Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ーリリカの家ー
ある日…………。
エデン「なんかアズリエルから、急いできてって言われたけど、何があったんだ?」
『ガチャ』
エデン「お邪魔しま~す。アズリエル、居るか~?」
アズリエル「あ、丁度良かった!!」
そこにいたのは、依代神香の姿をしたアズリエルがいたのだが、すぐさまエデンは違和感を感じた。
エデン「アズリエル?その、性別は男なのは分かるけど、敢えて言うね?男だっけ?」
アズリエル「そこなんだよ!!気が付いたら、こんな姿だったし、リリカの方も!!」
エデン「リ、リリカにも!?」
エデンは急いでリリカの部屋に向かったが、何かの立て札があった。
『入ってこないでください』
エデン「リリカ!!大丈夫か!?何があった!?」
リリカ『が、ガルッチさん!?い、今は入ってこないでください!!』
エデン「何があったんだ!?姿は見せなくていいから、取り敢えず事情を頼む!」
セリカ『それはいいが、確認させてほしい。お前の性別は
エデン「そのまま?確かに、僕の性別は『男性』のままだけど、『女性』になろうと思えばなれるよ?」
アズリエル「そういえば、自由に性別変えれる人だったね………。」
エデン「けど、それとアズリエルの姿と何の関係が───────」
セリカ『実は、アズリエルと同様、私達の性別が変わってしまったんだ。』
エデン「ッ!一体いつから!?というか、誰がやったんだ!?」
セリカ『わ、分からない………。リリカも気が付いたら、こうなってたっていうし………。』
エデン「えぇぇ……………!?ちょっと待ってろ、零のとこに行ってくる!!」
アズリエル「え?」
リリカ&セリカ『『え、ちょ───────』』
エデン「でもその前に、ザギ達の下へ行かなければ!!」
そのままエデンはリリカの家から出て、零の下に行く前に『セイクリッドフォース・ザギ・マィティベース』のところに向かった。
アズリエル「……………リリカ?」
『ガチャ……』
リリカ「………まさか、あそこまで信じちゃうなんて………。」
セリカ「……………私が考えた嘘とはいえ、エデンって騙されやすいのか?」
アズリエル「どうしよう………、どうやって説得するの?」
セリカ「と、兎に角、エデンを止めるぞ。」
ーセイクリッドフォース・ザギ・マィティベースー
一方でエデンは……………。
エデン「…………ウェイ?(0w0)」
ザギ「NooooooooooooooooAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!」
はやて「さぁ、やっちゃって!!ザギちゃん!!」
エデン「ザギが狂ってる!?どういうことだ!?」
「あ、ガルッチさん。丁度よかった、一緒に世界征服しませんか?」
エデン「世界征服!?そんな、被害が拡大してるって言うのか!?」
ザギ「え?」
はやて「へ?」
「あ、あの、ガルッチさん───────」
エデン「クソ!!犯人は誰かは知らないが、見つけ次第フルボッコにして、洗脳を解かせてやらねば……………!!」
「あ、ちょっと!!ガルッチさん!!待って下さい!!今日は───────」
ザギ「……………え、ガルッチって、信じ込んでいるのか?」
はやて「ちゅうか、被害が拡大って………。」
ーエデンの家ー
それからしばらくして…………。
エデン「なんだ、なんなんだ!?一体全体どうなっているんだ!?零のところに尋ねたら、まるで別人みたいに高笑いしてたし、いや、他の世界にも巡り巡ってみたが、殆どの皆が別人みたいに…………。
何故だ!?昨日までは普通だったのに、なんで……………!!!」
もう何が何だかさっぱりと言わんばかりに、エデンは頭を掻きまくっていた。そして、それを覗いているのは、フラン達だった。
フラン「あちゃー、もしかして、今日はエイプリルフールだってことに気づいてないのかな………?」
イリヤ「でも、あの時お兄ちゃんに嘘ついたら…………。」
ルビー『…………落ち着かせるのに、時間かかっちゃいましたね。さすがの私ですら、嘘だろうと、冗談であろうと、ガルッチだけは嘘ついちゃダメって思いましたからね…………。」
こいし「いやな事件だったね…………。」
実は一度、フラン達はエデンに対して嘘をついたのだが、異常なまでにその言葉に信じ込んでしまったせいで、多大な被害が起こってしまった。
その後、時間かけて説得したのはいいが、信じ込んでしまった自分を憎み、自殺まで図ろうとしていたため、全力で止めていた。
それ以降、絶対に嘘をつかないようにしようと決め込んでいて、勿論このことは英竜にも未来たちにも伝えており、嘘をつかないようにしていた。
フラン「………と、兎に角、取り返しのつかないことになる前に、今日はエイプリルフールだってことを伝えないと。」
こいし「じゃないと、また自殺しかねないことになりそうだし………。」
イリヤ「もしかしたら、自殺以上に最悪なことになるかも………。」
フラン「じゃあ、何食わぬ顔で入って、さりげなく伝えよっか。」
フランがそういい、3人(+一本)はエデンの部屋に入ったが、既にもの抜けの殻となっていた。
ルビー『…………不味いですよ、これ。』
黎斗「お困りのようだな、この私に任せるがいい。」
フラン「黎斗さん?」
─そして……………─
エデン「何処探しても、いないなんて…………。しかも、犯人の手がかりすら見つからない…………。証拠もない、かといって犯人見つけないと…………、更に被害が拡大するし…………。
もうヤダ、犯人誰なの…………。頭がおかしくなりそう…………。」
嘘に気づかないまま、日が暮れて公園のベンチに座り込んでいた………。すると……。
黎斗「ここにいたのか、ガルッチ。」
エデン「黎斗?何でここに?」
黎斗「フラン達に頼まれてね。それより、帰らなければ彼女達が心配するぞ?」
エデン「けど………、けど犯人を捕まえないと…………、被害が…………!」
黎斗「ふむ………、犯人………か…………。」
その言葉に反応し、少しだけ邪悪な笑みを浮かべる。
黎斗「実は私も、その犯人というものを探していたんだ。だが残念ながら、捕まえることすら叶わぬ。」
エデン「え?何で!?何で捕まえられないんだ!?捕まえないと、とんでもないことになるっていうのに!!」
黎斗「ならば、この私が……………、その望みを、絶つゥ………!」
エデン「!? え、まさかここで『EXCITE』の曲が───────」
BGM 『EXCITE』
黎斗「ラーク・バスター・ガルッチィ!
何故アズリエルたちの性別が変わったのか…………!
何故ザギ達が世界征服しようとしていたのか…………!
何故他の全員が別人のようになってしまったくわぁ!!」
リリカ「ちょ、ちょっとストップ!!それ以上言わないでください!!」
エデン「リリカ!?」
黎斗「その答えはただ一つ…………!」
永夢「あ、あれって………!」
大我「やめろぉ!!」
エデン「ちょ、2人ともどっから出てきたの!?」
黎斗「アハァー…♡ガルッチィ!君は、エイプリルフールという奴に、翻弄された男だからだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!アーハハハハハハハハハアーハハハハハハハハハ!!!!!!」
エデン「え…………、エイプリルフール…………、だと?」
リリカ「そ、そうなんです!それなのに、ガルッチさんは……………。」
エデン「そんな……………、じゃあ僕はずっと……………、そんなのに捕まえようと……………!?」
黎斗「まぁ正直、宝生永夢以上の水晶だったとは…………、ガルッチ?」
エデン「じゃあ、僕はまた…………嘘に翻弄されて………………!?嘘だ……………こんなことって、こんなことって…………………!!!
ウワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!ウゾダゾンナゴドォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!」
その後、あまりにもショックだったのか、数日間だけ何も信じられなくなってしまい、部屋に引きこもってしまった。
黎斗『っと言うわけで、エイプリルフールが来たとしても、ガルッチだけには絶対に嘘をつかないでいただきたい。彼、相当な勘違いしてしまったからな。』
ザギ「…………以後、気を付ける。」
零「いや、エデン様純粋過ぎませんか………?」
リリカ「………もう嘘つかないでおきましょう。」
END
まぁ、流石に人間不信まではいきませんが、人によってはこうなるのかもしれませんね………。
嘘は、程々にお願いします。
次回は本編に戻ります。