Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
世界が繋がる。
一つのAIによって………、一人の少年の覚悟によって………、無数の世界を繋げようとする。目に見えない『獣』、『心』を知ろうとする少年が『繋がる』時、『ビースト0』が顕現する。
誰も止めることの出来ない、倒すことも叶わない、アジ=ダハーカですら手出しできない『獣』が今、第六天波旬を滅ぼす。
全ては、今の『繋がり』を守るために、アギラの仇を討つために、大切なものに手を出した制裁をかけるために………、力を振るう。
ー戦場地ー
エデンside
一言で言い表すと、この力はすごい。全作品の力が集結していて、波旬の攻撃にも耐えることが出来る。というか、波旬が本気を出しているにも関わらずだ。でも痛いことには変わりない。
波旬「オォォォラァァァァ!!!」
エデン「無駄だ!!」
波旬「ッ!ならば、滅尽滅相を───────」
エデン「『曙光曼荼羅・八百万』!!」
波旬「ッ!!その力、兄弟の───────」
エデン「ああ、坂上覇吐の力だ。本来の力よりも劣るが、貴様のジャッジを決めるのに十分だ!!
そして、貴様の所業は既に『地獄』行。だがな、俺達はそんな生温い場所には連れて行かせん。
貴様の行くべきところは、誰も居なければ何もない『無の領域』だ。だがその前に、今まで受けた痛みを、思い知ってもらうぜ!!」
波旬「ホザケッ!!『滅尽滅相』!!」
エデン「『
波旬の拳が来ると同時に、すぐさまアルタイルの能力を発動させた。直撃したが、痛みは全くなかった。
その代わり、思いっきり蹴り飛ばした。
エデン「お前の言葉、そっくりそのまま返してやる。『指の一本程度で消し潰せるような雑魚だな』!」
勿論、アルタイルの繋がりはあまりなく、一時的なものでしかなかったが、完膚なきまでに滅ぼしたかったため、ふっ飛ばしたところへ向かう。
フラン「ガルッチ!!待ってよ!!」
黎斗「追いかけるぞ、九条貴利矢!」
貴利矢「了解!しっかり掴まってな!!」
sideout
ー戦場地 2ー
一方でメサイア達は、エネミー・ヴィランズと、悪役連合のサーヴァント達との三つ巴の戦いを繰り広げていた。
エッグマン「行け!!ファンタジアどもを蹴散らせ!!」
ハデス「悪役連合に後れを取るな!!ファンタジアどもを倒すのは、我々エネミー・ヴィランズだ!!」
メサイア「この世界は、絶対に渡さない!!」
数々の戦いの中、波旬とエデンが戦場に入り込んだ瞬間、更に混沌と化していた。
『ズドォォォォォォォォッ!!!』
エッグマン「なんじゃ!?」
メサイア「ガルッチ………?」
波旬「チィィ…………!!」
エデン「『ハルクスマッシュ』!!」
波旬「『滅尽滅相』ォォォォ!!!!」
拳と拳がぶつかり合うと同時に、地響きが起こり、敵味方関係なくエデンと波旬の周囲にいた者がふっ飛ばされる。
そこからは、エデンと波旬の殴り合いが始まった。邪魔をしようとするエネミー・ヴィランズの一部と、悪役連合のサーヴァントのバーサーカー『オプティマス・プライム』は嬉々2人の方に攻め込んだが………。
波旬「どいつもこいつも指の一本程度で消し潰せるような雑魚がッ!!」
エデン「俺達の戦いを邪魔するな!!」
この瞬間だけ、波旬とエデンは共闘し、邪魔してきた者たちを一掃していった。オプティマスに関しては、2人そろって両胸に風穴を開けさせ、そのまま霊基諸共砕き、叫ぶことすらままならないまま、消滅した。
エッグマン「な、なんという事じゃ…………!あんなもの、如何倒せというのじゃ!?」
ソニック「ありゃ、邪魔したら俺達でも殺されそうな気がするな…………。」
ハデス「ッ!!ならば、俺が奴らを止めてやる───────」
ハデスも参戦し、2人の中心に来たときには、直ぐに後悔した。相手した奴は、あまりにも規格外過ぎたということを…………。
波旬&エデン「「うぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
ハデス「は?」
目の前にはエデンの拳が、後ろには波旬の拳が飛んできて、そのまま頭部直撃。そのまま砕け散り、首から大量の血を吹きながら絶命することとなった。
それ以降は全員、エデンと波旬の戦いぶりを見ていた。どっちもどっちで全力で殴り合ってるため、所々に血が出ていた。
波旬はまた自分の身体が傷ついたことに怒り、エデンはここまでの戦いを『楽しみ』ながら、殴り合っていた。
フラン「まだ終わってないよね?」
こいし「まだ終わってないよ。あんなところで、殴り合ってるもん。」
黎斗「…………だが、心なしか、ガルッチは戦いを楽しんでるな。」
貴利矢「えぇぇぇ…………、ガルッチって案外戦闘狂だったりするの?」
ルビー『前々から、ガルッチさんは戦いには真剣かつ楽しんでいますよ?1対1なら、正々堂々と、そして絶対に勝つつもりで。
時には不意を突いたりなど、相手によって使い分けていますしね。』
イリヤ「まぁ、お兄ちゃんの戦闘狂は、今に始まったことじゃないしね。」
貴利矢「何だそのグラファイト感。」
そう言っていると、ようやく永夢達が到着した。
永夢「ハァ、ハァ………。皆さん、今どうなっています?」
黎斗「今か、見ればわかるだろう。」
大我「何だ、これは…………。」
飛彩「…………今ガルッチが戦ってる奴、何者なんだ?見るだけでも吐き気がするし、如何見ても癌細胞そのものではないか!」
こいし「第六天波旬。それが、彼奴の名前よ。いくら皆が挑んだとしても、彼奴にやられるのがオチよ。」
パラド「けど、ガルッチの奴…………楽しんでいるな…………。」
パラドがそういうと、何時の間にか2人の殴り合いが終わっていた。
波旬「…………貴様、聴きたいことがある。」
エデン「何だ?」
波旬がドスの効くほどの声を出しているのに対し、エデンは何処か軽やかで楽しそうな声を出した。明らかにボロボロだというのに、こんな状況で楽しむことが出来るのかと疑ってしまうほどだった。
波旬「何故、笑っていられる?そんなにこの俺が、傷つけられるのが楽しいのか!!」
エデン「あー、そこ?何でだろうな、貴様に対して、憎しみと殺意しかないと思ってたんだが、不思議と、この戦いを楽しんでるんだ。
決して、貴様をボロボロにして、嘲笑いたいって思ってなんかいない。ああ、思ってないさ。」
波旬「思ってない…………!?」
エデン「貴様に対して慈悲なんてないし、可愛そうだとはこれっぽちもないさ。…………僕にあるのは、貴様に対しての復讐心、この戦いを楽しむ心。それ以外あるとでも?」
波旬「戦いを…………、楽しむだと………!?」
エデン「ああ。ホントに、憎くて、憎くて、…………けどここまでの強敵と戦えるのは…………!
『心が躍るなぁ』!!」
この時波旬は、初めてエデンに恐怖した。狂ってやがる、復讐を抱いていやがるってのに、戦うこと自体を楽しんでいやがると。
それと同時に、一人のはずエデンから、2人の声が聞こえた。
1人はエデン本人の声だったが、もう一人は、何処か幼く、しかし恐怖を抱いてしまうほどの声だった。
ゴジラと思っていたが、彼方は低い声。とてもじゃないけど当てはまらなかった。ならば、この声は誰の声?
そう思っていたら、エデンは波旬に近づいてくる。
エデン「けど、何事にも終わりは近づいてくる。そろそろ決着を付けようじゃないか?立てよ、第六天波旬。最後ぐらい、お互いの必殺技を放とうじゃないか。」
波旬「何!?」
エデン「西部劇のガンマ風に言うとだね…………。
『抜きな、どっちが早いか試してみようぜ』、って奴だ。」
波旬「………………コケに、しやがって…………!!貴様のような、ふざけた野郎が、人妻に恋してやがる変態野郎に、この俺が…………!?
最早、許さん………!兄弟より、あのアギラとかいう奴より、ここまで憎いとは思わなかった!!思えば、もっと早く、貴様を殺すべきだった。だから、この一撃で、貴様を滅してくれる!!」
エデン「そうこなくっちゃな。」
【ガッチョーン………、カミワザ!!】
波旬「────滅────」
エデンはレバーを閉じ、何時でも殴る準備をした。対して波旬は、詠唱に入り、何時でも蹴れる準備をしていた。
波旬「テメェを、完全に消し去って真っ平らにしてやる!!」
エデン「ならばこっちは、貴様という存在を真っ向から否定してやる!!」
【ガッチャーン!】
【ゴッドマキシマムクリティカルディヴァインパニッシュメント!!】
波旬「『第六天天狗道!!不可説曼荼羅ァ───────』!!」
エデン「『絶対領域!!不可説究極大卍荼羅・反転───────』!!」
波旬&エデン「「『───────不可説不可説転』ンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
エデンの拳と波旬の蹴りがぶつかり合った瞬間、核爆発が起こったかのような爆風が巻き起こった。
エッグマンはそのまま吹き飛び、他の皆は吹き飛ばされないようにしがみついた。
暫くは風圧がきたものの、収まったときには、まだ二人は固まっていた。
そして、変化が起きた。エデンの拳から、血を吹き始めた。
エデン「ッ!」
波旬「終わったな、ゴジラ。」
エデン「………どうかな?」
波旬「何?ッ!?」
直後に、波旬が放った足からヒビが入った。ヒビはそのまま、足から全身にまで入っていった。
波旬「な、何ぃぃぃぃぃ⁉⁉馬鹿な!?」
【神の一撃ィ!!】
エデン「GAMEOVERだ、第六天波旬。お前の、敗北だ。」
ひび割れたところから血を吹き出し始め、勢いを増していく。無論、これだけで終えると思ってないエデンは、完膚なきまでに叩きのめす為に、『闇に満ちし虚樹の魔剣』を取り出し、魔眼を開眼させた。
そしてもう一度、レバーを閉じる。
【ガッチョーン………、カミワザ!!】
波旬「これで、勝ったと───────」
エデン「思ってないさ。だから、敗者には敗者らしいエンディングをやるよ。」
【ガッチャーン!】
【ゴッドマキシマムクリティカルディヴァインパニッシュメント!!】
エデン「死わりだ!『
エデンを掴む瞬間、目にも止まらない速さで波旬を振り上げ、通り過ぎた。この時、肉体・精神・魂の死の線を斬った為、波旬の運命は決まった。
波旬「あ、あり得ない…………!この俺が…………、第六天波旬である、この俺が!?テメェのような変態野郎に負けるって言うのか!!!!」
エデン「…………俺に負けた理由を教えてやろう、波旬。1つは、リリカ・アイモーネに手を出した事。
2つは、アギラを道連れにしたこと。
そして最後の3つ目。この3つ目こそ重要であり、最もシンプルな答えだ。」
波旬が段々と砕け散り、意識も魂も消えてなくなっていく中、エデンはこう言い放った。
エデン「テメェは俺達を、怒らせた。」
そうして、波旬はエデンという名の変態に敗れ、風と共に塵に帰っていった。精神も魂も、なにもかもなくなり、第六天波旬という名の存在は、この日にて、エデンの手で完全抹消されていった。
BGM終了
エデン「……………お前がそんなんじゃなかったら、アームストロングと同様、いい好敵手になれたんだがな。」
【ガッチョーン………、ガッシューン………】
ガシャットを抜いたと同時に、その場に跪く。今までにないほどの疲労感が、エデンに襲い掛かり、倒れ込まないようにするのが必死だった。
フラン「ガルッチ!!」
エデン「ああ、フラン…………。見たか、あの波旬を…………この手で…………、終わらせて───────」
フラン「それはいいよ!!本当に、本当に無事で!!ううん!!生きてて、よかった!!!」
フランは抱き締めた後、こいしとイリヤがやってきて、エデンを担ぎ、黎斗たちの下にいった。
永夢「ガルッチさん!!しっかりしてください!!」
エデン「よう、永夢………。心配かけて、すまない………。」
永夢「ホントですよ!!こんな体になるまでボロボロになるなんて、狂気の沙汰じゃありません!!」
エデン「…………かもな。黎斗。」
黎斗「フッ、流石私だ。やはり、私の才能には、奴のような馬鹿には勝てなかったというわけだな。」
エデン「ああ。これは、君の才能と、風龍さんが取ってきてくれた、平行世界のカルデアのデータのおかげ、だな…………。ホント、感謝しきれない、言葉だけでは、足りないぐらいさ。」
黎斗「……………だが、私が言うのもなんだが、大丈夫か?」
エデン「いや、ガシャットを抜いた瞬間、ヤバいほどの疲労感が襲ってきたし、フランが抱きしめられた瞬間、とてつもないほどの性欲が……………。」
大我「性欲って、お前………。」
エデン「というか実際、何万年ぐらいにため込んだかのような性欲が、来てるんだが……………。」
貴利矢「果てしねえほどの性欲じゃねえか。」
黎斗「……………ガルッチ、少し血を採取させてもらうぞ。」
黎斗がそういうと、傷口から出てる血をビーカーの中に入れ、大我に渡した。
大我「何のつもりだ、ゲンム。」
黎斗「念のため、検査してほしい。私が言うのもなんだが、私が作ったガシャットを使ったことで、『ゲーム病』になった可能性がある。」
飛彩「ゲーム病!?」
黎斗「念のためだ。あれだけの力を使って、デメリットがないはずがない。」
永夢「でしたら一度、此方で入院しないと───────」
黎斗「いや、入院すれば、恐らく何かしらのストレスを感じてしまう可能性がある。ここは、フラン達に任せた方がいいかもしれない。」
飛彩「だが───────」
エデン「ありがとう、永夢。飛彩。でも、今はフラン達のとこで、大人しくしてる。結果が出たら、連絡してくれ。」
そう言い、エデンは、フラン達に抱えられ、戦場から立ち去った。
next episode
-The World That Oblivion Was 忘れ去られた城-
ギャラクシーside
Ⅴ「報告よ、エネミー・ヴィランズ、転生者連合が滅びたって。」
ギャラクシー「そうか…………。」
やはり、こうなるだろうと思っていた。此方の兵士も、何名かは失った。だが、こんなところで諦める我々ではない!
ギャラクシー「ならばしばらくは、定期的にファンタジアどもの様子を見に行くぞ。」
ティブ「それはいいのですが、よろしいでしょうか。ミスター。」
ギャラクシー「む?ホームズか?(ティブ「ディティクティブです。」)呼び方はいい、どうした?」
ティブ「一応警告しておきますが、エデンを怒らせるような行為は、お勧めしません。」
ギャラクシー「創造王神を怒らせるなと?何故?」
ティブ「何故って、一度見てしまったのです………。男の股間を、何度も蹴っている光景を…………。思い出しただけで、背筋が凍ってしまいました………。」
…………創造王神、一体何があったんだ?すごく内容が気になる。