Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー牢獄内ー
潜入してしばらく経ったのか、警報がうるさく鳴り響いていた。それに気づいた牢獄の中にいた看守たちは、いつでも戦闘態勢に入れるように、武器を手にして周囲を警戒していた。
その潜入していたエデンだが、現在………。
「や、ヤバイ!!に、逃げろォォォォ!!」
「あんな化物に、殺されたくねえ!!!」
「お、おおおお、俺には、よよよよ嫁がいんだよ!?あんな奴に殺されたくねえぇぇぇぇぇ!!!!!!」
エデン「( ゚д゚)ポカーン」
看守たちに見つかるや否や、どういう訳か勝手に看守から逃げていった。
エデン「なんで逃げるんだ?侵入者なのに、背にして逃げるって如何いう事?いやそれより、普通逃げるか?
ここの看守共って、意気地なしなのか?」
そんな疑問を抱えながら、エデンはリリカがいる部屋を探し回る。とは言え、看守たちが逃げるには理由があった。
エデンは無意識ながら、神々にすら恐れられるほどの邪悪さと殺意のオーラを纏っていたらしく、其れに当てられた看守たちは、一瞬にして恐怖やトラウマなどの精神攻撃を与えてしまい、あのようなことになった。
最も、エデンはそのことに気づくはずはない。今はリリカを見つける、それだけしか見てないからだ。
エデン「こっちでもない、か。こんな事なら、心眼の再習得すべきだったのか───────」
「動くn───────」
『ブシャァァァァァァ!!!!』
エデン「ッ!?」
後ろを振り返ると、何故か下半身だけの看守が現れ、そのまま倒れ込む。その奥には、何故か血糊が広がっていた。
エデン「いや何があった!?」
『注意:場合によっては死にます』
エデン「その説明は何!?ってか、誰に言ってんだ!?」
「そ、その声、ガルッチ!?」
エデンside
ん?今アズリエルの声が聞こえたような………。何処かの牢に入っているのか?でも、一体どこに………。
アズリエル「ここ!!ここだよ!!」
僕が居る牢の扉の隣からアズリエルの声が聞こえ、その扉の方に向かう。そこには、前まで出会っていたはずの姿ではなく、獣人。犬にも見えて、山羊のように見える姿。いや、それこそ本当の姿とも言える、アズリエルがいた。
って、其れはいいとして、なんとかしてこの扉を壊そう。
エデン「ちょっと下がってろ、今この扉をふっ飛ばす!!」
アズリエル「う、うん!!」
けど、なんで本来の姿になってるんだ?それとも、僕の想い込み?いやいや、考えてる暇はない。今は、この扉を壊す。
エデン「離れたか?念のため言っておくが、まっすぐ飛ぶ可能性もあるから、離れてかつ横にいて欲しい。じゃないと死ぬからね?」
アズリエル「わ、分かりました。」
横に行ったことを確認し、すぐさま腰を落とし、扉に向けて正拳突きを放つ。文字通り扉は吹っ飛び、それどころか壁を貫通させて何処かへ行ってしまった。
直ぐに僕はアズリエルがいる牢に入ると、ベットと思わしきところには、セリカがいた。
セリカ「な、何だ………。何が……?」
アズリエル「ガルッチさん!!来てくれたんですね!!」
エデン「アズリエル、セリカ………って、セリカ!?その怪我って!!」
セリカ「………見ての、通りだ。服を脱がしたと、思えば………、急にお腹を殴りつけられ、その次に何かの液体が入った注射を、この首に刺して注入された途端、快楽が───────」
エデン「ok言うな。その後は大方察せる。………リリカも?」
セリカ「………あっちも酷いものだった。まるでリリカを、肉便器扱いしてるかのように犯しまくり、私よりも濃そうな液体が入った注射を、何度も何度も………。」
エデン「薬漬けに輪姦、かよ。………本気で心を壊しに来てんじゃねえか………!!それより、そのリリカは何処に!?」
アズリエル「………それが、全く───────」
セリカ「恐らくだが、この牢獄の最深部のところに、いるはず………。ッ!!」
エデン「待ってろ、今治す。」
急いで『神々の財宝』を発動させ、全体回復+状態異常などのものを治せるエリクサーや包帯などが入った万全治療箱を取り出し、すぐさまセリカを治す。
勿論、アズリエルにも念には念を入れて治療してあげた。
*セリカとアズリエルが受けた傷などを治療させ、貴方はキボウで満たされた。
アズリエル「え?」
エデン「如何した?」
アズリエル「ガルッチさん?………今一瞬、貴方からソウルの気配が……。」
エデン「ソウル?」
アズリエル「でも、僕が感じた中で、今までにないソウルかも………。」
SOULって、Undertailの奴だっけ?確か、『決意』、『忍耐』、『勇気』、『誠実』、『不屈』、『親切』、『正義』の7つのソウルの?
ってか、今までにないソウルって……。
アズリエル「でも、何で?まだ花だった頃、ガルッチさんにはソウルの存在なんてなかったのに………。」
エデン「へ?アズリエル?それってどういう事?」
アズリエル「いい?本当なら、モンスターでも人間でも『ソウル』を持ってるはずなんだ。それは、転生者も同じ。でも、唯一君だけは、ソウルの存在が無かったんだ。」
エデン「( ゚д゚)ファッ!?」
セリカ「気付いてなかったのか………。」
エデン「け、けど、それはあくまで、まだ僕の肉体があっちだった頃だよね?」
アズリエル「ううん。最後に会った時の頃にも、今の君の身体には、ソウルを感じ取れなかったんだ。」
おいおい、マジで?どういうことだよ、それ?じゃあ今まで僕、ソウルなしでずっと戦ってきたって事!?
アズリエル「でも、何時からソウルが………?それに、傍にいるだけで、凄く安心するような………。」
何時からって…………?ってそういえば、なんか『*』←これっぽい奴がでて、その後の文字が出てたな。
んで最後の文字に『貴方はキボウで満たされた。』って………?
エデン「………ねぇ、アズリエル。どうやってソウルを見せれるの?」
アズリエル「ちょっと待ってね?『フラウィー』だったからこそ、出来たことだけど………。アズリエルの僕に、出来るかどうか………。えいっ!」
掛け声と共に、僕の胸の中から虹色のハートが現れた。
アズリエル「に、虹色!?」
エデン「おいおい、スルーしてたけど、僕のソウルの色が虹色って如何いう事!?」
アズリエル「僕が聞きたいよ!!こんなソウル、初めて見たよ!!」
セリカ「………なぁ、そのソウルってものから………、希望を感じるのだが。」
エデン「Σ(0w0 )ウェイ!?」
アズリエル「希望!?」
おいおいおいおいおい!?希望って、おい!?この虹色のソウル、『希望のソウル』ってこと!?どっちかっていうと、兄さんの方が似合うんじゃないの!?
アズリエル「って事は、彼奴が言っていた『絶望のソウル』ってものに対抗できるんじゃ………。」
エデン「絶望!?」
アズリエル「チラッと聞こえたんだけど、リリカやセリカを使って、『絶望のソウル』を作り出そうとしていたらしいんだ。」
エデン「じゃあ、あの強姦も───────」
セリカ「恐らく…………。」
エデン「…………アズリエル、セリカ。一緒にリリカを救いに行こう。」
アズリエル「ガルッチさん………。」
セリカ「…………いいのか?」
エデン「どの道、連れて行かせないといけないし、2人だって救いたいんだろ?」
アズリエル「救いたいさ!!リリカが苦しんでるだなんて、僕には耐えられないよ!!」
セリカ「それに、このままだとリリカの心が壊れる………。そんなこと、私がさせない!!」
エデン「なら急ごう、この牢獄の最深部なら、一気にショートカットした方がいい。どれだけ深いかは分からないけど、急ぐ必要があるしな。」
そうして部屋から出た途端、多くの看守たちが待ち構えていたが、どういう訳か僕を見て、逃げ帰って行ったり、何故か血飛沫を上げて死ぬ奴が居たりなど、どえらいことになった。
いや、だからなんでさ。
アズリエル「なんで看守たちが、君を見て逃げたり死んだりしてるの?」
エデン「僕が聞きたい。覇王色でも放ってるのか?」
セリカ「私からの視点だと、今お前が纏ってる物、相当ヤバいぞ?殺意と邪悪なオーラを出してるんだから………。」
エデン「マジで!?」
なんだそれ………。豪鬼かなにかなの!?ってか、其れなら何でアズリエルとセリカは平気なの!?
まぁそんなことは置いといて、すぐさま床を叩き壊しながら、最深部にある研究所と思わしき場所に到着する。
ー牢獄 最深部ー
すぐさま入り込むと、そこには…………。
「………邪魔をしに来たのか。あの方の為に作り出そうとしている、『絶望のソウル』を邪魔しようとするのか?」
研究員らしい白衣を着込む男性と、謎の液体が入ったカプセルの中で眠らされたリリカがいた。
けど、この研究員は、人間じゃないのは確信した。此奴が、此奴こそが……。
エデン「お前が、ザギとルシフェルを改造した来訪者って奴か………。」
「君のような勘のいいガキは嫌いだよ。」
エデン「俺にとっちゃ、貴様のような平然と兵器に変えるゲス野郎は殺してやりたい程嫌いだぜ?」
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