Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー道中ー ー暁ノ刻ー
エデンside
翌日の早朝、僕は親父に起こされた後、車庫に向かう。そこには近未来的なバイクや車が用意されているが、解析したところ武装もしてあるらしく、敵が来ても対処できると親父は言ってた。
その後どっちに乗るかと言われたが、敢えて僕はバイクの方を選び、親父も同じバイクを選んで、昨日言ってた『十三王神の遺跡』に向かうことにした。
んでその道中、早速このバイクに付けられてる武装を試す時が来たようだ。まぁ大方理由が分かるんだが………。
フィン「おいガルッチ!?あれはいったいどういう事なんだ!?」
エデン「よそ見するな!!あの野郎からの距離を離す!!」
エデンオルタ「待ちやがれ!!ゴミ虫共!!!!!!」
まさかのオルタが襲撃という……。洒落になんねえなぁ。
エデン「親父、遺跡までどれくらいかかる!?」
フィン「このまま道なりに進めば、その遺跡に着く。」
エデン「なら親父、先にその遺跡に行ってくれ!!あのクソ野郎の相手をしてくる!!」
フィン「なら、せめて此奴をもってけ!!」
親父が送ってくれたのは、『十三王神の遺跡』までのルート地図だった。
エデン「そっちでまた会おう。」
フィン「無事を祈る。」
親父はすぐさま閃光弾を放ったと同時に、僕は逆方向に走り挑発アイテムを使った。
【挑発!】
エデン「オラ来いよ!!テメェの相手は俺だろ?」
エデンオルタ「ッ!!逃がすか!!!」
兎に角、出来るだけ親父との距離を離し、あの野郎を無力化しないと………。少なくとも、今の僕には殺し切る自信がない………!
エデン「『ATTACKモード、起動』!!目標、『アザトース・ゴジラ・オルタ』!!」
『攻撃、開始!!』
エデンオルタ「ハッ!そんなおもちゃ如きに、俺を倒せると思うな!!」
勿論そんなこと思ってなんかいない。これはただの時間稼ぎ。彼奴が遺跡に行かせないための、時間稼ぎだ。
どれぐらい持つかは分からないけど、出来るだけ離れておかないとヤバいことになりかねないしな。
って思っていたら反撃し始めたか。けど、数多のレースゲームで培ってきたドライビングテクニックを甘く見るな!!
エデンオルタ「チッ!!ちょこまかと避けやがって!!ネズミか貴様!!」
ゴジラ『どうする?このままだとジリ貧だぞ!?』
ストリングス『それに、弾薬ももうすぐ切れそうだよ。』
エデン「だったら………!『FLYモード、起動』!!」
『飛行、開始!!』
ってか、ホントに飛べるんだな………。変形して空飛んじゃったよ。まぁ僕も飛べるけど、変わったなぁ…………。
エデンオルタ「ッ!!そっちがその気なら!!!」
『エボルドライバー!!』
エデン「なっ!?」
エデンオルタ「喜べ。貴様の義姉の力で、殺してやろう!!」
『MONSTER!RIDERSYSTEM!EVOLUTION!!』
エデン「モンスター………!?貴様、まさか!!!」
エデンオルタ「その通りだ………!見せてやろう………、暴食の力を!!!」
『Are you ready?』
エデンオルタ「変身!!」
『MONSTER………!MONSTER………!EVOLMONSTER!!フッハッハッハッハッハッハ!!!!!!』
エデンオルタ「仮面ライダーエボル、フェーズ1……!」
あの野郎!!いつの間に………って、あれ?
エデン「おい、コブラエボルボトル如何した?」
エデンオルタ「ハッ!あんなもの、捨ててやった!!」
哀れ、エボルト………。まさかエボルドライバー奪った後に、コブラエボルボトルを投げ捨てられるとは……。
ってそれはいいとして。
エボルト『いいのかよ!?』
まさか、お姉ちゃんの力を奪うなんて……。正直思ってもみなかった………。それだけ此奴は、強くなってきてるって訳か………。
如何来るかわからねえ以上、うかつに戦うのは危険すぎる………!!逃げ回りながら、十三王神の遺跡に向かうしかないか!!
エボルト『厄介なことになったな………。まさか俺のドライバーを使って、仮面ライダーエボルになるとはな………。』
戦兎『そもそも、お前がこの星に来なければこんなことにはならなかったんじゃないのか!?』
エボルト『いや、そもそもパンドラボックス持ち出したの、『
幻徳『言われてみれば、確かにな………。』
龍我『おいそうなると、俺がこうなった原因、全部マスターの仕業じゃねえか!!』
エボルト『それだ!!』
エデン「下らねえこと言ってる場合か!?今モンストリウム光線やら八つ裂き光輪などの攻撃が来てんだから、勝手に出て来るな!!」
ジョーカー『おい、反撃しないのか?』
エデン「したくても今の実力だとあっちが上だよ!!そういうジョーカーは、なんか策があるのか!?」
ジョーカー『いや、彼奴ってお前じゃん?』
エデン「そうだけど、何!?」
ジョーカー『ならばだ、弱点をぶつければ良いんじゃないか?主に、お化けとか?』
全員『あ、それだ。』
エデン「あー、確かにホラー全般苦手………。そうか!!」
エデンオルタ「何を考えているか分かんねえが、俺には効かねえぞ!!」
そう言ってられるのも、今の内だ!!こんな時に作っておいた、『妨害玉』を用意して正解だった。
エデン「食らいやがれ!!」
『パンッ!!』
エデンオルタ「ッ!!小癪な真似……………!?BRRRRRRRRRRRRRRRRRRAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うわ、なんかセルみたいな声出しながら気絶したぞ……。
複雑な気持ちだが、ジョーカーには感謝だな。ともかく急いで、十三王神の遺跡に向かうとしよう。
ブルース『ジョーカー、助かった。』
ジョーカー『まぁな。俺は基本好き勝手にはするが、こういうことはちゃんと従うつもりだぜ?此奴がいないと、ジョークも楽しめないし。』
ケフカ『まぁ、やりすぎてフェイスペイントはがされないように、気を付けないとね。正直、怖い……。』
ジョーカー『あ、それ俺も思った………。』
ー十三王神の遺跡ー ー昼ノ刻ー
あの野郎を気絶させてから暫く経ち、僕はようやく十三王神の遺跡と呼ばれる遺跡に到着した。
その入り口付近には、親父が待ってた。
フィン「ガルッチ、大丈夫だったか?」
エデン「どうにかな………。彼奴は気絶だけで済んだが、何時目覚めて俺達のとこに来るか、予測できねえ。今の内に中に入るぞ。」
フィン「ああ。だがその前に、何で彼奴の顔が、お前と似ていたんだ?」
エデン「…………詳しくは、中で。」
そう言い、僕と親父は遺跡の中に入っていった。
ー十三王神の遺跡 内部ー
BGM 『壊レタ世界ノ歌』
エデン「まずハッキリ言うが、あの野郎は僕の反転体。今まで抑え込んでいた憎悪がむき出しになり、リリカという子に対しての憎悪、そしていつの間にかこの世の総ての物にも憎悪を抱いた存在だ。」
フィン「………どうしてまた?」
エデン「きっかけは、多分リリカと出会っての一言かもしれない。それか、僕にとってもっと過去の事になるか………。」
何方にせよ、リリカに要因であることには変わりないかもしれない。でも、彼奴が現れた以上、何とかして消滅させないといけない。
彼奴は、『この世に存在しちゃいけない化物』だから。
フィン「………聞いてた限り、お前の闇って、相当根深いものだったのはな………。そもそも、なんだってそこまで───────」
エデン「親父に教えるわけないだろ。俺と兄さんを売ろうとしたこと、あれから絶対に許すつもりなんてない。
そもそもお前が、俺達を売らなければ………ここまで苦しい思いをせずに済んだ。俺の闇も、ここまで増大になることもなかったんじゃないのか…………?」
フィン「……………。」
エデン「勝手に親父面して、俺がどんな境地に立っているのか。どれだけ苦しい思いをしていたのか、分かるか?分かるわけないだろ?
だって親父は、俺と兄さんを捨てようと───────」
フィン「分かるわけないし、そもそも俺は、お前とルッチを捨てようだなんて思ったことはない……!!」
エデン「ならなぜ俺達を売ろうとした!!」
フィン「何故言っても分からないんだ!?俺はお前達を売ってやろう気持ちなんてあるわけない!!あの時俺は言っただろ!?修行させるためだって!!」
エデン「なら他のやり方でよかっただろう!!あんな人身売買まがいなことせず、もっといい方法あったはずだ!!」
フィン「時代が時代だろ!!もしお前が俺だったら、他に方法あったのか!?」
エデン「ッ!!」
フィン「ないだろ!?俺だって、あんな真似なんてしたくなかった!!なのにお前は、そうやって物事に決めつけて、俺やエア、その人を傷つけ、家を燃やして!!」
エデン「……………。」
フィン「本当はな、ガルッチ。俺も怒ってんだよ。こうやって怒鳴り散らしてやりたいぐらいなんだよ。
けどお前は、俺の見えないところで苦しんで、自殺まがいなことして、勝手にいなくなろうとして…………。怒るに怒れねえ状況を作りやがって………。
お前はどんな苦しみを抱いてるのか知らねえ!!どんな闇を持ってるのかも知らねえ!!どんな過去を持ってるのかも知らねえ!!
けど、俺はお前の父親だ。それ以上でも、それ以下でもない。俺は今でも、そしてこれからも、お前を愛していることに変わりない。
どんなに罵られようとも、軽蔑されようとも、俺はお前を見捨てるつもりなんて、これっぽちもないんだ………!」
………なんだよ…、それ………。そんなの、信じられるかよ………。愛してるだって?見捨てるつもりなんてないだって?
嘘ばかり。そんなもの、今更信じられるかよ…………!!
エデン「だったら…………、だったら一言だけでも…………!
一言だけでも言えよクソ親父!!『俺を愛している』って、そう言えよ!!!!!!」
どうせ、嘘っぱちだ………。俺の事なんて、愛してるわけ………。愛してるわけ───────
『ギュッ』
エデン「!?」
フィン「すまなかった………、ガルッチ………。苦しい思いをさせて、辛い思いをさせてしまって………、すまなかった………!」
やめろ………、やめてくれ………。
フィン「そして、ガルッチ…………。」
そんなの、僕は………望んでなんか…………!
フィン「俺は、お前を───────」
エデン「やめろ───────」
フィン「『愛してる』。お前の親として、父親として、『永遠に愛している』。」
エデン「ぁ…………。」
……………嘘じゃなかった。親父は、僕に抱きしめて…………、『愛してる』って…………。そう言ってくれた…………。
夢でも、幻でも、幻想でも何でもない………。これは、現実なんだと………。親父が放った言葉は、嘘と言う嘘が……………、全くなかった…………。
エデン「ぁ………ぁぁ………!!」
フィン「泣け。お前が溜めていたもの、全部。何もかも全部、吐いてしまえ。」
エデン「っ!!うっ、ううう………、うわぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
もう僕は、悲しくて、嬉しくて、悔しくて、親父の………、いや、父さんに抱き着かれながら泣き出した。ずっと溜まってたもの全部、全部………。
お姉ちゃんに泣きついて来た時よりも、思いっきり泣きだした。
エデン「ごめんなさい、父さんッ!!僕は、僕は………!!」
フィン「もういい。俺が全部、許してやる。そして、ホントによく頑張った。俺は、誇りに思う。お前の親で、本当に良かった。」
もう言葉が出なかった………。ただ僕は、泣くことしか、出来なかった………。
ストリングス『…………いいお父さんじゃないか。』
ゴジラ『…………そうだな。』
ストリングス『ゴジラ、君も泣いているの?』
ゴジラ『ッ!そ、そういうストリングスこそ。』
ストリングス『!? な、何故………私も………?』
ゴジラ『…………お前も、泣けるんだな。少し、安心した。』
ストリングス『…………何故なんだ?何故私は、こんなに涙が止まらないんだッ!?』
ゴジラ『…………感動、または苦しみからの解放。人間も、人外も、獣も、誰だって最初は泣くことある。それが出来るお前は、AIなんかじゃない。人間と同じように、心を宿してる。』
ストリングス『ゴジラ…………。』
ゴジラ『その思い、絶対に忘れるな。』
ストリングス『……………ああ!!』
~そして………~
BGM終了
エデン「////////////」シュー
恥ずかしい………。大の大人が、いや見た目が中学2年ぐらいの少年だけど、ここまでの大泣きって……。それを見られたのって………。
いや、マジで恥ずかしい………。もう顔真っ赤だし、滅茶苦茶煙が出てるよ………。
フィン「ほら、座り込んでないで進むぞ。」
エデン「あ、ああ………。//////」
……………ありがとな。『お父さん』…………。
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