Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ーエドロポリスエリア 海ー
『駆逐艦白露型2番艦 時雨
エデン「ホント、どっから聞こえるの?この声。ってか、誰なの?」
ヤッ太郎「オイラが聞きたい。」
時雨side
さて、試合開始の合図がきたことだし、行動を───────
天龍「オラァァァ!!」
時雨「!」
いきなり近接攻撃だなんて、少し野蛮過ぎないかな?まぁ、回避できるから問題ないけどね。
時雨「如何したの?バットのようにぶんぶん振り回してもっ、僕には当たらないよ。」
天龍「そっちこそ、回避してんじゃねえ!!」
時雨「悪いけど、君の太刀筋は見切りやすいからね。」
天龍「フッ、なら此奴はどうだッ!!」
後ろ下がっていったけど…………、ああそういう事ね。
天龍「斎藤一直伝『牙突弐型』!!」
時雨「ほいっ。」←ジャスト回避
天龍「なっ!?Σ(゚д゚ )」
ヤッ太郎「ちょっと待て!今、当たっただろ!?」
エデン「ジャスト回避、モンハンにも手を出したのか。」
ごもっとも。実はこれを使いたくてうずうずしていたんだよね。モンハンダブルクロスやっててよかった。
取り敢えず、近接攻撃しか来ない天龍を避けながら、例の準備に入る。
夕立「あちゃー、これは相手に同情かな?」
エデン「どうかしたのか?」
夕立「あれ見て。なんだか威力の高そうな魚雷を、こっそり後ろから打ち込んでいるっぽい。」
曙「あ。なんか結末が見えた気がする。」
リリカ「? 何をやろうとしてるのですか?」
エデン「分からないが、これは絶対天龍が負けるってことぐらいは分かるな。」
ヤッ太郎「まだ勝負は分からないぜ!天龍は部隊の中ではトップクラスの戦績を持っている!勝手に決めんじゃねえ!てやんでえ!」
エデン「まぁ見てな。」
天龍「ちょこまかと、動き回りやがって…………。いい加減、当たれってんだ!!!」
時雨「ほいっ。」←今度はフレーム回避
天龍「またか───────」
時雨「それじゃ。」
天龍「はぁ?それって如何いう───────」
『ズドォォォォォッ!!!!!!』
魚雷に直撃したようだね。大破とまではいかないけど、せめて中破ぐらいは負ったか───────
天龍「オラオラァァァ!!」
時雨「ッ!」
ヤッ太郎「な?」
エデン「………中破には変わりないがな。」
これはちょっと驚いた。中破に追い込んだとはいえ、それだけ刀を振るえるんだから。
天龍「おいお前、悪いけど刀ばっかみてんじゃねえぜ。」
時雨「?」
エデン「なっ!!時雨、4時から8時の方向に魚雷接近!!」
時雨「えっ!?」
取り敢えず、バック宙を───────
天龍「そこだ!!牙突弐型!!」
時雨「まずっ───────」
バック宙の準備のところで牙突は、きつすぎる。今ので、腹部に損傷───────
時雨「って、魚雷の事───────」
『ズドォォォォォッ!!!!!!』
エデン「時雨!!」
夕立「落ち着いて、ガルッチさん!!」
ヤッ太郎「流石に時雨は、天龍の魚雷には避けられないようだな。」
天龍「お返しだよ。その魚雷を食らわせた、そのお礼に───────」
───────
エデン「詠唱!?まさか………。」
───────
イリヤ「ちょ、ちょっと待って!?それって固有結界の───────」
天龍「チッ!煙の中にいないで出てきやがれ!!」
───────
天龍「そっちが来ねえなら、こっちから行くぞ!!牙突!!」
時雨「残念、こっちだよ。」←腹部から出血し、服も一部破ける
天龍「なっ!?」
ヤッ太郎「今の攻撃を避けたのかよ・・・。けど、大丈夫なのか!?」
少し危なかった。たった一度っきりのスキル【絶対回避】がなかったら、大破まで持ってかれていたかもしれない。
小破しただけでも、まだいい方かな?さて、詠唱の続き。
時雨「
ヴェールヌイ「ハラショー………。時雨の本気がきたようだね。」
フラン「本気?」
夕立「ぽい。響ちゃんと同じように、時雨もまたもう一つの切り札があるの。」
エデン「それって、固有結界の?」
曙「ええ。どうも、貴方の影響でね。」
時雨「
天龍「何しようが勝手だが、そんなことさせねえよ!!」
天龍が再び攻撃するが、回避しながら詠唱を続ける。僕の神髄、彼が真似て生み出した疑似的だった心境を、固有結界にするために。
時雨「───────
エデン「…………見せてみろ、時雨。お前の、固有結界を…………!!」
時雨「
ー無限の砲弾ー
BGM 『エミヤ 2015』
詠唱が終わり、世界が変わる。辺り一面に海が広がり、所々に弾薬箱などのものがある。空は夜となり、月や星々たちが見下ろしている。
エデン「『
天龍「面倒なもん用意しやがって…………。」
時雨「僕を本気にしてくれた礼だ。無事で済むと思わないでよ?」
天龍「…………ほざけ!!高々そんなものを用意したって、俺に勝てるはずがない!!」
時雨「そうか。ご覧の通り、君が挑むのは無限の砲弾。砲撃の極致…………!!恐れずしてかかってこい!!」
天龍「上等だ!!!」
僕が動き始めると同時に、周囲の弾薬箱が開き、様々な弾丸、砲弾が天龍に向けて放たれる。
僕の切り札『
この世界になれば、後は簡単。僕が弾を自在に操りながら、敵を倒すだけ。囲うことも、壁にするのも、可能にさせる。
天龍「チィ、チマチマと弾幕ばらまきやがって…………!」
時雨「チマチマで悪かったね。なら、派手にしてあげる………!」
ヤッ太郎「不味い!!天龍、下がれ!!」
天龍「ッ!!」
天龍を無数の弾丸などで囲い込み、
時雨「これで、チェックメイトだ!『
そのままぶつける。当然、逃げ道は無く、そのまま轟沈寸前の大破までのダメージを負わせた。
天龍「マジ…………か…………よ…………。」
時雨「残念だったね……、でも牙突は効いたよ。いいセンスだ。(σ・ω・)σ」
BGM終了
sidechange
ーエドロポリスエリアー
エデンside
取り敢えず1勝出来たのはいいが、天龍の牙突は読めなかったな。というか、よく再現したなって思うよ。
時雨「マスター、見ていてくれたか?」
エデン「ああ。だがその前に、傷を治させてもらうぞ。特に腹部、出血してるぞ。」
時雨「参ったね、でも念の為に鎮静剤を事前に使って正解だった。」
エデン「鎮静剤つかったのかよ!?」
おいおい、開始前ならよかったが、試合中にそれ使ったら反則負けになるからな!?油断の好きもないな。
取り敢えず、腹部の傷を治してっと。
エデン「暫く安静にしてりゃ、すぐ治るぞ。」
時雨「ありがとう、ガルッチさん。」
ヤッ太郎「………天龍、ゆっくり休め。」
金剛「HEY!提督!!今度はMEに任せて!!」
ヤッ太郎「頼んだぜ、金剛。」
雷「今度は私が行ってくる。」
エデン「気を付けろよ、雷。切り札あっても、慢心しちゃいけないからな?」
雷「心配してくれてありがとう、ガルッチさん。それじゃ、行ってくる。」
さて、まずは1勝0敗1分。このまま、勝ちに行ってほしいな。
next episode
勝負の結果
時雨
天龍の牙突や魚雷で負小破するも、切り札『
天龍
牙突で負傷させ、更に不意打ちの魚雷で小破させるも、時雨の
次は雷VS金剛
次回もお楽しみ!