Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー天空世界ー
エデンside
さてと、真剣にリリカに勝つ方法を考えないと、負けるかもしれないな………。流石に、『フィクションヴァニア』とか使う気ないし(そもそもサンズ返したし)、もう一つの最弱のフュージョンライズ『フィクションアヴェスター』だと、解呪されるしなぁ………。
それに、僕のスキル『ネガ・ストーリー』は、加減を知らないから下手にいじれないし、あまりリリカに使いたくない。
あの禍々しい魔剣は、どちらかと言えば最後の切り札のようなものだしな。
最も、気を付けるべきなのは、『難民救済フュージョンカード』。強力とは言えないものの、場合によっては危険な物にもなりえる。
特に『あんハピ』が発動されるとなれば、『シシレッド』と『仮面ライダークローズ』のフュージョンライズ『レグルスクローザー』を使うしかないな。
いや、防げるのかが分からないけど………。
とにかく、『難民救済フュージョンカード』を使わせないようにしなければ………。
エデン「っと考えたものの、今までのようにはいかないってのも確かだしな………。それに、『リリカ』のカードを使われたら、何をしてくるか全くわからないし………。」
そもそも、あのカードの能力は何だ?それさえ分かれば、対策も出来るかもしれないが、どうも嫌な予感がする。
出来れば、使わせないようにしなければ───────
エデン「って、なんだこの本?」
考え事していたら、二つの本を見つけたんだけど………。1冊目は『グリムノーツ』?んで、2冊目が『シノアリス』…………?
なんか分かんないけど、取り敢えず持って帰るか。見たところ、持ち主すらないようだし………。
というか不自然すぎるだろ、こんな場所で本2冊が落ちてるなんて思わないし、一体誰が置いたんだ?
ー選手の部屋(エデン)ー
フラウィー「んで、その本何?」
エデン「知らん。」
まさかの白紙と来たか。けど、微々たるものだけど、魔力も帯びているな。魔導書にしては、違和感がある。
エデン「この本が何なのかが全く分からないしな………。せめて、文字ぐらい書いてくれればいいのに。」
フラウィー「もう一度めくったら?見逃してるのもあるかも。」
確かに、もしかしたらどっかに書いてあるのかもしれないしね。見逃しているとなれば、念の応用技『凝』を使うか、それに似たようなものを使わないと駄目だな。
『やれやれ、なーんかまた面倒なご主人が、この本を手にしちゃったみたいだな。』
『ホントホント、しかもこのマスター、相当悲惨な人生を歩んでるみたいだよ?』
『何それ!滅茶苦茶笑える!!wwww』
………………。(#^ω^)
エデン「この本、燃やしてやろうかな…………?」
『え?この人、煽り耐性なさそうだよ?www』
『メンタル脆すぎワロス。wwww』
フラウィー「…………これ、シノアリスの方だね。」
エデン「…………初めてですよ、ここまでコケにしたお馬鹿さんは………。」
フラウィー「っておい、抑えて抑えて!!」
『うわー、見てあれ!彼奴の顔!!』
『彼奴、絶対殺してやるって顔してるよ!ww たかが本ごときに怒るなんて、心狭い───────』
エデン「『インフェルノ』!!」
『『ギャァァァァァァァァァァァ!!!!!!!』』
─しばらくお待ちください………。─
『『ごめんなさい、本気でやるなんて思わなかったので。』』
エデン「次煽ったら、灰にしてやる。俺が何も出来ないと思ったら、大間違いだからな?」
『『申し訳ございません。』』
全く、正直本から煽ってくるとは思わなかったよ。しかもこれ、シノアリスの本だよね?まぁ、それは置いといてだ。
エデン「んで、誰だ?煽りに煽りやがって。」
『私は『ギシン』。』
『僕が『アンキ』。』
エデン「二人合わせて『疑心暗鬼』か。んで、この本は?」
アンキ『君が持ってる本は『シノアリス』と言って、『最悪の物語』ともいわれる本だ。』
最悪の物語?
ギシン『この本に乗ってる登場人物はね、みーんな愚かなのよ?作者を蘇らすために、他のキャラクターを殺さなきゃいけないんだよ?』
アンキ『しかも、悲惨な結末が待ってるかもしれないのに、皆『作者』を蘇らせようとしてるんだよ?』
エデン「………どのキャラもバッドエンドしかない物語って訳か。」
『そんなの許さない!!』
⁉ 今度はグリムノーツから声が聞こえた⁉
『そんなバッドエンドしかない物語なんて、絶対に許さない!!』
ギシン『何だお前、一体誰なんだ?人の物語に侮辱するのは?』
フラウィー&エデン「「(ブーメランを知ってて言ってるのかな?)」」
『皆はハッピーエンドを望んでいるのに、何でバッドエンドが必要なんだ⁉それこそおかしいだろ!!』
あー、なんかハッピーエンドとバッドエンドの言い争いが始まっちゃったよ………。しかも、本同士の喧嘩って、なんかシュールだな………。
まぁ全員が全員ハッピーエンドになるかっていえば、実際そうじゃないしな。必ず誰かが、バッドエンドにならなきゃいけないんだし………。
というか五月蠅くなってきた………。止めるのもめんどくさいし、フラウィーを連れてリリカの部屋に行こう……。
ー選手の部屋(リリカ)ー
フラウィー「ってなわけで。」
エデン「ここに避難してきたって訳。」
アズリエル「いやどういう事?」
リリカ「というか、本同士の喧嘩って、聞いたこともないんですけど。」
エデン「しかもだよ?出る間際には、低レベルの喧嘩が始まっちゃったんだよ。小学生か何かか、彼奴ら………。」
まぁ、暫くすれば落ち着くだろうし、ほおっておくけどね。
リリカ「それはともかく、『グリムノーツ』と『シノアリス』……でしたっけ?何処からとってきた本ですか?」
エデン「なんか知らないけど、道端に落ちてたんだよ。誰が落としたのか、誰のものなのか、誰が作ったのか、さっぱり。」
アズリエル「怪しさ満点じゃないですか………。」
フラウィー「正直、僕も怪しいと思っていたんだよね。なんか、あの本の中に大勢のキャラクターが詰められているような気がして。」
リリカ「私が持ってる『難民救済フュージョンカード』のような?」
フラウィー「多分、それに近いと思うよ。それに、それぞれの本によって、キャラクターも違ってくるしね。」
エデン「まぁ、『グリムノーツ』は『ハッピーエンド』、『シノアリス』は『バッドエンド』で、物語のキャラで埋まってそうだけど。」
『『『呼んだかい、マスター。』』』
全員『⁉』
ぬぉぉぉぉぉぉい⁉何でこっちに来てるの⁉そして本が、本がぐちゃぐちゃになってる⁉
アンキ『全く、マスターが呼びさえしなければ、お前の本を引きちぎってやるのに………!』
『それはこっちの台詞だ……!』
ギシン『ホント、忌々しいったらありゃしないよ………!』
『『『グギギギギギギ……………!』』』
ケテル『…………なんつうか、バチカル。ああしてみると、低レベルの喧嘩に、見えないか?』
バチカル『確かに、なんか我々が喧嘩するのが、馬鹿らしくなりそうだ…………。』
リリカ「…………あの、ガルッチさん?また喧嘩しそうですよ?」
エデン「…………はぁ。しょうがない。」
『ゲキトツロボッツ』ガシャットを投影してっと………。
【ゲキトツロボッツ!】
【ガッシャット!キメワザ!】
【ゲキトツクリティカルストライク!!】
エデン「喧嘩なんぞ、するんじゃねええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
『ズバコンッ!!』
『『『アベシッ⁉』』』
【会心の一発!!】
よし、これで静かになったな。全く、最初からこうするべきだったよ。
アズリエル「…………本、大切にね?」
フラウィー「……………っていうか、さらりと流してたけど、今ガルッチの事『マスター』呼びしなかった?」
…………………え?
エデン「……………知らぬ間に、契約かわしちゃったの?」
リリカ「………………騒がしくなりそうですね、これ。」
エデン「(´・ω・`)」
というか、この本の能力なんなの?まさか噛ませとかじゃないよね?
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