※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode210 思い出

ー追憶の間ー

 

 

エデンside

 

 

布団に入り眠るや否や、すぐさま夢を見ることになった。その場所は、かつて僕が創造王神だと、英竜お姉ちゃんの先祖『星空希望』に告げられたところに立っていた。

 

 

希望「久しぶりね、ガルッチ。いえ、今はエデン?それとも、ゴジラかな?」

 

エデン「エデンだよ、希望さん。本当にご無沙汰です。」

 

希望「………色々あったみたいね、それも、苦しい思いをするほど。」

 

エデン「苦しい思い………か。まぁ、本音言うと、今すぐにでも逃げ出したいぐらいさ。段々と、自分の運命が定まっていくしね………。」

 

希望「………そう。」

 

 

とは言ったものの、実際には悪いことばかりでもなかった。いい思い出も、あったはずだ………。けど、いい思い出より、嫌な思い出の方が残りやすいっていうのが、なぁ………。

 

………もう一度だけでいい、もう一度、見てみたい。色々な、喜びや、楽しかった思い出とかが、見てみたい。

 

 

エデン「希望さん、少しお願いがあるのですが。」

 

希望「………貴方が言いたいことは、分かるわ。貴方自身の、それも楽しかった思い出を、見てみたいのでしょう?」

 

エデン「……うん。」

 

希望「任せて、暫く睡眠時間が長そうだし、ゆっくり見ていこう?」

 

 

そういうと、僕の目の前に白い扉が現れた。……まぁ、あの疲れが取れてなさそうだし、言葉に甘えて思い出に浸るとするか………。

 

 

ーUndertailの世界ー

 

 

まず、到着した場所は、『Undertail』の世界だった。恐らくこれは、まだ僕がニャルラトホテプだった頃の記憶だろう………。

 

そう思いながら、辺りを見渡すと、他の魔物とは違い、明らかに異質で狂気に呑まれそうな姿をした者がいた。

あれが、過去の僕。触手で覆われているけど、所々にはゴジラと思わしき片鱗があった。

 

 

希望「あれが、過去のエデンなの?」

 

エデン「正確には、ニャルラトホテプの頃の記憶だな。あんな姿をして、他の皆が恐れられるのが、普通だった。」

 

 

誰も寄り付かない、一人黄昏ていた。けど、彼女が来てから、何かが変わった。暫く様子を見ていると、僕は驚いた。

 

今過去の僕に近づいてきたのは、過去のリリカ、『コロリス』だった。信じがたいことに、姿は人間寄りな魔物で、今のリリカと思わしきところもあった。

真っ白な体で、真っ白な三つ編みの髪型、そして耳はアズリエルと同様垂れてはいるが、ウサギの耳だってことが分かった。

 

………まるで、美女と野獣みたいな感じだな。

 

 

コロリス『ねぇ、一人で何黄昏ているんですか?』

 

ゴジラ『…………私が、怖くないのか?』

 

コロリス『怖い、ですか?なぜ怖いと思わなきゃいけないのですか?』

 

ゴジラ『何故って………、ここの魔物たちは、私を見るや否や、怖がって逃げていてね。そりゃそうだ、私は『異世界から来た魔物』で、彼らからしたら『化物』同然の存在だ。

 

 

なのに、君は怖がっていない………。何故だ?』

 

コロリス『何故って、貴方が黄昏ているのが見えたので、話しかけてみただけです。迷惑でしたか?』

 

ゴジラ『……………分からない。』

 

コロリス『?』

 

ゴジラ『分からないんだ、迷惑ではないのですが、何故か…………、少し涙が………。』

 

 

…………あの時僕は、『心』というものを知らなかった。話しかけてきただけでも、嬉しかったんだ。

あんな姿をしているのに、ただ、話しかけてみただけだっていうのに、嬉しかったんだろう。

 

 

ゴジラ『ん?いけない!もうすぐ帰らなくては!』

 

コロリス『あの、何処へ⁉』

 

ゴジラ『明日からまた仕事なんだ。すまない。』

 

コロリス『待って下さい!』

 

ゴジラ『?』

 

コロリス『もし………、また出会えたら、ここでまた話しませんか?』

 

ゴジラ『え?い、いいのか?』

 

コロリス『はい、貴方が如何いう者なのか、どんなお仕事しているのか、知りたいので。』

 

ゴジラ『……………分かった。考えておく。』

 

 

…………あの日が来るまで、僕は彼女と話し合っていた。ずっと、長く続けばいいと思った。けど、思い出すだけで、後悔してしまう。

何故、告白しなかったのだろう。あの時告白すれば、あんな事件は起こらなかったのではないか?

そう思うだけで、苦しくなってきた。

 

 

希望「エデン?」

 

エデン「ごめん、その後の出来事を思い出しちゃって…………。次、行こう。」

 

 

ー二十世紀少年 過去の世界ー

 

 

次に到着した場所は、二十世紀少年の世界。思えば、ここが物語の始まりだった。『人の皮を被った化物』として、居場所が欲しいが為に、気が付けばこの地に立った場所だった。

 

 

エデン「…………何だろうな、ここで未来と会わなかったら、僕はどうなってたことやら。」

 

希望「ここって、門矢未来とエデンが出会った場所?」

 

エデン「うん。」

 

 

取り敢えず、適当に歩いていると、過去の未来がいじめられているのを見えた。本当なら、僕が何とかしてあげたかったが、過去の記憶だったため、如何することも出来なかった。

 

けど、『遠藤宇宙』という名前になるはずの僕は、一体どこで───────

 

 

『居場所……………、欲しい…………。』

 

『? 何だ彼奴?』

 

『しかも、服がボロボロって。』

 

『貧乏な子じゃね⁉w こんな奴イジメるより、此奴をイジメた方がいいかもな!』

 

 

って、あれかぁ………。正直服までは考えてなかった…………。んで、いじめっ子が過去の僕に近寄ってきた。

 

 

『居場所……………、居場所…………。』

 

『よう、そこで何してんだ?誰の許可得て───────』

 

『何処………?僕の…………、居場所…………。』

 

『おい待てよ。俺達の話を無視する───────』

 

『辛い……………、怖い…………、寂しい…………。』

 

『おい無視するなって───────』

 

 

彼が肩を掴もうとした瞬間、過去の僕は一人目の顔面に殴りつけていた。確か、フクベエだっけ?

 

 

『こ、此奴⁉』

 

『て、テメェ───────』

 

『…………!!』

 

 

襲うや否や、過去の僕はすぐさまいじめっ子達の首に殴りつける。

 

 

希望「えー、容赦なくない………?」

 

エデン「正直僕も、こんなことやってたとは思わなかった………。」

 

希望「え?自覚無かったの?」

 

エデン「なんかしたのは覚えていたけど、あそこまでエグイことしてたとは思わなかった。いや、まだ首殴ってる。これ窒息死しないよね?」

 

 

んで、終わったときは、いじめっ子達はボロボロになってた。瀕死に近いようなものだった…………。

どんだけ弱ってたんだ、僕。

 

 

勝又『ね、ねぇ。』

 

『?』

 

勝又『あの、助けてくれて………ありがとう………。』

 

『……………。』

 

勝又『………居場所が欲しいって、聞いたけど、お家ないの?』

 

『…………うん。』

 

勝又『そう………、なんだ………。なら、僕の家に来る?』

 

『…………居場所、くれるの?』

 

勝又『寂しい家だけど、行きたいなら行こう。』

 

『…………うん!』

 

 

…………これが、僕の始まり。大規模な、嘘の始まりだった。けど、それでも僕は、あの時の僕は、居場所が欲しかった。

誰でもいいから、僕に存在意義を教えて欲しかった。

 

そこからは、自分の記憶通りだろう。遠藤ケンジの弟と偽り、常に未来と一緒に寄り添い、同居から恋人、そして共謀するようになった。

 

 

エデン「…………罪深いことではあったけど、それでも僕は、未来を愛し続けた。捧げるものがあるなら、何かしてあげられるなら、何でもした。

 

その結果、偽りの無の神『アズラエル・ラヴォス』というものを、作り出してしまった。」

 

希望「…………愛したいが為に、多くの人に迷惑をかけたって事ね。」

 

エデン「いい思い出の分、嫌な思い出も詰まってたからね。…………うん?」

 

 

場面が変わった。しかも、夜?ん?ちょっと待て。

 

 

エデン「あー、希望さん。ここは見なくていいと───────」

 

希望「え?何で?」

 

エデン「い、いやだって、こればかりは理由が───────」

 

希望「いいじゃない、見せて。」

 

 

あーもー、見せられるわけないじゃんか…………。だってこの先って…………。

 

 

希望「!?」

 

 

宇宙『ぅぁ、みッ、未来ッ!/// しょ、しょんな激しくしちゃ、お、おかしく、なっちゃうッ!!///』

 

勝又『辞められるわけないでしょ!君の中がこんなに気持ちいいし、イキ顔が可愛すぎるんだから仕方ないじゃん!!///♡

 

 

もっと見せて。宇宙のイク顔が、もっと見たいんだ。//////♡♡』

 

 

希望「え、エデン………。//////」

 

エデン「だから言ったじゃん………、見せられないって。まさか、未来とのアナルセックスの場面を見られるなんて…………。うわぁ、マジで恥ずかしい…………。というか、僕すごいイってるし…………。//////

 

こればかりは、希望さんに見られたくなかった…………。//////」

 

 

何だろ、この先にもエッチシーンがありそうな気がしてならないのは僕だけだろうか………?いやそうに違いない、いい思い出=エッチなことってこともあり得るし………、って僕は何を考えているんだ⁉///

 

というか、過去の僕すごいイってるよ。って、え?僕のイキ顔あんなに可愛かったの⁉マジで⁉

何だこの複雑な感情⁉滅茶苦茶恥ずかしいはずなのに、もっと見てみたいとか思ってしまったんだけど⁉

 

 

…………忘れよう、自分で自分を欲情するとか、むなしいにも程があるだろ。

 

 

エデン「…………次、行きましょう。希望さん。」

 

希望「( ゚д゚)ポカーン」

 

エデン「希望さん?」

 

希望「( ゚д゚)ハッ!も、もう行く時間?じゃ、じゃあ次行こう~。」

 

 

…………希望さんのテンションおかしい気がするのは、僕だけだと思いたい。

 

 

ー追憶の間ー

 

 

ってあれ?何でここで途絶えてるんだ?

 

 

希望「ごめんなさい、久しぶりに力を使っちゃったから、しばらく休まないといけなくなっちゃった。」

 

エデン「えぇぇ………。」

 

希望「何はともあれ、戻ったらまた呼び出すことにするわ。」

 

エデン「了解…………。けど、何で希望さんは僕の言いたいこと分かったの?」

 

希望「うーん、私でもよく分からないの。」

 

 

ふーん、まぁ女の勘って奴もありそうだし、見られたのはニャルラトホテプの頃と、遠藤宇宙の記憶だけだしな。

 

ついでにエッチな部分も見られてしまったが………。

 

 

エデン「…………一ついうけど、もしつらいことがあったのなら、相談してもいいからね。」

 

希望「え?」

 

エデン「なんというか、一人寂しそうな気がしたし、それに………。」

 

希望「それに?」

 

エデン「何でもない。……………もしできたら、今度お姉ちゃんに合わせてあげるね。」

 

希望「!? あ、ありがとう…………。」

 

 

………さてと、起きるとするか。

 

 

ー自室ー

 

 

あー、寝すぎた気がする…………。少し、身体がだるかった気がするけど、眠気が覚めたおかげで、随分と動ける気がする。

 

 

フラン「んっ………、ふぁぁ………。おはよう、ガルッチ………。やっと起きたんだね………。」

 

エデン「おはよう………、フラン。僕、どれだけ眠ってた?」

 

フラン「? 覚えてないの?」

 

 

覚えてないって、何が?

 

 

フラン「ガルッチが何かしらの素材を集めた後に、自分からカプセルに入って、新たな力と姿を手にした後に、そのままバッタリと倒れたんだよ?」

 

エデン「え?マジで?」

 

フラン「マジで。それから2ヶ月も起きなかったんだよ?」

 

エデン「……………あの時疲労がたまりすぎて、全然覚えてねえ。無意識だったのか………。」

 

ゴジラ『だが、無意識だったおかげで、今後は貴様の姿でいる必要は無くなった。どうやらこの力、俺の力に加えて、キングギドラ、モスラ、デストロイアなどのゴジラ怪獣、ジンオウガ系の牙龍種、アルバトリオン、キリン、アマツマガツチなどの全古龍種。タマミツネ、ラギアクルス。

 

あとは、ダークザギ、ダークルシフェル、ダークルギエル、ジャグラスジャグラー、マガタノオロチ。

最後にはウルトラマンノア、メビウス、エックス、ジード、ベリアルの力を宿しているようだ。』

 

 

おいおいおいおい、無意識な僕は何を考えているんだ⁉っていうか………。

 

 

ゴジラ『安心しろ、貴様がぐっすりと眠ってる間、使い方はすぐにマスターした。動かずにな。』

 

エデン「…………大丈夫なのか?僕の身体。」

 

フラン「一度英竜お姉ちゃんが調べたけど、何の問題もないって。それどころか、瞬時に順応しちゃうゴジラがすごかったらしいよ。」

 

エデン「ゴジラぁ、一応いうけどこれ僕の身体でもあるんだぞ…………。」

 

ゴジラ『戦闘力向上には、越したことはない。俺をなめるなよ?』

 

 

あーそうですか、結構消費も半端ないんじゃないかって思いそうなんだが………。ってそれはいいか。

 

 

エデン「…………。」

 

フラン「どうしたの?自分の身体を触ってるけど。」

 

エデン「感度の方はどうなのか、ちょっと気になってて。」

 

フラン「へぇ、じゃあ………。」

 

 

何かの含み笑いをしてるフランを見ようとするや否や、そのまま押し倒されることに………。

 

 

フラン「私が触れていいかな?あんなところから、こんなところとか、ついでにいやらしいところも触れてあげる。」

 

エデン「う、うん…………。なるべく、加減してね?」

 

フラン「大丈夫、ゆっくり、じっくりと、貴方の身体を弄んで気持ちよくしてあげる。」

 

エデン「え、ちょっと待って。まだ精力剤すら使って───────」

 

フラン「気にしなくていいよ。何時かは使うつもりだし、あの道具も使うし、今日だけ何も考えず、私の声と、鼓動、身体を感じていってね?」

 

 

何だろう、フランの声がまるでサキュバスの囁きみたいに聞こえてきた………。でもまぁ、今日だけでもいいから、フランの誘惑にのって、快楽に身を任せるとしよう………。

 

 

next episode




ちょっと気が早いですが、GAME12後の次回予告もしておきます。


次回、『Subterranean Electron World』


Undertailの世界にて、遂に江ノ島盾子と再会


盾子「さぁ、始めましょう!絶望への輪舞曲を!!」



子ガルの正体


子ガル「…………これが、僕の正体だよ。エデン。」

リリカ「そんな………、そんなことが…………!」

エデン「………子ガル!」




葛藤するザギ


ザギ「何が希望の星だ!私はもうお前達を守る資格など無い!!」



対峙するエデンとエデンオルタ


エデンオルタ「お前達には止められない、『絶望』のソウルを埋め込んだ無数のドゥームズディに敵うと思ったか?」

エデン「ならば僕は、いや僕達が、闇の『希望』となって、貴様を倒す!!」



エデン、ザギ、リリカ、そしてその仲間たちが、全ての次元を掛けて最後のゲームに挑む


エデン「ザギ、リリカ、皆。彼奴は僕がやる。」

ザギ「……………生きて帰ってこいよ。」

リリカ「…………ガルッチさん。」

エデン「…………頼んだよ、リリカ。そして、永遠にさようならだ。」














LASTGAME『Undertail 絶望を打ち砕く光と闇の希望』


エデン「全てが絶望に飲まれるだと?ふざけるな!!」


『ファイナルフュージョンライズ!!』

【マキシマムガッシャット!】

【ドッキング!】


エデン「この世の総てを絶望にのまれてたまるか!!俺の中で滾る憤怒で、貴様の存在諸共消してやる!!!」
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