※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode186 外なる怪獣神 アザトース・ゴジラ

ーワールド・フロンティア セントラルエリアー

 

 

ガルッチside

 

 

あれから、数日たっているにもかかわらず、未だに仕留めきれてない。多くのキャラを殺していたのに、死んだ様子が一度もない…………。

このナイフの破片でできた剣だけじゃ、力不足だというのか…………⁉

 

 

キャラ「はぁ…………、はぁ…………、コンティニュー…………1865回目…………!無駄だと、なんべん言えば、分かる!!」

 

ガルッチ「んなもん………、コンティニュー出来なくなるまで、何度でも!!」

 

キャラ「…………へぇ、………この数を………見てもか?」

 

 

キャラの手のひらを見ると、そこには多くの赤いハートが無数に存在していた………。なんだ、その数?

 

 

キャラ「これはね………、私を復活させてくれた時にもらった『ソウル』なんだ。」

 

ガルッチ「…………何?誰から⁉」

 

キャラ「誰だって?それは勿論、『プレイヤー』達。もっと言えば、Genocideルートに導いた『プレイヤー』達のことさ。」

 

ガルッチ「…………!」

 

キャラ「そして、今も増え続けている。『プレイヤー』たちが、私を復活させてくれる限り、『死ぬ』ことは絶対にない。

 

 

永遠に『死ぬ』ことがない!!不死身の私が、殺せるとでも思ったのか!!」

 

 

…………何だと⁉このソウルが、全部…………!プレイヤーって奴から⁉

 

 

ガルッチ「…………………クソ!」

 

キャラ「残念だったな、ガルッチ。君には、私を殺せるほどの力なんてない。けどせめてもの慈悲だ、妻のところに送って───────」

 

「『デリート ソウル』!」

 

キャラ「⁉ ソウルが⁉」

 

 

え?あんなにあったソウルが、一瞬で消滅⁉しかも、この声何処かで…………。

 

 

「ガルちゃん、ここにいたんだね。」

 

「ひどいじゃないか、ガルッチ。君だけキャラと戦ってるなんて。」

 

「ホントに、アンタは無茶しすぎなの!っていうか、一人で戦わないでよ!」

 

「ガルッチ……、僕たちを置いて戦おうとするな………。」

 

ガルッチ「……………え?」

 

 

嘘だろ?なんで…………、何で…………君たちがここに……………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日斗オルタ、ベロニカ………、ジェイソン……………、…………………ルシフェル。

 

 

sidechange

 

 

 

 

ーコロシアム 闘技場ー

 

 

エデンside

 

 

BGM 『garan-no-dou』

 

 

……失敗したかな?図体デカくしたせいで、お姉ちゃんの攻撃が避けにくい。触手で攻撃しているが、動きが遅すぎる…………。

やっぱり久々すぎて、この身体じゃあどうにもならないか!

 

 

英竜「『『その身体に戻ったのは、失敗だったんじゃないか?』』」

 

 

………いや、確かこの能力があったはず!

 

 

エデン『行け!我が肉体から切り離されし獣『スペースビースト』!!英竜お姉ちゃんを襲え!!』

 

 

結構種類多いな。中には、あのイズマエルもいるのかよ。改めて思うけど、『外なる神』達って、スペースビーストを生み出せるんだな。

って、なんか見たことないスペースビーストもいる。ゴジラ寄りだけど、イズマエルに近い奴なのかな?

 

 

英竜「『『スペースビースト⁉ホントに扱えたっていうのか⁉』』」

 

エデン『いや、ぶっつけ本番だったんだ。負けるわけには、行かないんでね!!』

 

 

っとと、他の怪獣娘がいたな。だったら!!

 

 

エデン『スペースビースト!!怪獣娘を倒せ!!』

 

エンペラ「なっ⁉」

 

英竜「『『スペースビーストに構うな!!狙うはガルッチだ!』』」

 

 

これは、まずいな………!最も、この身体になったこと自体が久々だから鈍すぎる…………。ならば、火力重視に!!

 

 

エデン『………喰らえ!!』

 

英竜「『『無駄だ!!』』」

 

 

放射線流を英竜に放ったものの、効く様子が全くない………!けど、けど負けるわけにはいかないんだ!!!

 

 

アギラ「まずい、何か来る!!」

 

エンペラ「全員、防げ!!」

 

エデン『おおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

今度は体内放射も始まり、他の怪獣娘達を吹き飛ばした。その代わり、肉体が破損し始め、そこからスペースビースト達が生まれてくる。

 

 

英竜「『『火力が上がってる⁉しかも、スペースビースト達も増え始めた!』』」

 

エデン『………負けない…………、負けてなるものか………!全魔力、霊力………大解放!!この一撃を………、解き放つ!!

 

 

『原初の混沌の叫び(アザトース・シャウト)』!!!』

 

 

その叫びはこの世のものとは思えないほどの大絶叫で、英竜の守りもすべて打ち砕こうとするぐらいだった。

その負担は耐えきれなくなってしまい、遂に化物(アザトース・ゴジラ)の肉体が砕け散り、人間(エデン)の肉体に戻ってしまった。

 

 

最早全身から大量の血が噴き出していて、ほぼ満身創痍の状態に陥っていた。

 

 

英竜「『『………勝負あったな。』』」

 

エデン「…………まだだ。」

 

英竜「『『それだけの重傷を負ってるにも関わらず、か?』』」

 

エデン「…………そうだ。…………僕には、全力で…………戦うつもりは………、毛頭ない…………。

 

 

『全身全霊』で…………、この命が………………尽きるまで………………!!最期まで………………、最期まで!!!」

 

 

叫ぶと同時に、また血が流れ落ちる。でも、まだ見える…………。まだ、流れゆく血を感じる………。まだ、血のにおいがする………。まだ、お姉ちゃんたちの声が聞こえる…………。血の味も、ちゃんとする……………!

 

 

エデン「あの時…………、言ったよね?お姉ちゃん。『鞘がなくなれば、全も、無も、虚も、何もかも斬り裂く『刃』と化す』って。」

 

英竜「『『…………まさか、本気で⁉』』」

 

エデン「……………『終焉』!!」

 

 

眼の色が虹色に染まる。お姉ちゃんを見ようとするが、怪獣娘達が戻り、お姉ちゃんを守りだした。

けど関係ない、断つのは気。それを斬るのみ!!それを斬るものは、生半可な物ではだめだ…………!

 

 

それなら、この大量の血を代価に、武器を作る!!

 

 

エデン「…………『創造、投影、開始(クラフト・トレース・オン)』!!」

 

 

その詠唱と共に、僕の中から尋常じゃないほどの闇が溢れかえった。それに合わせるかのように、僕の血が噴き出してくる。

 

 

アギラ「あんな血を出したら、いくらガルッチさんでも!!」

 

ベリアル「あの野郎、勝負に出る気か⁉」

 

エンペラ「主、念のために。」

 

英竜「『『そうしよう。』』」

 

 

お姉ちゃんは別のフュージョンライズに変わるときは、僕の血は全て無くなった。すぐさま手を突き出すと、多くの血が手元に集まり、形を成していく。そして、剣の形となったと同時に、それを掴み、自分の全てを込めて完成させた。

 

 

エデン「………………創造、投影、終了(クラフト・トレース・オフ)………!」

 

英竜「『『…………それが、お前が作り上げた剣か………!』』」

 

 

その剣、いや刀というべき姿は、持ち手は両方とも悪魔の翼で、色合いも深紅色と漆黒。刃の部分は血の色のような深紅色に染まっていた。

極め付きに、その刃から溢れんばかりの闇のオーラが出している。

 

 

英竜「『『来い!!その剣で、私を倒してみろ!!』』」

 

エデン「…………………一歩音超え───────」

 

アギラ「三段突き?でも、あの態勢は………。」

 

エデン「───────二歩無間───────!!」

 

 

ここが、最後───────!!怪獣娘達が先手を打とうと突撃する。けど、咄嗟に『門の創造』を使い、お姉ちゃんの目の前まですり抜けた。

 

 

エデン「───────三歩絶刀!」

 

 

この一撃で、決める!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英竜「『『終わりだ!!』』」

 

エデン「『闇の一撃(チャセク・エンド)』!!」

 

 

斬りつけると同時に、お姉ちゃんが持つ武器で防ごうとするが、軽々と真っ二つになり、そのまま当たった。

 

 

怪獣娘達『主!!』

 

英竜「…………私でも、君の罪を、止められなかった………か。」

 

エデン「…………ごめん、お姉ちゃん………。」

 

 

お姉ちゃんはそのまま倒れ込み、気を失った。軽傷ではあるけど、勝つには十分のものだった。

 

 

『しょ……………、勝者、ガルッチ!!闇の部優勝者は、ガルッチだ!!これにより、リリカとガルッチとの決闘が、確実になりました!!!』

 

『その前に、優勝したガルッチさんにインタビューしようかと思います!!』

 

 

インタビューかよ………、もう限界なんだけどな…………。

 

 

『ガルッチさん、疲れが溜まってるのは分かってますが、聞いてもよろしいでしょうか?』

 

エデン「…………1つだけで、頼む。」

 

『では、あの姿は、一体何だったのですか?』

 

エデン「…………あれが、『ごめんなさい』の、理由の一つ。本当の、姿だよ………。もっと言えば、僕は『外なる神』の、一人であり、『アザトース様の後継者』って、ことだ……………。」

 

『アザトースの、後継者?それは一体………?』

 

 

その質問を最後に、そのまま倒れた。

 

 

まぁ、当たり前か…………。全部の血を、使い切ったんだし…………ね………。あれ……………?なんか………、リリカが、目の前に………。

 

 

リ……………リ……………………カ……………………………。

 

 

BGM終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー???ー

 

 

気が付くと、僕は血だまりの世界にいた。一度周りを見渡すと、殆ど死体が横たわっていた。この場所、知っている。狂った僕が住んでいた世界だ………。

 

 

エデン「…………皆。」

 

 

…………僕は、弱かった。どうしよもなく、弱かった…………。それが、この結末だ………。僕のせいで、皆を殺めてしまった………。

たとえ平行世界であっても…………、僕が殺したことには、変わりない…………!

 

きっと、リリカも零も………!

 

 

握りしめようとすると、右手に何かを持っていることに気づき、一度見てみると、お姉ちゃんを倒すために創造し、投影した、見たことない武器があった。

けど、これを見た瞬間、頭の中から何かが聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『闇に満ちし虚樹の魔剣』と。

 

 

そして………。

 

 

『どうだ?美しいだろう?君の為の世界だ。』

 

 

忌々しい声が聞こえた。恐らく、どんな奴よりも、一番耳障りで、我慢できない、そして、この世から抹消したい程憎い奴の声が、聞こえた。

 

 

エデン「第一声はそれか。『キャラ』。」

 

『へぇ、もうガルッチって呼んでくれないんだ。』

 

 

その姿は、未だに僕だが、目の色は赤く光っていた。両手は血にまみれていて、服装はボロボロに変わっていた。

 

 

エデン「御託はなしだ。」

 

 

【ディスペアファンタジー!】

 

 

《b》【セブンシンカレクイエム!!】

 

 

【Let's Going despair Fantasy!Let's Going despair Fantasy!】

 

 

エデン「………闇戦術Lv175!『変身』!!」

 

 

【【ダークネスガッシャット!!】】

 

 

【ガッチャーン!ダークレベルアップ!】

 

 

【絶望の騎士目覚めよ!ディスペアファンタジー!】

 

 

【ア ガッチャ!プライド!グリード!ラスト!ラース!エンヴィー!グラトニー!スロウス!ブレイク!レクイエム奏でろ、七つの大罪!セブンシンカレクイエム!!】

 

 

…………この闇と罪を背負い、貴様を殺す。もう誰も、手出しはさせない!!

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー医務室ー

 

 

リリカ「…………今度は、失血で倒れたのですか。」

 

 

一方で、エデンはそのまま医務室に運び込まれていき、大量の血液を注入している最中だった。

 

 

零「………リリカさん、エデン様の正体を、ご存じだったのですか?」

 

リリカ「……ええ。ガルッチさんが、全部教えてくれました。自分が『アザトースの後継者』だということと、怪獣王『ゴジラ』だということも。」

 

未来「…………何で、何でガルッチは教えてくれなかったんだ………!」

 

フラン「教えたくても、拒絶するのが怖かったと思うよ。」

 

 

皆はフランの方に向く。そしてフランは、エデンの方を向いた。

 

 

フラン「あんな姿をしたら、怖がるのは当然だった。私も怖かった、あれがガルッチだなんて、思わなかったんだしね。」

 

こいし「お兄ちゃん………。」

 

イリヤ「だからって、だからって黙ってるなんて………!」

 

英竜「…………。」

 

「助けに行かないのか?」

 

 

また扉が開く。今度は、殺生院キアラと戦ってたロードが入ってきた。

 

 

未来「助けるって、如何いうことですか?」

 

ロード「文字通りの意味だ。今彼の意識は、平行世界に連れていかれた。」

 

フラン「平行世界ってことは………!」

 

リリカ「あの、ガルッチさんが狂ってしまった世界………ですね?」

 

ロード「そうだ。今彼は、一人でキャラと戦ってる。自分の闇と罪を背負ってな。」

 

 

それを聞いた皆は驚愕した。ロードは話を続ける。

 

 

ロード「フラン、こいし、イリヤ、未来、英竜、リリカ。彼を救えるのは、お前たちだけだ。」

 

未来「なんで、僕達なんですか?」

 

ロード「決まってる。ガルッチの繋がりが強いからだ。リリカは、彼が醜い姿であっても受け入れてくれた者。未来は、彼にとっての鞘。死のうとした彼を止めてくれた者だ。英竜は、真実を知ってもなお、彼を家族だと受け入れてくれた者。イリヤは、彼の為に頑張ってくれた者。こいしは、彼の恩返しをするために、陰で支えてくれた。

 

 

そして………。」

 

 

ロードはフランの方を向き、肩を乗せた。

 

 

ロード「フラン。思えば君が、彼の運命を変えてくれた。君がいなければ、ガルッチはここまで心を開いてくれなかった。君には一番、感謝しているんだ。」

 

フラン「………私はただ、ガルッチと最期まで付き添うって決めているの。ガルッチが、心の底から助けてほしいと思ってるなら、助けるつもりだし、たとえガルッチが化物だとしても、他の皆が見捨てたとしても、私は最期まで、ガルッチの味方であり続けるって。」

 

リリカ「フランさん。」

 

ロード「………そうか。ならばみんな、善は急げ。すぐさま出発する!」

 

リリカ「い、今ですか⁉」

 

零「あの、僕は?」

 

ロード「君はガルッチが起きる様子を見といてほしい。説明、してほしいのだろう?」

 

零「そ、そうですが…………。」

 

ロード「なら、行くぞ皆!ガルッチを助けるために!!」

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー???ー

 

 

そしてエデンは、苦戦を強いられていた。多くの者を殺め続けてきたキャラは、エデンより技量が圧倒的で、変身解除まで追い込まれてしまった。

 

 

エデン「ぁ………、ぐぅ………!」

 

キャラ『あっけない最後だね。でもこれで分かっただろ?『決意』のソウルを持ってる限り、君は殺すことなんてできない。』

 

エデン「………貴様ぁ………!」

 

キャラ『じゃあね。君の友達も、みんな殺してあげるね。』

 

 

『ガキンッ!』

 

 

キャラ『………しつこいよ?いい加減、悪あがきをやめたら?』

 

エデン「………って、次の台詞はッ!『大人しく、私に殺されろ!』だ!」

 

キャラ『大人しく、私に殺されろ!( ゚д゚)ハッ!』

 

 

突然何かの銃弾がキャラの左目に直撃し、建物まで吹き飛ばされる。

 

 

フラン「久々に、その先読みを聞いた気がするよ。ガルッチ。」

 

 

エデンは後ろを振り向くと、そこにはフランたちが武器を持って立っていた。リリカの方は、ハイスクール・オブ・ザ・ゴッドの姿で現れていた。

 

 

エデン「………皆。」

 

リリカ「『『『皆じゃないですよ、ホントに世話のかかる人ですね。』』』」

 

英竜「ガルッチ、助けに来たぞ。」

 

未来「僕だけ除け者にするなんて、酷いんじゃないの⁉」

 

ルビー『ほんとですよ。いくら自分が悪いからって、思いつめすぎなんです。』

 

イリヤ「それには賛成よ、ルビー。」

 

こいし「けど、それを止めずにしていた私たちも原因だけどね。」

 

エデン「…………何で、何でみんなここに?」

 

ロード「僕が連れてきたんだ、ガルッチ。」

 

 

そこには、エデンが持ってる武器よりも危険な力を宿している剣を持ったロードの姿があった。

 

 

エデン「じ………、爺さん!」

 

 

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