Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
episode211 再びワールドフロンティアへ
ー地下最深部ー
暫くして、エデンの容態は何の問題はないだろうと判断したのか、遂にゼロノスはエデン達を呼び出した。
念のためエデンもフラン達も、万全な準備をしてから、ゼロノスが居る地下最深部のところに向かった。
ゼロノス「……来たか、ガルッチ。いや、久しぶりというべきか、エデン。」
エデン「ああ、久しぶり。」
ゼロノス「………お前達、その恰好は一体。」
ゼロノスは引き気味でエデン達の服装を見た。
エデンの服装は、和装と言うべきところが珍しくなく、代わりに近未来的な服装に加え、首には月と彗星のようなペンダントが付いたチョーカーと、右腕にウルティメイトブレスレットに似た腕輪を付けていた。
フラン達もまた、エデンと同様今まで来ていた服装ではなく、それぞれの戦闘服を着込んでいた。
イリヤは、エミヤのような赤原礼装を着込んでいるが、ルビーが可愛く仕上げたことで、クロエのような戦闘服でもあった。
こいしはくノ一というべき衣装なのだが、どうやら魔法少女育成計画に出てくる『リップル』を意識したらしく、腰にはいつも使ってる2つの短剣を持っていた。
そしてフランは、エデンと同じような近未来的な服装だが、赤を基調とした甲冑を着込んでおり、背中にはレーヴァテインとアレガステインの2つの大剣を背負い、左腕にはエデンと同じ腕輪を付けていた。
そしてなにより、ゼロノスが一番注目してたのは、フラン達のおへそに、淫紋がつけられていたことだった。
ゼロノス「というか、お前達なぜ淫紋が⁉」
エデン「あー、これには事情があってね…………。(目背け)」
ゼロノス「エデン、お前がやったのか………。というか目を背けるな、こっちを見ろ。」
フラン「気にしなくていいよ、ゼロノス。これは、私達が頼んだことだから。」
ゼロノス「何?そうなのか、エデン。」
エデン「うん。」
ゼロノス「なら構わないが………。それより、その恰好───────」
エデン「全部僕が頼んだんだ。こんな格好だけど、お姉ちゃんと母さんの加護が付与してるから、様々な耐性を持ってるし、淫紋のおかげで魅了、洗脳などの状態異常無効化もある。
自分でも解呪出来ないような淫紋だから、誰も解くことはないと思うよ。」
ゼロノス「随分とまぁ……。精神の状態異常に関しては、その淫紋が防いでくれるって、如何いう仕組みなんだ………?
まぁいいか。気にしたら負けな気がするが………。」
そう言いながら、ゼロノスは『ワールドフロンティア』と描かれたガシャットを取り出す。
ゼロノス「永夢達にも言ったが、念の為に言わせてもらう。このガシャットをクリアすれば、ようやく江ノ島盾子達が待つ『Undertail』の世界に行ける。
だが、お前達も知ってると思うが、『新生ⅩⅢ機関』、『悪役連合』、そして『転生者連合』が立ちはだかってる。そう簡単にクリアさせてくれるとは思わないぞ。」
エデン「そいつは重々承知の上だ。それでクリア条件は………。」
ゼロノス「『新生ⅩⅢ機関の壊滅』。と言っても、リーダーさえ倒せば、どうにかなるだろう。」
エデン「奴らのリーダーね………。そういえば、どんな奴らなのかすら見たことも聞いたこともなかったな………。」
ゼロノス「だが、強敵であることには変わりないだろう。最も、あの『第六天波旬』の敵ではないが。」
エデン「ああ、あの引きこもりのコミュ障野郎か。」
ゼロノス「呼び方……。」
エデン「あんな野郎に名前を呼ぶ価値すらねえ、必ずリベンジしてやる……。」
ゼロノス「…………何があった。」
少し頭を抱えると、エデンが付けてる腕輪時計『ステータスウォッチャーΩ』から通信が来た。
永夢からだ。
永夢『もしもし、ガルッチさん!応答してください!!大丈夫ですか⁉』
エデン「あ、永夢。」
飛彩『何があった⁉メサイアから聞いたが、何か異常をきたして───────』
エデン「もう大丈夫だよ。色々あったけど、何ともない。」
永夢『本当に大丈夫なんですか?念のため、こっちに来たら診察させてもらいますよ?』
エデン「了解。それより、そっちの状況は?」
貴利矢『おう、ガルッチ。こっちの状況だな。今でも戦闘準備してるが、途中でガノアゾーアっつう奴が復活して、戦力が削られちまったようだ。
だがアキ達のおかげで、そいつを倒すことが出来たらしい。』
黎斗『九条貴利矢、今誰と話してる?』
エデン「黎斗か?」
黎斗『ガルッチ!!もう何ともないのか⁉』
永夢『どうやらそのようですが、念の為に診察を受けさせておこうかと思ってます。』
エデン「というか黎斗、なんか隈出来てないか?」
黎斗『暫く寝てないからな。今新たなガシャット、いやあるデータを使って超強力なガシャットを開発していたところなんだ。
君が持ってる『マッチレスストロンゲスト』よりもさらに上のガシャットをな。』
大我『此奴、いい加減休めって言っても聞かねえし、お前がぶっ倒れた時は頭ぶつけまくってたんだぞ。』
エデン「なんか…………ごめん。いやマジで、ごめん。」
パラド『抑えるのに苦労したよ。いやほんと、マジで。』
黎斗『とはいえ、ガシャットは未だに出来上がっていない。神の才能を持つ私が、ここまでやつれさせるとは………。』
永夢『とにかく僕達、貴方が来るのを待ってます。』
エデン「ってか思ったが、そっちはどれぐらいの月日が経ってるんだ?」
貴利矢『そうだな………、あんたが居なくなって8日ぐらいたったかな?』
フラン「あちゃー、結構時間たってるのね………。」
こいし「だったら今すぐ行こう、お兄ちゃん。」
エデン「そうだね。んじゃあ永夢、パラド、黎斗、大我、飛彩、貴利矢。そっちの世界で会おう。OVER.」
通信を切ったと同時に、エデン達は転送装置のところに乗った。
エデン「ゼロノス。」
ゼロノス「ああ、分かった。」
【ワールドフロンティア!】
ゼロノス「行ってこい、エデン。そして、武運を祈る。」
【ガッシャット!】
【GAME RESTART!】
ガシャットを差し込むと同時に、転送装置が起動し、エデン達は再び、ワールドフロンティアに向かった。
最後のゲーム、『ワールドフロンティア』をクリアするために。
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10期ED fortissimo//Akkord:Bsusvier OP曲 『Asgard』