※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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BGM 『Battle Against a True Hero』


episode194 ユナイトフュージョンの力

ー風の大陸 世界樹の桜の丘ー

 

 

エデン『(しかし、よくよく考えてみれば…………、あの闇創造王神の奴、よくこんな奴を従えようと思ったな。)』

 

リリカ『ガルッチさん!考え事は後にしてください。』

 

エデン『え?何故に分かった………。』

 

リリカ『今私達は融合状態ですから、貴方の考えも分かります。』

 

エデン『考えも共有してるって感じか………。って、リリカ!!』

 

リリカ『『風王鉄槌(ストライク・エア)』!!』

 

 

突然襲い掛かってくる闇の光弾が来るも、風の刃で切り裂く。続けて全王は、特大の闇の力を解放し、リリカに襲い掛かってくる。

 

しかし、リリカはガールズリングを取り出し、1枚のカードをスキャンさせた。

 

 

『魔法使いの嫁!!』

 

 

すると、リリカの後ろから棘のようなものが現れ、全王を縛り付ける。それを引きちぎろうと躍起になってはいるものの、リリカはそれを逃さず、二本のエクスカリバーで全王を斬る。

今闇の力を解放してしまってるせいか、光にとって劇物になってしまい、苦しみだしていた。

 

 

エデン『…………叔父さん、もう諦めたらどうだ?』

 

全王「まだだ………、まだ終わってない!!貴様なんぞに、降伏するか!!」

 

 

棘で縛られていた全王だったが、なんとか脱出し、リリカに向かって攻撃を始めた。闇を駆使した攻撃が始まるも、殆どが避けられるか、防がれるかのどちらかになっていた。

その間、エデンはある準備をしていた。

アーサーが持つエクスカリバーの拘束具を解く準備をしていた。

 

 

エデン『(十三拘束解放(シール・サーティーン)!円卓議決開始(ディシジョン・スタート)!!)』

 

 

『承認。』

 

 

『是は、生きるための戦いである』<ケイ>

 

『己よりも強大な者との戦いである』<ベディヴィエール>

 

『精霊との戦いではない』<ランスロット>

 

『邪悪との戦いである事』<モードレッド>

 

『是は、私欲なき戦いである事』<ギャラハッド>

 

 

エデン『………まだ足りないか。リリカ、まだ踏ん張っててくれ!!』

 

リリカ『なるべく早く、お願いします!』

 

 

まだ拘束具が解かれていない状態の中、リリカはまだ全王と戦っていた。残り時間は6分、時間は残っていたものの、エデンは焦っていた。

拘束具を解かなくば、アーサーの『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』を発動することが出来ない。

アルトリアの『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の方は、そういう拘束具はなく、発動も可能だが、全王相手だと防がれる可能性もあった。

 

 

全王「如何した………?貴様の攻撃は、そんなものなのかぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

リリカ『ッ!ガルッチさん!!何やっていやがるんですか⁉さっさとしてください!!』

 

エデン『やってる!!』

 

アーサー『結構苦戦してるね。だったら、僕のを常に解放しておこう。』

 

 

『是は、世界を救う戦いである』<アーサー>

 

 

キリト『まだ可決じゃないようだな。』

 

アルトリア『ガルッチ、あと1つ解放するだけです!急いでください!』

 

アスナ『リリカさん、もう少しです!!』

 

エデン『なぁ、頼むよ………!誰でもいい!!誰でもいいから、解放してくれ!!』

 

 

『是は、愛する者を守るための戦いである』<パーシヴァル>

 

 

7人可決したことにより、拘束具が解放された。更に───────

 

 

『心の善い者に振るってはならない』<ガウェイン>

 

『是は、人道に背かぬ戦いである』<ガヘリス>

 

 

追加で9人解放され、アーサーの『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の刀身の光が増してきた。

 

 

リリカ『恐らく、ガウェインさんとガヘリスあんの方は私だと思います。これなら、放てます!!』

 

エデン『後は僕の魔力で、二本のエクスカリバーの火力を最大限まで上げる!!』

 

リリカ『分かりました!!』

 

全王「ッ!!笑わせるな!!貴様なんぞ…………!キサマナンゾニィィィィィィィィィ!!」

 

 

全王の身体にも異変が起こり、所々から黒い液体が溢れ出した。それらは全王を纏い始め、段々と大きくなり、そして巨大な熊へと変わり果てていった。

 

 

全王『グォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!』

 

エデン『……………最早、理性すら棄ててしまったのか……………。そこまでして、何が欲しかったというんだ?叔父さん。』

 

リリカ『ガルッチさん、彼を救いますか?』

 

エデン『………………ここまでして、救いたい思いはあるかと言われたら、少しある。けど彼奴は、『死なせてあげる』ことも、救いの一つだろうと思うんだ…………。

 

 

全ての苦から解放できるのなら、僕は『死』の救済をする。』

 

リリカ『…………それは、本当に彼が望んでいるのでしょうか………?』

 

エデン『さぁな。でも、僕はそうとしか言えない。そもそも、僕の考えと君の考えは、ある意味相反しているようなものだしね…………。』

 

リリカ『………………。』

 

エデン『けど、これだけは言っておく。たとえ考えややり方が違っていたとしても、思いだけは一緒だ。そいつを救済したい思いも、君と同じであることには、変わりないから。』

 

キリト『……………すまないが、そろそろ───────』

 

リリカ『…………時間がないんでしたね。』

 

エデン『…………話し合いは、また今度!今は全王を!!』

 

 

巨大な熊に成り果てた全王は、いったん距離を置き、最大限の攻撃を放とうとしていた。

一方でリリカの方は、既に構えていた。二本のエクスカリバーの刀身から、光が収束していて、何時でも放てる状態になっていた。

 

 

リリカ『束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。』

 

エデン『この光は、希望へと繋げる為の光。流れる星々と共に、希望を謳う。』

 

全王『ア”ア”ア”ア”ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リリカ&エデン『『受けるがいい!!『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!!』』

 

 

全王の攻撃が繰り出す前に、リリカはX字に振り落とすと同時に金色の奔流が二つも放たれ、全王に直撃した。

それを防ごうとするも、自身の力よりも勝っていたため、何も出来ずに体が崩壊し始めた。

 

 

全王『何故ナンダ…………、何故俺ハコンナメニアッテバカリナノダ…………?俺ハ………、オレハタダ………………。認められたかっただけなのに…………。

 

 

俺が………、俺が……………!!僕が何をしたというのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

BGM終了

 

 

金色の奔流が収まったときには、全王の姿はなかった。あったのは、星のようなお守りのようなものが、落ちていた。

 

 

エデン『………………全王、あんたはただ、見るべきものを見なかった。あんたは既に、認められていたんだよ………。』

 

リリカ『……………哀しい神様でしたね、ガルッチさん。』

 

エデン『……………ああ。愚かで、そして哀れな神様だよ。生まれ変わったときは、ちゃんと幸せに過ごしていることを、祈るしかないな…………。』

 

 

その後、全王が居た場所から、世界樹の桜の方を眺めていた。ずっと気にしてはいなかったものの、全王と戦っていた際には、多くの傷とかがついていたはずの場所が、いつの間にか治っていた。

 

 

リリカ『…………すごい生命力ですね。この桜………。』

 

エデン『世界樹とも謳われてるものだしな。…………この先ずっと、咲き誇ってほしいものだな。』

 

リリカ『………桜が好きなんですね。』

 

エデン『そりゃそうだ。桜は、僕にとっての思い出でもあるから…………。』

 

リリカ『辛い思い出も、含めてですか?』

 

エデン『……………そうなるな。』

 

 

『『フュージョンオーバー!』』

 

 

そんな会話をしているうちに、時間となり、リリカとエデンに分かれ、元の姿に戻った。リリカの眼も、再び見えなくなった。

 

そして、エデンは全王が持っていたと思われるお守りを持ち、ポケットの中に入れた。

 

 

エデン「…………そろそろ帰ろうか。」

 

リリカ「…………そうですね。」

 

 

リリカはエデンの肩に掴まると、そのまま飛び上がり、世界樹の桜を後にした。

 

 

ー天空ー

 

 

エデンside

 

 

……………それにしても、リリカと融合とはなぁ。母さんには黙ってようっと。あ、そうだ。

 

 

エデン「なぁリリカ。」

 

リリカ「はい?」

 

エデン「今のうちに言おうかなって、思ってたんだが………。」

 

リリカ「?」

 

エデン「もし、僕が君に負けたら……………。ちゃんと、罰してほしい。」

 

リリカ「まだ気にしてたのですか⁉」

 

エデン「根に持つタイプだからな………。復讐者(アヴェンジャー)ですし………。」

 

リリカ「…………如何して罰してほしいのかやら。もう私は、気にしていないというのに…………。Mですか?」

 

エデン「それは違う。違う…………と思いたい。」

 

リリカ「なぜそこで自信がなくなるんですか…………。(ー_ー;)」

 

エデン「触れて欲しくないから、そこは。」

 

 

ぶっちゃけ、肉体的に開発されまくっているからなぁ………。(主にフランたちとか………。)

 

 

リリカ「………………まぁ、考えておきます。あくまで、負けた時だけですからね?」

 

エデン「了解。」

 

リリカ「だからって、手を抜いたら許しませんからね?」

 

エデン「手は抜かないって。勝負事で手を抜いたことなんて、これまでないんだしさ。」

 

リリカ「……………それもそうですね。」

 

 

リリカと決戦まで、後6日。取り敢えず、リリカには僕が負けた時の罰を考えてくれたそうだし、少しは気を引き締めることはできたかな………?

少しだけ、不安も拭えた気がするし、如何にかなりそうかな?

 

 

とはいえ、勝負は勝負。負けるつもりはない。もう『救済フュージョンカード』の対策もした。

後は、やれるだけやるのみ。

 

 

next episode




ー???ー


闇創造王神side


「…………全王が、リリカとガルッチの手によって亡くなりました。」

闇創造王神「……………何やってるんだ。」


勝手に出撃して、勝手に死んでいったって……………。何を考えているんだ、本当に。


「それはいいとして、零に散々言われたようですね。」

闇創造王神「まぁね。正直言って、だから如何した?って言えるものだよ。あのようなメアリー・スーなんかに、僕のような奴に理解できないくせに。いや、理解するつもりもないだろう。

僕は、僕のやり方で、望みを果たすだけ。それが出来るのは、ガルッチだけ………。何故なら、彼のみが、『この連鎖』を止められる、唯一の存在だから…………。」

「その望みとは、一体?それに、連鎖って?」

闇創造王神「いくら君でも、教える気はないよ。すまないね。」


…………気長に待つのも、またいい。僕はずっと、待ってるよ。ガルッチ。
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