Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー零の家ー
零「あの、すいませんエデン様。今なんと?」
エデン「だから、もう一つの『ライザー』を作って欲しいって言ってるんだよ。」
ある日の事、エデンは零がいる『リリカルなのは』の世界に行き、もう一つのライザーこと『モンスターライザー』を作って欲しいと頼み込んできた。
勿論、使うのはエデンではなく、最近『魂』であったはずの『ゴジラ』が、人格にまで表面化し、ライザーを使用するようになったのだ。
だが、『ゴジラ』は『ボーイズライザー』をうまく扱えなかった。むしろ、力を持て余すことに。
そんなわけで、現在のようになっているが…………。
零「いや、貴方は何を言ってるんですか?もう一つのライザーを作って欲しいって………。」
エデン「無理なのか?」
零「いや出来ますけど、納得いきませんよ?そもそも、誰が使うんですか?」
ゴジラ「俺だが、問題でも?」
零「………エデン様、流石にご冗談が───────」
ゴジラ「おい、貴様は何時からニブチンになったんだ。少し雰囲気に気づけ、雰囲気。使うのは『彼奴』じゃなく、俺だ。」
零「雰囲気?『彼奴』?」
ゴジラ「あー、いい加減気付け。俺は『ゴジラ』、エデンの魂ともいうべき存在だ。最近まで人格としてようやく表沙汰になったんだ。今エデンとチェンジしてる。」
零「あ、ゴジラね。しかもエデン様の魂───────って、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!」
今更気が付いたのか、零は驚愕と同時にそのまま転げ落ちる。対してエデンと交代したゴジラはため息を付いた。
ゴジラ「今更か、貴様。」
零「で、ですが、作るとしても対価は?」
ゴジラ「対価、か。エデン、何かあるか。」
エデン「そうだな、後払いも可だったら、ある物を渡そうかな。」
零「あるものですか?というか、どうやって変わってるんだ?」
エデン「あー、それなら───────
『瞳の色と目つきを注目しろ。あと口調もだ。』」
よくよく見ると、本来エデンの瞳は両方蒼色で、覚悟あるがどこか哀し気な目線をしているが、ゴジラの場合、瞳の色は左が紫、右は深紅色のオッドアイで、殺意と憤怒が入り交じった目線をしていた。
零「………なんというか、その目付き直した方がいいのでは?」
ゴジラ「そうしたくとも、生まれつきでなってしまったものだ。最も、貴様が持ってる『ゴジラ』カプセルと違うがな。」
零「っと言うと?」
ゴジラ「まず、貴様が持ってるゴジラカプセルを見せろ。」
零は一度、『ゴジラ』カプセルを取り出し、ゴジラに見せた。
ゴジラ「…………驚いたな、此奴は初代からファイナルウォーズまでの俺の力を宿しているのか。」
零「え?貴方はどちらのゴジラなのですか?」
ゴジラ「そうだな、エデンの記憶を頼りに見たゴジラ映画の中で、最も当てはまったのが『シン・ゴジラ』だな。」
零「『シン・ゴジラ』⁉え?じゃあ、貴方はその映画に出てくる『ゴジラ』ご本人!?」
ゴジラ「如何にも。まぁ、この際は置いておこう。それで対価だが、もし後払いが可能ならば、エデンを除いた『歴代創造王神』のカプセルを渡そうかと思ってな。」
零「ふぁ!?よ、よいのですか⁉ま、まぁ払ってくだされば何でもいいですが、後払いとなると…………。
何時渡してくれるのですか?」
ゴジラ「俺達が死ぬ間際に、渡すとしよう。」
零「いや、それは絶対に払わない台詞では───────」
エデン「近い将来、闇創造王神と戦う日が来るのは知ってるだろ?勝つか負けるかは、僕次第だが、それが終わり次第、僕は死ぬ。その前にはちゃんと渡す。」
零「ですが───────」
エデン「未来のアギラとリリカと出会ってる。恐らく、僕が亡くなった後の世界だろう。約束しよう、僕は必ず闇創造王神に勝ち、僕を除いた『歴代創造王神』のカプセルを渡すと。」
零「………………分かりました。ですが、絶対に払ってくださいよ?貴方が亡くなっても、蘇らせてでも払ってもらいますから。」
エデン「では、契約成立だな。ゴジラ用のライザー、『モンスターライザー』を作ってくれ。」
零「もうできていますよ。」
ゴジラ「早いな!?」
零「最近では、貴方と喋っていてもすぐにライザーが作れるようになりましたからね。一度、試してみます?」
返答するや否や、ゴジラはすぐさま『モンスターライザー』を手にした。メインカラーは紫と黒、遺伝子の周りを見てみると牙のようなものが描かれていた。
それを手にした途端、無数のカプセルが現れ、ゴジラの目の前に現れた。描かれているものの殆どが、モンスターだった。
それを見た瞬間、消えてしまった。しかし、ゴジラは慣れた手つきで、二つのカプセルを取り出す。
取り出したのは…………。
零「いきなり『エンペラ星人』と『ダークルギエル』ですか。」
ゴジラ「では、早速試運転だ。『エンペラ』!!」
『エンペラ星人』のカプセルを起動し、ナックルに入れる。
ゴジラ「『ルギエル』!!」
次に『ダークルギエル』のカプセルを起動し、ナックルに入れる。そして、『モンスターライザー』のトリガーを引く。
ゴジラ「さぁ、蹂躙の始まりと行こうか!」
そのままナックルに装着した2つのカプセルをスキャンした。
『デモニックモンスターフュージョン・アンリーシュ!』
ゴジラ「堕ちろ、『絶望』!」
もう一度トリガーを押す。が、ここで予想だにしないことが発生した。
『し~ん…………。』
ゴジラ「?」
零「え?」
何も起こらなかった。
ゴジラ「強すぎる奴は扱えないのか?」
零「いや、そんなはずはないですが………。」
他のモンスターカプセルを使って、フュージョンしようとするも、全然起こらなかった。
零「変ですね、不備はないと思うのですが…………。」
エデン「なんか彼奴、隅っこらしき場所で体育座りして落ち込んじゃったんだが………。」
零「あ、エデン様。」
エデン「けど、何も起こらないっていうのが不思議だな…………。何かのアイテムが必要とか…………?」
零「どうします?僕が作りましょうか?」
エデン「いや、いいよ。けど代わりに………。」
零「…………あの時なんだかんだ言って、結局Rー18商品買うんですね。それ、他の精力剤とは特殊で、一瞬にしてボテ腹になる程の量をだせます。そのバイブやアナルビーズ、あとローターもですが、あの時見せた『男性器体験パンティー』の性質と似たようなものです。
って、何故こんなものを買おうと?」
エデン「…………さぁ、何でだろうね。」
零は何かを察したのか、エデンにこんなことを伝えた。
零「…………あの時言いましたよね?彼女達を護る事を優先しなさい。そして何より、自己嫌悪は最もやってはなりませんって。」
エデン「…………確かに、お前はそういった。フランも、そういわれた。」
零「でしたら───────」
エデン「だからって、この自己嫌悪はどうすることもできない。決して癒えることが出来ない、深い古傷のようなもの。
それにだ、平行世界の波旬に出会って、『卍曼荼羅・無量大数』という技をもらったんだ。」
零「あれもらったんですか⁉というか、扱えたのですか!?」
エデン「扱えたどころか、異常なまでの『自己嫌悪』のおかげで、とんでもない力が出たんだよね。」
零「………………相反的とは言え、ある意味波旬と同等かそれ以上の戦闘力を得るとは思いませんでしたが、だからって───────」
エデン「無論、あれ使うのは波旬のみ。それに、『全てが消えてなくなればいい』という思いが無い限り、あんな力を発揮することはないだろうし。
……………あの自己愛の塊の引きこもり野郎なんかに、存在諸共抹消させるほかないからな。」
零「……………。」
エデン「けど安心しろ、フラン達がいる限り、僕は一線を越えることはない。例え突き放したとしても、フランが握り返してくれたら、絶対に戻るから。
それにだ…………。」
エデンは家から出ようとした時、ある言葉を伝える。
エデン「『大事なのは、『今』この瞬間だって事。』んじゃあね。」
玄関にいつの間にか大金を置き、そのまま去っていった。
零「…………ん?思ったけど、何でアナルビーズまで買ったんだ?というか、色々なアナルグッズ買ったけど、エデン様ってそういう趣向も楽しめる人なのかな?
まぁ確かに、使っても勝手に洗浄出来て、何時でも使えますけど、そんなに多く使いますか………………?」
ーエデンの家ー
エデンside
買い過ぎたか、いやでも多くあった方がいいんだけどね。モンスターライザーに関しては後回しにして、本命の奴をっと…………。
エデン「…………まぁ、買い過ぎなのは、自覚してるが…………。」
………そろそろ、発情期に近づいてきたっぽいし、色々買わないといけない頃だったしな。あと精力剤。
別に孕ませる気はないけど、長く出来るようにと思って買ったけど………。
エデン「使用量を守って、楽しくセックスしましょう………、か。」
…………医薬品か何かか⁉いやまぁ、使うときはちゃんと守るけど、他は……………。
エデン「ってローション買い忘れてるし!?」
おいおい、モンスターライザーのことでローション買い忘れるってどういうことだよ。いや、待てよ?
『媚薬入りローション』×5本
そういえばルビーが、こんなのを貰ってたな。その時が来たら、存分に使うとしよう。
フラン「ジーッ…………。」
エデン「!?フラン何時の間に⁉」
フラン「へぇ、色んなもの買ってきたのね。珍しいなぁ。」
エデン「そ、そりゃあ………、その…………。///」
フラン「分かってる、ガルッチがシたいって思ってるなら、時間があるときにいっぱいしよ?♡」
エデン「うん。」
………………フランは、誰にも渡さない。誰にも渡したくない。絶対に───────
フラン「あ、こいしちゃんも、イリヤちゃんも誘っちゃおうかな?」
エデン「そうだね、こいしもイリヤも、頷くだろうしね。」
渡したくない。
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