Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
episode15 リリカという少女
-光の国-
ガルッチside
ザギ『主よ!そして此処に居る皆よ!聞こえているか!私は今此処に、新たなる勢力を誕生させる事を宣言する!私とはやて、アリサ、すずか、リリカを筆頭とする我等『時空警備隊』のな!
私達は、セイクリッド・フォース・ザギだ!!!』
…………なるほど。僕の知らない間、そう言うことが………。多分お姉ちゃんは、お姉ちゃんと僕の目は曇ったって言ってるけど、それは違う。でも、杞憂だったのは事実だね。
ガルッチ「何にせよ、まだ僕は、この『魔眼』を扱い切れてないし、此を扱うには、それだけの年月をかけなきゃ、無理だしな。いや、そもそも無理か。」
だが、今一番興味を持っているのは、龍神王が転生したと言われてる、『リリカ・アイモーネ』っていう女の子だな。
あの力、僕ですら知らない存在も混ざってる。僕を超えた無限の可能性……………か。面白いじゃないか。
僕でも知らない存在、そして、彼女に秘める隠された力。そして、その前世。おそらく『十三王神』かヴァルハラと、何らかしらの関わりを持った女の子なのは確かだ。いや、確かでは無く、仮説だな。
ガイア『何やら楽しそうだな、ガルッチ。』
ガルッチ「ガイアか。ああ、そうだな。」
ガイア『楽しみが増えた、と言う訳か?』
ガルッチ「勿論だ。何しろ僕の夢は、僕が思っていた以上に、『果ての無い夢』だって事が分かったんだ。まだ見ぬ強者、僕を超えんとする無限の可能性。面白いじゃないか。此だから、まだまだ生き続けたいんだ。果てしない夢だからこそ、その夢を追い続けたいんだ。
だからこそ、僕は強くなろうと努力する。仲間と家族を支えながら、大切なものを守りながら、僕は強くなる。もし、僕を超える無限の可能性を持つならば、僕も無限を超える可能性を持とう。」
イフ「随分と強欲な夢を持ったな。」
ガルッチ「強い奴らが居るからこそさ。イフ、『果ての無い夢』というのは、ホントに素晴らしいものさ。」
そして僕は、ザギがいる世界にこう放った。
ガルッチ「『セイクリッド・フォース・ザギ』よ!!お前達の覚悟!その決意!超全大王神である僕が、しかと聞き届けたぞ!!!なれば、此方も強くなろう!!お前達が僕らの先を行くように。僕らも、その先の先へ向かおうではないか!!その覚悟、その決意、忘れることなかれ!」
リリカ、君と合間見れる事があるだろう。しかし、レイブラッドの奴、『レイオニクスにしたが、此処までの素質はレイを超えすぎだドンドコドーン!!』とか言ってたけど、お前もオンドゥル語使ってるんかよ。その内言語もオンドゥル語に変わったりして…………。って、『ダメダドンドコドーン』!!あーもー、メローネめ…………今度出会ったら本気でぶっ殺そう。
そう思いつつ、僕はお姉ちゃんのところに戻った。
-ガルッチ達の家-
メフィラス「あ、ガルッチさんお帰りなさい。」
ガルッチ「ただいま。さっきザギ達の宣言を聞いてきたとこだ。」
英竜「にしては、凄く楽しそうね。」
ガルッチ「まぁね、僕の楽しみが増えたようなもんだからね。」
英竜「君って何かと野心はあるのに、王になるのは馴れないんだね。」
王は別。そんなことしたら、退屈な日々を背負う羽目になるじゃ無いか。
アギラ「ねぇご主人様。ガルッチさんも来たから敢えて訊くけど、レアさんは呼ばないの?」
レア…………か。
アギラ「うさうさもマリエルも、心配してるみたいだよ。」
ガルッチ「いや、悪いけど今は無理だ。」
英竜「ああ。ガルッチの言うとおり、残念だけど、今は会えない。彼女はガタノゾーアにゴルザ、レオにアストラ、ガルッチの兄さんに預けてある。全ての修業が終わるまで、うさうさやマリエルにも、私やガルッチにも会わせない。そうだよね?」
ガルッチ「…………ああ。」
英竜「……………まだ根に持っていたのか。」
ガルッチ「そりゃあ………、そうさ。ウルトラマンゼロのように罪を犯してしまったとは言え、急がせすぎたのは事実。きっと、僕を恨んで────」
アギラ「でもガルッチさん、庇ったんですよね?その罪を変わりに背負おうと。」
メフィラス「ですがレアさんは、貴方の重荷を背負わせないように、断った。なので、別に恨んではないですよ?」
そうなのかな……………?彼女、僕の性格を受け継いでいるから、多分罪を償おうと頑張っているけど、出来れば闇堕ちしても誰かを守る思いだけは、捨てないで欲しいな…………。
英竜「家族に対する思いは、何も君だけじゃ無い。私達も、君の負担をかけないようにしてるんだ。もう少し、頼ったらどうだ?」
ガルッチ「…………………………いい加減、こう言う癖直さないとな。」
イフ「まぁ、ゆっくりと癖を直していった方が良い。慌てたら、『壊れる』からな。」
ガルッチ「そうだね。」
レア、君は今何をしているんだ?
マルッチ「父上、失礼します。」
ガルッチ「マルッチか。如何だった?」
マルッチ「英竜もいるようで、ここで報告します。先程、父上の命により、昔探険した『遺跡』の調査をしてきました。その結果、父上の言うとおり、全王神ヴァルハラは存在していました。それと同時に、『十三王神』らしき伝承もありました。『刃剣王神』の他に、『自然王神』、『融合王神』、『天候王神』、『鋼鉄王神』、『魔術王神』、『生王神』、『死王神』、『空間王神』、『時空王神』、『罪王神』、『浄王神』、そして『未知王神』。この13人で『十三王神』と呼ばれています。」
ガルッチ「罪王神?」
英竜「むしろ、魔術王神っているのか?」
マルッチ「ええ。魔術王神というのは、魔術王ソロモンの上に行くもので、我々が思っている以上に未知の魔法を持っている、魔法ならば最強分類に入る者です。罪王神というのは、此はまた面倒な者で、あらゆる罪は、全て背負い続け、逆に背負わせる事の出来るのですが、優しすぎると言う伝承があり、おそらく────」
ガルッチ「僕のような性格の人かよ。」
英竜「………他は?」
マルッチ「後、リリカという少女の前世を調べた結果、どうやら彼女、『十三王神』の誰かと関わった事があるようです。」
マジか…………。
マルッチ「おそらく、『融合王神』と何らかしらと関わってた可能性が高いと思われます。報告は以上、失礼します。」
『融合王神』……………か。でもまだ謎が解けないのは、『刃剣王神』剣崎立香が言ってた言葉。『十三王神が叛逆者』。その意味は、一体…………。
sideChange
-幻想郷-
プロトガルッチside
……………幻想郷、か。懐かしいな、この場所でフランと出会ったんだっけ?さてと……………。
プロトガルッチ「教官、フレディチームは動きにありません。」
キース「そうか。しかし、驚いたな。貴様が、我々に─────」
プロトガルッチ「一応言いますが、僕は貴方が知ってるガルッチではありません。それにあくまで、協力関係だということ、お忘れ無く。」
キース「それは分かってる。だがそれは、貴様と組んでる其奴も言えるのでは?」
……………ⅩⅡ、いや『闇の刃【XEX《ゼックス》】』だっけ?まぁ確かに、そうだな。新生ⅩⅢ機関とか、盾子とか、フラウィーとかいるが、僕には関係ない。あくまで利用し利用しまくって、仇相手を見つけた後は、必ず殺し、そして『やり直し』をする。今度は、必ず彼女を守れるように………。
プロトガルッチ「それでは、失礼しま…………っと、そういえばこう言うのがありましたので、置きますね。貴方なら、使いこなせるでしょう。」
キース「む?此は、ジェイソンが持ってたのとは違うような………?あとクルーガー達が持ってた奴とは違う?」
プロトガルッチ「壇黎斗の父、壇正宗がもってたガシャット。『仮面ライダークロニクルガシャット』です。それを、此に差し込めば、貴方は仮面ライダークロノスになれます。後は、教官次第です。では。」
僕は直ぐさま、教官の部屋から去った。ついでながら、奴の様子でも。
ルシフェル「やっほ~、べつせかいがるちゃ~ん。せいしゅんしてる~?」
プロトガルッチ「いつも通りだ。全く、しっかりしろよ?」
ルシフェル「えへへ~、しんぱいしてくれたおれいの~、ちゅ~。♡」
プロトガルッチ「あー、済まないが、それは無理だ。彼女以外はしないって決めてるから。」
というか完全に浮気なんだから、無理に決まってるだろ。
ルシフェル「そっか~、ざんね~ん。でもでも、がるちゃん。いつまでもかこにしばられたら、つらいだけだよ~。」
プロトガルッチ「………………それでも僕は、彼女の居ない人生を歩むのは嫌だ。フランの居ない人生なんて、耐えられない……………!」
ルシフェル「…………ホントに、その子のことが大好きなんだね。がるちゃん。」
プロトガルッチ「………うん。それじゃ僕、行かなきゃ。」
ルシフェル「ばいば~い。」
…………フラン、待ってて。絶対、仇を討って、『やり直し』して、もう一度愛し合おう。
next episode
再び恐竜ドラゴンさんとコラボしました。
またぐだぐだになりますが、よろしくお願いします。