※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

310 / 416
episode250 外道戦術

ーコロシアム 闘技場ー ー昼ノ刻ー

 

 

そして五日後が経ち、ゴルドは闘技場の中央でエデン達を待っていた。それも、気味の悪い笑みを浮かべながら………。

 

 

ゴルド「フフフフフフ………。俺がただただ待っていると思ったら、大間違いだぞ?コロシアムのあちこちに、様々な罠、伏兵を仕掛けた。

 

ここに来る前に、あのクソガキは死ぬだろうなぁ………。」

 

 

そう笑いながら、座り込もうとする。しかし、何処からともなく、銃弾と魔法弾、矢のような物がゴルドに襲い掛かる。

 

 

ゴルド「!?」

 

 

それも、何度も放たれていて、ゴルドは何処から撃ってきてるのか、狙撃手を探し始めた。しかし、何処探しても、コロシアム中にはどこにもおらず、代わりに銃弾、魔法弾、矢が放たれ続けていた。

 

 

ゴルド「ッ!!誰だ!?チマチマと俺を撃ちやがって!!何処だ!?出てきやがれ!!」

 

 

そう叫ぶと、銃弾と魔法弾、矢の嵐が止み、今度は何処からともなく爆弾の雨が降り始めた。

 

 

ゴルド「ば、爆弾!?」

 

 

必死によけようとしたら、今度は危険な薬品が入った瓶の雨が降り注ぐ。割れた瞬間、そこから毒沼や底なし沼などが生み出され、そこからモンスターが現れた。

 

 

ゴルド「な、なんだなんだ!?何処から攻撃してきてるっていうんだ!?」

 

 

勿論やられっぱなしと言うわけにいかず、ゴルドはモンスターに攻撃を仕掛けようとする。だが今度は、視界が一気に悪くなる。

モンスターの気配も完全に消され、何処にいるのか、何処から攻めてくるのか、全く見当もつかなかった。

 

 

ゴルド「次から次へと、一体どこから───────」

 

 

行動を移そうとした瞬間、右足から激痛が走り、座り込んだ。触れると、まるで何かに食い千切られた痕があった。

っと思ったら、今度は左腕に違和感が起こり、見てみると『無くなって』いた。

 

 

ゴルド「なァァァァァァァァァァァァァァァァ!?!?」

 

 

ーエデンの実家 屋根の上ー

 

 

エデンside

 

 

やっべぇ……、彼奴の無様な姿見るだけで笑いが………。wwww

 

 

あ、どうも。今外道な戦法を取って、文字通り戦ってるエデンです。何故このようなことになったのか、昨日の夜に遡ります。

 

 

~昨日~

 

 

ーリビングルームー ー宵ノ刻ー

 

 

切嗣「では、ブリーフィングを始めようか。」

 

フィン「ああ。明日にはあのゴルドと言う奴を倒すのが、目的だな。」

 

レミリア「でも、そのゴルドと言う人が言うに、相当下劣な方法を取っているじゃない。」

 

エデン「少なくとも馬鹿正直に突っ込むっていうのも、どうかと思うしな。かと言って、あのコロシアムには思い出がある。出来るだけ被害を最小限に止めておかないと………。」

 

フラン「問題は、彼奴一人とは思えないって事よね。」

 

こいし「一度気配も存在感も消して探索してみたけど、複数の奴らが潜伏してるって事が分かったわよ。

 

あと、牢獄っぽい場所があって、そこには複数人の女性が横たわっていたよ。」

 

さとり「あの子以外にも囚われの身がいたなんて………。」

 

アイリ「キリツグ、何とかならない?」

 

切嗣「そうだな………。ではこうしようか。まずイリヤ、君は囚われてる複数人の女性を救出してやってくれ。」

 

イリヤ「英霊の人達も借りて?」

 

切嗣「ああ。その方が効率がいい。アイリ、ルッチも協力してやってくれ。」

 

ルッチ「分かった。」

 

アイリ「任せて、キリツグ。」

 

切嗣「奴の事だ。絶対にトラップか何かを仕掛けてくるはず。ならば、トラップ解除は僕とフィンでやろう。フラン、こいし、レミリア、さとりは雑魚狩りを頼む。

 

 

そして、ガルッチ。」

 

エデン「なんだ?」

 

切嗣「奴は下劣な戦法でやるのだろう?ならば君は、外道な戦法で奴を苦しませてやれ。」

 

エデン「外道な戦法か。……………いささか気に食わないけど、有無言ってられない以上それしかないな。如何やるかは、好きにしていいか?」

 

切嗣「ああ。方法は何だっていい。あそこで殺してやっても構わないし、あのコロシアムから追い出した後に殺してもいい。」

 

イリヤ「でもお兄ちゃんって、こんな戦法好きじゃないはずだけど………。」

 

エデン「かもな。でも、あっちがその気である以上、こっちもやるしかないんだ。」

 

 

~現在~

 

 

ーエデンの実家 屋根の上ー

 

 

っと言うわけ。さてと、例のアレをしますか。

 

 

エデン「正直、こういう奴ら好かないけど、まぁいっか。『リドラー』!『ゾロリ』!『アルファ』!」

 

 

『エドワード・ニグマ!ゾロリ!ボーイズライズ!ボーナスリドル!!』

 

 

エデン「犯罪を犯すなら、やはり此奴らが適任だな。『ジョーカー』!『モリアーティ』!『ベータ』!」

 

 

『クライムフュージョン!!パーフェクト・ジョーク!!』

 

 

『ジョーカー!ジェームズ・モリアーティ!ダークネスライズ!!カタストロフ・ジョーカー!!』

 

 

エデン「さぁ、超最終局的完全犯罪を起こそうじゃないか………。人生1度きりの犯罪的『フュージョンライズ』を!!融合!アイ、ゴー!」

 

 

まっ、この手の物は本当に1度切りなんだよな。結構強いのは確かなんだが、問題の『リドラー』がなぁ。

 

あの態度を如何にかしてほしいぐらいだわ。え?黎斗もあんな感じだって?いやいや、黎斗はまだいいよ。リドラーと黎斗、どっちが態度デカいのかって言われたら、僕はリドラーを選ぶよ。

 

いっぺん謎々出来ないような脳みそに変えてやろうかな?それとも、『レイトン教授』と『シャーロック・ホームズ』のフュージョンライズ『英国の名探偵紳士 エルシャール・ホームズ』に対抗して、完膚なきまでに謎々が生み出せないほど解いてやろうかな?

 

 

…………こんなことなら、頭の体操のゲームやるべきだったな。パズルゲームだけじゃなくて。

 

 

エデン「ヒア、ウィー、ゴー!!」

 

 

『クリミナルフュージョン!!ミステリー&クライムズ!!』

 

 

エデン「起こすぜ、完全犯罪!!」

 

 

『ボーナスリドラー!カタストロフ・ジョーカー!!アトロシアスフュージョン!最終局的完全犯罪!!』

 

 

エデン「『『…………なんか、随分ダンディーな格好になったな。』』」

 

モリアーティ『何しろ私が考えたのでね。たまにはガルッチ君を、ダンディーな格好にしてみたかったのだ。』

 

ジョーカー『まぁお洒落も大事だよな?ジョークを起こすにも、念入りな準備が必要なものだから。』

 

 

そうですか。まぁこの際いっか。ついでと言わんばかりに、棺桶っぽい武器もあるし。最大限に活用させるとするか。

 

 

エデン「『『っと、その前に連絡っと。』』」

 

 

『prrrr,prrrr』

 

 

エデン「『『トラップ&殲滅班、そっちはどうだ?』』」

 

切嗣『ああ、今片付いたところだ。殲滅も終わってる。』

 

フィン『そっちは如何だ?』

 

エデン「『『今フュージョンライズして、フィナーレを飾ろうかと思ってな。でも、その分被害も考慮しないと駄目だし。

 

悪いが終わり次第救出班と合流し、そのコロシアムから脱出してくれ。』』」

 

フィン『何を起こすんだ?』

 

エデン「『『決まってるだろ、親父。『完全犯罪』だ。』』」

 

 

sideout

 

 

ーコロシアム 闘技場ー

 

 

エデンがフュージョンライズして以降、ゴルドの身に起こる災難がさらにひどくなっていった。

 

彼が出題したなぞなぞの紙を破る度、不可解なことが起こったり、無くなったはずの左腕がピエロのような顔が生えてきたり。

 

間違えれば身体中に5億Vの電気が走ったり、1500度の体温を数分間味わったり……。

 

 

そして正しく回答できたとしても、空から流星群がゴルドに降り注いだりなどして、ボロボロに成り果てていた。

 

 

ゴルド「う、うぞだ………。この俺が………、あんな餓鬼如きに………、翻弄されるとか………。あり得ねえ、あり得るはずがねえ……………!!」

 

 

そして最後のなぞなぞの紙がゴルドに降りかかり、恐る恐る読んでみた。

 

 

『Q FINAL.私、メリーさん。私は今、何処にいるでしょうか? ps.これが最後のリドラーだ。もし間違えれば、大いなる災いが降り注ぐだろう………。』

 

 

ゴルド「あ…………、ああああ……………!!!も、もうこんなところにいられねえ!!!!!!」

 

 

遂にゴルドはボロボロになった身体をたたき起こし、このコロシアムから逃げようと、噛み千切られた右足と、まだ無事な左足を使い、この場から出ていく。

 

 

ーコロシアム前ー

 

 

ゴルド「も、もう降参………。降参だ…………、こんなところに…………いられねぇ………!!」

 

「止まりなさい。」

 

 

突然誰かの声が聞こえ、咄嗟に両手を上げると、手錠を掛けられるような音が聞こえた。

 

 

ゴルド「へ!?」

 

「まずは初めましてと言うべきでしょうか?私はリインカークロニクルのリーダー、レアと申します。

 

 

転生者『ゴルド・ヴォーティガーン・エボルト』、貴方はここの人達に随分と好き放題していたみたいですね。

しかも、貴方が相手にしていた人、誰かを知ってた上での事ですか?」

 

ゴルド「ど、どういうことだ!?」

 

レア「分からないようですね………。貴方が相手にしていたのは、私のお父様『ガルッチ』です。」

 

ゴルド「ガルッチ…………!?まさか、あの餓鬼が!?……………嘘だろ?」

 

レア「嘘ではありません。あら、なぞなぞ…………?お父様………、これ答え次第殺すつもりだったようですね。

 

 

取り敢えず、連絡ぐらい出しておきましょう。『後の事は、私に任せてください。by.レア』っと。

お父様の元へ。」

 

 

最後のリドルの裏にメッセージを書き、そのままエデンの元に向かった。

 

 

レア「それでは、こっちに来なさい。」

 

ゴルド「……………喧嘩を売る相手、間違えた。」

 

レア「今更遅いです。」

 

 

そうして、ゴルドと言う名の『転生者』は、レアの手によって逮捕(救出)された。

 

 

ーエデンの実家 屋根の上ー

 

 

エデンside

 

 

エデン「『『後は任せろ、か。まっ、結果的に追い出せたからよしとするか。』』」

 

ジョーカー『いやー、面白かったな!!当たった時のジョークも用意してるなんて!!』

 

モリアーティ『なぁ、もしあの場で間違えていたらどうなってた?』

 

エデン「『『闘技場に入る程の隕石で潰す。合ってたら背後から廻って風穴を開けるつもりだったけど。』』」

 

モリアーティ『殺す気満々だったのか……………。』

 

 

まぁ、これでコロシアムを取り戻せたことだし、よしとするか。そして、二度とリドラー使わん!!

 

こんなことならホントに『レイトン教授シリーズ』やればよかったよ!!あと、『謎の物語』も!!

 

 

『フュージョンオーバー!』

 

 

エデン「…………『ボーナスリドラー』は、零の方が似合うな。仮にこれで挑んできたら、こっちは『英国の探偵紳士 エルシャール・ホームズ』で対抗するしかないな。」

 

 

……………黎斗に頼んでおこう。今度は『謎解きゲーム』のガシャット作ってって言わないと。

 

 

next episode

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。