※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode217 邪龍五月雨乱舞

ー日本橋ー

 

 

エデンside

 

 

…………嘗めてたわ、杏奈さん。ここまでスピードについてこれるとは思わなかった。しかも、なんだ?『三段突き』と思ってたら、『二十七段突き』になってたし、やっぱりこの人は殺すことなんて惜しい。

 

 

杏奈「そこです!!」

 

エデン「ッ!」

 

ゴジラ「考え事は後にしろ、エデン!!今は勝つことに集中するんだ!!」

 

 

ってそうだった。うっかり気を緩めば、こっちがやられるな。リリカはどうなってるのかは分からないが、こっちは本当にヤバイ。

速度を上げるだけじゃだめだ、なんとかして隙を作らせないと……………。

 

 

エデン「…………スペルカード発動、刀符『一刀繚乱』!!」

 

ゴジラ「ここでスペルカード!?」

 

杏奈「弾幕がこようと、必ず───────」

 

エデン「こっちだ!」

 

杏奈「後ろ!?」

 

 

違う、答えは……………。

 

 

エデン『全方位だ!!』

 

杏奈「!?」

 

 

此れには杏奈にも避けられず、そのまま大ダメージを食らう。けど、凄く疲れる……。というか、一瞬視界がぶれる。

 

 

エデン「さ、流石に全方位の攻撃は、想定外………だったか………?」

 

杏奈「その割に、疲れが、見えますよ…………?」

 

エデン「考えてもみろ、あれだけ素早く動いたら、こうもなるだろ………。というか、全方位の、攻撃は、初めてやった………。」

 

ゴジラ「そういえば近接で全方位の攻撃とか、したことなかった気がするな………。」

 

エデン「でも、二度としない。」

 

杏奈「え?」

 

エデン「ぶっちゃけこれ、全方位から同時に攻撃しなきゃならないし、不意打ちに等しいものだし、こんなん勝っても全然うれしくもなんともねえよ!!」

 

ゴジラ「貴様の属性はホントに『混沌・悪』かよ!?」

 

杏奈「なぜそこでメタいのですか⁉」

 

エデン「どこぞの柱の男の『勝てばよかろうなのだぁぁぁぁ!!』って感じの卑怯者だけはなりたくないんだ!!」

 

ゴジラ「せめて『カーズ』って呼べよ!?というか、いっぺん過去を振り返ってみろ!!絶対卑怯なとこあるだろ!?」

 

杏奈「それ遠回しに前作の話を読めっていってるようなものじゃないですか⁉というか、何時の間にかぐだぐだになってません!?」

 

 

あーもー、こうなるぐらいだったら使うんじゃなかったよ!というか、あんなに素早く動いていたら、常人なら追いつけねえよ!?

多分あれ、仮面ライダーファイズの『アクセルフォーム』並みの速さだぞ!?それでも追いつけるけど、一度上がったらブレーキが利かなくなるんだよなぁ。

 

 

リリカ『ガルッチさん、聞こえますか?』

 

エデン「(リリカ?そっちは終わったのか?)」

 

リリカ『ええ、気を失っているので、死んではいません。そっちは?』

 

エデン「(最初はよかったんだが、途中からぐだぐだに………。)」

 

リリカ『何やってるんですか…………。』

 

エデン「(隠れスキル『カオスの極み:EX』とか持ってんのかな、僕。)」

 

リリカ『それでしたら、戦争すらカオスなことになっていますよ?いや、物語自体カオスになるかと………。』

 

エデン「(リリカ、それ多分手遅れ───────)」

 

ゴジラ「エデン!!聞こえてるのか!?」

 

エデン「ウェイ!?Σ(0w0 ) な、何?」

 

ゴジラ「貴様なぁ、誰と連絡してた。」

 

エデン「リリカから連絡があったんだ。誠は気絶、リリカが勝ったって。」

 

杏奈「誠が!?」

 

 

まぁ、リリカなら勝って当然か。だったら、期待に応えるために『本気ヲ出シテモ、イイヨネ』?

 

 

ゴジラ「? 雰囲気変わった?」

 

エデン「……………そろそろ『アソビ』も終える『トシマスカ』。」

 

杏奈「何だ?さっきまで感じきれなかった邪気が、ここまで……………!?」

 

エデン「杏奈、死にたくなかったら、全部とまでは無理だが、致命傷を与えられそうな部分を防いでみろ。」

 

杏奈「何故、急にそんなこと───────」

 

エデン「僕でもさっぱりなんだが、どうも今から使う技は、相当ヤバいらしい。油断したら、絶対『死ヌゾ』。」

 

 

自分でもこの技は何なのかは知らない。けど、これだけは分かる。いくら転生者でも、これを食らったら……………いや下手すれば、このステージ使用不可に陥る程の破壊力を持ってるかもしれない。

 

一応手加減はするが、杏奈がちゃんと防いでくれるかどうか…………。

 

 

【ガッシャット!キメワザ!】

 

 

エデン「……………邪龍技。」

 

ゴジラ「邪龍?」

 

 

【ギリギリアジ=ダハーカクリティカルフィニッシュ!】

 

 

ゴジラ「!?」

 

エデン「『邪龍五月雨乱舞』!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…………いよ……………、マス……………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー前哨基地ー

 

 

杏奈「ハァ…………、ハァ…………。」

 

 

よかった、ボロボロとはいえ、ちゃんと生きてる………。全部とまではいかなかったけど、防いでくれてよかった…………。でも、あの声は…………一体…………?

 

 

リリカ「ガルッチさん、その様子だと…………ガルッチさん?」

 

エデン「? あ、ああ。なんとか、ね。」

 

杏奈「…………私の、負けですね。ですが、聴いてもいいでしょうか?」

 

エデン「?」

 

杏奈「その技は───────」

 

エデン「待て…………。」

 

 

杏奈が言おうとした時、ある力を感じ取った。それは、僕にとって滅ぼさねばならない気を感じ取った。

尋常じゃないほどの殺意が、憎悪が、怒りが、疲弊していたはずの僕を、奮い立たせた。

 

 

リリカ「ガルッチさ───────」

 

エデン「リリカ、この2人を頼んだ。俺は、アギラの下に行く。」

 

リリカ「何を───────」

 

エデン「いいから!!ここからは俺がアギラ達の援護に行く。その代わり、杏奈と誠を連れて、この基地から離れろ!!いいな!!」

 

杏奈「………一体、如何したの───────」

 

エデン「杏奈、話はこの戦いが終わってからな。」

 

 

あの気は、間違いない。俺にとって殺さねば気が済まない、この世の総てから消えてなくならねば気が済まないほどの気が、この先にある。

 

 

『第六天波旬』、貴様の存在そのものを、滅してくれる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、もう少し早くこれば、あんな事にはならなかった…………。

 

 

ー最深部ー

 

 

俺が到着した時には、既に戦いの終幕だった。が、波旬は悪足掻きでもしようとするのか、アギラを掴もうとしていた。

 

そして、聞こえた。

 

 

アキ「アンチスパイラル。ゲーティア。マダラ。そしてハク。大好きだよ。♡」

 

 

お別れと言わんばかりに、謎の空間に吸い込まれようとする。いや、そんなこと、俺が許さない!!

 

 

エデン「アギラァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

アキ「!?」

 

波旬「貴様───────」

 

エデン「『大卍曼荼羅・駄麼羅』ァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

波旬に向けて、アッパーを噛まし、そのまま上空に吹っ飛ぶ。それと同時に、アギラがその空間に吸い込まれる。

 

 

エデン「アギラ!!!掴まれ!!」

 

アキ「ガルッチさん、今のご主人を、お願いします。」

 

 

僕が腕を伸ばそうにも、既に遅かった。アギラはそのまま謎の空間に吸い込まれ、消えてなくなってしまった…………。

 

 

エデン「………………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁのクソ野郎ぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

俺のせいだ、僕がもっと早く来れば、アギラは……………アギラは………………!!

 

 

波旬「貴様、あの時の変態───────」

 

エデン「楽に死ねると思うな、波旬ッ!!」

 

 

奴の身体は、アギラが空けた穴が目立ち、右腕はない。けど、関係ない。此奴を、遺体諸共消し炭にすりゃいいんだからな。

 

 

波旬「この俺が弱ってると思って、調子にのるなぁぁぁ!!」

 

エデン「テメェのような『自己愛性人格障害』野郎が、俺達の世界を荒らしまわりやがるな!!!」

 

波旬「ッ!!その力、俺の力か!?」

 

エデン「そうだ。平行世界の波旬のおかげでな。貴様を滅ぼすのに、十分な力だ。」

 

波旬「だが、所詮は『自己愛』すら持たない貴様なんかに、この俺の力を扱えるとでも───────」

 

エデン「だれが、貴様のような、異常なまでに自分を愛してる奴しか使えんといった!!俺はなぁぁぁぁぁ!!」

 

波旬「ッ!?」

 

エデン「自分自身の総てが、消えてなくなって欲しい程大っ嫌いなんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

そのまま波旬を、地面がえぐる程叩きつけ、自分にとってのリミッターを外した。波旬が『自己愛』ならば、僕は『自己嫌悪』。

『自分以外は全員死ね』というのなら、僕は………………。

 

 

エデン「俺諸共、ナニモカモ全部、滅べ。『第五天波旬モード』顕現!!」

 

 

更に、此奴も!!

 

 

エデン「ハルク、アスラ!!」

 

 

『ラースフュージョン!ラース・アンリーシュ!!』

 

 

エデン「貴様らの憤怒、借りるぞ!!」

 

 

『輪壊者アスラ=マズダ!ハルク!イーラライズ!輪壊者ハルク=マズダ!』

 

 

すぐさま姿を変え、そのまま波旬の目の前に立つ。今の俺は『独り』だ。そして、全てを滅ぼす者。

どうなろうと、構わない。此奴そのものを滅ぼせば、後は如何だっていい。

 

 

「『『我こそは、『第五天波旬 アズラエル・ハルク・ラース』。貴様という存在を、消してやろう………!』』」

 

波旬「…………ほざけ!!」

 

 

next episode




エデンの新形態


第五天波旬モード

一言でいうならば、波旬の『自己愛』の反対である『自己嫌悪』のリミッターが外れた時に解放される姿。
戦闘面では波旬と同格。ただし、内容が完全に反転していて、滅ぼす対象が『自分を含めた全て』であるため、見境なしに滅ぼしてしまう危険な形態。

使う技も『反転(マイナス)』となり、『第六天波旬』が使う『卍曼荼羅・無量大数』を相殺することが出来る。


因みに、『輪壊者ハルク=マズダ』は、輪壊者アスラ=マズダとハルクのフュージョンライズで、普通に使っても波旬に勝つことは難しいが、上記の形態と組み合わせれば、波旬よりも強大な力を持つことが出来る。



エイリアンマンさん、すんません。やらかしてしまいました…………。m(_ _)m
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