※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode234 艦娘演習七番勝負! 1番目

ーエドロポリスエリア 海ー

 

 

翌々日、エデン達とその艦娘達はヤッ太郎がいる鎮守府に行くと、ヤッ太郎の後ろに、7人の艦娘達がいた。

 

左から順に、吹雪、長門、五十鈴、天龍、赤城、金剛、そして大和の7人が、エデンの艦娘に挑むこととなったのだ。

 

 

ヤッ太郎「来たか、ガルッチ。」

 

エデン「その子たちで、いいんだね。」

 

ヤッ太郎「夕立の力を見たら、こうするだろ。どんな力を持ってんだ………!?あの長門を背負い投げするだけの力………。」

 

エデン「普通じゃないんだから察してくれ。と言うか前言ったよね?」

 

 

そんな会話をしながら、お互いに海に行った。フランとこいし、イリヤ、リリカは波止場のところに座り込んだ。

 

 

エデン「取り敢えず、ルール説明しておこう。っと言っても、単純だ。どちらかが大破すれば勝利。

 

 

ただし、ウチの夕立だけは、1(・)2(・)回(・)大破させればそちらの勝利と行こう。」

 

ヤッ太郎「ちょっと待て。夕立に12回大破だと!?」

 

長門「何故12回なのだ?」

 

エデン「後々から夕立に聞いたが、どうやら『十二の試練(ゴッド・ハンド)』の能力を持ってたらしいんだ。」

 

ヤッ太郎側全員「!?」

 

 

イリヤ「あれ聞いた時、ビックリしたなぁ………。」

 

フラン「夕立がヘラクレスの宝具を手にするって、普通出来ないことなのに、どんな試練を受けたの………!?」

 

リリカ「私も思います…………。」

 

 

エデン「まぁ、普通の艦娘だと思わず、死ぬ気で挑めって奴だな。」

 

ヤッ太郎「それも…………、そうか。他には?」

 

エデン「近接攻撃も出来る艦娘なら、それも可とする。」

 

天龍「へぇ、殴り合ってもいいと?」

 

エデン「ああ。ただあくまで、近接攻撃が出来る艦娘なら、だ。得意不得意がいるのは承知の上で言ってるから、無理に近接攻撃をしなくていい。」

 

長門「そうか。あとは?」

 

エデン「いや、以上だ。ただ、ルールを破った場合、失格とする。それは僕らの方も適用だ。」

 

ヤッ太郎「? 『僕ら』って、其れは如何いう事だ?」

 

エデン「じかに分かる。それで、一番手は誰が行く?」

 

ヴェールヌイ「私が行く。マスターの秘書艦として、先陣を切らせてもらう。」

 

ヤッ太郎「なら、俺は赤城で行くぞ。必ず勝て、赤城。」

 

赤城「分かりました、提督。」

 

 

そうして、ヴェールヌイと赤城以外の艦娘と、エデンとヤッ太郎は港のところに戻る。っとその時、何処からともなく声が聞こえた。

 

 

 

艦娘演習七番勝負!

 

 

勝負、一番目!

 

 

全員『何処から聞こえるんだ!?/聞こえるの!?』

 

 

 

『駆逐艦暁型2番艦 ヴェールヌイ

 

 

 

VS

 

 

 

航空母艦赤城型1番艦 赤城』

 

 

 

いざ、尋常に!

 

 

 

勝負!

 

 

 

ヴェールヌイside

 

 

響………もとい、ヴェールヌイだ。元とはいえ、今でもマスターの秘書艦として務めている。勿論、”元”愛人だ。

 

 

正直、マスターから愛人関係をやめようと言ったのは驚いた。だが、彼が言うリリカに色々と言われたそうで、その後二度、最悪な夢を見たと言っていた。

 

そして、本音も聞いた。マスターは、彼は、ずっと苦しんでいた。『嘘』と『偽り』を被りながら、誰も相談できず、心の底から信じ切る事すら出来ず、理解されないように、戦い続けていた。

 

 

赤城「そちらから行かないのでしたら、私から行きます!!」

 

エデン「響!!前!!」

 

 

…………私には、其れが出来なかった。いや、其れを理解することが、出来なかったのかもしれない。

 

本当に、羨ましいよ。長年、マスターと共に苦難を共にしてきた、フラン達には勝てないかもしれない。

 

 

ヴェールヌイ「でも、私はッ!!」

 

 

私はそれでも、マスターについていくと決めた!愛人じゃなくたって、彼の苦しみを知らなくなって、私達艦娘は、マスターに、ガルッチについていく!

共に戦うって、決めたから………!!

 

 

ヴェールヌイ「Ура!」

 

赤城「!?」←掠っただけで小破

 

ヴェールヌイ「マスターだって覚悟を決めたんだ。なら、私も覚悟を決めないと!!」

 

 

BGM 『海色』

 

 

遅くなったけど、私はすぐさま行動開始することにした。赤城が放った艦載機が、私に襲い掛かってきたが、『未来予知』の能力を駆使して回避し続けていた。

 

 

時には、その艦載機に乗り継いで攻撃したりして、赤城に狙いつけていた。

 

 

ヤッ太郎「マジかよ…………。」

 

エデン「何だろ、前に僕が弾丸を使った八艘跳をした気がする。」

 

ヴェールヌイ「снайперская стрельба(狙撃)!!」

 

赤城「ッ!けど、見えたわ!!」

 

ヴェールヌイ「なっ!?」

 

 

何時の間にか、艦載機達に巻き込まれ、ダメージを与えられた………。回避に専念しようとするも、予知が追い付かないのか、攻撃を貰うことに。

 

 

ヤッ太郎「よし!」

 

赤城「絶対に攻撃を与えないでください!!」

 

曙「ちょっと!!響、何してるのよ!!」

 

 

装甲が硬いと思ってたけど、ちょっと油断して中破まで追い込まれちゃったかな………?でも、ここからが、勝負どころかな?

 

 

ヴェールヌイ「不死鳥を、嘗めないでよ?」

 

暁「え?響の身体が………!」

 

エデン「おいおい、燃え始めてる!?」

 

ヤッ太郎「なんか、火の鳥になっていくような………?」

 

赤城「ちょ、ちょっとそれは………!」

 

 

私の身体は発火していき、不死鳥の姿に変わった。仰げば艦載機が発火して墜落していった。これで、マスターのように飛べる………!

 

 

エデン「………不死鳥、だと?」

 

電「はわわわ!?」

 

夕立「響ちゃん、凄いことになってるね。」

 

時雨「まさか、響にこんな切り札を持っていたなんて。」

 

ヴェールヌイ「これで、Это конец!」

 

赤城「だったらッ!!」

 

 

赤城が更に艦載機を放ったようだけど、今の私は不死鳥。その艦載機諸共発火させ、このまま大空に舞って、赤城に突っ込む!!

 

 

ヴェールヌイ「Ураaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!」

 

ヤッ太郎「不味い!赤城、避けろ!!!」

 

赤城「分かり……!魚雷に直撃!?」←中破

 

ヤッ太郎「魚雷!?一体どうやって!?」

 

曙「発火と同時に、バレないように魚雷を放ってたって訳ね。すごいわね、響。」

 

エデン「行け!!響!!!」

 

赤城「しまっ───────」

 

 

出来るだけ轟沈させないように加減し、そのまま赤城に直撃。爆発する。

 

 

ヴェールヌイ「ッ!流石に、大破は免れなかったか………。」

 

エデン「響、大破か。赤城は………?」

 

赤城「提督…………、戦闘続行………不可能です…………。」

 

ヤッ太郎「こっちも大破……。って事は………。」

 

 

『勝負、引き分け!!』

 

 

BGM 終了

 

 

まぁ、そうなるだろうな。もう一つの能力『不死鳥(フェニックス)』は、自身に蓄積ダメージを受ける代わりに、物を発火させたり、威力を倍加させる効果がある。

 

出来れば勝ちたかったが、まだまだ未熟だな。もっと瞬時に未来を予測して、行動を起こさないと………。

 

 

ヴェールヌイ「すまない、マスター。初戦で、勝ちに行けなかった………。」

 

エデン「いや、無事ならそれでいい。けど、あれは控えてくれ。僕も、暁たちも心配するから。」

 

ヴェールヌイ「ああ………。」

 

曙「というか、響にそんな切り札持ってたとはね。」

 

ヴェールヌイ「お陰様で、このざまだ。」

 

時雨「それじゃあ、今度は僕が行ってくる。」

 

エデン「頼んだ、時雨。リリカ、救急箱ってあったっけ?」

 

リリカ「え?そ、そういえばここに。」

 

エデン「それを僕に。響、今から治すから、大人しくしろよ。火傷とか、傷口とかも治してあげるから。」

 

 

…………やっぱり、マスターの手は暖かい。この感触、忘れたくないな。

 

 

ヤッ太郎「お疲れ、赤城。」

 

赤城「申し訳ありません、提督。」

 

天龍「大丈夫だ、赤城。提督、今度は俺が行く。仇を討ってくるぜ。」

 

ヤッ太郎「ああ、頼んだ。赤城、休んでろ。」

 

 

今度は、時雨と天龍との戦いか。多分天龍は近接攻撃もしてくるはずだから、時雨がどう動くかだな。

 

 

next episode




勝負の結果


ヴェールヌイ

切り札である『不死鳥(フェニックス)』を使い、赤城に大破させるも、蓄積ダメージによって大破


赤城

艦載機で如何にか奮闘するも、ヴェールヌイの切り札『不死鳥(フェニックス)』に直撃して大破


よって、両者引き分け


次回は、時雨VS天龍
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