Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー???ー
ガルッチside
ようやく、決着が着いた。フランの仇を討てた。この手で、キャラを亡き者にできた。やっと、やっと…………。
ガルッチ「…………見てるか?フラン。やっと、仇を取ったよ………。」
ルシフェル「お疲れ様、ガルちゃん。」
ジェイソン「………でも。キャラを倒したってことは………。」
あ…………そうだった。もう僕は、キャラを倒した。そして、もうここにいる必要は、もうないだろうな。
英竜「お前が、本来のガルッチって訳か。」
ガルッチ「…………そういうことだ。僕が世話になったな。」
英竜「いや、世話になったのはこっちの台詞だ。私やガルッチにも抑えられなかったルシフェルが、ここまで成長させるとは…………。ここまで変えるなんて。」
ガルッチ「そんなことはない。僕はただ、彼女と共に、復讐劇に付き合ってもらっただけ。それだけだ。」
エデン「それだけだからこそだ。君との戦いと旅で、変われたのは、君のおかげだ。」
そこまで言うのか、君たちは…………。いずれにしても、僕はもう、長くここにいられなくなってしまう。
エデン「ルシフェル、最後までガルッチに付き添ってくれて、ありがとう。」
ルシフェル「言ったでしょ?支えてやらないとってね。」
ガルッチ「………そうだ。エデン、すまないけど、君のフランと話がしたい。」
フラン「私を呼んだ?本来のガルッチさん。」
………やっぱり、僕の知ってるフランと変わりない。深紅色の赤い瞳、可愛らしい顔。なにもかも、僕の知ってるフランだ。
けど、この子はエデンの物。それだけは、変わりないな。
ガルッチ「なぁフラン、僕は…………、これで終わったんだよな?やっと、やっと仇は取れたんだよな?彼女は、今どう思っているんだろ?」
フラン「あなたが無事でよかったって、思ってるよ。なんたって、ガルッチの妻だし。」
ガルッチ「……………けど、幸せよりも、僕は復讐を選んでしまった。僕の幸せは、『フランと一緒にいたい』。ただそれだけなんだ。
フランを失って、僕の色は褪せてしまった。それと同時に、復讐の色に染めあがってしまった……………。」
フラン「けど、もうその必要はないよね?」
ガルッチ「うん………。これでようやく、彼女の元へ行ける。」
エデン「え?」
英竜「それって如何いう………。」
時間になったのか、僕の体から無数の羽が散り始めていた。もうここには、いられなくなってしまう。
けど構わない、仇は討てた。キャラの復讐も終わった。そして、この世界のフランも出会ったことだし…………、何の悔いもない。
明日斗オルタ「ガルッチ⁉お前………!!」
ベロニカ「ちょ、ちょっと⁉消えかかってるわよ⁉」
ガルッチ「もう、行かなきゃ。彼女が、待ってる。」
ジェイソン「ま、待って!!僕達はどうすれば⁉」
ガルッチ「好きにすればいいよ。故郷に帰るのもいいし、エデンの手伝いもしていいし………。もう付き合う必要はないからさ。」
ジェイソン「けどっ⁉」
ルシフェル「行かせてあげて!!」
ベロニカ「ルシフェル………?」
エデン「………いいのか、ルシフェル。本当は、ガルッチのことが『好き』なんだろ?」
ルシフェル「ッ⁉/////////////////」
ガルッチ「え⁉///」
何だって?ルシフェルが、僕のことを⁉
ルシフェル「………~~~~~~~~ッ!!!!!!!////////」
ガルッチ「ル、ルシフェル………、お前………。///」
ルシフェル「……わ、分かってるよ。それぐらい………。ガルちゃんの事が、好きなのは…………、分かってるよ………。
…………けど、いいの。」
エデン「?」
ルシフェル「ガルちゃんには、フランちゃんがいるもん…………。奪いたくても、奪えない…………。それだけ、強い絆が、繋がっているから………。
だから、いいの。私、わたし…………!」
…………泣いていた。別れたくないのは、他の誰よりも別れたくないのは…………、ルシフェルなのか………。
それも、そっか。他の人より長く、復讐劇に付き合ってくれたのは、ルシフェルだったな。
……………本当は、こんなことしちゃいけないけど…………、ごめん。フラン。こればかりは、見逃してくれ。
ガルッチ「ルシフェル、こっち向いて。」
ルシフェル「ガルちゃ───────」
僕は、ルシフェルの返事を待たずに、強引ではあるものの、この場でキスした。じっくりと、蹂躙するかのように、ルシフェルの口の中まで入れていた。
ルシフェルもそれに受け入れたのか、今度は僕のも蹂躙し始めていた。
エデン「…………濃厚だな。」
英竜「………………仕方あるまい。お別れだしな。」
エデン「…………こればかりは、見逃してくれたらいいな。」
ガルッチ「ぷはっ………。ル、ルシフェル………。//// お別れのキスは、どうだった?///」
ルシフェル「いいの……?////// フランちゃんに、怒られるんじゃないの?///」
ガルッチ「………かもね。/// でもせめて、せめてでもいいから、笑って?/// 笑っている方が、君に似合うから。///」
ルシフェル「うん……! うん………!!」
…………さて、もうこれ以上はいられないな。っとと、消える前に伝えないと。
ガルッチ「エデン、僕が消えたら、僕が持ってるガシャットとゲーマドライバーをあげる。」
エデン「へ?でもそれ───────」
ガルッチ「持ち主が消えたら、誰が使うんだよ。出来れば、君が使ってくれ。それと…………。」
エデン「それと?」
ガルッチ「もう愛人作るんじゃねえぞ?というか、もう大丈夫になったんだから、必要ないだろ?」
エデン「………それって───────」
ガルッチ「彼奴らだって、本当の好きな人位いるはずだ。艦娘と半罪人達は、難しいところだけど…………。
まぁなんだ、早いとこ決めといた方がいいよ。彼女達も、彼女達なりの人生があるからさ。」
………さて、言いたいことは言ったし、消えるとするか。
そうして、散りばめた羽と共に、僕はこの世を去った。悔いはない、ようやくフランの元へ行けるからね。
sideout
エデンside
……………彼奴は、もう去ったのか。満足そうな顔をして、その羽根と共に消えていったのか。
エデン「それで、君たちはどうするの?特にルシフェルが気になるところだけど…………。」
ジェイソン「………そうだね。僕はしばらく、君のところに住むよ。今帰る世界がないし。」
明日斗オルタ「僕もだな。彼が居なくなった以上、居場所がないんだし。」
ベロニカ「私は、『聖地ラムダ』に帰る事にするわ。覚えてないとはいえ、あそこが私の故郷だし。」
ルシフェル「…………。」
英竜「ルシフェル?」
ルシフェル「私、如何しようかな?ガルちゃんも居なくなっちゃったし、今更ザギちゃんの元に………。」
…………まだ気にしていたのか。
ルシフェル「いっか。私も戻るよ。ザギちゃんとはやてちゃんの結婚式が出来るように、予約しないと。」
英竜「え?気が早くない?」
ルシフェル「気が早いも何も、ザギちゃんははやてちゃんのこと好きだし、逆もまたしかり。だったら、早めに予約した方がいいと思うなぁ。」
エデン「待て待て、同性婚とか認めてくれるのかどうか───────」
全員『いや、それ君が言うこと?』
そういえば、僕も同性婚してたんだった。直接的には未来が、間接的には英竜お姉ちゃんだけど。
エデン「っとと、僕も自分の肉体の元へ帰らなきゃ。意識が戻ろうとしてるし。」
英竜「そういえばそうだったな。」
ロード「んじゃあ、皆。僕についてきて。試合、見るからね。」
エデン「1ヶ月後だがね。」
そうして、平行世界の僕とキャラが息絶え、ガルッチが消滅したのを目撃した後、僕の肉体の元へ戻っていった。
今思えば、あの魔剣はいつの間にか消えていた。やっぱり贋作だからかな?本物はどうやって作るのかが謎だけど、風龍さんなら知ってるのかな?
でも、愛人如何しよう。僕が良くても、他の皆はどう思うのかやら………。それも追々考えないと……………。
ー医務室ー
気が付くと、僕は医務室のところにいた。あの頃の記憶もちゃんと残っている。確か、お姉ちゃんに勝つために『
エデン「ん?何だこのチューブ?」
「失血したんだぞ、馬鹿者。これ以上心配させるな、ガルッチ。」
エデン「イフ………。」
イフ「やれやれ、お前もお前で、厄介ごとに巻き込まれるようだな。見たところ、面倒な相手と戦ってたようだな。」
お陰様でな。めっちゃ疲れた。って、なんでイフがここに?
「我がここに来たからに決まってるであろう、ガルッチ。」
エデン「⁉ ガイア⁉」
ガイア「この肉体に馴染むまで、時間かかったぞ。まぁそれはいいか。教えてくれるか?君に何があったのか。」
エデン「分かった。長くなるけど、いいよね?」
アムール「構わない。」
そうして、僕はガイア達に今まであった出来事をすべて話していた。途中で何故かボロボロになってるリリカと零も含め、もう一度1から話した。
1ヶ月後は、リリカと決戦………。多分リリカは、あの最弱のフュージョンライズと戦ってたはず………。
もう使わないって、言ったのに………。
next episode
次回、『Subterranean Electron World』
エデン「我が闇を以て、光を穿つ!!」
リリカ「この光で、貴方の闇を打ち払う!!」
リリカが手にする新たな武器───────
リリカ「これが………、私の剣………。」
勝負の行方は………?
エデン「我が闇よ!!」
リリカ「光よ!!」
エデン&リリカ「僕/私に力を!!」
GAME11 『End of The World 対極なる2人の決戦』決着編
エデン「零、間久部と赤屍にも伝えておけ。もし僕の大切なものに手を出したら、お前の家族を奪うからな。これは、『最終警告』だ。」