての鞘。死のうとした彼を止めてくれた者だ。英竜は、真実を知ってもなお、彼を家族だと受け入れてくれた者。イリヤは、彼の為に頑張ってくれた者。こいしは、彼の恩返しをするために、陰で支えてくれた。
そして………。」
ロードはフランの方を向き、肩を乗せた。
ロード「フラン。思えば君が、彼の運命を変えてくれた。君がいなければ、ガルッチはここまで心を開いてくれなかった。君には一番、感謝しているんだ。」
フラン「………私はただ、ガルッチと最期まで付き添うって決めているの。ガルッチが、心の底から助けてほしいと思ってるなら、助けるつもりだし、たとえガルッチが化物だとしても、他の皆が見捨てたとしても、私は最期まで、ガルッチの味方であり続けるって。」
リリカ「フランさん。」
ロード「………そうか。ならばみんな、善は急げ。すぐさま出発する!」
リリカ「い、今ですか⁉」
零「あの、僕は?」
ロード「君はガルッチが起きる様子を見といてほしい。説明、してほしいのだろう?」
零「そ、そうですが…………。」
ロード「なら、行くぞ皆!ガルッチを助けるために!!」
sideout
ー???ー
そしてエデンは、苦戦を強いられていた。多くの者を殺め続けてきたキャラは、エデンより技量が圧倒的で、変身解除まで追い込まれてしまった。
エデン「ぁ………、ぐぅ………!」
キャラ『あっけない最後だね。でもこれで分かっただろ?『決意』のソウルを持ってる限り、君は殺すことなんてできない。』
エデン「………貴様ぁ………!」
キャラ『じゃあね。君の友達も、みんな殺してあげるね。』
『ガキンッ!』
キャラ『………しつこいよ?いい加減、悪あがきをやめたら?』
エデン「………って、次の台詞はッ!『大人しく、私に殺されろ!』だ!」
キャラ『大人しく、私に殺されろ!( ゚д゚)ハッ!』
突然何かの銃弾がキャラの左目に直撃し、建物まで吹き飛ばされる。
フラン「久々に、その先読みを聞いた気がするよ。ガルッチ。」
エデンは後ろを振り向くと、そこにはフランたちが武器を持って立っていた。リリカの方は、ハイスクール・オブ・ザ・ゴッドの姿で現れていた。
エデン「………皆。」
リリカ「『『『皆じゃないですよ、ホントに世話のかかる人ですね。』』』」
英竜「ガルッチ、助けに来たぞ。」
未来「僕だけ除け者にするなんて、酷いんじゃないの⁉」
ルビー『ほんとですよ。いくら自分が悪いからって、思いつめすぎなんです。』
イリヤ「それには賛成よ、ルビー。」
こいし「けど、それを止めずにしていた私たちも原因だけどね。」
エデン「…………何で、何でみんなここに?」
ロード「僕が連れてきたんだ、ガルッチ。」
そこには、エデンが持ってる武器よりも危険な力を宿している剣を持ったロードの姿があった。
エデン「じ………、爺さん!」
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