※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode264 失いたくない光と手にした希望

ー???牢獄 周辺ー

 

 

エデン(主人格)side

 

 

エデン「お姉ちゃん、あの場所が?」

 

英竜「ああ。ザギが最後に送られた場所が、あの牢獄だ。」

 

 

牢獄か………、そういえばまだ『エレメントフェニックス』として活動してた時、レイス救出の為に女装して侵入してたっけ………。

 

なんか嫌がってた頃の自分が懐かしいわ。女装させるが故に、脱毛させられたんだよなぁ………。髭も生えなくなったわ、腋毛もないわ、あと陰毛もないわ……。正直どうしてこうなったって思ったよ。

 

 

エンペラ「どうしました?」

 

エデン「嫌な過去を思い出しただけだ………。あの日以来、女にしか見えなくなってしまった過去を………。」

 

アギラ「何があったの……。」

 

エデン「昔、牢獄で仲間を助けようとして、僕が侵入したんだが、問題が侵入する際の格好がな………。」

 

英竜「………聞かないでおく。思い出したくないのだろう?」

 

エデン「助かる……。」

 

 

こればかりは、絶対に思い出したくなかった。

 

 

英竜「それで、どうやって潜入する?」

 

エデン「外部も内部の見張り厳重、監視カメラ、赤外線センサー、兎に角エグイ程の奴もあるな。

 

ただ、魔力核と発電施設が外にあるから、壊せば何とかなりそう………。ただ……。」

 

ベリアル「ただ、何だ?」

 

エデン「あの野郎の事だ。恐らく魔力核と発電施設を破壊させるのを導かせ、何かしらの罠を仕掛けるのかもしれない。」

 

 

少なくとも、確率は2分の1か4分の1のどっちかだ。片方が罠か、両方が罠か。せめてその罠の仕組みさえ分かれば、何とかなりそうなんだけど………。

 

 

英竜「とはいえ、時間があまりにも惜しい。こうしていると、ザギ達が助かる可能性も減ってしまう。」

 

エデン「拷問か強姦だしな。どうせ考えてもしょうがない。…………いっぺん罠に嵌ってやろうじゃんか。『ゼロ』、『ジード』。聞こえるか?」

 

ベリアル「奴らも呼び出すのか!?」

 

エデン「あったりめえだ。俺は今、リリカを穢した奴らを、滅ぼしてやりてえ程ムカついてんだ。奴らには、それ相応の代償を払わせてやる。

 

特に、俺のオルタは絶対に消す。過去も、現在も、未来も、存在そのものを、真っ向から否定する。

あの野郎に、居場所なんて与えてなるものか………!!」

 

ゼロ『おーい、連絡したか?』

 

ジード『呼びましたか?』

 

エデン「ッ!?ご、ごめん……。怒りで我を忘れてた。用があって、連絡したのに……。」

 

ベリアル「此奴の怒り、どうなってやがる………。今一瞬、やべぇ獣が見えた気がするぜ………。」

 

 

獣っておい。『黄金の獣』こと、『ラインハルト卿』のことか………?まぁ、『Dies irae』もあるしなぁ………。ウィラも、そういうのあったし………。

 

 

ゼロ『んで、用ってのは?』

 

エデン「今からある牢獄に強襲を掛けようと思う。」

 

ジード『牢獄!?何故牢獄を!?』

 

エデン「あの中に、ザギ達が囚われているんだ。僕のオルタが、リリカルなのはの世界にいる住民たちに、ありもしない真実を語ってたんだ。

 

ノアは恐らく、ザギを励まそうとしたらしいけど、奴の罠にはめられてしまい、力を奪われたんだ。」

 

ゼロ『ウルトラマンノアが!?』

 

エデン「ああ。奴がノアの絵柄のエボルボトルを持ってるとこを見たから、間違いない。」

 

ジード『その、ウルトラマンノアはどうなったんですか?』

 

英竜「恐らくネクサスになったと思うが、ザギが言うに猛毒を仕組まれたらしい。このままだと、ノアは死ぬ可能性がある。」

 

エデン「それだけでは飽き足らず、如何やらその力を使って無力化させ、住民たちに引き渡し、あの牢獄に………。恐らくノアも、あそこにいるかもしれない。」

 

ゼロ『だからって、俺とジードにどうしろと………。まさか、牢獄の強襲を手伝えとかいうんじゃ───────』

 

エデン「そのまさかだ。」

 

ゼロ『嘘ぉん………。( ゚д゚)エー』

 

戦兎『それ、俺の台詞───────』

 

 

勝手に出て来るな、戦兎。

 

 

ジード『正気ですか!?そんなことしたら、貴方達大変なことになりますよ!?』

 

エデン「けどな、ジード。もしリリカ達を見捨ててみろ。奴らは『死んで当然な奴らだったな』っていうだろうが、自分から滅びの運命を早めてしまったことに気づいていないようなものだぞ?

 

 

そんな運命、絶対にさせない。その為なら、誤解されてでも、救ってやりたい。もう二度と、リリカを不幸な目に遭わせたくない………!

例え嫌がれたとしても、リリカが生きて幸せにならなければ、意味がないんだ!!」

 

 

『幸せを奪ったお前が言えることか?偽善者め。』そんな声が聞こえた。だから如何した?僕がいつ偽善者になった?

 

俺は『悪』として戦うと決めた。『悪』を以て、世界を救う。大切なものを守る。身勝手だろうと関係ない。

 

 

『正義の味方』は、レアやアラヤ達に託した。俺は今から『悪の敵』となって、目の前の『ふざけた正義』と『邪悪なる存在』を滅ぼす。

 

 

エデン「頼む、ザギ達を………リリカを救うために、力を貸してくれ………!」

 

キャスジル『私からもお願いです。リリカ殿は、ジャンヌのようになって欲しくない。』

 

ジード『………ゼロ。』

 

ゼロ『分かった……!どうもお前は、何かしらの覚悟を決めてきてるようだな。『悪人』になってでも、救わなくちゃならねえっつう決意を感じるぜ。』

 

エデン「じゃあ!!」

 

ゼロ『手伝うぜ。ただ、期待はするなよ?人殺しなんて、俺には出来ねえからな。』

 

ベリアル「そういうのは、俺達の分野だ。ウルトラマンのテメェがやったら、おかしいだろ?」

 

 

まぁ、確かにそうだよな……。

 

 

エデン「ジードはどうする?強制じゃないし、断るならそれでいい。」

 

ジード『…………いえ、微力ながら力を貸すよ。』

 

エデン「そうか。」

 

英竜「決まりだな。それじゃ救出班と工作班などに分かれておこう。と言っても、ガルッチは救出班なのは確定だが…………、単独で行くのだろ?」

 

エデン「…………結果的にそうかな。こういうのは、単独の方がやりやすい。他の方は、任せることにする。」

 

英竜「分かった。」

 

エデン「先に見張りを排除して、侵入しやすいようにしておくぞ。」

 

 

それだけ伝えて、英竜たちとは別行動することにした。まぁ、幸いなことに見張りはゲス野郎じゃなかったから、気絶だけで済ませ、監視カメラなどの器具を破壊。

 

ついでに『チャフグレネード』を使って、電子機器を一時的に無力化させて突撃した。

 

 

待ってろ、リリカ………。もう二度と、失わせやしない………!!ジャンヌ・ダルクみたいに、あんな思いをさせるわけにはいかない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が、リリカを救ってみせる!!!

 

 

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