Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー自室ー
エデンside
さてと、後はモンスターライザーだけど…………、どうやったら使えるんかな?やってみたところ、いつも通りのやり方では扱えないようだな………。
フラン「それ何?」
エデン「『モンスターライザー』って奴なんだけど、何でか知らないけど使えないんだよね。」
フラン「使えないの?」
エデン「うん。」
とりあえず、僕は『魔元帥ゼルドラド』と『ギュメイ将軍』のカプセルを取り出し、そのままスキャンする。
『フュージョンライズ!』
フラン「音鳴ってるじゃない。」
エデン「こっからが問題なんだ。ゴジラ。」
ゴジラ「はいはい………。」
段々慣れてきたな、人格交代。
ゴジラ「極めろ、『剣技』!」
『し~ん…………。』
ゴジラ「…………やっぱり何も起こらぬか。こんなのって、こんなのって…………!!
ウゾダドンドコドーン!」
フラン「あまりのショックで、オンドゥル語言った!?」
エデン「………やっぱり彼奴、落ち込んだのか。まぁフュージョン出来なかったって言う事実が、ショックだったんだろうな。」
───────やっぱり、何かが必要なのでは?
やっぱりって、そっちは何が必要なのかわかるのか?
───────いえ、全然。ですが、一つ当てがあると思います。
あるのか?
───────以前、英竜さんがあるものを使って、ウルトラマンになったのを覚えていますか?
…………ウルトラマンモンスターだっけ?今はウルトラウーマンアリスに…………って、ニャルラトホテプ、お前まさか………!
───────呼び方『ニャルさん』って呼んでほしいのですが………。
あ、だったら今後そう呼ぶことにするよ。それで、僕にも扱えるの?
───────どうでしょう。でも、使えなくもないと思います。一度、英竜さんに聞いてみてください。
……………まぁ、可能性も否定しきれないが、このままだとゴジラも可哀想だしな。一度、お姉ちゃんに聞いてみるか。
フラン「ガルッチ?どこか行くの?」
エデン「ちょっと、お姉ちゃんのところに行ってくる。」
もしお姉ちゃんが使ってた奴で、フュージョンライズ出来るのなら、一度掛けてみるしかないな………。
ー英竜の部屋ー
エデン「っつうわけで、『モンストリウムキャンディ』を貸して───────」
英竜「いやいやいやいや、危なっかしいにも程があるだろ!?というか、なんだ『ニャルさん』って!?まるで『ニャル子さん』みたいな呼び方だな!?」
エデン「そこかぁ……。というか、使わせてくれ!」
英竜「いやだから、駄目だろ!?私のように暴走する可能性があるぞ!?」
むぅ、やっぱりこうなるのか。まぁ僕も、ああなりたくないのは事実だけど、ゴジラの為にも使えるようにしないといけないしな。
こればかりは、暴走の覚悟で使うしかない。
エデン「頼む!!もし暴走したら、お姉ちゃんたちが止めればいいから!!」
英竜「いやだから………、はぁ……。分かったよ、私達の監視の元でいいんだな?」
エデン「貸してくれるのか!ごめん、お姉ちゃん!ありがとう!!」
英竜「全く、仕方ない弟だな。」
取り敢えず、『モンストリウムキャンディ』の袋を貰ったことだし、後は訓練場に行くだけ。
ゴジラ、今度こそ使いこなせるようにしてやるからな。
sidechange
ー訓練場ー
ゴジラside
さてと、エデンの奴から紹介しろって言われたんで言うが、俺が『アザトース・ゴジラ』だ。
真名は『シン・ゴジラ』。っとまぁ、ゴジラと呼んだ方がいいだろう。
今は怪獣娘という奴らと星空英竜の監視の元で、この飴玉のようなものを使って、フュージョンライズすることになったらしい。
エデン、ホントに大丈夫なのか?
エデン『少なくとも、これが一番近いと思う。もしも暴走した場合は、お姉ちゃんたちが止めてくれると思うからさ。』
ホントか?信用するぞ?
『ヒョイ、パクッ』
ゴジラ「んむっ!?」
英竜「おい、大丈夫か!?」
エデン『ゴジラ!?』
な、なんだこれ………!?
ゴジラ「あ、甘っ!?この飴玉甘すぎだろ!?」
『ズコォォォ!!!』
全員『紛らわしい(よ)!!!』
全く、もう少し酸味があってもいいだろう。なんだ、この甘ったるい飴玉……。俺、甘すぎる味とか苦手なんだが!?
エデン『味覚の問題なのか………!?んじゃあ、程よい甘みの方がいいのか!?』
そんな感じだな………。む?
『いい……、この憎悪、すごくいい……。英竜以上の憎しみが、こんなにもあるとは!!』
……なる程、エデンが言ってた『
しかし………、異物となると、追い出したくなるのが通りだな。
ゴジラ「失せろ、モンスター。俺は貴様の言いなりにはならない。」
英竜「ガルッチ?」
アギラ「まさか、モンスターが!?」
『え!?何で『憎悪』が遠のくんだ!?何で、なんでなんだ!?』
ゴジラ「その憎悪は、怪獣王ゴジラである俺のものだ。貴様のような異物が、俺の憎悪に触れるな!!」
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
英竜「!?」
エンペラ「なっ!?」
ゴモラ「ウルトラマンモンスターを………!」
アギラ「追い出した!?」
これがウルトラマンモンスターか。なんだ、肉体は大人のようでも、中身が子供っぽいな。
ゴジラ「いいか、ウルトラマンモンスター………。未だに英竜の中にいるとはいえ、もし何かして見せろ。その時は怪獣娘だけじゃない、俺やニャルラトホテプ、そしてエデンが、貴様を追い出して殺してやる。」
モンスター「ッ!?」
ゴジラ「俺は貴様のような奴は嫌いだ。見るだけでも、吐き気がする程にな………。」
エデン『ゴジラ!!キャンディ袋が!!』
ゴジラ「あ?何だ?」
俺だけじゃなく、英竜たちも『モンストリウムキャンディ』が入った袋に注目すると、光り出したかと思えば、袋ごと分裂し、元の袋は英竜に戻った。
一方で分裂した袋は、俺の手元に来たと思えば、形を変えていき、そのまま首元に纏わりついた。
よくよく見ると、まるでモンスターのカラータイムのようなものの宝石が付いている。
ゴジラ「………なんだこれは?」
エデン『………なぁ、一度モンスターライザーを使ってみたらどうだ?』
ゴジラ「………ふむ、では。『エンペラ』!」
あの時と同じように、『エンペラ星人』のカプセルと『ダークルギエル』のカプセルを取り出す。
ゴジラ「『ルギエル』!」
2つのカプセルをナックルに入れた後、モンスターライザーのトリガーを引く。
ゴジラ「さぁ、蹂躙の始まりだ!!」
『デモニックモンスターフュージョン・アンリーシュ!』
ゴジラ「堕ちろ、『絶望』!!」
今度こそ、成功しろ!!
『エンペラ星人!ダークルギエル!ウルトラマンゴジラ!!アトロシアス!!』
俺の姿は一瞬にして変わる。その姿はまるで、ウルトラマンベリアルのアトロシアスそのものだと思った。
だが、何かが違っていた。胸元にあるカラータイムは、ジードのような物で、両手の甲には、大きな目のような形をしていた。
エデンから聞いたが、どうやら背中には、俺の背びれが付いていて、おまけに尻尾もあると来た。
そして、肝心の口は開ける………。って、おいおい、まさかとは思うが………!
ゴジラ「『『アトロシアスフレア!!』』」
全員『口から放った⁉』
………かつての俺の力に加えて、ここまでの火力を叩き出せるのか。あの後色々と試してみたが、ここまで力を使えるとはな………。
格闘も十分、八極拳というものも問題ない。武器の扱いも大丈夫だ。だが残念なことに、エデンと違って斬撃系の武器より、打撃系の武器の方が扱いやすかった………。
むぅ、エデンのように、斬撃系を扱いたかったが、致し方あるまい。
ゴジラ「『『しかし、ウルトラマンゴジラか………。俺の名前が入ってるとかは置いておくとして、なかなか動きやすいな。』』」
英竜「今更だが、モンスターが怯えてるが………。」
モンスター「怖い………、ゴジラ怖い…………。目付き、怖い…………。」
ゴジラ「『『…………俺、嫌われることしたか?』』」
エデン『いや、初対面でキッツイ言葉放ったら、そりゃそうなるよ。』
そういうものなのか………?まぁともかくとして、これでエデンのようにフュージョンライズが使える。
もしや、今のチョーカーのようなもののおかげなのか?
ゴジラ「『『取り敢えず、戻るか。』』」
『フュージョンオーバー!!』
ふむ、やはりチョーカーだったか。ん?モンスターが消えた?どこに───────
モンスター「英竜ぅ、あの人怖い………、怖いよぉ…………。」
英竜「あー大丈夫、大丈夫だから、怯えなくていいよ。」
ゴジラ「…………なんだ、このモヤモヤ感。」
アギラ「エデンさん………、いえ、今はゴジラさん………ですか?あんな言葉を発したら、怖がると思いますよ?」
ゴジラ「……………そうなのか?」
エデン『連帯責任として、モンスターに謝るぞ。』
ゴジラ「俺もか⁉」
エデン『そういうもんだ、ほら行くぞ。』
ゴジラ「断る!」
って、身体が勝手に動く⁉ぬぉぉぉ!!やめろぉぉぉぉぉ!!!!足払い喰らえ!!
『ゴチンッ!』
エデン「イテッ⁉何抵抗してんだ⁉」
ゴジラ「やかましい!!何故俺がモンスターなんかに!!」
エデン「昔は昔、今は今だろ!!だから今は、モンスターに謝れ!!僕も一緒に謝るから!!」
ゴジラ「何故俺がそんなことしなくては───────」
英竜「…………傍から見たら、自傷してるようにしか見えないな。」
………あの後、エデンに負けて無理矢理モンスターに謝る羽目になった……………。地味に強いだろ、エデンの奴…………。
sideout
ー英竜の部屋ー
エデンside
いててて、ゴジラの奴…………、何もここまでしなくてもいいじゃないか…………。
英竜「大丈夫か?」
エデン「こんなのやられて、大丈夫じゃないよ。それはいいとしてだが、ザギの事だけど。」
英竜「ん?ザギがどうかしたのか?」
エデン「何時になったら、はやてと結婚するんだ?ルシフェルから聞いたが、結婚の準備着々と進めてるっぽいぞ。」
あの様子だと、ガチっぽいしな…………。もうすぐヤバい戦いも始まる事だろうし、今のうちに結婚させた方が早いと思うんだよなぁ…………。
英竜「因みに、どれだけ終わってるんだ?」
エデン「最後に連絡してきた時は、7.5割終わったらしい。」
英竜「………………早いな。」
エデン「あれは、ガチのようだぞ。」
英竜「そうはいっても、こればかりはザギ次第だぞ?」
エデン「そうなんだよなぁ…………。まぁ一応、ザギに伝えてくれ。」
…………とりあえず、ゴジラにもフュージョンライズできたようだし、『リインカークロニクル』を設立し終わった。
けど…………、厄介だったのは設立するまでのところだなぁ………。
エデン「そんじゃ、そろそろ───────」フラァ
英竜「おい!?ふらついてないか⁉」
エデン「っとと。いやー、すまん。『リインカークロニクル』を設立するまでの道のりを思い出しただけで…………、急に疲れが…………。」
英竜「思い出しただけで疲れが出るってどういうことだ⁉というか終わったことなんだから、もっとゆっくり休め!!」
エデン「分かってる。ラストゲームの為にも、万全に固めないと…………。」
取り敢えず僕は、お姉ちゃんの部屋から出た。…………もし、アラヤとリサの間に子供が出来たら、一度見てみたいな………。
………まだ昼かもしれないけど、今は眠い………。ゆっくり休もうっと。
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